Menu
 > レビュワー
 > ひのと さんの口コミ一覧。32ページ目
ひのとさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 814
性別 女性

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
41
>> カレンダー表示
>> 通常表示
621.  不思議惑星キン・ザ・ザ
「資本主義者か?」得体の知れない者に対して吐かれる台詞。そこで、ああ、そうか、これは旧ソ連製作の作品だったんだ、ということを思い出す。脱力系の音楽に乗せて終始進行する、脱力系SFストーリー。しかしいつしかこのゆるぅ~い物語の中に巧みに詰め込まれた比喩隠喩に気付き始める。コミカルなのに強烈にシニカル。長閑さの中にも絶対的に存在する強烈な毒。ひょっとしたらこれはとても深遠な作品なのかも知れない、そう思ってしまった時点でもう負けだ。この奇妙で珍妙で辛辣で深遠な世界にハマってしまう。感覚を麻痺させる卑怯なハイセンス。ちなみにDVDの選択画面を放置していたら、延々と続く「クー」画面が始まる。これは実に気に入っている。
9点(2004-05-19 23:27:19)(良:2票)
622.  蝶の舌 《ネタバレ》 
小さい頃、誰かを傷付ける意図を持って投げた言葉、傷付ける意図もなく結果として誰かを傷付けた言葉、誰かを傷付け同時に言葉を投げ放った自分自身も傷付けた言葉、そんな言葉の数々を思い出した。ラスト直前まで続く牧歌的な雰囲気はそれとは知らないモラトリアムであり、ラストの衝撃を効果的に浮き上がらせる。グレゴリオ先生を演じた俳優はスペインでは誰もが知る名優だそうで、ラストのあの表情はもう、ただただ素晴らしいと言うしかない。「痛切」という言葉がこれ程似合うラストシーンはない。きっと観る者によって考え方は違う。私も色々考えるけれど、あまり多くを語るのはよそうと思う。
9点(2004-05-19 23:24:31)(良:1票)
623.  ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
ストップモーション・アニメがこのレベルまで到達してしまったら、同分野の後進の人間は、「これからは一体どこまでを目指せばいいのか?」とため息が出たに違いない。この作品が世に出てから10年も経つけれど、これを超えるものは未だに存在しないし、その候補も現れない。同じストップモーション・アニメなら、私はヤン・シュヴァンクマイエル監督の方が好きだけれど、彼とティム・バートンでは根本的に表現したいものが違うので、安易に比較は出来ない。ただ、動きの美しさだけに言及したら、今後もこの映画を越えるものはそう容易には出て来ないのではないかと思う。それほどまでに完成されている。最高のクリエイターが最高の努力をして作り上げた、本当に本当に素晴らしい作品。
10点(2004-05-19 23:22:12)
624.  I love ペッカー
可愛いっ!楽天的なエドワード・ファーロングも、ブスけたクリスティーナ・リッチも凄く魅力的。脇を固める数々の役者もみんなそれぞれにいい味出していてとってもグー。「こういうのも一応撮ったりします」と変化球で来たジョン・ウォーターズ。この作品は彼の“表代表作”の1つと言っても過言ではないのでは。社会から疎外されたマイノリティーの主張を描かせたら一流のこの監督。その作風に嫌悪感を抱いていた方も、これ位大衆レベルに引き上げられたものなら観やすいと思う。“裏代表作”の「ピンク・フラミンゴ」の世界にはどうしても入れない方も、これなら安心して観れるかも。
9点(2004-05-19 23:21:21)
625.  ドニー・ダーコ
ドニー少年は戦った。この物語は何らかの抗えない大きな力により前提された「彼を取り巻くもの全て」対「彼たった1人」の戦いだった。これは痛々しく壮絶な青春映画だった。ドニー少年のとてつもない孤独な青春。「世界がおかしいのか?自分がおかしいのか?」。彼たった1人の戦い。でもそんなものに答えはない。全ては反転し合い転がって行く。何が正常なのか?いや、何か正常なのか?ラスト、彼は全ての原理に気付いたのだろうと思う。彼の高笑いは全てを悟った彼の心情を如実に表しているのだろう。そして彼の本質的な孤独は、孤独だからこその一抹の清々しさを残して物語を終結させる。心に引っ掛かりを残す、でもそれを如何様にも読み解ける取っ掛かりも残す。そんな不思議な不思議な余韻を残す作品。監督25歳の才能。
9点(2004-05-19 23:20:02)(良:2票)
626.  CUBE
「畜生、やられた、畜生!」と、その才能に嫉妬しました。素晴らしい。セットは箱1個、終始それの使いまわし。やるなあ。物体的には全く無駄がなく、内容的にも然り。不条理というものを極限まで凝縮して無駄なものを排除した、非常に完成度の高い映画であると思う。人物描写や展開がステレオタイプであるのはおそらく確信犯的に行われた事であり、私個人としてはその描き方には納得しています。むしろそのことにより、人間が普遍的に持つ愚かしさをシンプルかつダイレクトに表現していると思う。「不条理であること」に徹底し、不条理を煮詰めて煮詰めてこれ以上ない程に純粋な形で示した、不条理映画の傑作ではないでしょうか。アートフィルムとしての存在価値も高いですね。
10点(2004-05-19 23:18:31)
627.  マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ
「上を見ればキリがないし、下を見てもキリがない」小さい頃からよく言われて来た言葉。ライカ犬より私は幸せ。でも、ライカ犬だって、きっと誰かよりは幸せだったのだと思う。「世界中の全ての人が幸せになれたらいいのに」なんて暴言をこの映画は言わない。だから好きだ。絶対的な不平等に、人は時として癒されるというのは現実なのだから。ラッセ・ハルストレム監督は、ピリッとした辛酸を孕んだ癒しの物語がお得意。彼の作品の中で、私はこの映画が1番好きだ。この映画のメッセージは、彼の他のどの作品よりも根源的だと思うから。
9点(2004-05-19 23:16:48)
628.  シックス・センス
あれだけ伏線があったのに(てゆうか最初の主演のあいつの注意コメント自体今考えたら充分出落ちだろう)、なぜ気付かなかったんだろう。劇場を出てからしばらく友人と「あのオチぁ凄ぇや!やりおるわ!」と騒いだ覚えがある。今考えるとあほだなあ…と思うのだけれど、当時のリアルタイムの気持ちを大切にして、高評価したい。ちなみに2度目はTV放送で観たのだけれど、その時は別の意味で感心した。伏線やプロットが見事なまでに巧妙に計算されている。実に丁寧な作り。リピーターが続出する訳ですよ。ハーレイ君の演技も本当に素晴らしかった。ちょっと小柄さが心配だけれど。大きくなれたらいいね。
8点(2004-05-18 22:58:50)
629.  悪魔のいけにえ
中途半端に狂うと生きてるのが辛いんだよねぇ。あいつらみたいに真性のガイキチになれば生きてるのも楽しいかも知れないねぇ。残酷描写をそのまま見せるのではなく、女性の怯える目を極限まで大写しにして恐怖を表現するなど、実験的で結果的に画期的とされた手法が随所に見られて感心したので、8点献上。低予算映画は名作の宝庫。
8点(2004-05-18 22:56:35)
630.  ズーランダー 《ネタバレ》 
ワム!の曲に合わせて無邪気に爽やかにガソリンを掛け合う野郎たちのスローモーションの後の爆発シーンを観た時、間違いなくこの映画は好きだと思った。ベン・スティラーのセンスが炸裂していて素晴らしい。とてつもなく豪華なバカ映画。センスのない馬鹿映画は害悪以外の何者でもないのだけれど、こういうスタイリッシュでハイセンスな馬鹿映画はリスペクトに値します。いやあ、アメリカのコメディ映画であんなに楽しい気持ちになったのは初めてかも。
9点(2004-05-18 22:54:36)
631.  ひかりのまち
暖かな光の洪水のような映像に、荘厳な繰り返しの旋律。ウィンターボトムとナイマンの手腕が光る一作。本当に、どこにでもある日常の風景を切り取っただけの作品なのに、至高の一品と言ってもいいような、雰囲気のある映画に仕上がっている。何でもない日常、何でもない幸せ。だからこそ、人生は取るに足るのかも知れない。
9点(2004-05-18 22:51:47)
632.  ジュラシック・パーク
公開当時、映画館に家族で足を運んだ。スクリーンに恐竜が現れた時のあの、衝撃。第1次CG革命というか、CG映画の黎明期の作品だけれど、今観ても古くない。充分通用する。今後映画におけるCG依存がこれ以上増加することが良いことなのかどうかは分からないけれど、とにかくこの作品により、映画が新しい世代に足を踏み入れたのは確か。新世代の映画でありエポック・メイキングな作品。その点には敬意を表したい。
8点(2004-05-18 22:50:38)
633.  白痴(1999)
原作は恥ずかしながら未読ですが、この斬新過ぎる映像世界にはぶっとんだ。監督は漫画家の手塚治虫の息子だけれど、七光りだけではこんな作品は作れない。監督本人の強烈なセンスを感じました。この圧倒的な独自世界。その構築と演出がどこか1人よがりな感じがしたのは否めませんが、逆にその美意識と自意識に惚れました。「ワ・タ・シ・マツワ~ドンナニク・ル・シ・ク・テ・モ~♪」が未だに頭から離れない。
8点(2004-05-18 22:37:48)
634.  グッバイ・モロッコ
原作者はフロイトの孫娘で、これは実話を基にしている。物質文明や訳の分からない複雑な人間関係に疲れて、ああいう思いっきり精神世界的な所へ逃避したくなる気持ちは分かる。「ああ、そうさ、おいらは駄目人間さ~、この忙しくて人間関係どろどろの社会に疲れちゃったんだよ~」みたいな感じで。モロッコの色合いは目に鮮やかなのに、同時にとても優しい。不思議な色彩の国。いつかは行ってみたいと思う(スリとか詐欺とか泥棒とか多そうだけど)。何ともやんわりと精神治癒的で、私は結構好きな映画ですね。
7点(2004-05-18 22:36:05)
635.  千年女優 《ネタバレ》 
キャッチコピーの、「その狂気にも似た純愛(確かそんな感じ)」の「狂気」の部分は、中盤ずっとピンと来なかったのだけれど、あれはラストの千代子の一言に全てが集約されるのですね。あの台詞は凄いですよ。ゾゾゾっと来ました。ああ、全て本質的な欺瞞か、と。一気に観客に真理を見せ付ける一言。人生全て演舞台。天晴れな自己洗脳。女優なんて自己愛あってなんぼのもの、だからこそ女優たり得る、と。凄いですね。あの台詞は効いた。
7点(2004-05-18 22:34:05)(良:1票)
636.  ぼくらの七日間戦争(1988)
小学生の頃に観たからだと思うけれど、とてもわくわくした。あの頃は当時の宮沢りえでさえ大人に見えた。自分たちの気持ちを代弁してくれているような爽快感。作品本来の出来は多分5点以下だと思うけれど、映画の出来云々よりも、もう戻ることのない時代、その思い出に7点あげたいと思う。
7点(2004-05-18 22:30:19)
637.  ワンダーランド駅で
主人公の女性の事が他人事には思えなかった。初めてアメリカ人女性に全面的に共感してしまった。アメリカでもこんな映画が作れるのだな…と妙に感心してしまった一作。淡々としたミニマムな表現に、そこはかとなくヨーロッパ風味がある。てゆうか主人公の女性の性格がほんとにマジに私に物凄く似ているんですが(笑)。何かあの人、私が言いそうなことばかり言っていた。激似です。共感しまくりました。心に痛過ぎる。
8点(2004-05-18 22:28:22)
638.  シックスティナイン
「タイのタランティーノ」という監督の冠に興味を惹かれて観てみた。私が生まれて初めて観たタイ映画。といっても確かに監督の冠に嘘はなく、アジアの大地的な匂いと言うかエキゾチシズムを武器にしない、ハリウッド風味の娯楽映画になっている。ただ、風景の独特さや、リストラをくじで決めるくだりなど、タイっぽい要素も(あの国は、軍隊の徴兵の有無もくじで決めるんだよ)。ついでに言うなら、タランティーノ…というより、ガイ・リッチーの「ロック、ストック&~」とかなり内容が似ているような気がした。タイ映画と聞いて、オリエンタルな映画なんだろう、というような先入観を持って観たらかなり裏切られます。なかなか機知に富んだ面白い映画です。
8点(2004-05-18 22:25:14)
639.  グーニーズ 《ネタバレ》 
初めて観たのは8歳位の頃で、その頃でも「洞窟とか作り物っぽい」と思ったし、友達は「最後の海の上の船、張りぼてみたい」なんて言っていた。CGに毒されていない時代の子供にすらそのセットは子供だましに思えた(ていうか子供ですらだまされていない)。でもそれなのに単純にわくわくした。主人公パーティと一緒に冒険した気になって楽しんでいた。いい映画だと、今でも思う。多少嘘臭くても、私は手作りの映画が好きだ。むしろその嘘臭さ、チープさを愛している。CGにはどうしたって出せない温かみがあるから。アナログはデジタルとは違って、作り手と受け取り手の距離が短く、近しいから。
9点(2004-05-18 22:23:15)
640.  タンク・ガール
ストーリー云々はどうでもいい。ほんとにどうでもいい。有って無いようなものだから。これは「女の子映画」。パンクでキッチュなタンク・ガールのクールでキュートな魅力を堪能する映画。彼女のファッション、最高!公開当時この映画は、10代の女の子向け某ファッション誌に特集を組まれていた。それを見た10代の私は、「イイ!」と思いましたよ。それにしても今考えると、当時のロリー・ペティーもナオミ・ワッツも、結構大人だったのですね。勝手に20歳前後位かと思ってましたよ。タンク・ガール、三十路だった。DVDが出ないので残念だけれど、こないだレンタル落ちでビデオを100円で入手しました。得しました。
8点(2004-05-18 22:21:54)
020.25%
140.49%
2293.56%
3526.39%
48710.69%
511914.62%
615118.55%
714217.44%
810613.02%
9728.85%
10506.14%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS