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グルコサミンSさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 281
性別 男性
自己紹介 基本 SFとアクションとコメディが守備範囲。
映画通ではなく、中レベルの映画ファンです・・。
苦手なジャンルや興味のない映画は元から見ないし、観て良かった作品ばかりレビューしてるので、8~10点ばかり付けてしまいます。
期待した作品と、期待してなかった作品で、評価が上下してしまう癖が
あります。あと話題の大作とかには、評価は辛目です。

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41.  12モンキーズ 《ネタバレ》 
カルトな名作SFという感じ? 諸刃の剣の素材・タイムトラベルを主軸にした映画。 未来の科学者達が、パンデミック世界崩壊の過去を探り、未来を救う手がかりを得ようと タイムマシンで過去へ送り込んだ調査員の、悪戦苦闘を描いた作品なのかな・・? 無限ループに陥ったような展開で、コチラの頭も混乱しそうです。 いつもの強さは失せて、だらしない浮浪者然のブルースウィリスと、精神異常確定の ブラッドピットがメインキャラって、見てて気が滅入りそうですが我慢しましょう。 ラストシーンはなかなか心に響くものがあります。 ただ疑問が、そこで死んだ場合は、その先の未来で調査員として存在できなくなる・・? あーメンドクサイ・・ 娯楽映画はノリが大事。テンポとノリでなんとかしましょう。   ※ 確か4回目かな?見るのは・・ 見る度に理解が深まって、どんどん面白くなってくる映画。 1回目の印象とはダイブ変わりました。 今では最高にお気に入りの映画になってしまった。 精神科医のヒロインが、ジェームズを信じたり疑ったりを行き来する心理が迫るものがある。 摘出した銃弾が古い時代だったり、戦時中の写真に気づいたり、ニュースの結末知っていたり ましてや、聞けるはずのない電話の内容を知っていたりで、人類滅亡が現実になる不安に襲われる シーンなどはエキサイトします。 この高揚感が1回目の鑑賞時に得られなかったのは、何が原因なのだろうか? やはり難しい脚本のせい? ブルースのむさくるしい外観のせい? ピットの狂人キャラの嫌味? その辺りをどうにかして、リメイクしたら名作になりそうな予感。 なので10点にはしませんが、今回評価変更し加点しました。
[DVD(字幕)] 9点(2016-04-08 20:50:28)
42.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
子供たちには、ある意味恐怖映画かも。 体だけでは移動もままならない宇宙空間での孤独な戦い。何回死んでもおかしくない程の トラブルの連続。高所恐怖症であれば眼下に広がる地球を見るだけで失神寸前。 いやー、「大きくなったら宇宙飛行士になりたい」の子供たちがどれだけ減ったか・・。 ただ、同じ意味で貴重な作品と言えます。現実は厳しいぞと。ヒロインはそれらの障害を 全て打破して突き進むという、ご都合主義な面もありますが、そこは娯楽映画ですから。  消火器で無重力空間移動って、アニメ「ウォーリー」でもありましたねー。 他に、銃をバンバン撃って軌道修正していた映画もありましたが・・ まあ、主人公が諦めずに困難に立ち向かう姿に感動すれば良し。感動できなかった人も タイトルどおり、「ゼロ重力空間」を疑似体験できる良作ではないでしょうか。 自分は大変気に入っております。
[DVD(字幕)] 9点(2016-04-08 18:21:35)
43.  インセプション 《ネタバレ》 
ノーラン監督の傑作映画、しかも日本の謙さんも出ている。 夢オチ物は安易だという向きはありますが、こりゃレベルが違います。 装置で繋がった相手と、夢が共有可能になる。 夢の中で、夢を見ると時間は長くなる。 重ねた結果、50年の人生を過ごしてから目覚める事が可能に? なるほどそういう設定で来ましたか? 目の付け所チャイますね、この監督。 なんか毎年リプレイして見てしまうスルメの様な作品でした。
