441. カメラを止めるな!
《ネタバレ》 前半のワンカット長回しだけでも普通に面白かった。 低予算でゾンビ映画を撮るとこうなっちゃうよねぇみたいなシーンがいくつもあって、本当に仕方なく妥協したチープさなのか、ゾンビ映画あるあるのパロディ演出なのか、虚実入り乱れた構成が巧みだった。 そういうコンセプトの短編作品だったとしたら7点くらいの評価だろうか。 劇中劇って本編よりクオリティが低いのが普通だけど、劇中劇の撮影と本編の撮影が同じ熱量だったことに納得。 エンドロールで本当の撮影風景が流れるけど、メイキング映像をもっと見たいと思いました。 というわけで、必然的に後半の撮影シーンのネタバラシがとてもリアリティがある。 本当の撮影と同じことをしてるんだからリアルなのは当たり前で、この構成を思い付いたアイデアの勝利でしょうか。 事前情報で二重構造の作品と聞かされていたけど、実際に見てみるとマトリョーシカのような四重構造の作品だったように感じる。 まず最初にゾンビ映画を撮影する劇中劇があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編を撮影する本当の撮影があって、そのゾンビ映画を撮影する劇中劇を撮影する本編を撮影する本当の撮影を撮影するメイキング映像の撮影が行われていたんだなと思うとなんだか感慨深い。 ワンカット長回しなのに一体何台のカメラで撮影してたんだろうかと想像するとワクワクしてくる。 あと、出演者がそれぞれに味があるのもいいね。 よくこれだけ個性的な面子を集められたなと感心しました。 またこのメンバーで作品を撮影してもらいたいな。 それにしても、これを生で放送するなんて無茶な企画ですね。 本当に放送されるなら絶対に見ますよ。 成功すれば凄いし、失敗してもそれはそれで面白そう。 低予算であろうと、無名であろうと、良い作品がきちんと評価されて世に出たことが感動的で、こういった意欲的な作品がこれからもどんどん制作されることを期待しています。 [地上波(邦画)] 9点(2019-03-13 03:24:33) |
442. 今日子と修一の場合
生保業界からクレームが来るんじゃないかと心配になるゲスいシナリオ。 そんなゲスい理由で故郷を離れたけど、帰省する口実が出来て良かったねと言いたいのだろうか??? 主演に演技派を配役してるのに脇に棒読みの素人が混ざってるので台無しになってる。 見てるだけで滅入ってしまう辛気臭い作品でした。 [インターネット(邦画)] 4点(2019-02-25 09:35:21) |
443. PARKS パークス
ハルの存在がとてもミステリアスなんだけど、結局ハルの正体が明かされることはなくて、いろいろと想像の膨らむ作品でした。 春に現れる井の頭公園の妖精か、純が創り出した想像上の少女か、ほんとに晋平の娘なのか。 逆に純とトキオの方が実在してなくて、ハルの書いた小説の登場人物なのか。 感動するような物語ではなかったけど、見てると幸せな気分になれる作品ですね。 [インターネット(邦画)] 6点(2019-02-24 16:17:18) |
444. 嫌な女
どっちが嫌な女なのか、考えさせられる。 人それぞれで感じ方は違うかも知れないけど、どっちも嫌な女じゃないような気もする。 それぞれに嫌な部分もあったし、好きになりそうな部分もあった。 少なくとも見た目が良いので、多少のことは許せてしまう。 キャラの印象は強く残ったけど、どんなストーリーだったか直ぐに忘れてしまいそう。 [インターネット(邦画)] 5点(2019-02-22 21:41:55) |
445. 百瀬、こっちを向いて。
作中で本人たちも言ってるけど、こんなことして何の意味があるのかさっぱりわからない。 理解不能だけど、役得ではあるので受け入れることにした。 パンツも見えそうだったし、損はしてない。 あと、石橋杏奈と中村優子に違和感が無くて感心した。 メイクや服装や話し方で上手く寄せたね。 [インターネット(邦画)] 6点(2019-02-22 14:52:02) |
446. ピエロがお前を嘲笑う
映像は斬新だったけど、ストーリーは普通。 天才ハッカーたちによるサイバー戦が繰り広げられるのかと思ったけど、そういう作品では無かった。 MRXにカリスマ性が感じられず、いまいち盛り上がらないし、ヒロインも微妙。 ラストのオチも驚くほどのことではなかった。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-02-21 20:59:34) |
447. ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer
クローズド・サークルやるなら弐係みんなで島に行って欲しかったな。 それなら、アホみたいなオカルト演出で総出演させなくても賑やかで楽しかっただろうに。 とりあえずメインの話はケイゾクらしさがあって良かった。 相変わらず柴田の変人振りが面白くて可愛かった。 シャワーシーンとパンツ盗まれる件は特に好き。 それにしても、ラストのオチは酷い。 朝倉の処理方法を思い付かなかったのなら、無理に引っ張り出さなくても良かったと思うよ。 潔く朝倉って誰?くらいの勢いで無かったことにするのが正解だったのかも。 [DVD(邦画)] 4点(2019-02-18 12:45:00) |
448. ケイゾク/特別篇 PHANTOM ~死を契約する呪いの木~<TVM>
思い起こせばドラマ第1話は替え玉殺人を題材にして、死体の顔を損壊させ、歯の治療痕を偽装して、丁寧な作りの推理ドラマだった。 終盤には人を操って殺したり、顔を変えて他人に成り済ましたり、なんでもアリのオカルト展開にがっかりしたことを思い出した。 本作もその流れを汲んで超常現象が主軸になっているけど、動機や証拠を積み重ねて事件の解決に結び付ける展開には好感が持てた。 支離滅裂な推理であっても犯人が自供したら事件解決というネタも監督の後の作品に繋がる息吹が感じられて感慨深かった。 そのままコメディで締め括ってくれれば良かったのだけど、ラストで朝倉を持ち出した時点ですべてが台無しになったような気がする。 [インターネット(邦画)] 4点(2019-02-18 08:55:20) |
449. シング・ストリート 未来へのうた
とりあえずアイルランド人の音楽センスには脱帽させられます。 序盤は有り勝ちな学園ドラマかと思わせておいて、音楽の力でぐいぐい物語に引き込んでく。 好きな子の気を引くためにバンドを組むというだけの平凡な物語なのにね。 登場人物のそれぞれが変化していくのが感動的で、どんな境遇にあっても人は変われるんだというメッセージを感じた。 物語の本筋はコナーとラフィーナのラブストーリーだけど、何故だかエイモンに惹かれた。 天才が1人加わるだけで、バンドは成立しちゃうんだなって納得させられた。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-02-15 14:32:11) |
450. ガーディアンズ 伝説の勇者たち
僕の知ってるジャックフロストはもっと可愛いんだけど、この作品に登場するキャラは総じて可愛くない。 皮肉なことに力を失うと可愛くなるんだけど、それも長続きしない。 サンタが剣を振り回したり、歯を集めるのがネズミじゃなくて妖精だったり、イメージと違うキャラばかりで馴染めない。 そもそもサンドマンとか知らないし、いまいち物語に入り込めなかった。 信じる心を失った人間が見る作品では無いのかも知れない。 [インターネット(吹替)] 4点(2019-02-14 17:12:26)(良:1票) |
451. 365日のシンプルライフ
実験はとても興味深いけど、映画としては地味で退屈。 映像的に斬新なのは初日だけで、モノが揃ってくると普通の生活になってしまう。 想像もしなかった新たな発見があるわけでもなく、ほぼ想像通りの結論に落ち着いたね。 365日を82分で描くのは無理があって、面白いはずの序盤の日々があっさり過ぎ去るのが勿体無かった。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-02-14 15:06:10) |
452. あしたになれば。
青春映画としてもグルメ映画としても微妙。 ドーナツにジャムとか平凡過ぎると思うよ。 それでも、黒島結菜が可愛いので損はしてない。 余計なこと気にせず、黒島結菜を愛でる作品と思うことにする。 [インターネット(邦画)] 6点(2019-02-12 15:39:31) |
453. トゥルーマン・ショー
こんな番組があったら面白いんじゃないかというアイデアだけじゃなくて、これだけ大掛かりなセットを組んで本当に撮影してしまうのが凄いね。 今ならプライバシーがどうたら批判されそうだけど、誰かの私生活を覗き見するのは面白いね。 終盤は切ない展開だったけど、ハッピーエンドで良かった。 その後どうなったかも気になります。 [インターネット(吹替)] 7点(2019-02-12 14:43:58) |
