61. ライディング・ザ・ブレット
説教臭いものの、味わい深い雰囲気を持っている。 現実と幻覚の交差する不思議な話、こういうの割と好きです。 主人公が抱いてる「死」がシンプルながらもリアルに描写されてた、と思う。 若気の至りがピタリとハマる、みたいな。 とはいえテンポが悪いような気がした、面白いと感じるまでが長かった。 そこはかとなく後半の勢いに無理矢理臭が漂う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-27 23:16:34) |
62. ミニミニ大作戦(2003)
《ネタバレ》 うーん、ノートンの存在感薄し。 裏切るのがすぐわかってしまったのは致命的かも知れない。 C・セロンもあまり好みでなく、主人公の男もイマイチ。 屋敷を駆け巡るミニクーパーを見たかった、かなり損してる。 後の金塊奪還作戦が冒頭の展開とかぶる。ネタが無い? セロンによる金庫の開錠も、亡き父がしてみせたものとダブり退屈。 邦題にもセンスを感じない、かと言ってバリバリのミニによるカースタントも無い。 ラストの締めも歯切れが悪く、このドロボウ仲間たちの背景の掘り下げが欲しかった。 彼らのキャラ設定そのものが薄い、それぞれに見せ場があるようで無い。 それなりに見れる出来になってしまっているのが一番の問題かも。 [地上波(吹替)] 6点(2007-02-25 10:22:53) |
63. フロム・ヘル
《ネタバレ》 ショッキングなシーンは少なからずあるが、もうちっと見せ方に凝って欲しかったかな。 どうも地味で面白みにかける、デップの過去や予知能力の存在意義にも疑問。 ラストはたまにはこういうのも良いと感じられた。 ただ、あの流れでそりゃないよとは思ったけど。 久々にデップ、カッコいいなと見ていて思えた作品である。 ロビー・コルトレーン演じる、部下のピーターがいい味出してた。 にしても、ああも見事な局地的犯行ならいくらでも手の打ちようがゲフンゲフン。 もうデップが切り裂きジャックでもいいよ、と思えるほど展開にたるみがあるし。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-14 21:56:20) |
64. Mr.&Mrs. スミス
《ネタバレ》 わかる、わかるよジョン。 男の子だもの、直感的に動いちゃうよね・・叱られてるけど。 暗殺した人数競っちゃうよね、圧倒的に負けてるけど。 そんな尻に敷かれてる的な図がツボにハマったのは言うまでもない。 トップクラスのエージェントである二人の凄み、実力を表現したのが ラストの銃撃戦ということを思うと少々ガッカリ気味であるが。 さすがに無心に撃ちまくるだけじゃ四方塞がれてるのに切り抜けられないさね。 そこまで魅せてくれるアクションシーンは無かった。 それにしてもスマートじゃない。暗殺者なのに。 軽過ぎず重過ぎずで中途半端。友人とも殺し合いしそうな雰囲気だったのに・・。 二人の夫婦喧嘩をこれでもか、と見せつけられた感じ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-02-13 19:45:11) |
65. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
《ネタバレ》 このシリーズで一番面白かったかもしれない。 マイノリティー?ハハハ。地味にハードな雰囲気でサックリ見れた。 ヴォルデモートが復活したってだけの話なのにね。 ただ、このシリーズの魔法の在り方がイマイチつかめない上に ポッター自体の強さ、それに対する卿の強さもワカラナイ。 「直前呪文じゃ」とか言われてもわかるわけがない。 ドラゴンとの対決も箒で飛び回るだけでクディッチと見応えは変わらず。 一番ガッカリなのはゲイリーの出番の無さ、ピンチに助けに来てよと。 キャストの成長も気になるし、かなり危ういタイトルになってきた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-12-16 16:41:04) |
66. X-メン
原作知らないけど、地味に面白かった。 ミスティークがエロい、じゃなかったカッコ良い。 一番頑張ってた気がする(特殊メイク的な意味で)。 マグニの帽子はダサイがイアンが良過ぎて帳消しか。 差別的なハードな内容をストーリーで扱ってるが 今作の展開に置いて果たして説得力が在ったのか無かったのか。 そこがまた微妙なところでいまいちグッと来なかったり。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-12-04 08:17:03) |
67. シンデレラマン
《ネタバレ》 貧困に喘ぐ家族のため、男がボクシングで闘う泥臭さ漂う作品。 ただ、実在のボクサーの人生を描いているがボクサー映画って感じではない。 レニーとRクロウの夫婦、雰囲気が良い。 どんなに苦しくても愛が溢れてる、素直に凄い。 トータルで見ると最後のボクシングシーンは長く感じられ エンドロール前の「彼のその後」のテロップまで来るとお腹いっぱい。 泣き所は随所に見られるのだがどうにもスッキリしなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-25 03:11:49) |
68. ビューティフル・マインド
《ネタバレ》 まずテンポが良い。 学生時代のルームメイト(ベタニー)は何処へ・・?と思ったときに タイミング良く姪を連れてやって来たり。 スパイ活動という使命を絡め、サスペンス的な何かを感じさせる展開だったり。 しかし実はチャールズ&娘、パーチャーはジョンの幻覚だった!まさに衝撃。 発覚後の治療、そして葛藤といったところには少し中だるみを感じる。 ジョンの中に名誉としてペンを貰う教授を見たのが呪縛としてある気がした。 ラストに彼がペンを貰うシーンには感動した、救われたように見えた。 授与式、そしてスピーチ・・・まだ幻覚として見える三人。 これらは蛇足のように思えた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-24 20:45:22) |
69. ダニー・ザ・ドッグ
《ネタバレ》 ピアノが大きく絡むかと思いきや、触り程度でした。 もう少し聞かせてくれても良いのに、と思った。 記憶がゴッソリ抜け落ちてるのはトラウマってことで納得する。 だが、あの理不尽なまでの強さに説得力を感じられない。 ジェットリーの挙動不審ぶりに可愛さよりもキモさを感じてしまった。 Mフリーマン、ジェットリーと豪華な布陣。 ヴィクトリア役の娘も可愛いし、しかし全体的に上手くマッチングしなかった感じ。 あと植木鉢で殴られたバートだけど生きてると思うね! [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-19 23:04:37) |
70. ホワイト・オランダー
《ネタバレ》 毒のように体を蝕む親の支配。 親を転々としそれぞれに影響されるけどそんなもんなんですかね? 10代という不安定さを考えると止むなしとも思えるが、さてさて。 冒頭から中盤まで色々とテンポよく場面が変化するがフラフラとした印象も受けた。 後半、もう本当にラストだがぐっと盛り返し畳み掛ける。 「偽証させないで」「解放して」と懇願する娘・・・そして証言を拒否する母。 退廷するミシェルの振り向いた姿に、それ以前まで見えなかった母親の顔を見た。 とはいえ、どうにも解放されたって感じが無い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-19 21:34:23) |
71. コーヒー&シガレッツ
《ネタバレ》 作風なのだろうが刺激に乏しく、11篇もの多さに少々気疲れしたりも。 話に身が入るか否かの絶妙なタイミングで次の話に切り替わる。 退屈を感じさせるシーンが多々詰め込まれてるのにそれらを無駄と切れない。 変な隙の無さがあったりする、そこが妙に悔しい。 そして、自ずとコーヒーが飲みたくなったり煙草に手が伸びたりする。 素直に受け入れづらい雰囲気を持っていて、見る度に評価がコロコロ変わりそうだ。 心にゆとりを持ちましょう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-11-10 05:51:21) |
72. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 ウンパルンパ、せんだみつおになってるような。 基本的に、オリジナルからそう変化しなかったのが物足りなかったかな。 異様なシュールさは抑えられ、丸投げにしてた部分にオチを用意した。 なんというか、小奇麗になって帰ってきたという感じ。 ブラックな部分がどうも軽くなってます、そこら辺が残念無念。 個人的には「夢のチョコレート工場」のインパクトが勝った。 本作品に落ち度はないがバートン×デップというだけで手放しに褒めたくない。 個人的に出演を喜んだがクリストファー・リーが父親はちょっと・・って感じ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-10-10 08:22:52)(良:1票) |
73. エターナル・サンシャイン
《ネタバレ》 雰囲気よろしく考えさせられる作品だった。ただ、途中ダラダラし過ぎている感じ。 記憶を消した、でも最後には・・・ってのはいささか普通すぎるような。 奇妙なラブストーリーとして素直に観られるけど収まりが悪い。 ラストシーンは印象的だが、ハッピーエンドか・・・?と首を傾げる。 髪の色の重要性云々よりもケイトに絶望的に似合ってなかったのが残念。 ジムキャリーは良いね、彼は黙ってるとカッコイイんだよ! [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-03 14:37:45) |
74. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 展開にややアレな部分があるものの、後の3部作の事を思えば何とやらと言ったところ。 「ルークの父親はアナキンであり、ダースベイダー」 という最大のネタバレは変えようが無いですものね。 で、今作で暗黒面に堕ちた経緯が描かれてるわけだが別段驚きも無く予想の範疇。 狭間で苦悩する、そんな心の葛藤などを表現して欲しかったものだが 前作から既にこのアナキン、邪悪な表情を押し出していて暗黒面まっしぐら。 そりゃオビ=ワンも嘆き悲しみ、ヨーダも「やっぱりね」と肩を落としますよ。 戦闘面が充実していて割と満足ではあった、ジェダイ達の最後にはガッカリしたけど。 やはりヨーダ、オビ=ワン、アナキンが突出していたんだなぁと痛感。 パドメの存在感も空気で、ラストの出産→名づける→息絶えるシーンは大雑把過ぎる。 ただ旧3部作を無性に見返したくなるので、 それを思えば感慨深い新3部作完結編ではあったかな、と思います。 [DVD(字幕)] 6点(2006-07-16 00:05:38)(良:1票) |
75. サイレントヒル
《ネタバレ》 導入部と終盤のゴタゴタは、もう少しどうにかならなかったのか。 そこを除けば、カメラワークやクリーチャー、異界の雰囲気etc.. ゲーム準拠で面白かった、監督がコアなファンというのも頷ける。 演出的にオーバー気味だったのがハリウッドって感じだったりもするけど。 ショーンビーンがイメージ的に近いのもあるが ストーリーを弄くるなら主人公は父親でよかったのでは? 日本から輸出されたホラー原作がどれも女主人公なので合わせたのかな? 食傷気味な設定(ホラーと母性愛)に足並みを揃える必要は無かったのに・・・残念。 [映画館(字幕)] 6点(2006-07-15 10:45:10) |
76. 感染
《ネタバレ》 久々に邦画を見たせいか、ゾクリと背筋に寒気を憶えつつそれなりに楽しめました。 やはりオチが安直というか、それが不満でならない。 展開が緩いので、途中退屈した。 もう少しゴチャゴチャせずにスッキリとまとめてくれればなぁ・・。 キャストは手堅く、そして雰囲気たっぷりに、と頑張ってたのに残念。 仮眠した外科医が新人に「お前は人を縫ってみたいだけだ」と言う。 コレでは先が読める、縫って下さいと言っているようなものだ。 この二人は感染の外に居たのか内に居たのかはイマイチわからないが、 もう少し上手く使えたのでは?と思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-03 12:08:36) |
77. モンスター(2003)
《ネタバレ》 殺人によって成り立つ信頼関係は存在しない。 どう頑張ろうと悲しい結末が待っております。 アイリーンとセルビーもまた然り。 シャーリーズセロンのメイクが話題を呼ぶ今作。 実際の犯人をイメージしたものだろうか? 相手役のセルビーもまた負けず劣らずの醜い姿だったらしいが・・。 そこで何故に、クリスティーナリッチなのだろうか? 華が無いから、対極に位置づけるための演出か。 狙いは当たり、セロンの醜女顔は観客を強く引きつけた。 しかし私は、クリスティーナリッチのデコの方に興味が湧いたわけで・・。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-14 21:52:12) |
78. アイ・アム・デビッド
《ネタバレ》 ラストの急展開には少々驚いた。 最後に知り合う老婦人と深い信頼関係を築き、サラッと終わるものと踏んでいたので。 全体的にご都合主義的な雰囲気は否めないが、それほど突飛ではない。 盛り上がりにも欠けるが、人間の醜さをこれでもかと見せつける映像は無く 安心して見られる、長閑な風景を楽しむ作品としてもなかなか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-13 19:04:15) |
79. ソウ2
《ネタバレ》 3も製作される予定、ということで ジグソウの後継が出てきたりするんだろうなぁ・・とか鑑賞前に一人考える。 オチがその予想にピタリと嵌り笑ってしまった。 話的には前作の方がショッキングで完成度が高かったと思う。 単独犯と思わせて実は共犯が居る、それも被験者の中に。 衝撃的だが、もはや何でもありだなという思いも湧き複雑である。 最初から居る、というのは前作からのお約束である。 “ジグソウはいつも最前列にいる”だが、既に刑事の前に “ジグソウ”が居る。 では現場に居るのは・・?それが念頭に在るか無いか、それが鍵。 刑事の息子の行方と前作のバスルームが出てきたのは良かった。 今回は密室劇の舞台としては広く、冗長な感は否めなかった。 閉じ込められた人らに共感できず、行動に説得力が無いのも気になったところ。 前作で多大な信者を生み出した作品、貶すも褒めるも難しい。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-03 19:57:40) |
80. Vフォー・ヴェンデッタ
《ネタバレ》 Vにヤラレた。 冒頭・・まくし立てる彼の台詞に酔い、話に引き込まれた。 しかし、その勢いは何処へやらといった中盤の展開。 期待してないのにサスペンスを見せないで、といった具合だ。 動けばこその魅力溢れるキャラクターなのに、という思いで胸が一杯である。 予告編で痛快アクション劇だと思ってた人は、ここで軽く肩透かしを食う。 とりあえず、エプロン姿のVは最高に可愛いし画的にもシュールで宜しい。 Vとは誇りや尊厳であり、理念である。Vとは国民の思念の総意、本流である。 誰も彼等を・・この大きな渦を止められない。 ナタリーは文句無しに存在感、演技力を有すが相変わらず色気の無い体型。 各キャラクターがドミノの駒の如き存在だというのはわかるが、 もう少し深く掘り下げて欲しかったとも思う。 Vとイヴィーの繋がりにも、もう少し深みや説得力を持たせることが出来たはずだ。 [映画館(字幕)] 6点(2006-06-01 20:56:11)(良:1票) |