21. メッセンジャー(1999)
自転車のスピードにびっくり、無茶しよるなあと思う所が多々あったけど、おもしろさは抜群で痛快。昔の若大将も歳には勝てず支持する側に回るが、気持ちは若い者に負けてはいない。草彅君の「何も言ってないだろう」に思わず笑ってしまった。 [DVD(邦画)] 8点(2014-10-31 22:29:20) |
22. 妹の恋人
両親の死で心を病んだ妹と親代わりの兄、そこへ変な男サムが登場してとたんにおもしろくなる。ジョニー・デップは何でもできる役者だ。シザーハンズで病的な顔を見せたかと思うとここでは芸達者な奇人ぶりを発揮する。2組のカップルの幸せを祈りたい。ところでこの映画の主題曲 I'm Gonna Walk(500Miles)は、近く公開の「サンシャイン/歌声が響く街」でも登場する。 [DVD(字幕)] 7点(2014-10-25 22:06:02) |
23. ダメージ
最初英国高官に女性が近寄っていったとき、これは何か魂胆があるな、スパイものか陰謀かと思ったがまったく違っていた。というわけで、息子の婚約者とおかしな関係になるのがとても唐突に思えていた。だが不倫ものの官能ラブロマンスに馴染んでいくと、今度は結末が見えるだけに見続けるのが怖くなってきた。そして結末は・・・。何かよくありそうな題材なのにアンナの告白などあって凄く見応えがあって引き込まれた映画だった。チェロの響きが不安な心や空虚さを奏で音楽がとても効果的に感じられた。 [DVD(字幕)] 6点(2014-10-21 06:05:07) |
24. L.A.コンフィデンシャル
荒っぽい捜査でやたら銃をぶっ放す映画は私が最も嫌いとするところ、おもしろくなかったら代金はお返ししますの宣伝文句につられて見たのだがおもしろくなかった。役者は皆顔なじみだったが、役名が最後まで覚えきれなかった。 [DVD(字幕)] 2点(2014-10-18 21:30:34) |
25. ディープ・インパクト(1998)
彗星は太陽に近づいて初めて尾が伸びるのだが、この映画では最初から尾を引いているし、科学的でないことがたくさんありすぎるようだ。しかし単なるパニック映画でなく、さまざまな人間像を描いていて、同年の「アルマゲドン」よりはずいぶん良いと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2014-10-13 14:18:19) |
26. 愛のめぐりあい
雰囲気は感じられるものの、巨匠の表現したいものが何なのかよくわからなかった。美しい裸体だけが印象的だった。 [DVD(字幕)] 4点(2014-09-15 22:32:56) |
27. フル・モンティ
男のストリップに抵抗があってなかなか見ることができなかったし、今でもどうして観客がたくさん集まったのかもわからない。でも映画としては、「ブラス!」や「リトル・ダンサー」などのように英国労働者の生活感があってなかなか良い。 [DVD(字幕)] 7点(2014-08-07 06:14:38) |
28. プリティ・ウーマン
現代版マイ・フェア・レディかと思いつつ見ていたが、どうもそうではない。確かに主演のジュリア・ロバーツはどこからどう見ても美女だ。マイ・フェア・レディのヘプバーンのように泥臭いところから徐々に洗練されていくのと違い、リッチな男の金の力で飾られていくだけだ。これではお金持ちっていいなあで終わってしまいそう。だから二人のロマンスにはあまり共感できなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2014-08-05 19:14:25) |
29. グレン・グールド エクスタシス
伝記というよりもグレン・グールドの演奏に的をしぼったドキュメンタリー。60数分という短い尺ながら、いろいろな人のグールドへの賞賛や評が延々と続き単調さを感じる。よほどグールドファンでなければおもしろくないかもしれない。かくいう私もDVD鑑賞を中断していたのだが、「天才ピアニストの愛と孤独」(2009年作)を見てから改めて見直すことになったのだが・・・ [DVD(字幕)] 5点(2014-07-07 16:07:49) |
30. カストラート
映画自体はさほどおもしろいとは言えないが、カストラート歌手としてバロック時代に活躍したファリネッリの生涯を知る上で大変貴重な映画。大作曲家ヘンデルと反ヘンデル派とが競い合った時代背景も勉強になったし、何よりも歌声がすばらしかった。大詰めのヘンデルの歌劇「リナウド」のアリアを歌う場面は、去勢された過去とオーバーラップし大変印象深い。 [DVD(字幕)] 7点(2014-07-03 00:21:19) |
