741. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
《ネタバレ》 ○軽快なタッチであっという間に終わってしまったロードムービー。○良い余韻を残す映画ではあったが、インパクトに欠け、佳作止まり。前評判に期待しすぎたかも。○でも、貴重なドイツ映画鑑賞になった。 [DVD(字幕)] 6点(2013-11-17 16:58:00) |
742. 転々
《ネタバレ》 ○結局、福原が妻を殺すというが理解しかねるという部分において納得して話を観られたわけではないが、後の「インスタント沼」にはないしんみりとした爽快感に近い感覚を得られる。○俳優の配置が見事。センスを感じる。小ネタも当たり外れこそあるがそこそこ面白い。 [DVD(邦画)] 7点(2013-11-17 16:55:51) |
743. ラブ・アゲイン
《ネタバレ》 ○それぞれのエピソードが終結する場面の滑稽さ。その場面のための前振りが90分くらいあると考えるとそれも馬鹿らしい。○所々心理描写を端折っている場面もあるが、テンポを良くする要因となっている。○ジュリアン・ムーアやケヴィン・ベーコンなどいかにもなキャスティングで絶妙。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-17 16:55:12) |
744. 父親たちの星条旗
《ネタバレ》 ○「硫黄島からの手紙」の方を先に見ていたが、こちらの方が出来が良かった。○切り替えの多さは多少気になるが、随所に見所があるし、ラストの海水浴のシーンへの繋ぎは秀逸だと思う。○味方に打たれ死ぬ戦士たち。彼らはアメリカに殺されたのだ。○戦争が経済の一つとして扱うためにメディアによって作り上げられた英雄たち。あまりにも可哀想だ。○ラストのナレーションで「死んだ戦友の為に戦う」とあったが、普通はそういうところにしか大儀は見出せないのだろう。 [DVD(字幕)] 7点(2013-11-17 16:54:31) |
745. インスタント沼
《ネタバレ》 ○モテキの麻生久美子に惹かれて鑑賞。○それほど期待していなかったのもあってか非常に面白かった。テンポも良く、小ネタも小気味良く効いており、そして最後にあの破壊的展開。この映画だから許されるカタルシス。最後のハナメのセリフも嫌味がなく、見てすっきりした。○キャストも麻生久美子は主演のイメージがなかったが、一気に見方が変わった。他の作品も見てみたい。他キャストも白石美帆を除いて適役であった。○三木監督作品、麻生久美子出演作品をいろいろ見てみたい。 [DVD(邦画)] 7点(2013-11-17 16:54:08) |
746. ザ・ロック
○マイケル・ベイ作品で最初で最後の傑作。ドン・シンプソンの功績がほとんどの気もするが。○ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジという異色コンビが見もの。エド・ハリス、デヴィッド・モースなど脇も厚い。○アクション映画として好調な滑り出しだったが、後半は少し尻すぼみの感がある。○ハンス・ジマーの音楽がやはり今作の魅力の1つと言える。○とは言え、90年代のアクション映画では筆頭と言える。序盤のカーチェイスの迫力はなかなか。 [DVD(字幕)] 9点(2013-11-17 16:45:51) |
747. 普通の人々
《ネタバレ》 「Ordinary People」というタイトルが見事にはまっている。みんな「Ordinary」なのだが、だからこそ難しい。さらに、それをしっかり「Ordinary」に描いているレッドフォードも素晴らしい。そして、やはり理解しあうには本気にならないと駄目なんだなぁと感じた。そういう意味では、父も母もまだまだ本気ではなかったのだと思う。地味な仕上がりだが、この映画の持っているものは大きいと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2013-11-17 16:45:22) |
748. プロジェクトA2/史上最大の標的
○アクション、コメディともアイデア出しながら飽きさせない。○ジャッキー・チェンが敬愛するキートン作品のオマージュが見られたのも良かった。 [DVD(字幕)] 7点(2013-11-17 16:44:24) |
749. チャップリンの冒険
当時のチャップリンの短編コメディとしてはある程度の集大成を迎える作品となっているだろう。終始小ネタが満載で、笑いどころがたくさんある。話としてはあまり収拾がついていないが、アイスのシーンにしても、ドアのシーンにしても、非常に面白く、エリック・キャンベルは今作でも存在感を発揮している。 [DVD(字幕)] 8点(2013-11-17 16:42:26) |
750. ノー・マンズ・ランド(2001)
《ネタバレ》 戦争という状況が生み出した悲劇をものの見事に表現した見応えある作品。一番凄いのは、監督がボスニア人で実戦経験のある人であることだ。そんな人間がこれほどまでに中立に描けるのは凄い。そして惜しいことに、日本の配給会社はこの映画をコメディとして売ろうとしていた。確かにブラックコメディだが、そこをあえて押すべきではない。どんな映画でも興収を上げるためなら何でもする日本の配給会社は、チキから見たマスコミそのものだ。でも、幸い変な邦題を付けていないだけマシかもしれない。 [DVD(字幕)] 8点(2013-11-17 16:41:22) |
