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アルメイダさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 604
性別 女性
ホームページ http://www.geocities.jp/suminoe_kagaya/
自己紹介 2004年から映画専門サイトをたちあげました。
ジャンルはSFが主ですが、サスペンスも大好きです。
リバーランズスルーイットや、ショーシャンクの空に
のようなヒューマンものから、未知との遭遇やバックトゥ
ザフューチャーなどのアンブリンもの。
十二人の怒れる男やパルプフィクションなどの脚本もの・・
自分が良いと思った映画が合う映画で、見る人の数だけ
思いも変わると思います。その中で、共感できる人が
多ければ売れるのでしょうね。
たまに<これだけ映画を見てるんだから万人受けは・・>
と、マニアックな映画にも手をつけますが、
できの良い映画や単館ものなど多趣味なジャンルに疲れ、
子供時代に帰ってるみたいです・・
それらは映画館で見た映画本来の娯楽作だった・・

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441.  バロン 《ネタバレ》 
変な毒があるんですよ。  しかもそれは社会批判とかたいそうなものでもなく、  お国柄といえば簡単ですがちょっと理解しづらい。  ここらがキューブリックやティム・バートンとはまた違う不理解不思議さ。  ちなみにこの3人の中では私はギリアムが一番好きなのです。  たぶんこの3監督の中では一番知名度が低いんだろうなぁ・・  理解できない世界観なのですがそれは私もわかりません。  バロン男爵の夢のお話なのですが舞台で現実に戻るパートとでは仲間は彼を知らない。  お話の中のパートでは仲間はバロンと大冒険をするのです。  このての現実と空想の使い分けにしてはわかりやすかったです。  最近の作品で例えれば「ビッグフィッシュ」を思い出しましたが、  このバロンは全く感動作系ではありませんので念のため。  昔の作品では「ラマンチャの男」を思い出しましたが、  バロンはそこまで高尚な作品でもありません(爆)  ですがまあ、世界観は一番ドン・キホーテには近いでしょう。  お供の中で一番気に入ったのが、足が速すぎる男です。  ピストルの弾より速いのですが・・  実はギリアムのブリティッシュギャグがわからずあっけにとられてたのに、  この走る男の役は大変おかしく笑えました。  この監督・・昔の、レイ・ハリーハウゼンの特撮映画をリメイクすればいいんだなぁ。  神話が好きなんだなぁとどの作品を観ても思うのですが・・  ひょっとして根は真面目な人なのかもしれませんね。  バロンはあまりにもまとまりがつかず真剣に観てると疲れます。  というか普通に見ててもついてゆきかねる・・  たいそうお金がかかっててカメラワークや演出もよいのだから、  どれか絞ってギャグ以外でも魅せられるようにすればよかったと思う。  久しぶりにこの監督の作品を観て思ったこと。  どの作品にも馬が(白馬が多いと)登場するのはなんでだろうか??  メルブルックスのコメディ映画を思い出しました。  この手の作品が好きな人はレンタル屋で探してみてね。  
[DVD(字幕)] 5点(2005-10-09 15:15:39)
442.  スパルタカス(1960) 《ネタバレ》 
これはもう趣味の問題かなぁ・・  私は歴史映画が好きで特にローマ帝国時代は気に入っているのですが、  先に「聖衣」「ディミトリアスと騎士」を観ているのでついてゆけると思っていたのですが、  合わない映画のひとつになりました。  剣闘士ものは他に人気の「グラデュエーター」もありますが苦手なので未見。  どうやらこういった体育会的な歴史ものは「ベン・ハー」までです。  キューブリックが監督したことを認めたくないというキューブリックらしくない映画で有名。  それでも違和感ある色使いなどはキューブリック的なのですが、  キューブリックらしい仕事はあまり見えません。  音楽の遊びがないし物語りはいたってストレート。  ラストが思わせぶりな十字刑というのも真面目です。  聖書モノや歴史スペクタルに慣れてくるとキューブリックのような異才な人には、  旧約聖書の「十戒」のような世界を期待したり、シニカルなコメディを見たくなる。  他と違う世界の監督さんですから・・  いや、この作品の出来は賞を取っているようにいいんです。  でも後半の戦い(戦いの前の布陣)とか以外はオーソドックスな大作。  ちょっとドライというか客観的に描かれているのか眠気が襲い・・  作品中実は3回も寝てしまいました(爆)  全部観終えるのに苦労しました・・やかましい音楽や描写もほしかった。  でも題材が濃いので演出がおとなしめでまだよかったかなぁ・・ それとこの時代の架空の人物はやはり観ていて入り込めないです。  「ディミトリアスと騎士」しかり「キングダム・オブ・ヘブン」しかり・・  わかりやすくするにはシリアスに長くなるのですよね。 
[DVD(字幕)] 5点(2005-10-09 15:11:46)
443.  エクソシスト ビギニング 《ネタバレ》 
