21. ナイトクローラー
《ネタバレ》 ギレンホールの顔が大好きだ。 一目でサイコパスとわかるそのぎょろっとした不気味な目、まさに適役。 ドニーダルコでも思ったがこの俳優の顔には何か不安な気持ちを持たせる造形をしている。 ポストトゥルース が流行語になっている今だからこそこの映画の内容は興味深い。 我々は事実を見ているのではなく、見たいものを自由に解釈し、それを事実としている。 それをテレビというメディアが助長しているのだ。 最後は不安な気持ちを抱きながらも、何だか成功したギレンと一緒に喜んでいる自分がいた。 それにしてもこんな人間が身の周りいたらたまったもんじゃない。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-09-19 22:08:10) |
22. 男たちの挽歌
マークがとにかくかっこいい。 最初から最後まで心地よく鑑賞できるアクションの名作。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-05-24 19:31:54) |
23. メッセージ
難解な作品。 誰かと鑑賞して、この作品の謎を話し合うというのが一番正しい鑑賞方法かもしれない。 なんだか一人で行っても最後モヤモヤが残り内容を十分に噛み砕くことができなかった。 またこれはscifiよりもヒューマンドラマよりかもしれない。 派手なシーンも少ない。かなり地味で忍耐を必要とする作品。 ちなみにソニー・ピクチャーズが公式のYouTubeチャンネルで町山智浩氏によるこの作品の解説動画を出しているので、どうにもこの作品を理解できない人はそちらの視聴をおすすめする。またこの作品に対して異なる見方ができて面白いかもしれない。 [映画館(字幕)] 7点(2017-05-24 19:22:53) |
24. フラガール
《ネタバレ》 「良い映画」でもその一言で完結してしまう作品だ。 不要な泣かせポイントが私にはイマイチはまらなかった。 蒼井優は相変わらず透き通った良い演技をする。 完全に私個人の願望だが、徳永えりの素朴ながら希望に満ち溢れた感じが好きだったので、 途中で「フラガール」を離脱せずに最後まで踊ってほしかった。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-05-01 22:52:41) |
25. オデッセイ(2015)
《ネタバレ》 最近同じ宇宙という題材で話題になったゼロ・グラビティとインターステラー に比べると少し見劣りする作品だった。 しかし、ロマンス要素を排除しただただ「サバイバル」という要素を抽出したのは非常に良かった。 ここでのレビューを拝見するまで知らなかったのだが、 この映画はNASA全面協力の下撮影されているらしい。 NASAという機関がやたらと格好良く描写されていたのにも納得。 [映画館(字幕)] 7点(2016-02-11 00:46:14) |
26. ディア・ハンター
《ネタバレ》 非常に荒削りな映画。 鹿狩を終えバーで祝杯を上げてると思ったら、何の予告もなくベトナムの戦場に移った時には少し驚いた。 私自身はこのような唐突な「シーン」の入れ替わりを荒削りな編集として感じてしまった。 そもそもこの作品は見せたいものが多すぎる。 それにしてもこの頃のロバート・デ・ニーロの演技は神がかっている。 案外一番好きだったのは結婚式で泥酔したデ・ニーロが急に服を脱ぎながら走りだし、追いついたニックに"I must be crazy"と告げる微笑ましい一幕だ。 どうしてもこの辺りの5人の交流のシーンを長く感じてしまうが、最初の1時間があったからこそ生きる作品だったのは間違いない。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-25 14:24:44) |
27. 風立ちぬ(2013)
菜穂子と再会するまでの時間が少々長く中だるみ感は否めませんが、最近のジブリ作品の中では間違いなく当たりだと思います。物語に内容は少ないですが、映像が綺麗で飛行機がとにかく事細やかに描かれており感動しました。 [映画館(邦画)] 7点(2013-07-31 20:17:59)(良:1票) |
28. スター・ウォーズ/最後のジェダイ
不満点は他のレビューワーの方々が散々記述しているから、 改めて書く必要もなさそうだ。 スターウォーズシリーズに思い入れが多い鑑賞者ほどこの作品に反発しそう。 エンターティメント作品としては十分に楽しめる作品だったが、 なんだかスターウォーズエピソードの一つとしては認めたくない。 個人的に一番の不満点は前作のルークとレイが最後邂逅する場面を超える シーンが本作にはなかったことだろうか。 個人的には前作の方が断然好きだ。 [3D(字幕)] 6点(2017-12-30 17:35:02) |
