Menu
 > レビュワー
 > 泳ぐたい焼き さんの口コミ一覧。4ページ目
泳ぐたい焼きさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 110
性別 女性
自己紹介 増税前にブルーレイプレーヤーを購入したにも関わらず、未だブルーレイ未体験の私。
何がブルーレイで観るにふさわしいのか、レンタル屋で果てしなく迷う今日この頃だったりする。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
61.  ラヴェンダーの咲く庭で
舞台の地方のひっそりした島よろしく、地味ながらも丁寧な映画。特に、姉妹を演じる英国2大女優の演技は秀逸でした。恋する乙女心と青春はとうに過ぎ去ってしまった現実の悲哀を、決して下品にならずに巧みに表現するジュディ・デンチには脱帽。可愛くもあり、切なくもあり。そんな妹を陰で心配するしっかり者の姉役のマギー・スミスも、青年を密かに気にしたり、強さの中に弱さを感じさせたりと、こちらも達者な演技。英国2大女優の、“静”の演技を堪能した次第です。しかし意外と狡いのが、医師の爺さん。オルガの家に行ったり、モーションかけたり、結構しぶといなあ。 
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-05-16 15:13:23)
62.  グラン・トリノ
堅物で偏屈なウォルトが隣家のスーやタオと出会い触れ合ううちに、生きる場所を再び取り戻し、死に場所を見つける。そんな一人の男の生き様・死に様を見た気がして、胸を揺さぶられたし、涙が出た。いや、佳かったです。話の流れや展開に無駄がなく、すぐに映画に入り込めたし、シリアスになりすぎず、時にユーモアを交え、とても佳い映画を観たという感じ。あと、様々な人種が反目し生活する描写に、ウォルトの玄関先の星条旗よろしく“アメリカ”な作品でもありました。しかし、ウォルト=クリント・イーストウッドはカッコ良すぎだなあ(苦笑)。監督も役者も音楽も素敵だなんて、多才すぎでしょ。 
[映画館(字幕)] 8点(2009-05-16 14:48:14)
63.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 
エッジの効いた映像&クールな音楽にのせて、大変な現実を暗くなることなくPOPに描くのは流石ダニー・ボイル。そういう意味では、何だかトレスポを思い出しました。でもなあ、今回はモヤモヤして終わってしまいました。前半はとても丁寧でパワフルなのに、後半はちょっと唐突な展開が多かった。特に兄さんの行動の背景や心情を、もう少し描いて欲しかった(モヤモヤ)。兄さんもラティカへ好意があったと解釈してますが。そして“運命”、それ言われてもな~(モヤモヤ)。逞しく生きる兄弟の前半・途中と、クイズとジャマールの過去の絡め方、ダンスのエンディングは佳かっただけに、何だかモヤモヤが残念。ジャマールとラティカは素直に応援したいし、この映画のパワーは評価されてしかるべきなのですが…。期待しすぎたのが悪かったのか、ホラーテイストなボイル監督作が好みな私が悪いのか。。。
[映画館(字幕)] 5点(2009-04-28 23:25:40)
64.  フロスト×ニクソン
互いの舌戦が堪能できると思ってただけに、えっこれだけ?という感じ。インタビュー場面は、もう少し長くでもよかった(実際の対談は知りませんが)。しかし両者のギラギラした野心、それを取り巻く参謀達の描写が非常に丁寧で、見応え十分。知的でスリリング。役者らは当たり前に巧かった、での余計に楽しめました。
[映画館(字幕)] 7点(2009-04-18 21:22:57)
65.  12人の怒れる男(2007) 《ネタバレ》 
リメイクであると同時に、ロシアの映画としても成立。都市部と地方との軋轢、格差、宗教、民族、賄賂問題など、現代ロシアをギュッと凝縮し、織り込む技量に驚嘆。各キャラクターとも興味深かったですが、特にタクシー運転手の息子の話は、前が頑固で偏屈だっただけに、思わず泣いてしまった。また、話が長い・(一旦親しくなると)情に厚いといったロシア人の特徴を巧く描いていて、非常にロシアな映画でした。最後はアメリカ版とは異なり、判決後の責任について考える重要性を提示し、かなりズシンとくる作り。終始ぐいぐい話に引き込まれました。秀作。
