441. 風の谷のナウシカ
言わずと知れたスタジオジブリ長編第一弾。映画としては、見てもそこそこだと思う。けど、これ見るなら原作を読んでくれ。読んでくれ読んでくれお願いだから読んでくれ。神懸った娘が世界を切り開く話は、禅問答みたいで説教くさいところもあって、なかなか難しいが、読んでほしい。映画のその先の深い世界をぜひ知ってほしい。頼むから。 6点(2004-01-14 20:58:06) |
442. 存在の耐えられない軽さ
難解なドラマで、何度か見返す必要が私にはあると思う。しかしなんだかんだ言いながら3時間きちんと鑑賞できた。それだけ力がある映画なのだ。登場人物の中で自分に近しいのはビノシュだろう(考え方が、ですよ。)。だからオリン演じるニヒルな女は本当にカッコよく感じる。見たことが無いので(ごめんなさい・・・)イメージですが、ディートリヒとかバコールとか、古い時代の映画にはこんなキャラクターの女性いたと思いますが、最近の映画ではとんと見かけませんよね。レナ・オリンも映画で見かけなくなってしまった。ハルストレム(夫)のせいか??何はともあれ、また見てみよう。 6点(2004-01-13 22:50:45) |
443. ヘヴン
《ネタバレ》 非常に美しい映像で綴られる悲しい物語です。ブランシェットとリビシの表情でものを言う演技は心を揺さぶった。リビシは「フレンズ」を見てから絶対コイツ出てくるぞと思っていたので、活躍ぶりがうれしいです。でも点数が辛いのは、時たま強引な流れがあるを否めないのと、内容が悲しすぎるからです。イタリアの御国事情は知らないが、拳銃を手に入れるより爆弾作るほうが容易いのか。あんなやり方で無関係の人が亡くなって、なおもリビシを巻き込むのか。リビシの恋心は理解できても、ブランシェットの「愛している」と言う気持ちはどこから来るのか。あれだけの大捜査で追われているのに、弟や父、罪を知っても抱きしめてくれる友人に連絡を取り、世話になるのか。「罪は償う」どんなかたちで?結局はみんなして救われない道を辿っていくのではないか。悲しすぎる。二人が空高く消えていくラストは、どんなに想像を膨らませても悲しい想いが残る。空の青が冷たく感じました。 6点(2004-01-12 03:49:12) |
444. シャイン
見た後すぐはさわやかな感動に包まれましたが、時間が経つにつれてちょっと・・・。主人公がジェフリー・ラッシュに替わってからの物語の進行が端折りすぎているように感じました。結婚までのプロセスも、コンサートを開くまでの苦労もよくわからない。でもジェフリー・ラッシュの芝居はすごいですね。一人勝ちです。 6点(2004-01-10 20:08:18) |
445. アメリ
なかなかに面白かった。でもなー、パリが舞台のおしゃれ味ピクサームービー、という感じがしました。証明写真のくだりとか小人の旅行とか、「これいいね」と思えるエピソードはいくつかあるけれど、全体的に消化不良感が残る。アメリちゃん少しだけ人を幸せにするのが趣味なようですが、ただの自己満足になっちゃいませんか? 6点(2004-01-04 20:37:42) |
446. シベリア超特急
私が7年間通いつめたツタ○にはシベ超が無い。私はみうらじゅんを尊敬し、コサキン本を買い、タモリ倶楽部を楽しみにしている女だ。これでシベ超を見ていないなんて反則なのだが、無いものは仕方がないと諦めていた。しかしどうでしょう。パソコンを購入しこのサイトに出会い、やっぱり「シベ超」で検索をかけてしまった。そしてずらりと並ぶレビューを読みヒーヒー笑いが止まらず、シベ超熱は急激に高騰してしまった。明けて正月元日。たまたま立ち寄った本屋のビデオレンタルコーナーで、シベ超を発見してしまった・・・。ウヲーどうしよう、と迷ったが時間切れであえなく帰宅。また後日出直そうと気を取り直したが、欲望が晴郎ちゃんの顔をして脳裏にこびりつき離れない。だめだ。このままじゃ取りつかれる。いま「北斗の拳」のケンシロウにやられたら、「ひでぶぅ」、じゃなくて「しべちょっ」と叫ぶに違いない。夜の10時半に前出の本屋に向かい、この映画見たさに会員登録を行い、めでたくシベ超ワールドに足を突っ込んだのでした。やっと先ほど見終えたのですが、鑑賞後の感想は・・・達成感と疲労感、怒りと笑いもあったりする。ほとんど動かないくせに何でもわかっちゃう閣下、かたせ梨乃がカーチャ?あれが変装だったのか?戦争が良くないと訴えたいなら、こんなやり方じゃなくてもいいだろ!ああでも笑えた。あんまりな内容なんでトリックもよくわかんない。閣下以外はまじめな演技で、晴郎ちゃんの学芸会程度の芝居が余計目立っているし。これを大真面目に製作した(らしい)MIKE MIZNOには0点、と言いたいとこだが、長年の欲望が満たされたし、大いに笑かしてもらったので見ても損は無い6点。さて、「2」はどうしよう・・・。あの本屋には4まで全部揃っていました・・・。[追記]1/19、次のシベ超ファンのために期限内に返したはずのビデオの返却請求はがきが来た。件の本屋に電話で猛烈抗議。結局手違いだった。(もしかして、と思った方います?!)たとえ家の中でも「シベリアちょーとっきゅうー!!」と大声で説明するのはとても恥ずかしかった。おのれ晴郎ちゃん、やっと本厄が終わった私にこんな逸話を残すとは。2以降は、もうシベ超祭りに参加するしかないのか・・・? 6点(2004-01-03 01:55:25)(笑:8票) |
447. パルーカヴィル
うだつのあがらない兄さんたちがずいぶんとくだらないことを思いついたもんだ。真剣さも足らないな。そんな内容です。この映画は、ところどころの小さな笑いのエッセンスが鍵なんでしょうが、「まずまず」止まり。でも決して嫌いではないです。ところで、ギャロってプライベートでも女の子好きなんでしょうね。この映画でも甘々な視線をガールフレンド役の子に送ってました。 [ビデオ(字幕)] 6点(2004-01-02 00:06:12) |
448. ゼロ・グラビティ
文化祭で、発表者とその仲間内が熱っぽく真面目に張り切っているのを「面白いの自分たちだけでしょ。」と斜に構えて眺めている感じ。私は映画に置いて行かれた第三者だった。自宅の小さなTVで鑑賞したのもその感を強めたのかもな。この映画、プラネタリウムの半球体のスクリーンでの投影用に部分的に作り直してくれないかなぁ、きっと迫力あって面白いと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2014-05-10 21:13:19) |
449. クヒオ大佐
あのお弁当屋さんとまで言わずとも、日々地道に働いてんだからほんの少しくらいいい思いしたっていいじゃん!といつもココロの裏側で思っている私には洒落にならない話。堺雅人のニセ外人は鳥肌が立つほど妙ちきりんでデフォルメが効き過ぎていて笑う気になれない。要らぬ日米関係描写でさらにしらけた。そして、いくら「隙間」がスッカスカでもあれほどお粗末な芝居に引っかかっちゃだめだよ、自分自身に投資しなくちゃ!と、観ながら説教臭くつぶやく自分が嫌だった。 [DVD(邦画)] 5点(2011-11-05 10:17:54) |
450. ブラック・スワン
バレエの捉え方は、舞台シーンも練習シーンも大変雑でガッカリ。山岸凉子漫画の精神世界を真似たような物語は、陳腐な流れで新しさなど感じられない。ポートマンは、もっといい演技をした役が他にいろいろある。悪い意味での驚きでいっぱいな映画。お金も注目も両手いっぱいに集めたアロノフスキー監督には、次回作めちゃくちゃ期待している。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2011-09-09 16:48:32)(良:1票) |
451. 17歳の肖像