なかなか借りれなくて期待したわりには怖くなかったです。  大きな理由はやっぱり・・メリン神父が私のイメージと違うということですね。  どうも明るく健康的に見えて太ったアメリカのパパみたいな・・  がんばれベアーズに出てそうな感じで元の1のメリン神父と違う・・  同じ俳優を使うことはまず無理ですが、  もうちょっとやせて背の高い紳士のような記憶があるのです。  除霊シーンも1、2、3と比べても怖くないしまず品も感じられず。  あと演出というかカメラが28日後や最近のゾンビシリーズにあるような、  サブリミナル&ズームの多用で見ていて飽きがきました。  音が大きいのでまずそれに慣れるとシーンは予想され怖くないのです。  アイディアはまあよかったですね。  弱みに付け込む悪魔はシリーズ定番で今回も変わらず、  今回はナチスの残虐シーンのトラウマですが昔の歴史モノにあるパターンです。  墓のアイディアならクリムゾンリバーのほうが面白かった。  よかったのはやはり私が好きなインディジョーンズに後半になるところ(爆)  あとから建てられた教会の謎、ここらはなんか既存の宗教映画が入っていますね。  観ていてなんとなく作られた変な教会の世界に入れたのも、  イスラム、キリスト、ユダヤと宗教映画を見てきたおかげかも(爆)  ホラー映画を楽しむために今のところ宗教映画を観てる私(おろかな奴)  手首に数字の刺青や、あとから建てられた教会には逆さイエスとか、  まあ考えれば色々想像できるのですが一貫性もなく、  この作品にはさほど意味はないんだと思いました。  それでも楽しめたのはやはり元のエクソシストがよかったから。  このシリーズで神父は何人死んだのでしょうか??  この4は1の前の話なんですよね。  まるでホラー界のSWではないでしょうか(苦笑)  死霊のはらわたはホラー界のバック・トゥ・ザ・フューチャーで・・  エクソシスト2は脚本的に邪道ですからまとめてみると、  この4が1の謎だから一番古いお話で、  4でメリンの過去の話で、1で少女に辿りつきメリンを呼び出した悪魔。  3で犠牲になったメリンはもう出せないからカラス神父を生かすと。  復活させて最後の対決をさせる最終章となるのです。  順番としては、4、1、3です。  なのでこの作品の最大のテーマは1の謎解きです。  
[DVD(字幕)] 5点(2005-09-23 13:00:22)
444.  ファイナル・カウントダウン 《ネタバレ》 
設定が面白くてまあまあ楽しめたんですが、  まるで軍オタ映画のようになってしまい肝心のなにかが欠けていた。  かなりもったいない映画で、リメイクの必然性があります。  っていうかリメイクしてください~!!こういうの無条件でスピルバーグが得意でしょう?  1941のようにしろとは言わないが(あれは長すぎなコメディ)  あれだけ戦闘機を撮るのがうまいんだから撮ってほしい・・  リメイクするとしたら俳優はマイケル・ダグラス&チャーリー・シーン(爆)    さてこの作品はまるで軍の宣伝映画でも見ている錯覚を覚えるほど、  戦闘機や空母のシーンがこれでもかと丁寧に時間を割いて映されます。  最初は「おお・・」と感心していたのですがあまりにひつこいので飽きてきて、  なんかストーリーとあまり関係ないくらい入れてるよなぁ・・と。  戦闘機や空母が好きな方は必見する価値はあります(爆)  あまりにひつこくも美しい戦闘機の飛んでるお姿(もっと多いんですが)  設定が1980年のものですよ。  ・・「戦国自衛隊」という角川映画、出来は悪かったけれども、  私は自衛隊のあり方や人間ドラマも描けていて気に入っていました。  この作品にはそのなにかが足りないと思います。  もちろんハリウッド映画ですから出来は数段いいんですが・・  何かとはなんなのか・・それもわからない娯楽作。  惜しいですねぇ。アイディアがよいだけに。  やはり日本人の目で観るからなのかなぁ・・  あの日本人の描き方はひどいなぁ。ディアフタートゥモロー以上ですよ。  さらにこの時代の1941年度版の日本軍の戦闘機が登場。  こ、この差は一体・・  未来から来た設定の1980年のアメリカ戦闘機は別として、  アメリカの1941年の戦闘機も登場させろ~不公平だと思いました(笑)  いや、登場などさせたらば話しが変になるのですが・・  でもアメリカの戦闘機のひつこいくらいの映像とこの日本軍の戦闘機・・(哀)  ちなみに軍ものには詳しくないので日本の戦闘機の名前は知らないですよ~  
[DVD(字幕)] 5点(2005-09-23 12:45:02)
445.  ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間 《ネタバレ》 
今回の「ツインピークス劇場版」は正解です。 なんともいえない怪しい重苦しさがある世界と、 そこがなぜか心地よいとさえ感じる演出は最近ホラー慣れしたせいかも。 ローラ・パーマーがどういう人かもわかったし彼女の家庭やおおまかな謎は楽しめた。 これでテレビ版を遅まきながら見ることが出来ます。 当時はかなりはやったそうで海外ツアーなどもあったそうですね。 興味がなかったのでなんのことやらわからなかったし、 カイルがそれで有名になったからといってもリンチ監督の世界が当時は理解できず。 砂の惑星がまあまあよかったのと(個人的にはストレイトストーリーはイマイチ) 普通のホラーサスペンスはもう見飽きたので違う手法のが観たくなったこと。 そう、精神にくるようなホラーで、それでいて刑事が出てきたりとかサスペンスタッチの、 まさに今さらなんですが観たくなったんですよね~ あと、死体や殺しのシーンに品というのはおかしいけど美がほしいのも。 内容はまたテレビドラマを1本づつ借りてから紹介しますが、 映像&演出は私は好きかも知れないです。 