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621.  DISCO ディスコ
フランス人がこんな映画を作るなんて!!世界に誇る食文化、モードを持ち、シックな大人の国でありながら、音楽と映画ではアメリカ、イギリスにはかなわないことを遂にというかやっと認めたかのような映画でした。 「サタデーナイトフィーバー」「フル・モンティ」「リトルダンサー」・・・これらのパロディ、そういえば「アビーロード」も出てきたなぁ。 ボニーMの「サニー」から始まりアースの「セプテンバー」で締めるなんて!涙モノでした。もうね、ダンスはへったくそなんですよ、ココがまた良い。 唯一クレーンの運転手してる人はなんとかリズム感あった、この人がいちばんマシでした。個人的に私のタイプでもあります。 ジェラール・ドパルデューのヘンテコ振りもいいし、エマニュエル・ベアールも今までよくあった美しすぎる繊細なヒロインというよりちょっとドナルドダックな口元の普通の人って感じ、ヘアメイクの功績って凄いわね。 やっぱり30代までは人生の前半なんですよ、先を見据える後ろを振り返るってあんまりしないんじゃないかな、ところが40代になるとそれまでとは確実に違ってくるんです、後悔というより、先が見えてきちゃって慌てちゃうんです。このまま老けこんで老人になるわけにはいかないなんて思っちゃうわけです、悪あがきと言われようとね。 彼ら3人が40代の設定っていうのがなんかリアルなんだなぁ。  もう、なんでもいいや。立て続けに2回観た、今3回目観ながら追加投稿してます。 どれもこれもどのシーンを観ても爆笑と涙なのです。こんなフランス映画初めて観た、いや~世の中ホント何が起きるか分からない。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-01 00:26:39)
622.  母の眠り 《ネタバレ》 
こんな重い内容だとは思っていませんでした。娘が母を理解し家族の再生でめでたしめでたしなんて単純なものじゃないですね、専業主婦万歳でもありません。 誕生日パーティで一家が揃うシーンは何かぎこちなく噛み合ってなくて観ていてソワソワ落ち着かない、「こりゃ期待はずれだったかな?」と思ったけど進むうちに気が付いたらすっかりまとまっていた。あのぎこちなさは演技、演出だったのか、そうなら凄い。 見せ場はやっぱり死期が迫った母親が娘に諭すシーンかな、でも私が印象に残ったセリフは「無い物ねだりはダメ、今あるものを愛しなさい」じゃなかったです。 「譲歩よ~」コレでした。優秀ではあるけれど「私が私が」と視野は狭いし余裕も許容もない娘、このお母さんは家族に対して見るべきところはしっかり見ている、見逃していないんですね。 夫と娘と息子の全てを受け入れ、見返りは求めず自ら去って行ったひとりの女性の人生かな。この母親の存在、生き方を家族が受け入れるのは無くしてからなんですよね、こんなものなのかな、ちょっと虚しかったりするなぁ。 メリル・ストリープ、ウィリアム・ハートにレネーちゃん、それぞれ存在感あって良かったと思います。浮気ははたしてあったのか、なかったのか・・・それを最後まではっきりさせない、暴くことなく終わらせたとこに品性を感じました。良作だと思います。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-25 13:15:23)(良:1票)
623.  ドリームガールズ(2006)
これミュージカルだとは観るまで知りませんでした。検索してみたらなるほどやっぱりブロードウェイの映画化だったんですね。 とにかく黒人のダイナミックでパワフルなソウルを聴く映画でした。いったいどういう声帯してるんだろ、とにかく凄いのひとことです。 きらびやかなステージシーンは最高、ここは劇場で観たかったです。ただ心情を歌い上げるシーンは歌いっぷりはいいんだけど、ちょっとしつこく感じてしまいました、重いんです。全身全霊、全力過ぎてちょっと疲れる。引きとかタメっていうのかな、陽があれば陰もあるわけで、その陰がないから平坦で奥行きが感じられなかったです。 あと楽曲の殆どがなんていうか、ちょっと違う気がするんですけど・・・個人的な好みなんですけどね。日本式に言ったら演歌入っちゃってる感じ?ひとくちにR&B、ソウルといっても色々ですね。 ところでC.C役の俳優さん、ハンサムだわ~これも検索しましたキース・ロビンソンというのね、しっかり覚えました。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-19 18:03:51)