31. 理想の結婚
ケイト・ブランシェットはネームバリューとともに貫禄を感じさせるが、役者陣の中で妙味があるのはアーサーとチーヴリー夫人、これをルパート・エヴェレットとジュリアン・ムーアが好演している。元々舞台劇なので、台詞のひとつひとつに味わいがありおもしろい。ところで「理想の夫」を「理想の結婚」にしたのは男女平等の立場からなのだろうか。原作者オスカー・ワイルド役のキャストも登場し、劇「真面目が肝心」も見せてくれる。 [DVD(字幕)] 7点(2014-06-09 17:30:05) |
32. キカ
コメディのようでもあり、サスペンスのようでもあり、エロ映画のようでもある。強烈な色彩と奇妙な格好、変人が揃った変態映画、でもロマンスあるような・・・。奇妙なようでもおもしろい映画だ。これが後でペドロ・アルモドバルと知って大いに納得、さすがだ。 [DVD(字幕)] 6点(2014-05-15 20:28:37) |
33. おっぱいとお月さま
男の子とおっぱい、ファンタジックでほほえましくも思えるがちょっと品のなさも感じる。おなら男のせいもあるけど、幼い子どもが出てくる映画にしてはハッとするシーンがある。 [DVD(字幕)] 5点(2014-05-12 21:03:48) |
34. シンプル・プラン
元々は警察に届けないでほとぼりがさめるのを待つだけの単純な計画だったのに、偶然が重なり思わぬ方向へと進んでいく。殺さなくてもよかった人間まで殺してしまうことになり、最愛の兄までも・・・。よくありがちなストーリーにもかかわらず、しっかりとした構成と巧みな心理劇で良質のものになっている。冒頭の真っ白な雪と真っ黒なカラスも印象的。 [DVD(字幕)] 7点(2014-05-05 21:55:44)(良:1票) |
35. 美しき虜
ナチスの宣伝相ゲッベルスが出てくるで、ホロコースト面を持つ政治的戦争映画かと思ったらそうではない。映画好き女好きのとんだ食わせ物のゲッベルスである。戦時下にもかかわらずスペインとの共同製作映画にも力を入れたり、主演女優をわがものにしようたり・・・ ドタバタ喜劇の要素さえ見られる。しかしやっぱり見所はスペインが誇るペネロペ・クルス、ここでは歌い踊るロマ族の女性を演じてくれる。 [DVD(字幕)] 6点(2014-05-05 07:11:21) |
36. チャンス!(1996)
ペットボトルを持ってウーピー・ゴールドバーグが男性トイレに入ったシーンなどおもしろさ最高、彼女ならではの演技を見せる。でも・・・、でも・・・、決めてはオーラス、ダイアン・ウィーストが言った「私のパートナーが許しませんよ」という言葉、見事なまでの切り返し、決まったあ! [DVD(字幕)] 8点(2014-04-27 10:25:27) |
37. マイ・フレンド・メモリー
脳みそと足のチビデカ少年友情物語と髙をくくって見ていたのだけど、単なる友情ヒューマンドラマ以上だった。マックスがケビンから受けた影響は大きく、マックスの成長の物語になっているのが良い。終盤のまっさらな本や天国へ旅立ったケビン、謎の研究所(実は・・・)など感動するものばかりだった。 [DVD(字幕)] 8点(2014-03-08 22:33:40) |
38. 時雨の記
秋の美しい紅葉から冬そして春の桜と移りゆく情景がすばらしい。それに古都と寺院、藤原定家と時雨亭、日本の情緒もまた良い。そしてまた多江と壬生の恋も大人の愛を感じさせてくれる。この小説でしぐれ族ということばも流行したそうな。「堀川さんち、今日はお客さんですね」と景気のいい魚屋さんに思わず笑い。 [DVD(邦画)] 7点(2014-02-27 22:49:51) |
39. 宇宙で最も複雑怪奇な交尾の儀式
医学的というわけでなく、エロティックというほどでもなく、それでいてコメディたっぷりのロマンス? おもしろさの源は他の方々が言われているように、ナレーション、宇宙の果てから皮肉ったような語り口が絶品。 [ビデオ(字幕)] 7点(2014-02-01 18:38:52) |
40. 翼のない天使
「シスター、まだ走者がいます」と言って、ゴール前で手を広げ待っていたじじ、その愛情溢れる姿に思わず涙が出てしまった。主人公がとてもかわいいし、子どもらしい純真さと暖かさに満ちた良い映画だったと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-25 22:45:47)(良:1票) |