キューブリックの世界が苦手なほうなんですが、 もしかしたらリンチは合うかもしれません。 なぜならキューブリックの製作者だけわかる想像美より、 リンチの捲るように丁寧な想像美のほうがわかりやすいかもしれない。 これもまだ全作見たわけではありませんが・・ そのまんま切り取って飾りたいくらい粋な場面がある。 アングルも極端で写真的な映像美です。 まあホラー好きの私はカメラワークが自分に合うかどうかが問題ですから。 この作品はテレビ版を見た人なら面白くないかもしれない、 ダイジェストみたいなものですが私は興味を持てました。 サム・ライミが動くカメラワークならリンチは動きを止めるカメラワーク。 スピルバーグは?動きを予想させるカメラワークですかね。 音楽は砂の惑星っぽいどこか湿った陰湿ホラーっぽい(爆) なかなか怖そうなので音を大きくして観ましたよ。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-23 12:42:48)
446.  コクーン2/遥かなる地球 《ネタバレ》 
この作品の後半は反則です!  途中まで観ててもう同じパターンなので飽きたところに、  あの首筋のハートのあざの女性・・  こういうのには弱いんだなぁ・・  「どこかで会った?」この世界観は筒井康隆の時をかける少女。  そして延々とタイトルロールでスタッフの字の背景で流れる、  1からの思い出シーンのダイジェスト・・  聞くだけで感動し癒されるジェームズ・ホーナー(ジョン・ウィリアムスSF版か)  ここらはそれまでのつまらなさを忘れ良い映画だったと錯覚させます。  1とテーマ自体は似ているのですが、  私が勝手に期待していた、宇宙から地球人を助けるため帰還したか、  残った意固地な妻に先立たれた老人が助けに行くと勝手に思っていました。  でもただ・・繭(コクーン)救出の目的だったのですね。  SFXも前回よりパワーアップした宇宙人が見られるんですが、  光に包まれた人間型の美しい宇宙人はやはり苦手。  今回はどちらかといえば前回よりもいっそう話が「E.T.」になっております。  老いと命がテーマなのは成功していますが、  やはり1には及びませんでした。  ばあちゃんはプリティウーマンになってショッピングにパーティに大忙しだし。  残された孫に会うじいちゃん、この孫の少年はかわいい。 
[DVD(字幕)] 5点(2005-09-11 11:45:26)
447.  エクソシスト3(1990) 《ネタバレ》 
全く惜しい作品ですよこれは・・  ホラー慣れしている私は期待もあり「来るなら来てみろ~!?」みたいにかまえていましたが、  正直怖いシーンがあったのです。それも異様な怖さです。  刑事の夢のシーンですが・・未知との遭遇かと思いましたよ(苦笑)  天国行きの列車って・・しかも列車なのに空港時刻表みたいなのが現れて(字幕間違いですね!)  おかしいよ字幕・・死んだ人が笑顔でうろうろしてるんですよ・・シュールな怖さでした。  しかも次に死ぬ予定の人がそこにいてるし・・  脚本家が監督してただけあってこういうわけがわからない世界は逆にわかりやすい。  普通のホラーではなく変な世界を描いていますので貴重かもしれません。  カメラワークが凝りに凝っていてわけのわからないような演出も多いのですが、  言いたいことはすごくそれでもわかるのです。  でもそれを説明するとなると難しいですねぇ・・  別作品の2のほうがわかりやすく上手に解釈しておいしい1の除霊シーンに繋げていたし。  これはカラス神父の救済のドラマと取るしかないでしょう。  ラストにはあえて触れませんが、この原作者である監督は実はカラスこそ主役だと。  1でもそうでした。少女の過激な演出がうけてヒットしたのですが本当の主役はカラスです。  私は2で全くカラスが使われず(カラスという名が登場しないのだから)  この3のビデオパッケージを見てカラス登場に見たくなったのです。  死んだはずのカラスが登場すること自体ストーリーが読めるのですが、  作者が本当に1から伝えたかったことがなんなのかがわかりすぎるくらいわかる。  わかるからカラスの優しかったところや弱さを出してほしかった。  この描き方では言いたいことは伝わっても映像が悪魔の復讐ばかりじゃあないですか。  それも人間の弱さにつけ込む悪魔のいやらしさを、  またカラスを使ってしかも病院の精神病棟(母が精神的に死んだ原因の)とは、  あまりにも伝えたかったことの真意が1にも増して悪い。  その不快感があまり伝わらず演出が派手なので怖さ優先で作られている。  私が求めているのは映像的な怖さよりも心の怖さの演出です。  それがかなり減点かなぁ・・  でもそのはがゆさがよくわかるので保存版にしておきます。  次回は監督ではなく面白い脚本をまた書いてほしいですね。 
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-11 11:33:45)
448.  わらの犬(1971) 《ネタバレ》 
ペキンパー作品の第1鑑賞にこの作品を選んでしまったからか、  実に暗いシリアスな映画でした・・  こちらは題どおり戦争映画です。  同じ暗いバイオレンス映画ならば背景が明確なジャンルにしたかったなぁ。  憎しみの背景が戦争や差別なら共感できなくてもわかるものってあるのですが、  これは非暴力主義者のD・ホフマンなのです。  見ていていらいらするくらいの平和主義なのです。  このことなかれ主義なホフマンが「パニックルーム」と化した後半、  我慢の限界がブチ切れ報復してゆくのですが・・  陶酔さえ浮かべるエンディングに後味はよくはありません。  でもやつらはやっつけたじゃあないか!  という問題でもないというのがこの映画の言いたいことなんですが、  最初は報復もアクションが派手で面白かったのですが、  ちょっと長すぎる気がしないでもありません。  「二十日鼠と人間」のように1発でケリをつけて後味の悪さに考え込む映画もあります。  ここまでアクション過多にするともうほとんど戦争です。  わが家が戦場と化した疑似体験をし帰る場所をなくしてしまったのです。  普通のひとが本能に目覚めるさまは「ファイトクラブ」のほうがわかりやすい。  「時計じかけのオレンジ」も同じです。  ひとはどこまでひとになれるのか、「タクシードライバー」にも似ています。  田舎が舞台で真面目すぎる主人公が迫害を受けるということで、  「アラバマ物語」にも似ていますが・・(私はわらの犬のほうがいい)  ねちねちと進んでゆくホフマン夫婦迫害の手は、  最期で一気に爆発して報復して後味の悪さが味わえる・・  と思って観ていたのですがなんかあっさりしちゃった。  どうして「天国と地獄」のような後味の悪さがなかったのか。  まああそこまで後味が悪い映画ではなかったことが救い(天国と地獄は最高ですが)  ここまでやるかぁ~というバイオレンス過多は、  タランティーノの描写が軽く思えるような重さはありました。  後半はパニックホラーが終わったあとみたいな感じで・・  少し傾いた構図、スローモーション、止まるくらいゆっくりしたフラッシュバック、  スピード感あるアクション・・とまあ、私的にはデ・パルマやジョン・ウーに近いと思う。    
[DVD(字幕)] 5点(2005-09-11 11:27:40)
449.  めまい(1958) 《ネタバレ》 
実はこの作品のトリックが観ている最中にわかってしまい、  興味はラストへの展開のみとなってしまいました。  恋愛ものとしては全く私の苦手なメロドラマであり、  自殺未遂やよく似た女が現れる不倫などもう、  一昔前の日本の恋愛映画(見たことはないから言えませんが)  これに戦争でも絡めば苦手な「ドクトルジバゴ」になるでしょう・・  前半の幻想シーンのようなロマンス・・  キューブリックの方がここらはうまいんじゃないかと思う。  飛び落ちた瞬間、「嘘や」それはこの女じゃないと思いました。  ああ、もっと鈍感ならこの作品も楽しめたのに・・  妻に会えと頼むあたりから怪しいと思っていた夫の刑事は、  やはりそれからあまり出てきません。  塔にまるで誘い込むように逃げる妻。  お葬式までしたのだから妻は死んだことになります。  これで夫の刑事は主人公に殺人こそさせてはいないけれども、  妻を殺すことに成功したのです。  まあ私の読み違いといえば妻が誤って落ちたという解釈。  本当は殺されたんですが・・  手品のトリックですね。  しばらくしてまだ忘れられないでいる主人公の前に、  捜し求めた刑事の亡き妻そっくりの女性が現れた。  ここですりかわり殺人とわかりました。  もうそこからは粘着質の主人公が変に哀れであり、  観ているこちらはわかっているからさっさと消えればいいのにと思う。  メロドラマによくある許されない両思いのようでしかも本格的。  男のことを本当に思うのならば国外にでも逃げればいいものを、  と観てて正直いらいらしました。  男も私はもううっとおしくなりました。  だから最期に塔に登ったときに「この女性飛び降りないのか」と思いました。  真実がわかっても階段でも大騒ぎして「あなたには上れない」  もう手遅れだ、ふたりで飛び降りるかここから男を残して逃げろと。  そこでまた濃厚なキスシーン・・何てひつこいドラマなんだ。  2度あることは3度ある、最後に「神のご加護を」とシスターが突然現れたのはコミカル。  でもこれがないと不満だけが残るのでこれはすっきりしました。  落ちた女性は私の頭の中ではほとんどJAWSのサメのようなものです。  って・・ちょっと過激でしょうか(苦笑)  残された3度の過ちを超えられなかった主人公にも何の感情も起こらなかった。 
[DVD(字幕)] 5点(2005-09-01 11:46:17)
450.  28日後... 《ネタバレ》 
始まりはなかなか良く出来ており、これは今までにないリアルなパニックホラーかと期待。  しかし・・「アウトブレイク」と「ゾンビ」を合わせたような既存の作品のようになってしまう。  特に後半の軍が出てきたあたりからはもう完全に最近の「ゾンビ」です。  苦手だったのがカメラワーク、というかフラッシュバックの多用。  怖いものは丁寧に映してほしい。それか映さないで予測させるようにゆっくりと・・  やはり私は古典的なホラーファンでしょうか。  いきなり現れてからは丁寧に映してほしいのです。  それとこの作品はゾンビだけの見世物映画ではないようですから、  なにかうったえるものを貫いてほしかったりします。  なんのために凶暴性を植えつけたサルを実験しているのか?  これをやるとまた既存のヒットラー映画になるのですが・・  前半の父娘、あの配役や設定はすごく良くてただのホラーではありません。  この父娘がセットでいるだけで、緊迫感さえ漂うのです。  ここが早く終わるので大変惜しいです。  森のシーンは「ミラーズクロッシング」を思い出し、  這い近づくゾンビか?