[DVD(字幕)] 9点(2016-04-06 22:07:36)(良:1票)
44.  ヒドゥン(1987) 《ネタバレ》 
娯楽映画としては最高の部類。 マクマラクランの哀愁も、SFとしての仕上がりも、アクションシーンの 見せ方も、この時代としては出色の作品。  唯一残念なのが、体の乗っ取りのシーンが、敵がやる時はおぞましくて コチラ側は光がキラキラで表現が、つい失笑・・ そこだけマイナス。  例えば、どちらも影だけの演出などとして、ハッキリ見せない手法でも 良かったのでは・・?  異星人が体乗っ取りって、いろいろありましたよね。 ボディスナッチャーとか、物体エックスとか。  このヒドゥンでは、悪玉異性人の快楽まっしぐらのブチ切れ暴走っぷりが スパイスになっていて、娯楽性向上してます。  そろそろリメイクしてもいいんじゃないのかな? ただ、マクラクランのような神秘的な俳優が居ないのが問題かも。
[地上波(吹替)] 9点(2016-04-04 23:32:54)
45.  ジョン・ウィック:コンセクエンス 《ネタバレ》 
いやいや、長かった・・ で、キアヌ死んじゃったようなエンディング? でもウィキでは、5作目も同時に撮影の話も有ったというので、死んでない可能性も?  で、ネタバレついでに、3曲分もあるエンドロールの後で、更にワンシーン入ります。 ただ、キアヌは居ません。 何なんでしょう? という170分  今回はトイレ行かずに済みました。 アバターでは痛恨の一時離脱・・。  中身は、半分以上が打ち合いシーン。 バンバンバンバン、正直ちょっと疲れました・・ 面白いのは、パリでの戦闘で、真上からのドローン映像で、建物の中で撃ち合いながら 移動する長いワンカットのシーンが痛快。 火力の高いショットガンで、1発で相手が 吹っ飛んで火だるまになる特殊な武器のシーン。これが見ていて快感。 キアヌ抹殺の為に敵が用意した銃なのに、いきなり奪われてキアヌが使い倒すのが最高。  残念なのは、今回のラスボスが、童顔の若手俳優で、悪そうにも怖そうにも見えない事。 あと日本が誇る俳優真田氏の出番が短かった件。ブレットトレイン位は出て欲しかった。 今回も階段落ちシーンがあります。しかも100段は落ちてる・・しかも2回も・・ どこまでしぶといのかジョナサン。   エンドロールでサオリ・イザワの名前を発見。真田の娘のアクションシーンでスタントの 吹き替えやったのかも。 どーせなら沙織ちゃん本人を見せて欲しかった。 と、要望ばかり言いましたが、総じてはマズマズの娯楽作品になってます。  一言言わせてもらえば・・ 5作目は不要だと思います。もう充分でしょう。
[映画館(字幕)] 8点(2023-10-25 00:28:50)
46.  イコライザー THE FINAL 《ネタバレ》 
お金貰わない必殺仕事人のマッコールが、またしても極悪人を処刑する快作。待ってました。 相変わらず仲間も無しで、孤独な闘いに身を投じるのですが、ジョンウィックとは違い正面からは 行かず、基本背後から忍び寄って一人ずつ処刑のスタイルは変わらず。  ただ、今回は現場こそイタリアのシシリー島ですが、CIAの若手捜査官との協力や、街の人々に 素顔撮影されまくったりで、極力目立たないスタンスではなくなりました。 極悪非道のイタリアンマフィアが、コテンパンに殺されていくのは実に痛快。 2作目で薄れてしまった「勧善懲悪」が戻って来て、そのカタルシスは1作目に匹敵です。  若手捜査官の俳優が誰なのか、エンドロール見てビックリ! ダコタファニングちゃんですかあ? 大人になって誰だかわからなくなってます。 彼女が爆殺されそうになるシーンが、ド迫力です。 映画的な爆発シーンは、炎がゆっくり広がるのが 多いのですが、実際の爆発は一瞬で吹っ飛ぶのがリアル。誰かを庇うシーンとかは全部嘘なんですよね。 コンマ1秒以下じゃ何もできないのが当たり前。 このシーンはリアルにビックリでした。  いずれ、70歳近い年寄りのアクション映画なので、見せ方に制約がありますが、アリだと思います。 自信満々の悪人にヒイヒイ言わせる、残酷な水戸黄門てな感じで、安心感あって実にいい。  鬼畜な自分には、ラスボスの仕留め方が手ぬるいような気がしまして・・ それが良ければ9点でした。
[映画館(字幕)] 8点(2023-10-22 18:46:02)
47.  SAND LAND 《ネタバレ》 
ドラゴンボールは興味ないけど、ドクタースランプは読んでたシルバー世代。 なんか無性に懐かしくて、家族について行って鑑賞。 面白かったです。 もちょい派手にメカメカしいの期待してましたが、まあこんなもんでしょう。 ジジイが頑張る映画は、ブルースウィリスや、シュワちゃん、スタローン等ありますが、 サンドランドの保安官も渋いですねえ。 肉弾戦も戦車戦もガンファイトもキレキレ。 多分小中学生向けのアニメですが、ジジイが見ても面白いです(個人の感想ですが・・)  ストーリーは単純明快。権力側の悪党との戦いに、ちょい悪の魔物が加勢してクライマックス。 水不足であえぐ国民や魔物達にも幸福が訪れる結末は、何のストレスも無く楽しめます。 コレで良い、いや、こーゆーのが良い。  だだ女性キャラが写真一枚だけてのが、なんか不思議ではありました・・
[映画館(邦画)] 8点(2023-08-25 18:12:39)
48.  ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE 《ネタバレ》 
やっと見ましたが、家族の希望で吹き替えでした。 セリフの聞き取りは問題ないです。  冒頭は、潜水艦のエピソードで、いつもの俳優さん達がいません。まるで別の映画が始まったみたい。 で、今回のお宝は自我に目覚めて暴走始めた万能AIを制する事ができる鍵、東西どころか世界各国の 争奪戦が起きる前に取り戻そうという使命。 今回はSFテイストも加味。 ところが、相手がデジタル技術の神なので歯が立たず、戦い方はアナログに徹する必要があり イーサンハントの肉弾戦が要になるので、アクション映画のお膳立てにはピッタリでした。 今回のカーチェイスは、手錠で自由が利かずシロートに運転させることで、危機感上げてます。 手錠の二人三脚アクションは007シリーズ思い出しますねえ。 超コンパクトカーで階段落ちからの横転後に、運転席と助手席入れ替わってて呆然・・とか 時々ギャグ入れてくるのは、いつもの乗りですね。 予告編でやたら押していた崖からのジャンプシーンは、あっさり過ぎて拍子抜けでした。 もう少し列車に到着の過程を見せてほしいかな。 全部端折って、窓から飛び込んで来て スゴイご都合主義な絵を見せられて、さすがに失笑。 ここホントマイナス。 予告で煽ってなければ、へえーでスルー出来たかもですが、あれだけ期待させたんだから・・ でもでも、その先の列車の大惨事から脱出のシーンは素晴らしい。 前作の絶壁の宙づりヘリコプターに匹敵のド迫力映像、映画館で見て大満足です。 かなり高い点数になると想定していたんですが、まさかの重要キャラの死亡がショックで これもマイナスポイントになりました。 彼女をもう見れないなんて悲しいです。  てなわけで満点から2ポイント減点せざるを得ません。 個人の感想ですが・・
[映画館(吹替)] 8点(2023-07-23 19:27:04)(良:1票)
49.  ガンパウダー・ミルクシェイク 《ネタバレ》 
まさにB級娯楽カテゴリーの、殺し屋アクションムービー。 思考不要の空っぽ映画。 の上出来作品。  とにかく強い女と、おバカな悪役で、チャーリーズエンジェル風とも言えますが、殺害シーンが流血過多でR12? ジョンウィックより血が多いのに、どこかコメディのエッセンス。 もしやキルビルかな?  一番お気に入りのシーンは、3バカチームとの病院での第二ラウンド。 相手は両足に怪我の車いす男一人と 松葉杖に三角巾の男二人の障がい者チーム。受けて立つヒロインは、麻酔打たれて両手がダラーン状態での戦い。 この障害者同士の、決闘シーンが血みどろのポンコツバトル。 三バカは痛み止めの笑気ガスのせいで爆笑しながら 攻めてくるもんだから、全く殺気が無い。 このしょーもない死闘シーンは伝説になりそうな予感。  突っ込み始めたら止まらなくなるのでよしましょう。何も考えず笑い飛ばして、もう一回見たくなる佳作でした。
