41. 悪魔のいけにえ2
《ネタバレ》 中々良いんじゃないでしょうか。そもそも前作の最恐を超えろという方が無理な話で、ならばB級のノリにしてしまおうという潔さは寧ろ好きです。ヒロインの足元がパカッと開いて落下するところなんか余りの無理矢理な展開に爆笑しました。あとはやっぱりチェーンソー二刀流は笑っちゃいますよね。意味あんのか、それ。 レザーフェイスがヒロインに欲情し協力的になりかける場面から、もしかして新しい展開になるのか?と期待しましたが結局ならなかったのはやや残念です。 [DVD(字幕)] 7点(2013-04-15 23:26:35) |
42. 死霊のはらわたII
《ネタバレ》 素晴らしい!何十リットル飛び出すんだと思ってしまう血の大噴射やケラケラ笑いながら手に噛み付く女の生首、残酷も行くところまで行くと笑いに転化されるものですね。監督の「ボクの悪趣味世界を思う存分楽しんでちょーだい」と思われる過剰サービスに乗れるか乗れないかで評価は大きく変わるでしょう。私は勿論前者。映画って元々は所詮見世物だしね。 [DVD(字幕)] 7点(2013-03-31 13:56:29) |
43. ミッドナイトクロス
《ネタバレ》 デ・パルマらしいカメラワーク、演出を堪能できる一作。例えば、主人公が陰謀に巻き込まれていくシーンでは主人公の周りをカメラがグルグルと回り続ける。まるで観ているこっちまで混乱していくように執拗なカメラの動き。他には序盤、主人公が音響のサンプルを採取しているとき、ふくろうの鳴き声と共にふくろうのアップと共に主人公が背景にピントが合ったまま写っている。しかも事故が起きた瞬間、両者共に事故現場の方に目をやる。何か良く分からんがとにかくぶっ飛んだカットの連続ということは分かる。 しかしこの映画の凄まじい点は映像面のみではないと思います。非常に心を鷲掴みにされたのはエンディング、サリーが殺される時の悲鳴を繰り返し聞き、冒頭のB級ホラー映画の素材として映画を完成させる主人公。彼は完成後のスクリーンをじっと見つめますが、これは捜査官の時代からトラウマを克服できない主人公が愛した女をかけてもそこから脱却できなかった呪いのように感じました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-03-31 12:50:30) |
44. ヘル・レイザー
《ネタバレ》 近年のホラー映画としてはもう古典に位置する作品なので、勉強のつもりで鑑賞。 苦痛の中に究極の快楽がある。それを投影するようなグロテスクなクリーチャーの合間に挟まれる美しい画面構成・ライティングに目を奪われます。単純に人を怪物が殺して回るホラー映画とは違い、究極の快楽のために全てを犠牲にする価値があるか?という非常に普遍的なストーリーとなっている点にも驚きました。また各所で言及されていることですが、三浦建太郎先生による傑作漫画『ベルセルク』に多大な影響を与えているであろうことからも、大変偉大な作品だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2013-01-12 07:12:38) |
45. エイリアン2/完全版
《ネタバレ》 現代の娯楽映画の神様ジェームズ・キャメロンらしく全編ドンパチ撃ちまくる映画となっています。前作の様な文芸的なストーリーの深みは失っているが、それを補う分のアクションとサスペンスが盛り込まれており全く飽きない二時間半でした。完全版として追加されたシーンはまあ無くても損はしないかなって位のモンですかね。ただ追加されたシーンのお陰で主人公のリプリーが何故あそこまで少女に固執するかが良く分かりました。それにしても最近は女性のメンタル面の強さを強調する映画が多くなりましたが、最近の映画にもリプリー位フィジカルでも強さを感じる女性を入れてほしいものです。いや、リプリーまでいくと行き過ぎか(笑)。エイリアンのクイーンとキャットファイトする女なんてリプリー姐さんだけでいいな。 [DVD(字幕)] 7点(2012-08-19 00:04:11) |
46. ハメット
《ネタバレ》 中国人娼婦を演じるリディア・レイがフレデリック・フォレストの指を舐める仕草がエロい。舐める相手が中年だし銃をぶっ放すシーンより犯罪的に見えた。現実の出来事が主人公が書いている三文ハードボイルド小説さながらの展開を見せるのは面白いアイデアですね。街中のシーンが明らかに虚構の街として撮られているのもその展開を強調させるためでしょうか。アクションシーンの気の抜け方も実に三文小説といったレベルになっていて笑えてくる。 [DVD(字幕)] 7点(2012-07-25 01:45:31) |
47. 13日の金曜日(1980)
《ネタバレ》 スプラッターホラーの元祖中の元祖ということで一応鑑賞。しかしかなり面白かったです。特に今となっては大味映画音楽の巨匠、スティーヴ・ジャブロンスキーの楽曲が実にヒッチコックの名作「サイコ」のタイトルテーマと酷似しているのには驚きました。豪く露骨にパクッてるなーと思っていると、後半になって話がサイコになるという展開。サイコは母親の亡霊に取りつかれた中年男ノーマン・ベイツがモーテルの宿泊客を次々と殺していくという話でしたが、13日の金曜日は息子の亡霊に取りつかれた中年女が若い男女に復讐していくという話となっており、明らかにサイコからの影響があると思います。だから音楽もサイコにオマージュを捧げていたのかな?後々に不死身の怪物としてシリーズで暴れまわるジェイソンですが、実のところ1作目のジェイソンの母親が一番恐ろしい気がいたします。息子を思う余り狂ってしまったという展開が何より不気味で恐ろしい。「ミザリー」を観たときにも思ったのですが、ホラー映画で一番恐ろしいのは怪物じゃなくて狂った人間なんだと。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-29 00:47:29) |
48. アリス(1988)
《ネタバレ》 原作のカオスッ振りを更に上回るカオスとビザールな世界の洪水。動きだし時計を取り出してはハラワタを詰め込むウサギが不気味。マペットアニメの質の高さもとんでもない。 [映画館(字幕)] 7点(2012-03-25 16:24:38) |
49. 裸の銃を持つ男
《ネタバレ》 「バカで下品ですが何か?」と開き直っているような制作姿勢が素晴らしいですね。殆どのギャグが一応物語を転がす要素となっているので、しょーもないギャグが連発してもダレてイライラすることがないのが良い。ただクライマックスの野球場での女王暗殺計画のくだりは、フランクの監督ネタがやりたかったから入れたという感じで、ストーリーの本筋とギャグが全くリンクしていなかったので、非常に観ていてダレました。何というか面白いんだけどさっさとストーリーを進めてほしい感じ。 [DVD(吹替)] 7点(2011-11-14 07:19:03) |
50. 恋におちて
《ネタバレ》 不倫を只のロマンスで無く、一種の悲劇としても描いている所が好きです。ただコメディ要素が全くと言っていいほど抜け落ちていたのが少し残念。やっぱり恋愛ってのは楽しくなきゃ! [DVD(字幕)] 7点(2011-09-19 12:50:27) |
51. ルクソーJr.
