621. 男はつらいよ 寅次郎物語
《ネタバレ》 面白かったですね〜。結構笑えました。特に男の子が熱を出して、みんなで看病してるシーンなんか極上漫才でほんと面白かった。 [地上波(邦画)] 7点(2016-09-29 21:59:25) |
622. フェーム
《ネタバレ》 誰か特定の主人公という形式ではなく、それぞれの学園生活を描く群像物語といった感じなんだけど、 どの子も初々しくてとても愛らしいですね。演出も嘘くさくなく、生き生きとした等身大の若者を描いてる。 なんだか、自分の学生時代を思い出しちゃいました。 いろんな子がいてそれぞれ笑えるし、またそれぞれほろっとさせられたりもする。 序盤の、音楽やら演劇やらダンスやらの学生たちみんなで楽しく演奏&踊りまくるシーンがすごく良かったです。 [地上波(字幕)] 7点(2016-08-28 22:33:55) |
623. コンドル(1975)
《ネタバレ》 何でもない普段通りの仕事場。そこに男たちが入ってきて、局員の人たちが次々と銃殺される冒頭のシーンは目を見張りましたね。 一体何が起こった?ただ事ではない状況。そこからたった一人、逃走しながら陰謀を暴いていくわけですが、 サスペンス映画としてはなかなか楽しめました。ただまあ、あの女の人。いくらコンドルが男前で強引な人が好きだからって、 銃で脅してさらった男とすぐにフォーリングラブするかいなって正直思いました。 殺し屋との再び遭遇であの終盤の展開も気が利いてますけど、やはりラストが一番の見せ場かな。 「本当に発行されると思うか?」との問いに対し答えられず、不安げに振り向くコンドルの顔のカットで終わる。 なんとも言えない余韻のある終わり方ですね。「正義のもろさ、正義の儚さ」を表現してるな、と思いました。 この世の中、真実を暴こうとして消えて(消されて)いった名もなき正義の人たちがたくさんいるんだろうな、と物思いにふけました。 [地上波(字幕)] 7点(2016-08-03 23:57:12) |
624. 残穢 -住んではいけない部屋-
《ネタバレ》 なかなか面白かったですね〜。 いつ頃からか日本のホラー映画は貞子的なものが必ず出てくるというおきまりのパターンに陥ってつまんなくなっちゃってましたからね。 ようやくミステリー小説仕立てのホラー映画が堪能できたことに喜びを感じずにはいられませんでした。 マンションの一室。そこでいつも変な音がするという興味深いところから始まり、 その原因を探偵のごとくたどっていく上でいろいろなことが解ってくる。 どのエピソードも実に恐ろしく、音で驚かすような西洋的なのとは違い、 暗くて不気味な映像はこれぞジャパニーズホラーの醍醐味と言った感じです。 その土地に穢れのようなものが残るという感覚は実に日本的だなぁと思います。 しかし、全く関係のない後世の人たちにずっとああやって不幸をもたらし続けるなんて、 お化けさんは本当に罪深いですね。一つだけ不満だったのはやはりクライマックスの展開でしょうか。 それまで関わった登場人物たちが次々と霊に襲われて終わる結末というのはいかにもこれまでのホラー映画の 定型パターンといった感じで、もう少し捻りが欲しかったなというのが正直なところです。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-07-30 23:57:03)(良:1票) |
625. アーロと少年
《ネタバレ》 冒頭、太古の地球の風景が映し出されるのですが、「あれ、これ実写?」と思っちゃったぐらい 自然の描写がすごくリアルなんですよね〜。フルCGもここまで来たか〜と順当な映像進化を堪能。 ストーリーはすごく簡単で王道なんだけど、感動シーンの描き方が直球で、だからこそ反射的にうるっときちゃう。 個人的なうるうるポイントは2つあって、アーロと少年が木の枝で家族を表現し互いに孤独であることをわかり合うシーン。 それから、少年の家族がやってきて、近寄る少年を引き離して一緒にいるようにと促すシーン。 涙腺スポットをストレートに刺激してきますねぇ。この辺はさすがピクサーという感じです。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-07-26 21:18:45) |