[DVD(字幕)] 8点(2023-04-10 17:23:39)(良:1票)
50.  アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
粗探して、批判しようと企んで見に行きました。 が、意外に面白かったかも。  ただ、満点作品かというと、そこまでではないですね。 長すぎるのは無論、 自然破壊する人間側の描写が、環境保護テロリストの影響すら感じる違和感。 拍手喝采しても空しいものが残るかも。 人類にも救いが欲しかった。 冒頭の地球軍の戦艦が、森を焼け野原にしてから着陸するシーンが、痛すぎる。 大佐達も、処刑は見送ったものの、村は焼き払うし、鯨の知性を持ち上げといて ハンティングで母子抹殺のシーンなど、地球人の悪魔の所業を列挙してて、物語の 印象を勧善懲悪的に単純化してしまっている。 「人類サイテー」のストーリー。 更に頂けないのは、大佐がキリを人質にしたのに対抗して、ネイティリが大佐の子供を人質に してしまうのは、止して貰いたかった。アングリして萎えてしまった・・。 この辺の事を、前評判で知っていたので、批判する前提で見に行ったのですが・・  とにもかくにも最新CG映像の凄さに圧倒されました。 自分、基本CG映画は嫌いです。 本来ゲームに興味もなく毛嫌いする側に属してますが、この映画の人物や動物の 描写には違和感や拒絶反応が起きません。 既存のCGより品質がいいからでしょう。 アナログレコードの時代から、デジタル録音やМD・CDに移行の初期に、拒絶や批判の 嵐が吹いたのは、その品質が及ばなかったからであり、その後の技術の向上により 大半の消費者に受け入れられて行ったのと同じなんだろう。  実写映画と同じ土俵に、CG作品が上りつつあるのかも。 だからと言って、シンセサイザーがあれば、オーケストラは要らなくなるわけじゃない。 実写の映画が無くなる事はないと信じたい。 それを踏まえて安心して観ていられました。 まあこの先、いくらでもイケメンイケジョが作り出される事で、これからの実在の俳優さん達には すこし窮屈になるかもでずが、2次元アニメでも通ってきた道だし・・享受の方向ですかね。  総評としてはこんなもんでしょ。 絵的には満点。ストーリーが足引っ張ってしまい8点かと。 養女のキリの声って・・ホントにシガニーウイーバーがやってたの? ちょっと信じがたいです。  あと、3時間15分もトイレ持たない同志の皆様へ提案、大佐の部隊が捕鯨船で迫ってきて 子供たちが海中で潜水艇に追われるシーンのあたりが、トイレに行くチャンスです。 延々追いかけっこしてて、予想通りの展開になるので見逃しても大丈夫でしょう。(笑
[3D(吹替)] 8点(2022-12-30 10:07:52)
51.  漁港の肉子ちゃん 《ネタバレ》 
タイトルと看板イメージのせいで、全く見る気ありませんでした。陳謝。 先入観低すぎて、触りだけ見て消そうかと思いつつ録画見始めたのですが、 二宮君の変顔に、ハマり過ぎて、最後まで一気に見てしまった。  娘が母親の肉子と、本当の母親について初めて語り合うシーンがいいです。 11歳の娘が精神的に大人過ぎて、母親の精神年齢と逆転してて笑える。 自信の出生の重い話の時でも、淡々と受け入れていく娘が頼もしい。 小学生親子のありがちな日常風景ですが、不遇な母娘を取り巻く人々の 不器用な愛が溢れていて、気の毒で、可哀想で、愛おしくて、なのに羨ましい毎日。 観終わって、心の中に何かが確実に残る1本です。 後で、原作の小説も読んでみたいかなあ。
[地上波(邦画)] 8点(2022-09-25 21:57:41)
52.  告白(2010) 《ネタバレ》 