《ネタバレ》 発想の勝利としか言いようのないピクサーらしい映画です。 [映画館(字幕)] 7点(2011-09-03 09:53:16) |
52. ニューヨーク1997
《ネタバレ》 大して予想外な展開は起きないのですが、それでも十分に面白い水準の作品だと思います。短い上映時間の中でもキャラクターがキチンと立っているから安心して物語に没頭できます。ただジョン・カーペンター御大自らの音楽だけには苦言を呈したい。終盤になってもあのゆったりとしたテクノじゃ気分が全く盛り上がらないよ! [DVD(字幕)] 7点(2011-05-29 10:04:24) |
53. 鉄男 TETSUO
とんでもないビザール・ムービー。綺麗なモノは歪めてしまい、おぞましいモノは滑稽にしてしまう監督の演出が個人的に好き。後半のストップモーションはちょっとやり過ぎな気も。 [ビデオ(邦画)] 7点(2010-10-10 12:07:09) |
54. プロジェクトA
役者達の体を張った命がけのスタント、適度にコミカルかつサスペンスフルな展開、どうしても燃えてしまうプロ同士の友情等、こういうのを観ると「映画っていいなあ~」と心から思えますね。 [地上波(字幕)] 7点(2010-07-20 04:43:20) |
55. 風の谷のナウシカ
20年以上前に作られた作品であるにも関わらず、この映画には素晴らしいアニメの快感が詰まっています。キャラクターは誰もが魅力的であるし、ストーリーも非常に分かり易く構成されている。しかし個人的には漫画版の風の谷のナウシカの方が傑作だと思っているので、この点数とさせて頂きました。 [地上波(邦画)] 7点(2010-03-22 09:08:48) |
56. ラウンド・ミッドナイト
演奏10点、脚本4点というところでしょうか。デックスの演奏は本当に素晴らしく、ジャズファンの私としてはそれだけで「最高!」なのですが、お話の部分が如何せん面白くない。 実話をベースにしているとはいえ、もっともっと話をこねくり回して、展開の激しい話にしてもいいとおもうんですけどね。これじゃあまりに淡泊かと。 それでもどこかのお話だけチャラチャラして、演奏は激ショボのどこかの女子高生コメディムービーよか全然いい出来と思いますけどね。 [地上波(字幕)] 7点(2009-10-31 11:34:26) |
57. シャイニング(1980)
キューブリックらしい映像美と恐怖心を煽る構図は十分に堪能できたのですが、少し話が冗長だなぁと感じました。それにしてもホラー映画って「犠牲者が一人、また一人……」が定番だけど、この映画は終盤まで誰も殺さずにホラー映画として成立しているのが凄い。 [DVD(字幕)] 7点(2009-05-26 22:54:55) |
58. レインマン
まず皆さん言っている様にダスティン・ホフマンの演技は非常に素晴らしかった。あんな演技そうそう出来るもんじゃないでしょうね。 しかし逆にダスティン・ホフマンの演技力に目が行き過ぎて映画としてのテーマ等がやや目劣りしてしまった感じでもありました。個人的には折角サヴァン症候群という中々映画にし難い(キャストの演技力の問題で)話なので、その病気についてもっと深く突っ込んで欲しかったといった感じです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-27 14:47:40) |
59. 魔女の宅急便(1989)
魔女と共存している世界観と、細部まで書き込まれた町並みの風景が魅力的でした。欧州に行きたくなる映画でした。 キキは健気に仕事を頑張る姿が可愛いですね。 [地上波(邦画)] 7点(2008-08-30 18:53:19) |
60. ターミネーター
《ネタバレ》 面白いのですが、続編への布石とは云え一夜を供にするシーンはいらなかったのでは?あと流石に今では最後のターミネーターの骨格のCGの粗さはキツかったです。 [地上波(吹替)] 7点(2008-08-30 18:20:32) |