と思わせるシーンは「死霊のはらわた」のオマージュと言っていい。  ラストにも期待したのですが、この主人公が運ばれた病院で、  時間的なものや場所や細菌のどんでん返しを考えました。  でもオーソドックスなラストでした。  ふたとおりエンディングがあるのですが、  取ってつけたような明るいエンディングよりは私は劇場公開版ので良いと思います。  でもふたつを比べたらのことであり、シリアスな終わりは異議なしですが・・  前半の環境問題にまで発展しそうな殺伐とした景色は最期に持ってきたほうが良い。  回想のようにもう一回もとにもどしたほうが効果的だと思います。  たどり着いた病院が元の病院だったというのもミステリアスでいい。  考えてみればゾンビ映画なるものは時代に逆らっていますね。  なぜ今でも(劇場公開中)ゾンビは受けているのか?  それはクリーチャーや特殊メイクの手作り感あふれる死体の蘇生。  最近のゾンビ映画が全くCGを使っていないとは断定できませんが、  おそらくそのチープさや人間味が今の時代に逆に受けているのだろうと・・   
[DVD(字幕)] 5点(2005-09-01 11:26:02)
451.  アラバマ物語 《ネタバレ》 
ん~こういう映画に辛い点をつけると人でなしのように思われるので、  また迷ってしまう困った映画です(苦笑)  とても優等生な映画でありこれを面白くないからと合わない私は「右派」だと言われました(笑)  というんでもなくて、苦手なジャンルにピタリ合っていたのです。  法廷もの(十二人の怒れる男は別)、田舎の人情もの(大草原の小さな家とかも)  子供の回想という点でも「ニューシネマパラダイス」は合うが、  「スタンドバイミー」は全く合わなかった(ジャンルは違うんですが・・)  それとシリアスなのにファンタジーが入ってるところも苦手だった。  「普通の人々」や「リバーランズスルーイット」は合う作品でしたが・・  自分が合わないというのを解く鍵はスピルバーグ映画での黒人映画、  「カラーパープル」は合わなかったけど「アミスタッド」は合ったという感じ。    作品は(社会の公民の時間)に先生に進められる良識な映画という感じ。  プーの正体が、ロバート・デュバルだったというのが、観てもわからない。  若すぎて別人です。好きな俳優さんなのですが・・  借りたきっかけは・・グレゴリー・ペックの演技が観たかったこと。  私の大好きな「アラビアのロレンス」がアカデミー賞を取った同年、  しかし俳優は取っていません。この作品が主演賞を取っていますね。  大作の賞総なめか?の年は俳優には別作品が選出されることが多いですが・・  ペック氏は他にもっともっといい映画やいい演技をしていると思われ、  これが最高とは思えないのですが・・(演技的には渋い押し殺した演技ですね) 
[DVD(字幕)] 5点(2005-09-01 11:19:45)
452.  ゼイリブ 《ネタバレ》 
もったいない映画です。  ストーリーからして面白そうだからあらすじを見て借りた人も多いと思います。  しかも変なSF描写が得意なJ・カーペンターの作品。  これは期待できる!?と観ていたのですが・・  全半だけかもしれない(苦笑)  サングラスをかけると誰がエイリアンかわかっちゃうってのは面白い。  これは実は大分前にバビル2世という漫画でやっていたのです。  バビル2世の続編かもしれません。  TV版でもヨミの部下でこの映画のエイリアンそっくりの、  顔だけサイボーグのような人間が出てきます。  ハリウッド映画はそろそろ正直に横山光輝にあやまりましょう!  エイリアンもよいのですがもっとおかしいのはこちら、  サングラスをかけると真実が見えてくる!?  というもので全て宇宙からのメッセージになっています。 サブリミナルというからてっきり私の苦手な「アイランド」で使ったチラチラ映像かと・・  よかった、ただ色がついていない監視カメラのように映るだけなんです。  なかなかおもしろいですよ。  あとあとになってくると、これでは動きにくいだろうとかいって、  コンタクトレンズを渡されるんですが・・  なんなのこの映画は!!  コメディとして観ると非常に面白いのだけれども、  中半にシリアスに仲間とけんかをするのがかなりつまらなかった。  時間にして短い映画なんですがこのけんかのシーンかなり長い。  しかもプロレスのわざをかけて「いいかげんにメガネをかけろ!」  これはやはりコメディか??  と思えばまたまたシリアスにとわけがわからない。  内容も映像も悪くはないのですが・・J・カーペンターの作品これで2度目、  今回も眠気が襲ってきたのはどうしてだろうか??  後半なんかメル・ギブソンの映画(1本も見たことがないけど)の、  リーサル・エポン?だっけ?あんな感じのノリになって、  これはアクションなのか、しかも黒人と白人のコンビだし・・  ノリについていけなかった。  確かに遊星からの物体Xと比べちゃかわいそうだけど・・  まあアイディアは大笑いできるので観てない方はそれなりに楽しめるかも。 
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-20 12:30:19)
453.  地球最後の日 《ネタバレ》 