この監督、映像表現が独特ですね。 屋外のシーンですら、人工の光と影のような不思議な絵になってます。 それが幸か不幸か、一回目の鑑賞では、嫌味に感じてしまい、評価対象外でスルー。 がしかし、ホラーの「来る」を見た後だと、この映像が馴染んでしまい、これが正解のような・・。 いずれ、一回目の時に強かった「薄気味悪い子供たち」の拒絶反応が薄れて、二回目はじっくり 鑑賞できました。 点数上方修正します。 にしても原作の通りサイコな少年達に対し、正しい裁きではなく、地獄の復讐を仕掛ける教師。 その復讐の為には、ターゲットの家族も、クラスメートも、新任教師も、巻き込んでいく冷血に対し、 どういうわけか共感してしまう自分の危うい資質に気づかされる物語。 ラストシーンで、相手の口癖を真似る元担任女教師。 二回目の鑑賞では、超はまりました。  難点は、音声の編集ですね。会話の一つ一つが、表の意味裏の意味あるので、聞き取れないと 意味が無くなります。でボリューム上げてると、子供の絶叫シーンで盛大に近所迷惑になる。 子供の悲鳴とかは、無茶苦茶体裁悪いのでヤバいですう・・ 家庭向けDVDはその辺を 考慮して編集してもらいたい。 映画館ならこのままで良いとは思いますが・・ てなわけで、レンタルして視聴の際は、字幕出して観るのをお勧めします。 これじゃ日本の映画なのに、洋画と変わらないじゃん・・と最近、切に感じますわ
[DVD(邦画)] 8点(2022-08-07 19:05:13)
53.  真実の行方 《ネタバレ》 
ネタバレ厳禁ですが・・  見どころは、二重人格を演じて、全ての人間を騙し、裁判を乗り切る犯人でした。 主役の弁護士は、手のひらで踊っていただけというオチ。ハッピーエンドではない。  犯人は最初、二重人格を伏せていて、弁護士が調査の末にそれを見つける流れにより、 真実にたどり着いたと確信させてしまうというところがいい。  気の弱い真面目で正直なアーロンの人格が表で、暴力的で策略家のロイという裏の人格。 「アーロンは父親からの虐待により精神を病み、ロイという2つ目の人格ができてしまった」 という、同情を禁じ得ないストーリーに弁護士も検事も、取りつかれてしまう。  しかし、それらは全て犯人の捏造で、捕まったロイが架空の人格のアーロンを演じていただけ。 アーロンなんて存在しなかったという真実。 真実の行方は、犯人野放しという結果。  見事に騙されましたと、拍手喝采しそうでしたが、気になる点が・・ 「殺しちゃった、助けて・・ロイ」とアーロンが言ったという供述がある。アーロンは、ロイの存在を 知らないハズなのに・・ ロイが殺したのなら確かにアーロンの罪は問えないけど、脚本のミス?  リンダの殺害が公になってない事や、ピネロが殺された件が、うやむやのままなのもスッキリしない。 検事との恋物語や、事務所員とのエピソードを減らして、そっちも扱って欲しかった。  いくつかの難点がありましたが、デビュー作で怪演するエドワードノートンに感服の1作として 大変記憶に残りました。  良いと思います。  ※若干修正します  よく考えたら、この弁護士が興味本位と目立ちたがりで国選弁護に立候補しなかったら  この犯人の計画は、成功しなかった確率の方が高い。  犯人は、演技力もあるし頭がいいので、そんなリスク犯すより、犯人として捕まらない  計画を立てた筈・・  てな疑問が残ってしまいました。 1点減らしますかね・・
[DVD(字幕)] 8点(2022-03-12 08:38:10)
54.  機動警察パトレイバー 《ネタバレ》 
5年前の実写版見たら、つい懐かしくなってこのアニメ版1作目を借りてきた。 以前の印象は、「子供向けにナヨって、ヒヨって、チャラけて低品質な作品」てな記憶でした。 実際そーなんですが、改めて見返すと、お話としてはまあまあ面白いです。 単独犯人のテロ計画は、コンピューターウイルス一つで完璧な進行状態。 あとは計画がバレてウイルスが浄化されてしまう前に、台風が来ればテロ成功。 この段階でなんと犯人は自殺? 見ないで死ぬとは勿体ない・・ もはや誰も止められない事態の中、被害を最小限にする為に、孤独な戦いに挑む事になる 警察の札付き愚連隊。 ストーリーは最高の部類でした。 ただ、鼻に付く演出、間の悪いセリフ、ふざけすぎの場面がねえ。やはり足引っ張ってます。 まあ、セリフ入れて動画確認した段階で、「滑ったなコレ」と・・ボツにする余裕なんか 無いのは判りますよ。 真面目ばかりじゃ息がつまる、子供も見れる娯楽作品にしてくれと スポンサーからプレッシャーもあるんだろうね・・。 気になったシーンのいくつか・・↓  暴走レイバーの中の作業員が、特車二課の悪口を言う前から太田が怒りだす  カヌカクランシーが空港で、「コンバット」と言った後の間が長すぎてシラケる  新型と旧型の対峙シーンで、太陽が昇るシーン  恥ずかしくて赤面な演出でしょ 基本的に、ノアとアスマのラブコメは蛇足でしかない。せめて冗長はよして欲しい。 その辺を整理して、カメラアングルを工夫して見せれば、名作になったと思うんだよなあ。 どーせネタ切れ映画界なので、そろそろこの脚本でリメイクしてみてはどうでしょうかね? という期待を込めて1点追加しました。  
[DVD(邦画)] 8点(2021-12-19 18:54:11)
55.  るろうに剣心 最終章 The Final 《ネタバレ》 
とにかくワイヤーアクションで見栄えが素晴らしいです。言わば快感映像。  ただ・・ 刀の一振りで、人が何人も飛ぶし、東屋も破壊してしまいます。 もはや、チャンバラではなく、サイコバトルの領域です。 敵もダースベイダーみたいなのいるし、江戸時代から12年後とは思えない武器などが 次々出て来て、変です・・。バズーカ砲とマシンガンのワンボディとか無理です。 刀で串刺しにされて、死人が出ないって、どんな先進医療体制なのか疑問符だらけ。 大量殺人で死刑が当たり前の悪人たちに、「生きて償え」とかも、変です。 その根拠は、刺されても、火傷負っても、爆弾に吹き飛ばされても、被害者たちや 警察官たちは、「怪我人」だったという事になってるからなんですよ・・ ストーリーが破綻してるのに、そのまま映画にしてしまう、この監督は、 エヌエチケーのドラマ「ハゲタカ」が有名でして、期待してたんですがねえ。  ただ、そんなお花畑アクション映画ですが、勢いがありまして、結果面白いです。 プラスマイナスありますが、日本の娯楽映画の牽引作品として評価致しまして 点数は大甘かも。  追伸・・ 新田真剣佑君の、極小のサングラスの存在意義が謎でした (笑
[映画館(邦画)] 8点(2021-06-12 21:41:24)
56.  ハンターキラー 潜航せよ 《ネタバレ》 
潜水艦の映画と観れば、期待値以下なんでしょうね。 戦争を回避のために、極力戦闘を避け、終盤は逃げ回ってるだけでツマラナイかも。  ただ、もっと大きな視点で、クーデターへの阻止へ向け、両国の分別ある軍人や政治家が、 最良の落としどころへ、手を取り合って成し遂げる物語は観てて気持ちいい。 思い出すのは、ショーンコネリーの映画レッドオクトーバーですね。 あれはクーデターとは違うけど、戦争の回避に、敵同士なのに協力する物語。 あの映画が好きだったので、こちらも楽しめました。  最後に悪者の要塞にミサイル攻撃した駆逐艦のシーンに違和感が・・ 駆逐艦の艦長はドゥーロフの手下だったのに、ミサイル攻撃を許可するとは思えない。 要塞が粉々になった後で、駆逐艦の指令室のシーンに、手下の艦長・・居ましたっけ? 周りの乗員に拘束されたのか、なんなのか気になるんですが・・(笑  都合良すぎな点も多いし、いろいろツッコミどころもありますが、スルーしておきました。
[DVD(字幕)] 8点(2021-02-02 16:13:46)
57.  オリエント急行殺人事件(2015)<TVM>
放送当時、録画してみたけど、あまりの長さに、後編を飛ばし見して、記憶が薄くなった今・・ 借りて来て見直しました。 笑いの少ない前編に対し、コメディにしてしまった後編は蛇足と感じてたのに、今回意外に引き込まれた。 推理する側からの視点の前編に対し、犯人達側からの視点の後編。 実に興味深いです。 仇討ち、敵討ち、復讐、制裁、私刑、それにより殺人の共犯になる悲壮感は乏しく、逆に意気揚々として 参加する面々のやり取り(勝呂からみれば舞台裏のやり取り)が面白い。 なるほど、これは新しいリメイクの手法なのかも。 ただ、5時間半もあるので、週末に観た方がいいです。 平日の21時に観始めた自分は睡眠不足で ふらふらしました・・。 つい一気見する面白さでした。