751. 俺たちに明日はない
《ネタバレ》 ありきたりな映画ばかり作り続けたハリウッドに喝を入れた作品。バックが同じジョークを言うシーンで皆がしけた顔をするのがまさにそれ。当時の規制を打ち破ったあらゆる描写は冴えており、裸の女性の張り紙の上に張られているローズベルトのポスターはなかなかのセンス。大恐慌の時代に悪としての警察に対抗するボニーとクライドは、今までのハリウッドに対抗する脚本家、製作者たちの姿であり、この作品をきっかけに始まった「ニューシネマ」に終止符を打った「ロッキー」で白人困窮層や黒人によるボクシング会の席巻をロッキーが打ち破る姿が、俳優として成功していなかったスタローンを一躍スターにしたのに奇しくも似ているのは非常に面白い。 [DVD(字幕)] 8点(2013-11-17 16:40:55) |
752. 男たちの挽歌II
ドラマ性で見ると前作より劣っているかな。ケンのお店の話の出し方が微妙だった。一方で銃撃戦やスローモーションは進化していると思う。それにしてもチョウ・ユンファがカッコよすぎる! [DVD(字幕)] 8点(2013-11-17 16:39:56) |
753. キートンのセブン・チャンス
《ネタバレ》 ○キートンの最高傑作。○「静」の前半であるならば、「動」の後半であっただろう。○花嫁に追いかけられる後半が目立つが、前半にも面白いところは満載。7人の女性の断られ方、美容室のシーンなど目が離せない。○そして花嫁のシーン。一体何人花嫁おるんやと言わんばかりの大群が押し寄せる。時間が分からないと言う小さなボケをはさみつつ、ひたすら逃げまくる。○何とか上手くいっちゃういつものオチも冴え、笑と共に、制作された年のことも思うと感慨深いものもある。 [DVD(字幕)] 9点(2013-11-17 16:37:38) |
754. 犬の生活
短編なのでもっとコメディ一色かと思いきや、後期のチャップリンに近い作品であった。サイレントならではの面白さが幾分にも散りばめられており、彼のユーモアセンスには頭が下がる。ニヤリとさせるエンディングも好きだな。 [DVD(字幕)] 8点(2013-11-17 16:36:45) |
755. 椿三十郎(1962)
《ネタバレ》 これぞ娯楽大作。文句の付けようがない。三船敏郎はカッコいいし、面白い。ピリッとした決闘シーンに、してやったりの決着。そして、このまま終わると思いきや、まさかの決闘シーン。びしっと引き締めてエンディング。緩急を非常に上手く使い分けている。約1時間半と言う尺でもこれほどのものを作れる辺りが黒澤明の強さだろう。本当に後世に残したい作品だ。 [DVD(邦画)] 9点(2013-11-17 16:35:34) |
756. 真夜中のカーボーイ
《ネタバレ》 これぞニューシネマの傑作。夢を持って上京してきたジョーだが、そこでであったリコとの相補性が絶妙。二人とも憎めないキャラだった。救いのないエンディングにも見えるが、ここでリコが死んでいなければ、ジョーはまた現実とかけ離れた理想を抱き続けていただろう。こういう後を想像させるエンディングは良いと思う。夢を抱くことは良い事だが、叶いもしない夢を抱かせるメディアも悪いし、それに気付かないのもどうかと思える。それでも夢を諦めきれない主演の二人の演技もさることながら、爽やかなニルソンのメロディも夢の実現を予感させるもので、この映画に見事にマッチしている。 [DVD(字幕)] 9点(2013-11-17 16:34:37) |
757. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 現代においてこういう主人公のような人は決して少なくないはず。余計なことは何も望まない姿は憧れに値する。どれだけ今やっていることが大変でも恋愛や自分のしたいことをやっている姿は本当にかっこいい。語らずとも伝わってくるジョニー・デップの演技は素晴らしい。変人を演じることが多いが、この映画における演技が彼の一番。 [DVD(字幕)] 9点(2013-11-17 16:34:11) |
758. エイリアンVS. プレデター
《ネタバレ》 人間がプレデターの仲間になったり、死体で武装したり、意味不明なエンディングと見事に期待を裏切ってくれました。 [DVD(字幕)] 4点(2013-11-04 21:14:52) |
759. デイ・アフター・トゥモロー
《ネタバレ》 ○パニックものとして映像的迫力は十分。寒さも伝わってきた。○親子ものとしては少し弱い。 [DVD(字幕)] 6点(2013-11-04 19:38:21) |
760. ゴッドファーザー PART Ⅱ
《ネタバレ》 ○午前10時の映画祭にて1作目に続いて観賞。○どうしても1作目と比べてしまうが、娯楽性に富んだ1作目の方が面白く感じる。ストーリーとしてはロスとのやり取りをもう少し楽しみたかった。○アル・パチーノは1作目より眼力が増してマーロン・ブランド程とまではいかないが存在感を増している。また、デ・ニーロも1作目でマーロン・ブランドが見せたしゃがれ声を完全にマスターしさすがの存在感。○1作目と比べると落とし所がいまいちかな。 [映画館(字幕)] 7点(2013-11-02 17:10:40) |