4101. 親切なクムジャさん
内容以前に、時系列も描写視点もぶれまくる乱雑な構成についていけませんでした。あんな表面上のテクニックだけに走ったような作り方をしていたら、復讐者の悲哀や孤独なんてまったく表現できないでしょうに。イ・ヨンエのごてごてメイクも、結局はインパクトを狙っただけで特段の効果はありませんでした。 [DVD(字幕)] 3点(2008-03-28 03:37:15) |
4102. キャットウーマン
《ネタバレ》 最大の致命傷は、肝心のキャットウーマンのアクションがちっとも格好良くないという点。猫の動きを取り入れたアクションと、猫の真似そのまんまというのとでは全然違うよ。その他の部分も工夫なさすぎで、例えば、この種の主人公が警察に疑われて逮捕されて留置場行きというごくごく一般人的なピンチを迎えるなんて、センスがありません。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2008-02-19 02:36:50)(良:1票) |
4103. テイラー・オブ・パナマ
ピアースがパナマに行く理由や職務内容もよく分からないし、何でラッシュとくっつくのかもよく分からない。とても都合良すぎな展開なのですが、その後の展開はもっと都合良すぎなので驚きます。本来はばりばりのコメディになるべき作品と思うのですが、ラッシュの重たい真面目な雰囲気もそれを削いでいます。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2008-02-02 03:20:54) |
4104. 悪魔が来りて笛を吹く(1979)
《ネタバレ》 原作は横溝正史で一番好きな作品なのですが、もうこれは、全然、駄目。まず何より、椿邸のあの妙に明るい雰囲気は何なの。一般人なら足を踏み入れただけで違和感がじわじわと迫る陰惨な雰囲気がたれこめているのが椿家では?それに、原作では犯人以外のいろんな人がミスリードとして機能しているわけですが、その辺が全然なくて、真犯人があからさまに怪しいのが途中でまるわかり。椿夫人が犯人に気づく一番の見せ場もなければ(当然、その再現場面もない)、あろうことか、曲そのものにこめられたトリックも全カット。事件の鍵となる一番の男女関係は途中でそのまんまばらしちゃってる。というわけで、制作者はいったい原作のどこを読んでいたのか不思議、というか、端的に言うと、何から何まで駄目です。斉藤とも子がぎゃーぎゃーうるさいのにも参りました。そんな中でも確実な演技で仕事をきちんと行った二木てるみに3点。 [地上波(邦画)] 3点(2008-01-24 03:51:06) |
4105. いつか誰かが殺される
《ネタバレ》 冒頭の、いかにもなお屋敷でなされる変な人たちばかりの大家族の食事会は、ミステリーの基本という感じで大いに期待させるのですが、終わってみたら全然本筋と関係ないじゃん!いや、これはもうほとんど詐欺のレベルです。それ以外でも、父のさりげない失踪とか、キーアイテムのディスクとか、謎の要素はそれなりに撒いているのに、後半はその処理を全部捨て去ってC級ラブロマンスに走っちゃってます。参りました。渡辺典子が"Summertime"を歌うシーンはなかなか格好良くて意外な見所だったので、点数はそこに対して。 [DVD(邦画)] 3点(2008-01-08 01:41:11) |
4106. バンジージャンプする
《ネタバレ》 ビョンホンとウンジュが出ているという付加価値がなかったら、どうしようもなくなっちゃっていたのではないでしょうか。前半は平々凡々な内容でまったく食い足りないし、肝心の後半は、担任している男子高校生が彼女の生まれ変わりという超強引な設定をしているのであれば、もっと前半とのリンク率を高めるなり対象男子の描写を深めるなりして、観衆にとっても生まれ変わり説を確信させる程度の強力な工夫をしないとダメです。あと、邦題もやる気が感じられません。 [DVD(字幕)] 3点(2008-01-05 02:52:38) |
4107. ナショナル・トレジャー
最初の課題設定が回りくどすぎ+わざとらしすぎで、その時点で楽しもうという気が失せます。途中の処理も、都合の良い部分はやたら都合が良かったり、あえて都会の名所巡りをしてみせるのがミエミエだったりで、興醒めしまくりでした。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2007-12-26 01:39:03) |
4108. ジョー、満月の島へ行く
本題に入るまでがやたら長いし、テンポも悪い。しかも、結局何が言いたい話だったのかさっぱり分からない。いろんなところで手抜きが見えてしまう作品です。 [DVD(字幕)] 3点(2007-12-23 23:11:25) |
4109. パンチドランク・ラブ
《ネタバレ》 アダム・サンドラーなのにここまで暗い作品だったとは・・・。いつまでたっても幸せなロマンスになっていかないので、びっくりしました。ほとんどは主人公のああだこうだの日常を描いているだけなのですが、別に面白くはありません。95分がとてつもなく長く感じました。 [DVD(字幕)] 3点(2007-11-30 02:02:54) |
4110. ブラッド・ワーク
いちいち関係者ごとに状況や推理の過程を説明してくれる懇切丁寧な脚本に脱力。もっと黙って地道に捜査できないのでしょうか。観客はそれでもきちんと分かります。私的な部分でのヒロインや周辺人物とのやりとりも平凡極まりない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-11-22 05:03:09) |
4111. ポワゾン
《ネタバレ》 ラストはまあまあだとしても、それに至るまでがあまりにも陳腐で退屈すぎ。騙される過程、その後の追及の過程があまりにも平凡なので、着地点でどう工夫しようと、裏返される快感がありません。もっと伏線の張りようなどあったのでは? [DVD(字幕)] 3点(2007-11-10 21:48:04) |