《ネタバレ》 ミニーマウスとバブラブなんて気味の悪い呼び名を囁く、責任のないただ甘いだけの日々がどうも鬱陶しい。親もだらしがなく、その点見ていて勉強になった。痛い思いをしたけれど、一念発起で有名大学に入学して大人しく暮らしております、と映画は終わってしまい、それで一件落着なのか、彼女は出来事から何を学んだのか、あの眼鏡の先生から勉強以外に学んだことはなかったのか、と見たかったところは飛ばされていて不満が残った。ロザムンド・パイクのおつむの足らないバービー役は、なかなか可愛らしかった。 [DVD(字幕)] 5点(2010-10-25 18:40:31) |
452. インスタント沼
《ネタバレ》 2時間近くドタバタの大騒ぎがあり、最後の10秒くらいで主人公が台詞説明を行って終了。役者さんは結構頑張ってるし少しは笑えないこともないけれど、ひとつの作品としては辛めの評価しかできない。でも風間杜夫には長生きしてもらい、もっとおバカを極めて欲しいと思う。 [DVD(邦画)] 5点(2010-08-25 01:16:34) |
453. ノウイング
《ネタバレ》 えええ、宇宙船結構いっぱい迎えに来てましたよね?どうすんのさ座標。 [DVD(字幕)] 5点(2010-05-29 00:38:55) |
454. ウルトラミラクルラブストーリー
《ネタバレ》 ところは彼方昔から霊場の存在する青森。好きな女の子と一緒になりたくて、まっすぐなキュウリ、虫の付かないキャベツになろうとする男の子が、片足棺桶に突っ込みつつ不思議な世界を歩く話。うーん、面白いテーマなのに、面白そうなこと結構やってんのに、何でこんなにつまんないんだろう。天然幼稚園児の力でも借りないと良い雰囲気が作れないなんて、そんなのでいいのか。松山ケンイチも含め、妙にたらたらした映画。 [DVD(邦画)] 5点(2010-05-17 21:35:51) |
455. スラムドッグ$ミリオネア
それほどつまらなくもないけど、それほど面白くもない。スラムドッグたちの躍動や痛み、急速に発展したインドの姿はぼやけていて、かといって娯楽というわけでもない。これがオスカー作品とは…という淋しさと、インドにもみのさんみたいな芸能人がいること、妙にそこが気になった。 [映画館(字幕)] 5点(2009-05-14 23:50:09)(良:1票) |
456. バンク・ジョブ
短い時間の中にストーリーをギッチギチに詰め込んでいる。これをスピード感と錯覚しないよう注意して見ていた。強盗の作業中もスキャンダルの内容も、素人のくせにやたらと巧く立ち回る主人公にもまるで緊迫感を感じられない。妙にスカスカと話が進んでいく気がして、物足りなかった。ちっちゃくて地味なミック・ジャガーを見つけた時だけはちょっとお得な気分だった。 [映画館(字幕)] 5点(2009-03-11 00:28:44) |
457. キサラギ
それなりに面白いけどB級。どんな役でも引き受ける香川照之に寄り掛かった印象がある。最後のダンスに退いた、そんな自分にちょっと安心した今日この頃。 [DVD(邦画)] 5点(2009-01-22 16:18:14) |
458. 俺たちフィギュアスケーター
なんだぁ、てっきりフィクトナーも全身タイツ着るのかと… [DVD(字幕)] 5点(2008-05-24 09:57:33) |
459. クィーン
もうそっとしておけばいい出来事だと思うけれど、今さら蒸し返すのはなぜ?半ば仕方なく民意に添った女王の姿で訴えたかったのは何?制作者の姿勢が理解できなくて、見ていてなんだか腹が立ってきた。 [DVD(字幕)] 5点(2008-01-13 01:35:09) |
460. 大日本人
私が「ダウンタウンの松本」の名を初めて耳にしたのは20年以上も前のこと。あれから大きくなり続けた「松本人志」という名で作り上げた映画は、徹頭徹尾芸人松本カラーだった。ちょっと妥協して他からの知恵を借りて、ちゃらっと手を入れるくらいで仕上げた方が映画っぽくなったんだろう。今作は、あまりに真面目に松本人志作品でありすぎて痛々しいほどだった。でも、この方法って映画には合わない。彼の履歴の一行にみんなして付き合っちゃったって感じだろうか。 [DVD(邦画)] 5点(2008-01-03 23:04:43) |