624.  ファクトリー・ガール
別に・・・ふーん、そうですかって感じでした。 えっと、私ギリギリアメリカでいうところのジェネレーションX世代なので60年代のことは知らないです、ただあの年代ってミュージシャンやらアーティストやら前衛的な有名どころとその仲間は軒並み酒とドラッグに溺れ、なんかやたら死んだらしいというのは知っている。これもそんな話のひとつにすぎないような気がする。チェルシーホテルってジャニス・ジョプリンが死んだ場所じゃなかったかしら。 やっぱりアンディ・ウォーホルもボブ・ディランもそれぞれ非凡な才能と実力と野心があり、それにみあった位置に君臨したわけで、イーディはそんな彼らの取り巻きのひとりにすぎなかったのかもしれない。調子いい時だけの友人、仲間っていう空虚な人間関係ね、まさに中身のないスープの缶だ。珍しいはなしじゃないです。 ただイーディの場合、生い立ちとか背景がマスコミが好み大衆の興味をそそるものだったのかもね。 ウォーホルって昔ソニーだったかな?日本のCMにも登場したんじゃなかったかなあ、だから私、知らない間におぼえた人なんだと思う。 でもつけまつげってほんっとに顔変わるね~ガイ・ピアースの化けっぷりも面白かったです。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2010-03-16 13:07:46)
625.  リアリティ・バイツ
劇場公開された頃からこの映画のことは知っていた、子育て真っ最中だった私は衛星で放送された時にビデオに録画し、家族が寝静まった深夜にワクワクしながら観賞し始めた。ウィノナが大好きだったからです。 ・・・自分なんて殆どないと言っていい子育ての現実に日々挫けそうになりながらなんとかふんばっている私にはまったく受け付けませんでした。途中で観るのやめました。 そしてあれから10数年、最後まで観るには観た。頭でっかちの自己中、厄介なめんどくさい女のあーだこーだを見せられ、嘘くさいほど理解ある男との恋愛成就でラストかいっ! 何がリアリティ・バイツなのよ、確かにいつの時代もどこにでもこういう実績も経験もないのに口だけは達者なお手上げ女は必ずいた、そこはリアリティだ。 若い頃、私にとって40代以上の人はどう逆立ちしたって太刀打ちできない完璧な大人でした、しかし今自分がその年代になってわかる、人はよほどのことがない限り基本変わりません。主人公リレイナも若いからではなくこの性質はまず変わらないでしょう。 しかしベン・スティラーにもこのような過去があったんですね。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2010-03-15 01:34:51)
626.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 
男っぽいラッセル・クロウに期待して観賞、裏切られませんでした。もう最高! クリスチャン・ベールもいつのまにこんなイイ役者になったの?イメージ変わりました。 丁寧な状況、背景説明がないからオープニングあたりはいったい何がどうなのよ?って感じだったけれど話が進むうちにきっちり見えてくる。 優等生と悪ガキが反発、対立しながらも共感していき、同じ目的に向かって突き進む、そんな感じでしょうか。二人で列車まで駆け抜けるあのシーンには鳥肌が立ちました。  ベン・ウェイド、なんて魅力的な男なんでしょう。ラッセル・クロウはこういう役を演じると魅力爆発です。 登場人物の中でいちばん人間味を感じる人物だったベン・ウェイド。逮捕されたきっかけは女っていうのがいいじゃいですか、しかも絵が上手なのよ。ダンの息子も奥さんもあっという間に彼に惹かれる。誰もかれも多かれ少なかれベン・ウェイドに魅了されちゃうんです。 この映画、何が誰が善か悪かは問題にしてないんですね、酒場ではやけに気が利いたチャーリーですが、こいつこそなんにもわかっちゃいない大馬鹿野郎でした。 滅茶苦茶かっこいい映画が観られました、満足です。