[DVD(字幕)] 8点(2009-04-18 20:42:16)
66.  ノー・マンズ・ランド(2001)
戦争は愚かで滑稽なものと、とても見事に描いている。セルビア側とボスニア側は元より、国連軍の頼りなさやマスコミの功罪もとても巧く織り込んでいる。ドイツ人とフランス人の描写を含め、随所にユーモアも混ぜ込み全く飽きさせないものの、終始随分とシニカルなテイスト。内戦て戦争てどういう意味があるのよ?と思うと同時に、だから内戦て戦争てこういうことなのよ、とラストシーンが象徴しているのだと感じました。傑作です。
[DVD(字幕)] 9点(2009-03-08 20:18:48)
67.  明日へのチケット 《ネタバレ》 
結構贅沢なオムニバス。3つともそれぞれに佳かったし、3つとも苦み(淡い恋心と見て見ぬ振り、傍若無人な言動の果て、偏見と疑い)がリアルに描かれていて、う~ん流石だなあという感じです。でもどこかユーモアもある。例えば、最初の教授がミルクを持っていく時の、向いの軍兵がカーテンで顔をソッと隠して寝てるふりするところなど。個人的にはサッカーとケン・ローチ好きなので、最後の話がやっぱり好き。半分自ら招いたどうしようもない状況にどうするどうなるとハラハラして終着駅に着き…そうなるか!と爽快でした。ASローマサポのお出迎えは頼もしいですね。ベッカムユニを着ていたアルバニア系移民家族といい、軍隊、格差、サッカーと、全編何だかとてもヨーロッパな作品でした。
[地上波(字幕)] 7点(2009-03-08 17:27:25)
68.  アフター・ウェディング 《ネタバレ》 
一瞬ヤコブがヴィゴ・モーテンセンに見えた…というのはさておき、とてもドラマティックな巧い作品でした。冒頭こそ全員の関係があんまり見えないものの、アナのスピーチを契機に、ストーリーが緊迫したものへとパチンと切り替わる。最初の結婚式と終盤の葬式と、それらライフイベントがもたらす意味や各々の気持ちの変化など、全員が一堂に会する場所を舞台として改めて描くとともに、それからどうなるのかという含みも持たせる。そして何より、心情を語り、話の展開を担う眼のショットの役割は大きかった。しかしドグマ映画っぽいなあと思ってたら、昔撮ってたんですね。Sigur Rosの曲はやっぱり佳かったです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-03-08 16:49:52)(良:1票)
69.  007/慰めの報酬 《ネタバレ》 
ストーリーの展開が速くて、内容を追うのに一苦労。加えて前作の記憶もたどり寄せなきゃ置いてけぼりな感じ。ですが息もつかせぬアクションてんこ盛りに圧倒され、朧げな前作の記憶でも楽しめました。「彼女を許せ。そして自分を許せ。」というマティスの言葉がキーポイント。グリーンのグローバル・エコ企業の裏側にしろ、カミーユの過去にしろ、Mの母親的存在にしろ、マティスやフェリックスとの友情にしろ、このドラマ路線も変わらず佳かったし、今後のダニエルボンドにも期待したいところ。オペラのシーンも無駄にゴージャス(そこで密談するのはどうかって感じでしたが)。あとオープニングと主題歌、かっこいいですねえ。なので、プラス1点。ところで本作で一応決着は着いたってことでしょうか?経済危機にめげないで頂きたく、次も期待してます。
[映画館(字幕)] 6点(2009-03-06 12:50:45)
70.  さよなら。いつかわかること
かなり淡々としてますが、悲しみや憶いが静かな波のように寄せて返すという感じで、ちょっと後を引く作品でした。主人公の挫折感、真実を直視できない弱さ。そんな父の一種の逃避行に気づくも、思春期で勘の鋭い長女は黙って、父の想いが整理されるのを待つ。その長女に、もう少し大きな波を起こしてほしかったかなあという感じです。物語全体に起伏がちょっと乏しかった。しかし主人公をジョン・キューザックが好演してるせいか、アメリカが言及され描かれてるというか、リベラルというのか。音楽が控えめでいいなあと思ったら、クリント・イーストウッドなんですねえ、ビックリしました。
[DVD(字幕)] 6点(2009-03-06 11:40:07)
71.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 
笑って泣けて、雪が溶けるように心をほぐしてくれるようなチャーミングなファンタジー。極端にシャイなラースが、リアルドールを通して大人への通過儀礼を果たす。抑圧された感情、想いをぎこちなく解き放っていき、1つ1つ大人になっていく不器用な過程を暖かく描写。そして人(特に女性)との触れ合いを克服し始めた時の、ビアンカとのキスシーンには、ラースの成長と共にビアンカへの別れが描かれ、胸にグッときました。 その2人を、戸惑いながらも見守る姉夫婦、地域や同僚の暖かさがとてもいい。最初は困惑した兄が、ラースに一番言いたかったことを伝えるシーンや、母のような姉が「誰も気にかけてないなんて、そんな馬鹿なこと言わないでよ!」とラースに言うシーン。家族なんですよね。あとラースが熊を助けるシーン、佳かったなあ。マーゴと同じく泣き笑いました。 コミカル要素も満載なのに、とてもハートウォーミング。人間を否定しない、強さと優しさと温かさがありました。
[映画館(字幕)] 9点(2009-02-11 10:59:43)(良:1票)
72.  ウォーリー
冒頭独りぼっちで地球をキャタピラするウォーリーの姿に、涙腺がじょわっと刺激されました。独りぼっちでも頑張ってて、でも家?に帰ってミュージカルを見てやっぱり何だかしょんぼりする様、イヴァと出会ってからのウォーリーの不器用な頑張り、健気さ!いやもう、ホロリもしたしハラハラもしました。植物を守ろうとする後半には思わず手汗握ったし、最後のウォーリーの一言には分かっててもほっと胸を撫で下ろしました。イヴァと宇宙空間でダンスするシーン、いいですね。エジプトから印象派、ゴッホを模したエンドロールも素敵でした。まあでもディズニーのせいか?ちょっと説教臭かったのも否めませんでしたが。CGアニメて苦手だったんですけど、これは楽しめました。カップルやお友達とどうぞ。一人で観た自分は、ちょっと寂しくなった映画でした…。
[映画館(字幕)] 7点(2009-01-31 01:20:17)
73.  ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト
先の来日公演が高くて行けなかった貧乏な私には、この料金でライブを疑似体験できるのは有難かったです。いや~めちゃカッコいいしセクシー!ほんとカッコいいですねえ~劇中何度となく、心の中で呟いてしまいました。冒頭のスコセッシとストーンズ側での舞台についてのやり取り、ライブ中に差し込まれる過去の映像、エンディングまでの流れに、単にライブ記録映画ではなくまとまりがあって、1つの作品としても楽しめました。でも結局“Factory Girl”は演らなかったのね。
[映画館(字幕)] 7点(2009-01-24 10:46:43)
74.  マイ・ブルーベリー・ナイツ 《ネタバレ》 
つまるとこ孤独を抱えてる、そんな人物群をドライに描くのが巧い王家衛監督、今作もそこは流石でした。が、映像がオシャレなせいか(それはいつも通りか)妙に表面的で、何だかなあというのが正直な感想。出演者も何気に豪華で可愛いのですが、台詞と雰囲気だけで終わってしまったような感じです。“恋する惑星”“天使の涙”が今一つだった私だからでしょうか。途中流れるCassandra Wilsonの曲は佳かったんだけどなあ…。
[映画館(字幕)] 4点(2009-01-18 15:06:03)
75.  カポーティ 《ネタバレ》 
カポーティを、フィリップ・シーモア・ホフマンが巧みに演じているのには脱帽。虚構的な社交界での饒舌ぶりは自身の過去の裏返しなのか?特異な性格や風貌故の孤独な思い出を、図らずも取材材料であった犯人と通わせる辺りは一考せずにいられない。疎外された者同士…“冷血”とは何者なのか?何であるのか。 また、一方には作品という名目と強かさがあり、他方にも裁判控訴という打算があってとれる。最後の面会での、カポーティの涙を信じたい。故に、その後作品が生み出されなかったのでは…というのはセンチメンタルな感想だろうか。 背景も荒涼としており、殺風景。それがより一層今作を足らしめているように思えた。
[映画館(字幕)] 7点(2009-01-10 14:10:49)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS