61. 明日に向って撃て!
監督ではなく名脚本家ウィリアム・ゴールドマン氏の功績でしょう、これは。あとバカラックね。 8点(2003-08-02 18:39:49) |
62. サムシング・ワイルド
すでにジョナサン・デミ印がしっかり刻印されてる。 8点(2003-07-19 19:28:45) |
63. 暗くなるまで待って
《ネタバレ》 オードリー・ヘプバーンが亡くなった年に追悼上映で観たんだけど、ラスト近く、暗闇からいきなりアラン・アーキンが飛び掛かってくるところで館内じゅうから「ギャーッ!」の悲鳴。したら次の瞬間、館内大爆笑。観客の悲鳴に観客自身がウケてんの。あんまり楽しかったんで次の回も観ていたら、全く同じ現象が起こった。あれは可笑しかったなー。 8点(2003-07-07 01:51:01)(笑:1票) |
64. 踊る大捜査線 THE MOVIE
いや、意外に「映画」になってましたよ。構図とか。間とか。 8点(2003-07-05 15:30:47) |
65. マチネー/土曜の午後はキッスで始まる
B級映画への愛情溢れる好篇。ある意味必見かも。ちなみに劇中ジョン・グッドマンが演じた映画監督って、B級映画の巨匠ウィリアム・キャッスルがモデルなんだそうな。製作者として「ローズマリーの赤ちゃん」なんかもつくってるんだけど、基本的には“見世物映画”の映画監督。「第三の犯罪」が一番有名なのかな? 8点(2003-06-21 13:31:08)(良:1票) |
66. 田園に死す
はたして自分に、表現するに値するほどの内実があるのだろうか・・・そうした検証なしに安易な「自己表現」が垂れ流されてる現実を苦々しく思っている人間としては、こういった映画を手放しで絶賛するわけにはいかないような気がするんです。出来損ないのエピゴーネンだらけでしょ? 世の中。 8点(2003-06-18 19:48:43) |
67. ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
画面に奥行きがなさ過ぎるわ、スタンダードサイズで狭苦しいわで不満も多いのだけれど、ストーリーも、それから楽曲も良かった。ジギースターダストの頃のデヴィッド・ボウイの匂いを感じました。ってリアルタイムで体験してるわけじゃないんだけどね。ったく偉そうに(^^; 8点(2003-06-17 00:18:24) |
68. 月曜日のユカ
過小評価されすぎのテクニシャン中平康の早すぎた傑作。日活のサラリーマン監督でプログラムピクチャーばっかり撮らされてた人なんだけど、そんなフィルモグラフィの中にこういう風変わりな作品が紛れ込んでる。って、これもプログラムピクチャーの一本なのかもしんない。って、別にプログラムピクチャーが悪いって言ってんじゃないよ。石坂洋次郎モノとか結構好きだったりするし。「あいつと私」なんかも中平康が監督してます。あれも傑作。芦川いづみさんが出ていらっしゃいます。昔の女優さんで一番好きなんですけどね。絶滅種でしょ、ああいうタイプ。 8点(2003-06-02 15:01:03) |
69. 赤ひげ
「生きる」よりこっち。だけど説教臭すぎるのね、例によって。マイナス二点は監督に対して。それにしても気違い女を演った香川京子って、あんなに演技上手かったっけ? それともやっぱり演出家の技量か? うーん、もう貶したこと後悔してきたぞ・・・。 8点(2003-06-02 13:13:10) |
70. バーバー
いつもながらキャスティングの妙。テネシー・ウィリアムズそっくりのゲイのおっさんがいい。アメリカ人はさぞかし笑っただろうな。 8点(2003-06-01 18:58:35) |
71. 去年マリエンバートで
結局のところ難解な映画ってのはいくらでもとっかかりがあるわけで、自分なりの解釈が許されるわけですから、食わず嫌いしないで観てもらいたいですね。 8点(2003-06-01 18:09:20) |
72. トリュフォーの思春期
「うちの子にかぎって」の元ネタはこの作品だと確信しています。先生の奥さんが妊娠してるってのも一緒だし。違いますか>伴一彦さん 7点(2003-09-09 19:36:35) |
73. トゥルーマン・ショー
こんなの人権団体が黙っちゃいねえだろう、って最初は呆れてたんですけどね。だけど徐々に寓話性を帯びてきて、ん?って思いながら観てたら、暴風雨のシーンがきて、そこで意味が解った。エド・ハリスは「神」だったんだな、と。時に試練を与えつつ、常に人間たちを観察している誰かが確かに存在するんだぞ、という、そういう映画だったんじゃないのかな。いや、無宗教ですけどね、私は。 7点(2003-08-24 13:17:13) |
74. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
かなりに痛快な話なのに、親子の絆みたいなウェットな部分に比重がかかり過ぎて、はじけてないんだよなぁ、全然。但しソール・バスみたいな凝ったタイトルデザインは素晴らしかったので点数は若干甘めに。 7点(2003-08-24 12:18:08) |
75. アンリエットの巴里祭
二人の脚本家があーでもないこーでもない言いながらストーリーをこしらえ、と同時に劇中劇が平行して進行するという技巧派デュヴィヴェの面目躍如たる一本。だいたいメタフィクションってのは作り手が面白がってるわりにはつまらないっていうのが相場なんだけど、この映画は語り口の巧さゆえ創作に関係のない立場の観客でも比較的面白く観られる例外的な作品。ちなみにオードリー・ヘプバーン、ウィリアム・ホールデン共演の「パリで一緒に」はこの映画のリメイク。かなり違うテイストになっていたけれども。 7点(2003-07-09 21:41:27) |
76. Mishima: A Life In Four Chapters
カンヌで最優秀芸術貢献賞なる賞を受賞したものの、三島未亡人の許可がおりず(一説では当時の中曽根首相が圧力をかけたとも。三島由紀夫が市ヶ谷駐屯地で自決をした時、中曽根は防衛庁長官の立場にあり、野党から厳しく追求され責任をとらされた。ていうか、人を更迭して自分だけ責任逃れしたらしい・・・)未だ日本未公開のままになっている作品。でもレンタル屋にいけば輸入ビデオが置いてありますので、台詞も日本語ですし、興味ある方はどうぞ。映画の内容は1970年11月25日の自決当日の行動を追いながら、そこに「金閣寺」「鏡子の家」「奔馬」といった作品を三島の幼年期からのエピソードに絡めて描くという非常に凝ったもの。セットも演劇的だったりで、うっかりすると技巧倒れになってしまったところでしょうが、話の運びが巧みで、二時間はあっという間の印象。主演は緒形拳。肉体改造までして(ついでに胸毛まで貼りつけて。腹毛というか)役作りに励んだというものの、どう見てもミスキャストで、この作品の最大の欠点といえるでしょう。でもまぁ、三島由紀夫を演じられるのは三島自身だけという気もするので、というか、三島由紀夫というのは平岡公威(三島の本名)という俳優によって演じられたキャラクターのように思われるので、他のどの俳優が演じても違和感は残ったかもしれませんね。ついでに三上博史が楯の会のメンバーのひとりを演じています。 7点(2003-07-05 16:45:44) |
77. ヒート
たしかに面白いんだけど、テレビ的なんですよね。画が。 7点(2003-06-21 14:57:45) |
78. クルーレス
どっかで聞いたような話だな・・・って思ってたら、ジェーン・オースティンの「エマ」の翻案なんだそうな。オースティン、流行ってたもんね。 7点(2003-06-18 22:15:43) |
79. 天国の口、終りの楽園。
つくりがガサツなのはしょーがない。ハリウッド映画じゃないんだから。「少林サッカー」みたく違ったモノサシで評価してあげないと。なんかあまりに叩かれ過ぎてて気の毒になったのでちょいと高めにポイントつけときました。以上。 7点(2003-06-02 21:55:17) |
80. テルマ&ルイーズ
「俺たちに明日はない」のフェミニズム解釈ってところですかね。女・女って言わないでよ。そんなのフェアじゃないわ。でもエッチはイカせてくれなきゃいやっ♪ ってところがすっげぇ身勝手に感じられるんですけどね、男としては。というわけで、マイナス三点。それにしてもリドリー・スコットはホント雨が好きだねー。「あめふらし」って呼んだげる。 7点(2003-06-02 12:44:44) |