[DVD(字幕)] 9点(2010-03-14 17:37:34)
627.  スペース・カウボーイ
いいなあ、このジイさま宇宙飛行士たち。訓練中も「遠心力のおかげでシワが伸びた」とか言って笑い飛ばす。ジイさまたちの年齢を重ねた余裕もそうだけど映画自体に余裕を感じる、さすがイーストウッド。 ドナルド・サザーランドが自分で設計したジェットコースターにバナナかじりながら試乗してるシーンがよかった、他もそれぞれ俳優の持ち味を活かした登場の仕方がウレシイ。なんだかんだ言ってもジジイになっても彼らは生涯バリバリ現役のプロフェッショナルだと思うよ。 昔、猿に夢を奪われたジイさまたち、いよいよ宇宙へ出発という時はまるで子どものように嬉しそう。ちょっと悲しい、でも微笑ましい作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-13 00:12:43)
628.  カリートの道 《ネタバレ》 
このアル・パチーノは好き。ショーン・ペンのバケっぷりといやらしさは必見であります。どうなんでしょう、ヤクザ稼業に疲れ安らぎがほしくなったのかしら。駅のシーンの緊張感、オープニングに見せられたシーンがあるから余計にハラハラするんです。 そしてペネロープ・アン・ミラーの部屋を訪ねるシーンは最高でした。「私がほしい?どう?」とでも言いたげな鏡に映る姿。しかしまた、いい位置に鏡があるのよ。あ~あ、一度はあんな誘い方してみたかったわねえ。発車寸前の列車、彼女を見つけ微笑むパチーノ。あの笑みがなんともいえない表情なんですなあ、ずーっと頭に残ってます。そして「You Are So Beautiful」ね。この曲がかなりの効果をもたらしてると思う。  「スカーフェイス」に控えめに品が、感傷情感が加わり洗練されてかえってきたみたい。 「ゴッドファーザー」「スカーフェイス」に本作と「フェイク」こうやって並べてみるとドン・コルレオーネってマフィアじゃもうホントに「神」の域ですね。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-03-10 15:35:33)
629.  スカーフェイス 《ネタバレ》 
いつもタイミングが合わず途中からとか途中までしか観てなかったけど今回きっちり観られました。デ・パルマにしては「よっ!デ・パルマ!!」と感じる部分が薄い作品ですね。 この手の映画を観ると最近よく思うんですけど、ギャングも一般社会も基本は変わらないですね。 勢いにのって強引に力づくで登りつめ、そしてほんのちょっとのほころびから一気に堕ちてゆく、あの死にざまが象徴してる。 富は得ても権力と信用は得られない、だから確かな人脈もない。どんな世界でも最後はその人の人柄なんだなぁ。ただ、子どもを巻き添えにできないというあの描写は意外だったですね、あの展開は必要だったのかどうか、なんだかそれまでの流れというかスタイルが崩れた気がしました。 そして観終わった後、なぜかジェイク・ラモッタを思い出したり。 かっこよさはなく品性のかけらもない、下品な人ばっかり出てくる映画です。でも映画としてはアツくて良い映画だと思う。「カリートの道」を観る前にこっちを観るべきでした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-03-10 15:16:54)(良:1票)
630.  ニュー・シネマ・パラダイス
こういうのやっぱり弱いです、ノスタルジックな雰囲気の中での近所のおじさんと少年の交流。私がいつも思うのは外国映画の場合、子どもに対して妙に不自然に理解ある大人が出てこないのがいい。 途中で退屈になったところもあったけど、あのラストにはやられた。全てはこのラストシーンのためにあったんだと思いました。 なんだろう、とても言葉では言い尽くせないです。感動、驚き、釘付け、言葉が出ないラストシーンといったらまずコレです。ほんとにやられた、フィルムを見ながらワンワン泣きました。なんであんなに泣けたのか、アルフレードという人とその想いに感激したのかなぁ。 中盤退屈でだらけた私、人生の途中でだらけていたトト、しかしあのラストのフィルムで目が覚める、忘れてしまっていた何かが蘇る、そんな感じもあるかな。 不器用でもあり控えめ、でもいつも黙って見ていてくれる、そんなアルフレードのトトへの想い、愛情を感じます。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-03-05 00:27:10)(良:1票)
631.  パフューム/ある人殺しの物語
まずびっくりしたのがダスティン・ホフマンが登場したということです。神出鬼没とはこのことです。 濃厚な動物性の香りのする香水を好む欧米人、あの香水がどんな匂いなのかわからないけどたぶん日本人の私が嗅いだらオエー、げーっとなると思われました。 ひねりも面白みもないブラックなファンタジーでしょうか。あれだけ一心不乱に女の体臭を集めまくったわりにはかなり期待はずれなオチ、ラストでした。 犯人像を語るアラン・リックマンには期待できそうだったのにそれも裏切られたし。 結局何のために鋭すぎる嗅覚を持って生まれてきたのか、そこんとこがあやふやなままだったように感じます。 毎日お風呂に入る習慣がなく、その体臭を香水で誤魔化すという文化を持つフランス人への皮肉みたいな話でした。 夜中にコソっと観るタイプの映画だと思うし、実際その環境で観ましたが夜更かししないで寝たほうがよかったです。 
[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-03-04 12:31:31)
632.  アメリカン・ギャングスター
まず、これは男性が好む映画だなと感じました。とにかく前置きが長い、いつになったらラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンが顔を合わせるのかとジリジリしたけれど、二人が出会うまでを交互に丁寧に描いているのね、だから飽きない。 時代設定が70年代なら作風も70年代なの。いつお風呂に入ったか分からないような、どうにもこうにも清潔感のない刑事たちと小ざっぱりとダンディなギャングに悪徳警官たち、いいですねーこういうの。 あの年代の映画によくあったじっとりとしたアツさを感じる映画です。リドリー・スコットのこんな映画は初めて観た気がします。実話をもとにした、俳優と製作者のセンス、力量でみせる久々の映画といっていいのじゃないでしょうか。 男同士の対決といったらマイケル・マンが浮かぶけど、あっちはあくまでも理想の男ならこっちは等身大の男同士の対決という感じ、だから憧れはないけれどリアルで説得力があるように思います。 ラッセルのこういう役柄も初めて観た気がする、なかなかいいじゃないですか、益々好きになりました。正統派ハンサムで完璧な善人顔のデンゼル・ワシントンは犯罪者やクセのある役を演じるには見た目で結構損してる気がする。 あのハチャメチャな「バーチュオシティ」も思い出しました。共にオスカー俳優となっての共演はなんか感慨深かったです。
[DVD(字幕)] 10点(2010-03-03 13:44:42)
633.  アナザー・カントリー
点数が低いのはお話しのほうがたいした内容じゃないので。どうしてスパイになったかというのがよくわからない。説得力にかけるわけです。けれどこれが日本で公開されたころ、英国美青年俳優総出演とでもいう感じで話題になりました。 ルパート・エヴェレットは私ダメ。とにかくコリン・ファースの美しさに圧倒されました。撮影地ケンブリッジの素晴らしい風景とコリン。これに尽きる!ファッションもよかった。チェックのガウンの着方のおしゃれなことよ。あれから約20年、このあいだDVDを購入し再見しましたが、若き日のコリンを眺めながらラブコメでヒューとへっぴり腰の取っ組み合いを演じるとは誰がこの時想像しただろう、と感慨深いのでした。