29. 三度目の殺人
《ネタバレ》 難解、あまりにも難解だ。 鑑賞後解説サイトを読んでなんとなく理解したが、 納得はいかない。結局この映画は何を伝えようとしたんだろう。 法廷の腐敗? 聖書的神話? それともただのサスペンス? 鑑賞者に委ねる作品、 それもいいけどなんだか焦点が定まっていない感じがした 。 蛇足だがこの監督のタイトルのネーミングセンスは相変わらず飛び抜けてる。 [映画館(邦画)] 6点(2017-09-19 22:18:52) |
30. チャップリンの独裁者
《ネタバレ》 天邪鬼になるつもりはないのだが、どうにもこの作品の良さが分からなかった。 1940年にこれが制作されたという点には感心するが、 作品としての優れた点が私には見つけることが出来なかった。 最後のスピーチはどんなに正しい志向を持った人間でも独裁者になり得るというアイロニーなのでしょうか。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-24 19:28:21) |
31. 春との旅
なんだか全てが不自然な作品だった。 特に会話の中でモノローグの様にずっと一人で喋り続ける場面が目立った。 一環としたテーマもいまいち見えてこなかった。 それでも素晴らしい構図や情景が多数あった。 なんとなく鑑賞するには丁度いい作品かもしれない。 [インターネット(字幕)] 6点(2017-05-03 19:28:48) |
32. 渇き。(2014)
原作は未読、「告白」と同じ映画監督だから面白いだろう という軽い気持ちで鑑賞。 予想以上に バイオレントでダーティーな作品。 一言で言うならば「狂ってる」。 ポップな雰囲気に反して内容は果てしなくヘビー。 クラブのシーンから察するに、独特な雰囲気にかなりの趣を置いている。 ほかのレビューでも述べられているが、これ以上に人を選ぶ作品は近年あまりない。決して安易に他人に進められるような映画ではない。 [映画館(邦画)] 6点(2014-07-01 00:42:58) |
33. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
《ネタバレ》 ストーリは至極ベタ。しかし、景色を交えた映像が美しくセリフもそれなりに胸にしみる。なんといってもマット・デイモンの演技が素晴らしい。最後に泣き崩れながら誰ともなしに懺悔する場面にはこころを打たれた。 一番残念だったのはヒロインが全く魅力的じゃない所、容姿だけでなくその雰囲気に一切の知性と上品さを感じ取れなかった。そのためか、最後に主人公が彼女を追いかけるという選択をしたところに全く感動出来ず、憤りすら感じてしまった。 [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 6点(2013-11-21 14:10:34) |
34. 鑑定士と顔のない依頼人
《ネタバレ》 やはりこういう映画は何も知らずにして鑑賞するのが一番だ。 多少の前知識があったので全ての展開に陳腐さを感じてしまった。 なんだか印象的なシーンに乏しいし、トリックも特に突出していない。 この類の作品にしては珍しくもう一度鑑賞してみたいと思えなかった。 純粋な娯楽作品として鑑賞するのには良いかもしれない [インターネット(字幕)] 5点(2017-05-03 22:52:12) |
35. 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語
《ネタバレ》 他のアニメとはあまりゆかりのない私でしたが、全12話と短いこともあり3ヶ月ほど前にまどか☆マギカシリーズを全て観覧。あまりにも予想外の展開とその独特の世界観に引きこまれあっという間にファンに。丁度 新作の映画も上映されるということで映画館まで足を運んでみた。 これまでのTVシリーズのコンセプトとの大きな違いに戸惑いを隠せず。この世界に至るまでの説明が不足し過ぎていて、全体像が全く把握出来ない。時間に限りがあるためなのか(前のレビューにもある通り)会話の中でそれを説明しようとするため、至極つまらない。 元来まどか☆マギカはその単純なストーリにショックバリューを挿入するところが売りだったのに、なぜこんな作品に仕上げたのか 狙いが全くもって理解出来ない。期待が大きかっただけにかなり失望してしまいました。 [映画館(邦画)] 3点(2013-11-20 17:20:25) |