またジョージ・パルのSFを観てしまった・・  この手のSFは異性人襲来ではないからまだ合うかもと借りたのですが、  もともとアルマゲドン的なSFはあまり好きではありません(ディープインパクトは好き)  それよりもアイディアが面白いなと期待しました。  地球に激突する予定の惑星ともうひとつ惑星が時間差で近づく。  その第二惑星のほうに飛び移るというのは面白いかも。  「宇宙戦争」だけではなくこの作品も既存のSFにもれず、  最初と最後にナレーションが入ります。  それはそれでいいのですが、いきなり聖書が出てきました(最後も)  「コクーン」でも触れましたがSF作家さん脚本家さんたち、みなさん聖書好き。  特に、ノアの箱舟!やはり一部の選ばれた人間は宇宙(神)に救われるのでしょうか・・  あ、「アイランド」でもありましたよね。  私はいっそのこと旧約聖書をSF映画にして「天地創造」のリメイクにしてほしい。  ところでこの選ばれたというのが箱庭的であります。  天変地異は世界中のニュースになり大騒ぎする映像はチラッと掠めるものの、  その場所だけで進んでゆきます。オリジナルの「宇宙戦争」もそうだった・・  人間ドラマは安っぽく感じられると言われればそれまでだけれど、  ステレオタイプにうまくつじつまをあわせて描かれています。  嫌われるタイプの金持ちは地球に置いてゆかれる等・・  そして主役がとてもいい人、好きな女性のフィアンセもそれ以上にいい人。  生きようとする本能と留まろうとする人間性、ここらはディープインパクトがよく描けていますが、  この映画もその点ではがんばっていると思いました。  人間ドラマとパニックものの融合というSFは今でもすたれていない。  でもこの結末は・・壁画です(新たなる夜明けの風景)  CGを使えとは言いませんが合成できれいな景色を持ってきたほうがよかったかも。  これがなきゃ脚本は面白いのですが・・ 
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-20 12:16:52)
454.  死霊のえじき 《ネタバレ》 
  これはサバイバルなのか戦争ドラマを観ているみたいだと眠くなりました。  人間ドラマは確かに他のホラーよりしっかり描かれています。  普通のドラマよりしっかり描かれてたかもしれませんが・・  そんなの長々と見せられてもねぇ・・  ちなみにDVDパッケージの壁から伸びるゾンビの手は冒頭の映像で、  ラストへとうまくは繋がっています。  ジャンルは違うけれども、「ロストワールド」を思い出しました。  両方観たことがある人なら思い出して比べてみてください。  対立するグループの人間ドラマとゾンビ(恐竜)たち、  エレベーターや檻の使い方などなど・・  あきらかにロストワールドはホラーパニックアドベンチャーです。  この映画は私には合わず酷評しています(途中で寝たし)  この死霊のえじきにもそういう眠い暗いところがあるのです。  まあそれと真面目すぎるホラーでしかもこわくないところ。  脚本もよくできているし人物もよく描けてるのに何が気に入らないのか、  たぶん前出のロストワールド的なつまらなさだと思うのです。  人物で手放しで褒めたい設定は、最後に十字を切り生贄になる男(スペイン人かな)  あのキャラはジュラシックパークのデブくらい褒めてあげよう(ってどういうたとえだ)  その次が神になりたかったゾンビ救済の博士。  あれも同じくジュラシックパークの博士と同じくらい褒めてあげよう(よけいわからん)  R・アッテンポローかと勘違いしたくらい。同じリチャードという俳優ですが・・  繋がれた元軍人ゾンビはもうキングコングのようで声はチューバッカだし。  主役の女性はレイア姫に似てたのでそうじゃないかと真剣に調べたら違った(笑)  あと一番のキーポイントになる悪い奴だけど共感はできるところもある軍人。  軍役がわからないのでとにかく一番偉い奴、  こいつがキングコングゾンビに廊下で殺されるときに、  プライドを捨てて敬礼さえすれば助かったかもと苦笑。  まあ後ろもゾンビだから救いようがないんだけれども・・  しかし文句を言いながらよくこんなに観た映画を覚えているなぁ・・  それというのも人物描写が特に深く描けていた映画だからでしょう。  ホラーは苦手だけれどもサバイバル人間ドラマは見たい人にお勧めかな。     
[DVD(字幕)] 5点(2005-08-10 12:35:19)
455.  サスペリア(1977) 《ネタバレ》 
「決してひとりでは見ないでください」のキャッチコピーで有名なホラーの古典。  この手のオカルト的なホラーは苦手だ・・  けれど最近たくさんホラーを見ているから大丈夫だろう。  と半分怖いもの見たさで(私が見てきたホラーはほとんどゾンビ系だから)  この作品をはじめて観たのです(遅いといえば遅い)  ところが・・最初の殺戮シーン以外は全く怖くはない。  殺戮シーンに「シックスセンス」や「ペットセメタリー」の匂いがしたので期待したのに、  だんだんわかってきだすと実はこの映画は生理的に痛さを感じる映像が売りで、  内容は「エコエコアザラク」の洋画実写版みたいなものだとさめていった。  あれは確か六芒星?五芒星?の中心で儀式をしてたんだっけ?  あまり好きではないので覚えていません(特に絵が苦手)  漫画でいえば「恐怖新聞」のほうが怖かったなぁ・・  魔女ネタになるともう映画をばかにしてしまい怖くはないのです。  私が期待したのは死霊の怨念。  舞台や学園で昔死んだ踊り子が死霊で・・という下りをかなり期待してた。  魔女になるとこう、絶対ありえないとか引いてしまうのです。  死霊ネタいわゆるゾンビはありえるかもしれないと少し思ってますから(笑)  ゾンビはありえなくてもその恨みが描けていればリアリティがあり怖い。  魔女になるなら儀式を映してほしかったり(そうなると魔宮の伝説)ですが・・  映像は赤が強く特にDVDで観賞していないのでにじみが気になりました。  中華映画にたまにある色の使い方です。  それよりも音楽のほうが怖い!  この映画は音楽が一番だと思います。  怖い音楽と聞いていたので大きくして観ました。  邦画ホラーによくあるオルゴールのような曲、  よく聴くと笑い声もミックスされて怖いことといったら!  映像は普通に怖くなく音楽は今までのホラーで一番怖かった。  「サスペリア2」のほうが古く怖いという評判ですのでそれを探してみよう。     