626. 赤い河
《ネタバレ》 西部開拓時代がとういうものだったのかというのが、本作を見て手に取るようにわかりました。 その当時のアメリカの人たちがどんな風に生き抜いていたのか、等身大で理解できる。 開拓時代だから、今みたいに整備された社会でなく、どのように道徳を養い生か死かを選択し、 思慕を育み仕事を全うするのか、生きざまの中でそういうことが培われれ集団が形成されているのだなぁと。 そしてこういう世界だと、師弟関係や恋愛など、すべてがプリミティブな感じがするんですよね。 あの女性とのやりとりとか、こういう環境だからこその愛が芽生える。当時の人は深い恋愛していたのだなと思索致します。 まぁなんにせよ、厳しい時代だけどもやはり古き良き時代です。 [地上波(字幕)] 7点(2016-07-24 21:20:26) |
627. 白鯨との闘い
《ネタバレ》 なかなか面白かったです。巨大な白鯨と戦うシーンとかほとんどCGなんだろうけど、映像的にすごく良く出来てました。 こちらのページを見て、あぁなるほどそういうメッセージが込められているのかと納得いたしました。 人間の尽きない欲望。際限なく資源を食い漁る人間に対する戒めのような存在なのですね。 白鯨の目を見た時、なぜオーウェンは戦うことをやめたのか。白鯨の目に映る自分の姿を見て、自分を省みたのかなと思いました。 オーウェンは最初から最後まで見識高い人間でありましたが、ジョージ船長は最初は嫌な奴でしたね。 でもだんだんと変わっていって、最後には彼は真っ当な人間になる。 そういう変化を考えると、オーウェンよりむしろこの船長の方が物語の主人公かなという気もします。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-06-28 21:01:49)(良:1票) |
628. 俺物語!!
《ネタバレ》 なかなか面白かったですね〜。もう忘れかけていた、青春時代の甘酸っぱい恋愛心というものが蘇る思いでした。 猛男くん、いくらなんでも鈍すぎるだろうというのが正直な感想ですが(笑)、まぁこれまでの境遇や彼の優しさ故なのかなと大目に見ましょう。 そんな猛男を演じた鈴木亮平さんは、日本のカメレオン俳優と呼ぶにふさわしいくらい素晴らしい役者さんになりましたね。 本作でも見事なまでのはまり役を見せてくれました。凛子ちゃん役の永野芽郁さんもすごく良かったです。 [DVD(邦画)] 7点(2016-06-24 00:01:54) |
629. ザ・ウォーク
《ネタバレ》 3D映画というものの底力をいかんなく発揮できる題材ですね。さすがはロバート・ゼメキス。 クライマックスの綱渡りシーンはさすがの見せ場。 一度渡っておしまいなのではなく、警官を翻弄するかのように行ったり来たりを繰り返す。 それも心底穏やかな気持ちで楽しみながら。ごろんと寝っ転がった時はヒヤヒヤしましたよ〜。 人間ドラマもなかなか魅せてくれます。気難しいけど親身な師匠の存在とかグッときますし、 1メートルの高さでも震えるような高所恐怖症のフランス人が、よくもまぁあそこまでやってくれたなと(笑)。 そういう仲間の協力にもグッとくる。それでいて、あの彼女ですよ。 無事綱渡りの成功を見届けたら、今度は私が夢を追う番よって去っていく。 恋人としては終わっていても、最後まで彼を助けてくれてたその姿勢になんだかじんときます。 永遠のパスをもらったんだって、それで世界貿易センタービルのラストショットで終わるシーンが いろいろと考えさせられる。静かな感動の余韻に浸れる。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-06-19 21:40:47) |