454. アバウト・タイム 愛おしい時間について
序盤はコメディだったけど、中盤以降は切ない展開。 ポージーが居なくなったときは泣きそうになったけど、直ぐ元に戻せたので安心した。 どっちか1人しか選べない究極の選択を迫られるのかと思ったけど、そういう鬱作品ではなくて良かった。 それにしても、マシュマロを見せてくれない演出にはがっかり。 何度か巻き戻して見直してみたけど、何度見てもやっぱりマシュマロは見られませんでした。 [インターネット(吹替)] 7点(2019-02-11 14:49:35) |
455. でーれーガールズ
女子高生がキャピキャピしてる映画を想像してたけど、意外と重い話だった。 終盤の展開は切なくて心が痛くなりました。 最初は現代パートの必要性が全く理解できなかったけど、再会して和解してたお陰で泣かずに済みました。 80年代だけで話が終わってたら寂し過ぎる。 あと、山口百恵のさよならの向う側は名曲だと思うけど、その後の優希美青の歌が酷過ぎる。 切ない物語の余韻に浸りたい気分だったのに台無しです。 [インターネット(邦画)] 7点(2019-02-07 17:38:20)(良:1票) |
456. 武士道シックスティーン
冒頭から嘘臭い試合で白ける。 しかも、その嘘臭い試合をスロー再生する暴挙。 でも、どっちも可愛いから許す。 スカートめくりはパンツ見えるまでやらなきゃ意味ないと思うけど、めくろうとした精神は評価する。 あと、防具無しは危ないと思うけど、ミニスカートで打ち合う演出は良かった。 [インターネット(邦画)] 6点(2019-02-07 15:31:28)(笑:1票) |
457. 素晴らしき哉、人生!(1946)
有名な作品なのでタイトルくらいは知ってたけど、内容をよく知らなかったので、見る時期を間違えてしまいました。 これはクリスマスに見る作品ですね。 中盤までは平凡な物語だったけど、ラストスパートの躍動感が凄い。 思わずメリー・クリスマスって言いたくなる素晴らしい作品でした。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-02-07 13:31:44)(良:1票) |
458. 世界の果てまでヒャッハー!
間違えてこっちから先に見ちゃったけど、人間関係も直ぐに把握できたし、特に問題無かった。 最初は何が面白いのかさっぱりわからなくて、ただのおバカ映画かと思ったけど、洞窟で一気に弾けたね。 おバカが突き抜け過ぎてて、お腹が痛くなるくらいに笑っちゃったよ。 ストーリー展開がスピーディーで楽しいし、シナリオの構成も良く出来てる。 これだけ派手にやらかしてるのに誰も死んでないのが凄いね。 ちょっといい話の要素もあって、素晴らしい作品に仕上がってると思います。 順番が逆になっちゃったけど、これから1の方を見ます。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-02-06 16:32:00) |
459. 真夜中のパリでヒャッハー!
先に2の方から見ちゃったけど、特に問題無し。 小ネタがいくつかネタバレ状態だけど、作品全体としての面白さに変わりはないと思う。 Babysitting 2という原題が意味不明だったけど、こちらを見て謎は解けました。 ビデオで真相が明るみになってくシナリオ構成が良く出来てて、Babysitting 3を期待したくなる。 基本的にはおバカ映画だけど、終盤のハートウォーミングな展開に心が癒されます。 手持ちカメラで撮影した作品というのはよくあるパターンだけど、カメラワークが絶妙で感心する。 適当に撮影した効果なのか、計算された映像構成なのか興味深い。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-02-06 16:30:33) |
460. ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~
これは想像してたのと違って、斬新で実験的な作品だった。 一切セリフが無いのに昆虫たちが何を話してるのかわかるような気がする不思議な感覚が面白い。 ストーリーもきちんとあるし、ラストに向けて盛り上がって行く。 序盤ののどかな雰囲気からは、終盤の派手な展開は想像できなかった。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-02-06 11:59:50) |