[地上波(字幕)] 5点(2005-08-10 12:23:30)
456.  ダリル/秘められた巨大な謎を追って 《ネタバレ》 
  まずこの少年がまあまあかわいいことと、カーアクションの撮り方がうまい映画であること、  それ以外は、  「A.I.」に似てるということですがキューブリックが(監督はスピルバーグですが)原案した「A.I.」より、  「ピノキオ」に近いと思いました。  生みの親(博士)との愛情はよく描けていてやはりピノキオ的なところもあるのですが、  育ての親や友達などとの愛情まで及ぶともう家族ドラマのようで・・  国防庁を絡めてサスペンス仕立てにしたのは面白いのですが、  やはり人間の子という外見(演技はハーレー君と比べるとかわいそう)は違和感アリ、  ラストにいたるまで予定調和で感動はなかったです。  国防庁がまるでE.T.のNASAみたいでした。  まあ私があらすじを聞いていたこともあるのですが、  先に「A.I.」を観てしまってたので(こんなにハッピーでいいのか?)と疑問。   ダリルは優等生のロボなんですがロボとわかっていなくても、  普通この年頃の子供たちはいじめますよ。  それもないし描かれ方が大人の目線が中心です。  博士、育ての親、大人から見た子供。  唯一子供の友達はできるけれども、この子も大人の考え方です。  異質なものはいじめられなければならない・・  という見方は変でしょうか?当たり前と思うのですが・・  いじめを見たいというのではなく特異なものを主人公にするにあたって、  敵はお偉方だけというのは無理があります。  子供同士もじょじょに心を打ち解けあい本当に仲間になれる方が現実的でいいと思うけど。  特にラストががっかり・・  人工知能ものは、エンディングの後味が悪いほうがよい。  後味が悪いといってもかなり悪い重いというのではなく、  考えさせられるという作品であるということです。  それほどこのテーマは重いものと思います。  アンドリューやA.I.のように(そこまでして人間に見られたい)というのがない。  いっそコミカルなアクションコメディーにしたほうが観やすいかも。  そうするとまたラストも許せます。  でもビデオパッケージは失礼です。  エンディングネタをそのまま使ってるんだから・・ 
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-08-10 12:16:27)
457.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
        (選ばれた人、君は特別)そのようなセリフ。  そして科学者が手がけてきたのは人間のコピー。  つまり自分は人間の雛形を作る神だと勘違いしているわけで、  主人公の名がリンカーン(アメリカの創世記ともいえて)というのもおもむろに変だけど、  自分の発注者を逆に殺すあたりはケインとアベルに見えたし。  リンカーンが連れだって逃避行した女性と初めてのキス、  これはアダムとイブだなぁと思いながらでは最後はモーゼだろうと読んでいたら、  やはりノアの箱舟を髣髴とさせる小型の船にはラテン語・・  基地から逃亡し帰ってきて仲間を救うモーゼになったリンカーン。   コピー人間たちはまだ与えられた記憶しかありませんが、  彼らの未来は明るくはないと思いました。  なぜなら発注者の潜在意識は消えることはないからです。  罪から生まれた無垢な魂はどれだけの可能性を秘めているのか・・  帰ってきた英雄リンカーンも自分の片割れを殺したのです。  人格も攻撃的に変わりその未来は指導者になるだろうと予測できます。  クローンが本当の人間界と合うはずがなく(同じ人間も多いので)  反体制を強いて滅びることは目に見えている哀しさ。  遅かれ少なかれそういうクローンが現れるのはわかりきっている。  それならばそういうモノを作らなければよかったとまた上のエゴのせいだけにしてよいものか。  このラストの爽やかさには逆に諦めと暗さが残りました。  壮大なSF大作に仕上げられたのに私は疲れただけになってしまったのは、  T3のカーアクションよりひつこい中半からの関係のないシーン。  カーチェイスを映すなら目標を定めてほしいです。  揺れの多いカメラワークと平面的な構図が多くこれは映画館では逆に酔うと思いました。  そこまで描けるのになぜアクションばかりを重視したのか?  もうその時点(あまりに長く力を入れていたので)娯楽SFと思ったほうが楽とガックリ。  その割りにメッセージ性が誰が見てもわかるくらいあるから私には長かった。  どちらかといえばこの映画の内容は万人受けではなくSFの古典のようなメッセージ作品でしょう?  旧約聖書のSF版みたいな重厚なストーリーがアクションSFになってしまい残念。 