630. オデッセイ(2015)
《ネタバレ》 とても淡々とした淡白な作風でしたね。いい意味で軽いというか。 オープニングは火星探査してる飛行士たちが砂嵐に襲われるというところから始まる。前日談みたいなのは一切なし。 このへんのバッサリ感が今風で良い。こう言うストーリーだと、地球では全人類が今か今かと待っている、 みたいなシーンも多く挿入するけど本作はそういうのも最小限でしたね。 そしてクラシック音楽で感動的に盛り上げる、というパターンも多いけど、本作は主人公が言うところの センスの悪い軽音楽で占められておりました。これがまた新鮮でしたね。 リアルでハードなSFをサクッとしたノリで彩るというような。 火星の風景をリアルに再現してくれたのは宇宙好きの自分としては嬉しいです。 火星でああやって芋を栽培できるのであれば、火星の植民地化も実現可能のような気がしてくる。 なんだか希望が湧いてきます。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-06-10 23:14:20) |
631. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
《ネタバレ》 一言で言えば、無難だなと。冒険せず手堅い作りだけど、同時に目新しさに欠けるのもまた事実。 全体の雰囲気もエピソード1〜3ではなく4〜6の感じだし、往年のファンが喜びそうな、同窓会的な内容。 そういう新鮮味のない懐古的な作りの中で唯一新しいのは主人公が女性ということ。 彼女は目の力とか存在感があって、とても良かったなとは思います(黒人の彼も)。 普通に楽しめはしましたが、カタルシスは少なかったな。オンボロの船動かして逃走するシーンが唯一ワクワクできた。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-06-07 21:41:06)(良:1票) |
632. クリード チャンプを継ぐ男
《ネタバレ》 終盤のファイトよりも、中盤の長回しシーンが映像的にはすごかったですね。 巧いこと作ったもんだなぁと感心するファイトシーンでありました。 スピンオフなのでロッキーは今回脇役だけど、このシリーズのファンが喜ぶようなシーンが満載。 しっかりとツボを押さえております。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-05-20 23:11:54) |
633. グッドナイト・マミー(2014)
《ネタバレ》 まずは、映像センスが素晴らしいなと感じました。 一つ一つがよく作りこまれたショットで、それで序盤は食い入るように見ていたのですが、 これがどう展開していくりだろう、と踏み込んでいきそうでいかない展開にモヤモヤ。 そうこうしているうちに後半からガラッと変わるわけです。 男の子二人が、母(あるいは母のふりしてる女性)に対し監禁・拷問を行っていく。 これは見ているこちら側としては精神的に堪えますね〜。もうやめてあげて〜!と叫びたくなる。 監禁直前に母が言ったセリフがどんでんに対する良い前振りになっていて、これが驚くべき結末へと繋がっていく。 勘の良い人は早い段階で気づくのかもしれないけど、自分は勘が弱いのでラストまでわからなかった。 あぁそういうことだったのか。見につまされるような思いに襲われる。 最後の3人のショットがまた切ないですわ。 [DVD(字幕)] 7点(2016-05-14 23:45:59) |
634. コードネーム U.N.C.L.E.