[DVD(邦画)] 8点(2020-12-04 22:11:09)
58.  アジョシ
見たいものが最近無くて、他人のイチオシで鑑賞。素直に面白かったなと。 元暗殺部隊のスーパーな主人公が、隣人の窮地に立ちあがり、悪人を一網打尽・・てな、 お約束シナリオと言えばそれまでですが、面白いんだからしょーがない。 日本映画ではなかなか踏み込めない残虐でグロいシーンがあり、万人受けとはいかないけど 大人向けのアクション映画は、本来かくあるべき。 儲け優先で、大人から子供までとか言って、箸にも棒にもならない映画になるよりは遥かにイイ感じ。 ラスボスの断末魔にあともう一工夫欲しいかな、庶民・特に子供の敵の、悪魔の悲鳴が足りません。  韓国映画独特の鼻に付く演出が無いわけでもないが、まあまあクールにまとまった方かも。 まだスマホが多くないとこが、10年前の作品らしい部分。リメイクされてもいい時期かなとも思いました。 そんな期待をしてしまう程、面白かったという事です。
[DVD(字幕)] 8点(2020-11-30 23:43:51)(良:1票)
59.  黒井戸殺し<TVM>
アガサの原作は知りません。 誰かに勧められて気になっていた作品。 今回やっと見れました。 中盤まではあまり面白いという感じは無かったのだが、ラストでガツンと殴られたような驚きが・・。 なる程、登場人物がそれぞれに秘密を持っていて、本当の供述は半分程度。普通の捜査では迷走確定。 しかし、勝呂探偵の目は最初からターゲットを捉えていたのだろう。すべての不可解な行動と調査は 犯人の筋書きの荒を、一つ一つ拾い集めて推理の土台を固めて行く作業だったと・・。 そして、普段の人を食ったような素振りとは裏腹に、各人物の心の奥にあるものを確実に捉える。 推理物の古典では、現代のような科学捜査は無いに等しい。その中で犯行に至る背景、動機、 実行の可能性、そして犯行を裏付ける材料を積み上げていく。 本来多人数で時間をかけて捜査を される工程を、実に効率よく探って行きながら、周りからは不思議な変人にしか見えない勝呂。 犯人を見事に翻弄し、気付いた時には反論の余地は残っていない。 ラストシーン、解決したものの、救われない現実を前にした孤独な探偵の表情が忘れられない。 強い印象が残る映画でした。  最初と最後が全く違う映画・・。 実にオモシロイ。
[DVD(邦画)] 8点(2020-10-31 21:53:37)
60.  ローガン・ラッキー 《ネタバレ》 
1回見て「大して面白くも無い」という印象でスルーしようかと思ったんですが、 理解が足りなかったと思い直し、もう一度最初から見直したら、はまりました。 人間関係が複雑で、顔を覚えるのが苦手なので、2度目は食い入るように見たら 大変面白い脚本だと気が付きました。日本映画だと顔は忘れないのに・・  田舎の馬鹿兄弟の行き当たりばったりなクライムコメディだと予想してましたが 実は、兄ローガンの緻密な計算の上で、身内も手玉に取って失敗を偽装しての成功。 まあ騙されるチームメイトがホントの馬鹿ばかりなのは予想通りでしたが・・ カネを盗まれた企業も一体いくらあったのか集計する前のカネなので、損害が 不明。もしかしたら大した額でもないと諦めてしまうのも、先を読んでいたと・・。 最後に、欲を張らない範囲の金額をゲットし、仲間に届ける兄ローガン。 不運が続き伝説となっていたローガン兄弟(妹も入れて3人)の祝杯でフィナーレ かと思いきや、酒場の隅にFBI特別捜査官の姿。 なんとも言えない感触ですが、オールドロックミュージックでナイスな後味。  ジョンデンバーのカントリーロードが何度も出て来て、キングスマン2を思い出した。 まさに典型的なアメリカンムービーです。自分は大変気に入りました。 ただ、自分のような外人の顔と名前を覚えるのが苦手な人は、2回見る必要が・・・
[インターネット(字幕)] 8点(2020-05-07 00:06:30)
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