4112. リトル・チルドレン
身近な家族・隣人・不倫関係を対象としたドラマであり、主演がケイト・ウィンスレットとなれば否応でも期待が高まるところなのですが、はっきりいってまったくの期待はずれでした。とにかく、最初から最後まで、杜撰なシーン設定と陳腐な台詞のやりとりが続いており、それだけでも十分に苦痛なのですが、輪をかけて最悪なのが、各登場人物の心理状態をいちいち丁寧に説明してくれるナレーション(しかも第三者の声)で、何でそんなものを入れたのかまったく不明。ジェニファー・コネリーも、ストーリー上いてもいなくてもまったく影響しないような感じで、何でわざわざ投入したのか不明。以上、ウィンスレットをはじめとする俳優陣の無駄遣い(無意味な脱がせ方も含む)という点において、糾弾されるべき作品です。 [映画館(字幕)] 3点(2007-09-23 23:34:55) |
4113. ショウタイム
デニーロもマーフィも手を抜きまくりの演技で、テンションの高さを全然感じない。せっかくのカメラの後追いという設定も、本当にただついて行っているだけで、特段意味のある絡みがあるわけでもなく、登場人物にとってと同様、見る側にとっても邪魔になっているだけ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-09-04 03:44:17) |
4114. 雨鱒の川
《ネタバレ》 少年時代の部分は、子役の演技力のなさに目をつぶれば、まあまあ見られる範囲内なのです。ところが、肝心の現在部分が、「なぜそこで君はそうするか?」「え?この関連はここで終わり?」の連発で、見るに堪えません。クライマックスであるはずの川辺の部分なんて、ほとんど崩壊しかかっています(しかもそこで閉幕とは・・・)。都会でめぐりあう同級生も、一体何のために出てきたのか分かりませんでした。いつの間にかお祖母ちゃん役をやるようになってしまった(!)星由里子に3点。在りし日の荒木道子のような雰囲気でした。 [DVD(邦画)] 3点(2007-08-26 21:29:14) |
4115. ジョイ・ラック・クラブ
《ネタバレ》 それぞれの母親の方は、ひたすらじめじめした不幸話ばかりを聞かされて気が滅入るだけだし、娘たちの方は、「男を見る目がないんじゃない?」の一言で済んでしまうようなしょうもない話ばかりだった(このタイトルのJoy Luckって、Joy Lackの誤りじゃないかと思うくらい)。しかも、それらを集めて結局何が言いたいのかも分かりません。ナレーションの使いすぎも含めて、設定先にありきで頭だけで考えてできてしまったような作品。 [DVD(字幕)] 3点(2007-06-10 02:28:58) |
4116. デッド・カーム/戦慄の航海
《ネタバレ》 もう、突っ込みどころがありすぎてどうしようもないんですが、一番笑ってしまったのは、せっかくニコールが海に投げた鍵をわざわざ取りに行っちゃう犬君。普通、こういうときはペットの動物は何かと活躍するんですが、ここまで分かりやすく足を引っ張る動物も珍しい。オマケに最後はあれだし・・・。ハリウッド・デビューしたての若々しいニコールに3点。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2007-05-21 23:37:17) |
4117. ロッキー4/炎の友情
《ネタバレ》 当時のテレビの予告CMで見てたドラゴは、めちゃくちゃ怖かったんです。ソ連にはこんな無表情筋肉殺人マシーンがその辺にごろごろいるんだと思ってました。なんですけど、作品としては、何でそこにいるのか分からないロボットが再三出てきたり、JBの歌がやたら長かったりで、スリリングさは全然ありません。何より、ドラゴが訓練中に辛そうな顔を見せるのがいかん。殺人マシーンたるもの、あれくらいは涼しい顔で平然とやってくれなくちゃ。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-04-24 21:44:34)(笑:1票) |
4118. 理由(1995)
《ネタバレ》 前半があまりにも分かりやすすぎで、オチが読めまくってしまいます。全体の作りもかなり安直で、刑事訴訟手続をなめてるとしか思えないような感じです。しかし、そんな中でも、当時11歳のスカーレット・ヨハンソンの光り輝く気品ある可愛さには驚きます。彼女に3点。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2007-04-13 23:38:13) |
4119. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
素朴な疑問ですが、このシリーズって、どれもこれもどうしてこんなに尺が長いんでしょうね?一つ一つのシーンが無意味に長く、テンポも悪いし、何が表現したいのかも分からなくなっています。私にとっては、スネイプ先生の変な渋さくらいしか見所がありませんでした。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2007-04-07 22:30:14) |
4120. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
タイトルからして、華麗に空を駆け回る爽快なスカイ・アクションを勝手に想像していたので、あまりにも汚い画質にがっかり。途中で気分が悪くなりそうでした。主人公2人のやりとりも、どこかで聞いたようなものばかりで、わざわざこの2人を投入する意味がまったくありません。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2007-04-03 03:28:38) |