《ネタバレ》 ガイ・リッチーの映画って個人的にはあまり得意じゃないんですが、本作はすんなりと楽しめましたね。 出てくる人たちが憎たらしいほどイケメン&美女だらけで、セクシーでオシャレで格好いいスパイアクションを披露してくれる。 どことなく懐かしく、それでいて愉快。水と油のような二人が協力し合い事を解決する。 ラストなんか、またグッとくるじゃないですか。続編を見てみたいと思わせる作品でした。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-04-28 22:45:35) |
635. ピエロがお前を嘲笑う
《ネタバレ》 ハリウッドでのリメイクが早速決定したそうですが、それも頷ける娯楽作に仕上がっております。 映像も垢抜けていて、テンポも良く先行きが気になる展開。 特にネット空間というものを地下鉄で表現し、ある種の仮面舞踏会のようなヴィジュアルで見せているのが新鮮でした。 鑑賞していてファイトクラブをなんとなく思い出してはいたのですが、ベンヤミンの部屋にファイトクラブのポスターが貼ってあったりして、 「ホホォ、一応オマージュなのね」と。そしてあのラストに。結末もオマージュかと思いきや、さらに最後にもう一つドンデンがあります。 なんという知的集団。そこまで考えた作戦だったとは。おみそれいたしやした。 [DVD(字幕)] 7点(2016-04-04 13:06:55) |
636. マイ・インターン
《ネタバレ》 とてもいい作品でしたね〜。ハートフルコメディという言葉がぴったりな内容。 会社経営に邁進するやり手のジュールズ。この役にアン・ハサウェイ以外考えられないわというぐらい はまり役で見事に演じていますし、ベン役のロバート・デ・ニーロは数多くマフィアを演じていたとは思えないぐらい、 優しい目をした素敵なおじいちゃんを演じている。この二人の役者としての巧さを改めて痛感した次第です。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-03-29 22:00:39) |
637. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド
《ネタバレ》 巨人とは一体何者なのか、巨人を生み出したのは誰なのか。 そういう疑問がこの後編では明らかになっていてスッキリ。 中に人がいて巨人を動かすって、なんかエヴァ的だなぁと思いました。 原作は知らないので、普通に楽しみました。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-03-29 21:36:06) |
638. メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮
《ネタバレ》 このシリーズすごく好きですね〜。いや面白い。ひたすら娯楽に徹しているのが潔いです。 全編にわたって逃走劇が繰り広げられるのですが、映像的にもよくできてるしハラハラさせられる。 勿論、前作には劣る印象ですが、3部作の中の2作目というのは何かと難しいもの。本作はよく健闘していると思います。 砂漠と廃墟の街。荒廃した世界。SF好きなら好きなヴィジュアルです。 ゾンビ映画の焼きましと言われてしまえばそれまでですが、良く出来てるので素直に楽しみましょう。 3作目はどんなスタイルになるのだろう?裏切った彼女とはどんな末路に?気になります。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-03-18 22:55:29)(良:1票) |
639. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
《ネタバレ》 いや〜高い点数をつけてしまって申し訳ございません(笑)。 いやね、進撃の巨人てコミックも読んだことないし、どんな話なのかも全く知らない状態で鑑賞したので、 それが良かったのかもしれません。普通に楽しめました。 勿論、演技的に稚拙やなぁと思うところはあるし、長大なストーリーをまとめ上げるためか、 全体として駆け足でダイジェストを見ているかのような時間配分やテンポであることも少々気にはなりました。 でも、元々のお話がやっぱり面白いんでしょうね。人間と巨人との戦い。この世界観が素直に楽しいし魅力的でした。 ただ、すごく不満だったのはその巨人の見た目ですね。漫画の方がどうなってるのかは知らないけど、 顔がちょっとグロテスク系のやつはいいにしても、普通に人そのものみたいな巨人がいたりするわけですね。 酔っ払いとかキモオタを裸にして出してみましたみたいな。 あれだと、途端にアジアのB級コメディかのような感じに見えてしまう。 巨人はグロテスク顔の不気味な奴だけでよかったのにと思いました。 邦画としてはすごくスケール大きくて頑張ってます。後編も期待したいですね。その前に、とりあえずアニメ版を見てみます。 [DVD(邦画)] 7点(2016-02-19 23:29:53) |
640. ジョン・ウィック
《ネタバレ》 すごくシンプルなストーリーが逆に良かったですね。 嫁さんが亡くなって、愛車を盗まれ愛犬が殺されるまでがわずか15分というコンパクトさ。 早速家に殺し屋たちがやってくるも銃で瞬殺。このあまりの無双っぷりに、もしやセガール映画みたいに 無双っぷりを傍観するだけの映画なのかと思いきや、親友がきちんと助けてくれたり、かなりの重傷を負ったりと色々大変な復讐劇。 いいですね。ワンコを殺されたことに対する凄まじい怒り。そして親友を殺されたことに対する熱い怒り。 アウトローの考えや生き様がしっかりと描かれていたと思います。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-02-17 23:55:09) |