[ビデオ(字幕)] 5点(2010-02-27 17:11:17)
634.  それでも恋するバルセロナ
アレン作品にしてはシニカルさは無いに等しい。しかし出てくる女4人のキャラです、しっかりきっちりと描き、生きているんです。その4人のキャスティングも見事。パトリシア・クラークソンまでも・・・ここがいちばんヤラレタと感じたとこです、他の三人は予想通りというか期待通りだったからね。ナレーションで状況説明するというスタイルの映画はシニカルコメディによく見られるけどコミカルさが出ていいと思います、個人的にはアレン本人のあの独特の語り口で聞きたかったですね。 ウディ・アレンの女を見る目、理解力は凄いですね。彼こそ真のフェミニストなのかもしれない。 男と女のその関係に明確な理由や状況、環境など関係ないですね。あえて言えば、経済的余裕でしょうか。これがあるかないかが現実的には大きいかもね。ここに出てくる人たちはその心配は全く無さそうな方々です。 ラストの空港でゲートに向かって歩くヴィッキーとクリスティーナの表情がいいですね、なんか仏頂面して歩いてた。 「恋するバルセロナ」ではなく「それでも」が付いている邦題もなかなか良いです、「それでも」には人それぞれいろんな意味がありそうです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-22 14:00:23)
635.  コールガール(1971)
これ若い頃に2~3回は観てます、なぜか民放の洋画番組で忘れたころになると放送されてたと思う。その頃とはやっぱり感じるものが違いました。珍しくもなければあっと驚くどんでん返しもないのですけど、どうしてこんなに惹き込まれちゃうんでしょう。 渋いけど怖い、その怖さっていうのはハラハラドキドキの単純なサスペンスの怖さじゃないのですけどね。 ジェーン・フォンダがボロボロ泣くシーンのあの涙の理由はいったいなんなのか・・・これって今でも充分通用する題材、内容だと思います。 でも何回観ても夜の市場で買い物するシーンはキュンとするなぁやっぱり。好きです、あのシーン。ドナルド・サザーランドの無表情さもいい。そしてジェーン・フォンダのニーハイブーツ姿は必見ですな。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-02-18 13:12:22)
636.  パリは霧にぬれて
映像も雰囲気も最高に好み、やっぱり巨匠ルネ・クレマン。フランス制サスペンスの醍醐味って感じの作品だと思う。 フェイ・ダナウェイの出演作を全て観てるわけじゃないけど本作の彼女は最高です。それまでのセクシー美人女優の認識を変えた人、アメリカンニューシネマと共に出るべくして出てきた女優という感じ。 精神的に不安定な状態、どちらかというとネガティブな人をさらに追い詰める。「ガス燈」や「レベッカ」もそうだったけど、ヒロインの弱い部分を無情非情に突いてくるのね、見ていて歯がゆくなんともいえない気分になります。でもその分一件落着、解決となった時の満足感、幸福感は大きい。お姉ちゃん、よくがんばりました。
[地上波(吹替)] 7点(2010-02-17 15:40:16)
637.  アリゾナ・ドリーム
ジョニー主演だというのに未見でした、なんとなく肌に合わない気がしたし確か同じころ「ギルバート・グレイプ」があってそっちが無茶苦茶良かったから本作は忘れてしまったかもね。 どのシーンも背景やセットはかなり良いですし、20年ほど前のジョニーはほんとに美しい。しかし内容が支離滅裂といいますかはっきりいって「無」でしょ、最初から最後まで全く盛り上がることもコーフンすることもなく淡々と映像全体をぼーっと眺めて終わる映画も私にとっては珍しいことです。残念な内容でした。 この監督さんの他の作品は観たことないのですけど、元々アメリカとアメリカ人をバカにしてるのかな?そんなことも感じてしまいました。 ただアメリカ物で好きなものが「レイジング・ブル」「北北西に進路をとれ」であり、ボニーとCWでありジェリー・ルイスであるわけなのかしら。 無駄にリキんでいるようでもあり、嫌味すら感じる映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 1点(2010-02-16 10:38:16)
638.  アパートメント(1996)
ずいぶん前にハリウッドリメイク版を観て、オリジナルとそのキャストを知って「観たい!」で、この度やっと観賞しました。 大まかなあらすじは同じだけど見せ方が違うのね、フランス映画はやっぱりこうでなきゃいけない。 男女4人がすれ違ったり絡み合ったり、けれどアリス以外の三人は完全にアリスを語るために存在しているキャラと言ってよく、だから特にマックスは道化そのものという感じ。ここがリメイク版と大きく違う部分かな。 エゴと欲ですね、自己愛と保身もかな。どれもあって当たり前、でもそのバランスが悪いと厄介。リザに電話でカフェでマックスに語るとこなんて甘えとしか思えず、その上リザのあの結末を見ればアリスのしたことは許されないでしょ。結局成就しなかったのも仕方ないことです。私にとってはアリスのような人間は「ナシ」だわね、共感も切なさも感じませんでした。 なんといってもモニカ・ベルッチの美しさに参りました。黄色のニットの色目や風合いと着こなしに注目しました、こういうとこもやっぱりフランス映画のよいところです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-29 18:48:59)(良:1票)
639.  理由(1995)
かなり前に観ました。プロットとかシチュエーションはイイ感じだし、なにげにキャストもシブくて豪華、そのわりには印象薄いです。のめり込む面白さがなかったです。何がいけなかったんでしょうねぇ。 まあ、だいたい無罪を訴えてるあの黒人の表情とか素振りは最初から胡散臭いけど。 それとエド・ハリスのあのキャラは必要だったとは思えないです、むしろ邪魔でした。 積極的に観るほどの映画じゃなかったです、当時はね。 10歳くらいのスカーレット・ヨハンソンが出てるんですよ、もうお人形みたいにカワイイの。その点で今やっと観る価値のある映画になったかもしれません。 
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-12-12 15:16:47)
640.  理想の女 《ネタバレ》 
まずなんといってもウィットに富むセリフが良いです、特に男たちの男同士の会話が粋ですね、サラリと嫌味を感じさせず悪態を言ってのける、全てを知っているのは彼らじゃないかな、達人たちだ(笑) スカーレットの衣装がこれまた良いです、私の好み。スカート丈がひざ丈なら夏の外出着に揃えたいわね。 内容ですが、ロバートがアーリン夫人にあれほどの大金を頻繁に与える根拠とかアーリン夫人があの夫婦に近づいたその本心のところがすっきりしない、はっきりとしないけれど、その分ロバートとアーリン夫人のちょっとしたしぐさが「あ?あれ?!」というところが随所にあって想像力を掻き立てられる。 特にメグとアーリン夫人が偶然遭遇するシーン、メグを追うあの目は愛人が何も知らない正妻を見る目じゃありません。 でもねあんな目の演技ができるヘレン・ハントは凄い女優なんですが、この役はやっぱりちょっとね。老けたからじゃなく昔から水分不足、油分不足といいますか艶っぽさがないんですよ、真っ赤なルージュが見事に似合わない、ほんとに厚化粧が痛々しい。まさかそれを狙ってのキャスティングでしょうか?でもできればシャロン・ストーンまではいかないにしてもアネット・ベニングとかダイアン・レインあたりに出てきていただきたかったです。 収まるところへ収まったラスト、ひとまず一件落着っていう感じ?扇よりもあのドレスですね、意味ありげなのは。ドレスを見てメグが言うセリフがいちばん印象的でした。男女って、例え夫婦といえども何もかも全てを明白に見せる、見たがる、知りたがる、追求するって破たんを招くことですね。なかなか勉強になる映画でした。 
[DVD(字幕)] 8点(2009-12-03 12:00:11)
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