[映画館(字幕)] 5点(2005-08-10 12:06:51)
458.  ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり 《ネタバレ》 
パッケージの異様さにずっとずっと観るのをためらっていたのですが、  全く怖くないホラーでした。  ただし登場人物の使い方がうまくわりと真面目に撮っている。  奇をてらったカメラワークがないところがちょっとホラー作品としては寂しいですが・・  ホラーはカメラワークが命!  あの病院の長い通路も頻繁に出てくるので工夫してほしい。  古典ホラーを見たことがないのでしらないのですが、  フランケンシュタインのような感じですか・・  ティム・ロビンス似の主役の医学生がなかなかいい。  相まって変質教授と奇妙な対決がおかしい。  惜しい作品かもしれない。  原作が古典だからかストーリー性があり話しは面白いです。  科学ホラーなのですがありそうなきっかけと結構シリアスなラストは優秀。  ただ・・あの生首の教授がどうしてもアル・パチーノに見えてならない。  それはおいといて、これエロいですよ。  どこかに品のある怖いホラーってないのかなぁ・・  まあ少々品がないから笑いもとれるんだけれど。  きれーな女の子の父役はよかった。  カッコーの巣の上でを思い出しました(苦笑)  最近リメイクブームが続いてげっそりしますが、  こんなB級でもストーリーがしっかりしたホラーを、  うまくリメイクしてくれれば面白いのでは?  ゾンビは怖くも気持ち悪くもないのでそこは特撮で、  アクションシーンも入れてくれると楽しめそう。  死霊という名のついたホラーが  多くて迷惑なんですが、  この作品は日本語タイトルが合ってないような気がします。  個人的には手術シーンが得意のサム・ライミ監督にお願いしたい。  まあでもあの18禁?シーンがどう撮れるかだけれど・・  
[DVD(字幕)] 5点(2005-07-24 12:28:51)
459.  プランケット城への招待状 《ネタバレ》 
実は、ニール・ジョーダン作品が好きかも知れない・・  まだ「インタビュー・ウィズ・バンパイア」しか見てないのに、  なぜかこの監督の世界は気になった。  あとは面白い作品に出くわせばいいのだけれど。  ティム・バートン<ニール・ジョーダンかも。  どこがいいのかというとほんとにまだこれで2作しか見てないんだけれど、  絵本のようで舞台劇のようでホラーのようで・・つまりファンタジーかも。  この作品で言えば、つかみのコメディはロバート・ザメキス初期作品みたいだし、  説明しながらたいそうに感動させようとしているさまは、初期スピルバーグのテレビ版みたい。  世にも不思議なアメージングストーリーみたいな、子供向きか大人向きかわからない曖昧さ。  あのインタビュー・ウィズ・バンパイアでもそうだった。  ホラーなのか史劇なのかわからないままコメディになった。  このスピルバーグ系(あくまで初期のファンタジー)に慣れてない人にはわからない変な世界。  それが、ニール・ジョーダンにはあると思う。  全体で見れば破錠しているファンタジーだが妙に美しい。  大げさでなぜか心地よい舞台劇のような音楽。  P・オトゥールに最後まで案内役をさせていたら、この作品は評価が高くなると思う。  舞台劇のように始まった語り部はどこへ・・?  最後がまあロマンティックでかわいいお話なんだけれど、  「このお話はこうで・・」と、閉めてほしかったなぁ。  映画の中にちゃんと舞台も作ってるのに。  最初はほんとにゼメキスの初期作品(スピルバーグ製作のドタバタ)かと思うくらい、  かなり強引なぶっ飛ばしコメディだったので、全然笑えず困った。  そのスピードがだいぶ落ち着くと俳優の演技も生きてきて、  笑える余裕がこちらにも出てきた。  前半ゼメキス後半スピルバーグの過去のファンタジーをくっつけたみたいな・・  いやでも、後半のあの下ネタはスピルバーグは絶対やらないだろう(笑)  上品な俳優(語り部が舞台劇の喋りかただし)とエロ展開からドタバタと忙しく変な作品だ。  この作品のコメディが好きな人もいるとは思うが、  私は真面目に作り直してほしいかなと思った。  お話と映像はなかなかよかっただけに残念。  もしかしてこれが、ニール・ジョーダン(爆)    
[DVD(字幕)] 5点(2005-07-17 06:58:02)
460.  サムソンとデリラ(1949) 《ネタバレ》 
さすがに賞を取っているだけあって映像は美しくカメラワークも見事です。  1949年の作品とは思えないくらい。  知らなければ最近の映画だと・・  ただしお話の内容は「ソドムとゴモラ」のほうがいいなぁ・・  こっち濃すぎる。  聖書の大御所セシル・B・デミルにしては恋愛の描き方がひつこすぎ??  最近のリメイクもののようになってしまいました。  手を変え品を変え楽しませてくれる聖書のスペクタクルものですが、  こちらは恋愛や人間のドロドロした内面が描かれており、  正直そんなものは現代劇で見尽くしているから見たくない。  見所の宮殿が壊れる奇跡も思ったよりちょっと地味でした。  ペリシテ人 =今のパレスチナ人のことなのですが、  大昔から歴史は変わっていないというか、  逆に今の情勢がわかる現代人にはこれはわかりやすい。    
[DVD(字幕)] 5点(2005-07-17 06:45:28)
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