41. 天空の城ラピュタ
子供向けのアニメーションでありながら、大人も存分に楽しむことが出来る映画を作る監督が宮崎駿です。この作品は毎度のことながら、宮崎駿の描きたい風景、憧れた夢が山ほどつまっています。その中でも最も冒険心を煽られるのがラピュタですね。僕も空を飛びたかったし、空から降りてきた美少女と冒険に出たかった。この作品を作りながら、この作品に憧れた宮崎駿が作り上げた怪物のような映画。この映画を死ぬまでに何度見ることになるんだろうか。 [DVD(邦画)] 7点(2013-09-04 12:33:04) |
42. 魔女の宅急便(1989)
《ネタバレ》 田舎町の少女が都会に出て自立して、少女から大人への第一歩を踏み出したと。僕の好きな僕の好きなタイプのお話です。魔法の力が弱くなってしまうことはありませんが、思春期の中で突然自分が自分でないような感覚が訪れた経験はだれでもあることと思います。ジジはキキよりも先に恋をして、大人になっていきました。ラストでジジの鳴き声が聞こえてしまったのは、キキはまだまだ、これから大人になっていくということなのでしょう。トンボと恋をするのかはわかりませんが、これからのキキを応援したい気持ちになります。ジブリ映画の中で一番続編が見たい映画ですね。 [DVD(邦画)] 7点(2013-08-25 18:37:10)(良:1票) |
43. の・ようなもの
《ネタバレ》 たまらなく好きな映画です。僕はこの映画の雰囲気が大好きなんです。登場人物は基本的に善意で動いていて、気の抜けたギャグをポロッと言ったりします。たまに訳の分からないキャラクターが出てきて、ギャグのようなものをつぶやく。話をつまらなくしてしまいかねない登場人物たちですが、何故か愛してしまう。脚本の良さと監督の技量がなせる技だと思います。当時素人だった伊藤克信を主役の・ようなものに据えて名作を作り上げてしまった森田芳光に頭が上がりません。監督の最高傑作だと思います。 [DVD(邦画)] 7点(2013-08-18 16:05:55) |
44. シャイニング(1980)
奥さんの顔、ジャック・ニコルソンの怪演、音楽、そしてオチまでたまらんですね。ただ、シャイニングという能力がさほど物語に関係ないのが残念というか、ならタイトル変えちゃえばよかったのにと思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-15 23:28:46) |
45. コブラ
可愛いスタローンが見られるというだけで見る価値ありだと思うんですけどね…どの映画よりも可愛いスタローンが映っていますよ。アクションも悪くないし、好きな映画です。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-14 14:13:05) |
46. 遊星からの物体X
2度目の鑑賞です。1度目はあまり楽しめなかったのですが、今回は精神的に来るホラーの恐ろしさを堪能することができました。閉鎖された空間(そもそも南極大陸が閉鎖された場所なのに…)で疑心暗鬼になる恐怖なんて想像もできない。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-13 23:12:09) |
47. 動くな、死ね、甦れ!
《ネタバレ》 パワフルに振り切った「大人は判ってくれない」。社会の不条理や濃厚な死の香りが漂う画面に釘付けになりました。ラストシーンの「勝手にしやがれ」や「気狂いピエロ」レベルのメタ演出は不思議と印象に残ります。 [DVD(字幕)] 6点(2017-01-17 04:20:46) |
48. 戦場のメリークリスマス
《ネタバレ》 トム・コンティが何言ってるのか全然わからなかった……デヴィッド・ボウイが坂本龍一にキスした後の例のショットはとても良かったのですが、彼らの友情がいまいち理解できませんでした。トム・コンティとたけしの友情が普遍的なものだったのに対して、ちょっと難しい。 [DVD(邦画)] 6点(2016-05-24 08:22:12) |
49. アンタッチャブル
《ネタバレ》 デ・ニーロとショーン・コネリーの熱演が素晴らしいですね。ただ、ストーリーをとても面白いと思うことはできず…。アル・カポネが腐敗した社会を象徴し、善良な、腐敗していない勇敢な人物がそれを合法的に討つ。カポネとマローン、ネスとニッティが対立し、それぞれがそれぞれを倒して大団円。物語の構造は確かに面白いと思いますが、あまりにもトントン拍子に展開していくというか、私はこの映画のストーリーに裏切られることがありませんでした。古典的ハリウッド映画に忠実すぎるのでは? [ビデオ(字幕)] 6点(2015-11-16 05:57:00) |
50. ストレンジャー・ザン・パラダイス
《ネタバレ》 ロードムービーだもの、何も起こらなくて当然。雰囲気は好きだし、好きなショットもあるし、何度か笑った。でもなあ、いくらなんでも退屈なんじゃないのか?ヒロインはとても魅力的で、彼女が画面に映っているだけで興味をそそられたけど、男連中には一秒たりとも興味を持てなかった。絶妙にバランスが悪い。このバランスの悪さが映画のすべてなんだろうなあ…。好きだし、嫌い。そんな感じ。 [インターネット(字幕)] 6点(2015-07-05 21:46:22) |
51. モンティ・パイソン/人生狂騒曲
《ネタバレ》 モンティ・パイソンの第1シーズンを全部見て、ハリウッド・ボウルでのライブもチラッと見た程度のパイソンズファンの私。まさか齢40を超えたインテリブラックコメディ集団が下ネタに振り切ったスケッチを書きなぐっていたとは思いもしなかった。凄く笑えるスケッチもあるんです。「すべての精子は大切」からプロテスタント夫婦のやりとりへの流れはかなり好きだし、性教育のバカバカしさを皮肉ったスケッチも大好き。パートの後ろについていた生徒対教師のラグビー大会も良かったですねー。でもハズレはとことんハズレで全然面白くねえ!パート1とパート4はクスリともしなかった。 本作の何が悪かったのか?自分なりに考えた結果、やはりテリー・ギリアムのアニメーションの不在が大きいのではないかと思うんです。テレビシリーズに匹敵するまとまりのないスケッチの羅列。これはテリー・ギリアムのアニメーションが潤滑油になることで放送として成立し、爆笑させられていたのです。パイソンズの映画はテーマに基づいたスケッチが基本で、ギリアムのアニメーションは特に必要なかったのではないでしょうか? しかし、本作は違う。誰一人納得のいくスケッチを作ることができなかったという絶望的な状況の中でテリー・ギリアムは何をしていたかというと、冒頭の短編映画を作っていた!しかも実写!しかも膨大な予算を組んで!なにやってんだギリアム!ユニバーサルと契約して多額の予算を組んでもらっていなかったらクレオソートの大爆発もなかったし、貧困すぎてヤバい映画になっていたところだったぞ!下品さだけが後に残る珍品になるところだった。 過去作では制作費不足に悩まされていたパイソンズ。苦労に苦労を重ねて名作を作っていたのに、予算を貰ったら内部分裂しちゃうなんて勿体ないなあ。全然ダメというわけではないし、多分何度か見直すことになるんだろうけど、もったいねー。 [DVD(字幕)] 6点(2015-06-13 00:33:01) |
52. コマンドー
《ネタバレ》 突っ込みどころとシュワちゃんだけでできた大味な映画ですが、退屈しないでみることができる愉快なアクションは評価できますね。黒人女性はもっと面白くて共感できるキャラクターにできたんじゃないかと思いますし、魅力的なキャラクターが好色野郎しかいないことが残念ですが、それがシュワちゃん映画だからと言われれば、そうかもしれません。 これは余談ですが、レンタルしたBlu-ray版には日本語吹き替えが入っていませんでした。更に特典映像は他の映画の予告編だけ。残念すぎます。 [DVD(字幕)] 6点(2013-09-02 09:42:17) |
53. 火垂るの墓(1988)
FPSゲームが流行する現在において、子供達がこの映画の視点に触れることは重要だと考えます。親しみやすいアニメで語られる悲惨な兄弟の物語は、多くの子供達がおそらく最初に見ることになる反戦映画としてはこれ以上ないものです。トトロとの同時上映というのも、見にきた子供達に世の中には楽しいことばかりではないということを叩き込んでやろうとしたからではないかと。ただ、話はあまり面白いと思いませんので、この点数。 [DVD(邦画)] 6点(2013-08-17 00:52:14) |
54. ウディ・アレンの重罪と軽罪
神についての映画は日本人と相性が悪い。期待したほどではなかったけど、悪くはないです。 [DVD(字幕)] 6点(2013-08-01 23:02:18) |
55. ランブルフィッシュ
いまいち話に乗れなかった。ミッキー・ロークの雰囲気はとても好き、街の雰囲気も日本人が思い描くアメリカの田舎町って感じで良いんだけど……。 [DVD(字幕)] 5点(2016-12-12 23:59:25) |
56. フィツカラルド
社会に認められるための通過儀礼が山登り。中盤まで冗長にも程があるので見続けるのがしんどいけど、山登りのシーンは忘れられない。 [DVD(字幕)] 5点(2016-12-12 23:35:47) |
57. 欲望の法則
常に優位に立つことで恋愛をリードしてきた映画監督が初めて命令される側に回ったことが特に生かされないのが残念。 [DVD(字幕)] 5点(2016-05-31 00:52:08) |
58. メイン・テーマ
嫌いにはなれないけど、賞賛することもできないという微妙なラインですね。森田芳光らしい映画文法の破壊活動じみた演出(俳優の素人演技やセリフと口の動きが合わない編集、意味不明なワンカット挿入など)は好きなんだけど、いかんせん話が面白くない。ロードムービーの難しさはエピソードを羅列していく時のバランスの取り方だと思うけど、森田監督はバランスを壊してなんぼの人だから、題材と監督がミスマッチかな。 [インターネット(字幕)] 5点(2016-03-30 20:31:03) |
59. 13日の金曜日(1980)
《ネタバレ》 知らないオバサンが突然現れたかと思ったら真犯人だなんて、正直がっかりしました。サスペンス…。若造の殺し方は良かったし、水上で襲われるシーンは美醜入り混じった恐ろしさがありました。でも、やっぱり新参者のオバサンが犯人だなんて、いくらなんでも。 [DVD(字幕)] 5点(2015-11-16 06:06:05) |
60. ヴィデオドローム
《ネタバレ》 『カリガリ博士』を見たばかりなので、幻覚なのか現実なのか判断がつきにくい話の受け入れ体制はバッチリでした。しかし、話があまり面白くないこと、難解なことがどうにも…。メディアにより完全受動態人間になってしまうことの恐怖を描いているのかな。グロ演出は好物なので楽しめましたけど、うーん。怪奇ビデオデッキ人間。 [DVD(字幕)] 5点(2015-04-13 04:11:44) |