41. 雨あがる
風景にある日本独特の湿度が感じられる作品。山があって川があって、木が生えていて、そして人が生きている。殿様をはじめとする城の侍の演技が少し変だったのが難点。 7点(2001-07-10 22:30:01) |
42. マレーナ
いつでも凛として歩くマレーナの美しさ。それを想う少年の純愛。それらとの対比で、マレーナに下卑た視線を投げる男たちやリンチをする女たちを必要以上に醜く描きすぎているような気がする。それでも全篇に暖かみがありじ緻・睥匹ぁ」 7点(2001-07-01 16:47:58) |
43. みんなのいえ
面白い。けど、「細かいところに意外なキャスト」という手は二番煎じなのでもう意外でもなんでもない。次では使わないで欲しい。本筋だけでも結構いいんだから最早そこらへんは蛇足だ。前作「ラヂオの時間」と同様人間同士が上手くかみ合ってストーリーが進むが、前作よりも「いい話」になっている。そこが良いというか、小さくまとめたというかで好みが分かれるかも知れない。ちなみに私は後者。 7点(2001-06-17 21:40:13) |
44. 小説家を見つけたら
師弟関係の描き方が上手い。最初はグッド・ウィル・ハンティングに似てるかなとも思ったが、少し趣が違って面白かった。しかし、マット・デイモンがあんなチョイ役でねえ・・・。 7点(2001-04-01 20:12:02) |
45. リトル・ダンサー
ビリーをはじめ家族や先生がみんないい味出している。でも、15年後のビリー(とマイケル)は蛇足だと思う。それまでが良かっただけに、少し残念。 7点(2001-03-05 16:59:55) |
46. クイール
犬は可愛いし,小林薫を筆頭に皆さん見事な演技(関西弁が少し難ありだが)をしていたように思う。なのに、なにかこう、こみ上げる物が無い。一生涯の全てを描き切るにはやはり時間が足りないので、渡辺さん関係に絞り込めばよかったのではあるまいか。ああでも、やはり小犬は可愛い。忘れがたい。 6点(2004-08-08 17:03:02) |
47. スチームボーイ STEAM BOY
発明発見19世紀浪漫!いいなあ、蒸気機関!「機械ですっ!」ってなデザインが脳にグッとくるっす。だが、しかし。少年、影が薄すぎ!爺ちゃんと父ちゃんが濃すぎるからだろうけど。その爺ちゃんも台詞が棒読みでイライラする。もうこれはアレだ、機械が主役だな。テクノロジーの進歩とか人類の発展とか、エゴの暴走とかはもうどうでも良くて、機械が走り!飛び!爆発する様を!網膜に、脳幹に焼き付けるための映画。絶対に鑑賞態度間違ってるだろうけど、これでいいのだ。 6点(2004-08-03 21:04:46) |
48. 半落ち
全てが予定調和の中に落ち着いているので、安心して観ていられる。それが「テレビでも充分だ」という気持ちを起こさせる向きが無いではないが。でも、寺尾聰と樹木希林の二人の演技だけでも映画館まで行く値打ちがあるはず。周りのヘボキャスト(特に女性記者と若手判事!)を何とかすればもっと良くなったと思う。あと、エンディングの音楽。入れ方が急過ぎ。あれで感動の涙が引っ込んだ人も結構いるのではなかろうか。もうちょっと考えようよ。 6点(2004-04-29 21:13:29) |
49. コンフェッション(2002)
裏切り者が物凄く分かりやすい。故にオチが弱い。これはスパイものとしてどうなんだろう。しかし、そこに到るまでの過程は楽しく拝見した。みんな上手いね、本当に。この人が本物の殺し屋だったのかどうかよく分からないが、どうせだったら本当であってほしい。そのほうがおもろい。 6点(2003-12-01 21:38:39) |
50. 天国の口、終りの楽園。
途中までの暴走をラストまで引っ張ってくれればもっと面白かったじゃないかな。しんみりして終わるのもいいけど、小さくまとめたような印象を受ける。青春映画はどこまでも突っ走らにゃあ、いかんですよ。 6点(2003-10-27 20:51:31) |
51. えびボクサー
異色のボクシングコメディー、なのか?はたまた巨大海洋生物パニックものか?どうにも分類しがたいヘンテコ映画。なかなか肝心の試合にまで行き着かないのでやきもきするが、いざ試合開始となると・・・。ラスト近くえびが走り出すシーンは必見。爆笑! 6点(2003-10-13 16:30:57) |
52. マニトの靴
観終わってすぐに忘れ去ってもいい程度の値打ちしかないが、観ている間はめっちゃ笑える。ギャグやパロディがかなりキてるのは勿論、無意味に挿入されるミュージカルシーンがいい。「蜂の巣マシーン」の歌なんか、踊りたくなっちまう。 6点(2003-08-19 19:59:47) |
53. 一票のラブレター
地味で、淡々として、シュールで、素朴で、一生懸命で、ゆったりとして、固陋で、どこか間が抜けていて。なんか、そんな感じ。悪くない。 6点(2003-06-06 21:10:14) |
54. オールド・ルーキー
意表をつく展開が全くない。安心して観られる。しかし、それ以上の面白さは無い。ま、たまにはこういうのもいいかな。テレビでも充分かもしれないけれど。 6点(2003-05-27 21:49:02) |
55. シベリア超特急3
だんだん良くなる、のは門徒の太鼓であるが、シベ超もまた同じであるらしい。1よりは2、2よりは3と確実に成長している。映画の完成度が上がり落ち着いて来た反面、かつてのめちゃくちゃな破壊力が失われてきた感は否めない。その点だけは残念だが、マイク水野が現在日本で唯一の“成長し続け、何をしでかすか分からない”映画監督であることに最早疑問の余地は無い。次回作、次々回作にも期待大。あと10本作れば今回逃したベネチア(出品しようとしただけだったか?)もいけるのではなかろうか。 6点(2003-03-16 14:09:25) |
56. 至福のとき
待ち待ったチャン・イーモウの新作!と意気込んで観たのはいいものの、「アレ?」な出来。チャオと仲間はあまりにバレバレな嘘ばかりつくので必要以上に愚かしく見えるし、見合い相手もあまりにも性格が悪すぎる。寓話的というより、幼稚な設定だと思う。なんだか、観ていて少し気分が悪くなった。 6点(2003-02-16 21:07:57) |
57. チョコレート(2001)
オチなしに近いラストがいい。これからどうなるのかは、観た人が考えればいいってことだな。「俺たちはうまくいくよ」とハンクは言うが、さて?それにしても、親父を簡単に見捨てすぎのような気がしてならない。これも一つの差別感の現われかなあ。 6点(2002-12-08 19:30:11) |
58. マジェスティック(2001)
たしかに、ジム・キャリーをはじめとする出演者全員が見事に調和した演技は最近の映画の中では頭一つ出ていた。しかし、「ショーシャンクの空に」を知ってる身としては、脚本がどうしようもなく期待外れ。あまりにも都合が良過ぎる。感動なんか微塵もなかった。 6点(2002-10-20 16:19:31) |
59. 少林サッカー
CGは笑かすために使ってこそ、はじめて意味がある。香港の人はそれが分かってるらしい。ギャグは苦笑どまり、売り物のアクションはやや引くが、無意味にCGを垂れ流すハリウッドに比べりゃ遥かに面白い。 6点(2002-08-12 22:05:53) |
60. 光の旅人 K-PAX
宇宙人なのかそうでないのか、はっきりさせない所が良い。取り憑いていたように(アラシにバルタン星人が憑いたのと同様に)見えたが、患者の正体を突き止めてもちっとも動じない。そこらへんがいい感じだった。ただ、バナナを皮ごと食べる必要は無かったのでは? 6点(2002-08-05 22:36:03) |