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ユーカラさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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801.  私は貝になりたい(1959)
橋本忍自身によるテレビ用脚本の劇場版だが、撮影・音楽・美術など東宝黒澤組の錚々たるスタッフの支えによって、映画として差別化が図られている。縦構図を多く取り入れ、画面に奥行きをもたせると共に、随所で丹念な長回しを多用してフランキー堺他の演技の持続から迫真性を引き出している。最期の笠智衆との静かな対話場面などがその白眉といえるだろう。村木与四郎氏による床屋の細やかな内装美術とその画面内配置は、主人公夫婦の人となりや戦中戦後の生活実感をよく表現し、対照的に巣鴨プリズン内の殺風景をより際立たせている。暗闇に浮かぶ絞首台の俯瞰ショットとハイライトも強い余韻を残す。そうした「善良なる」主人公への感情移入や共感を促す作劇や演出はそつない故に、映画自体の宿命ながら「反戦」という理性的主題論においては非常に弱い。例外的エピソードに基づくドラマは横浜裁判という国際問題のもつ欺瞞性を日本のヒエラルキーの問題へと矮小化させ、「戦犯」裁判の本質を見誤らせる危険を多分に孕んでいる。
[ビデオ(邦画)] 5点(2009-02-09 21:45:27)
802.  嘘を愛する女 《ネタバレ》 
エンドクレジットを見ると、脚本協力で奥寺佐渡子の名も。長澤側の科白などを助言したのかも知れない。 身分証明書の偽造とか、序盤にミステリー色を強調して引き込んだのは良いが、その反動か後半の種明かしと着地が凡庸な印象を与える。  人混みのなか気分を悪くしてうずくまる長澤まさみと、雑踏の中で足を止めて彼女の方へと向かうシューズ。 ここでまず足を介した二人の出会いが演出されることで、この後その通り足や歩行のモチーフが様々に展開されていくのだが、 終盤に車のタイヤが破損することでここからさらに歩行が活かされるのかと思いきや、さにあらず。 あっさりと車が直ってしまうので尚更落胆する。  後半乗れないのは、働き方改革とか、少子化対策まがいのスローガンが婉曲的な形でちらつくからかも。
[映画館(邦画)] 4点(2018-01-24 21:18:46)
803.  覆面系ノイズ 《ネタバレ》 
画面に超どアップとなって息を荒げるヒロインの顔が連発される度に辟易するのだが、 一方で江の島の海や鉄道をバックにした情景が穏やかな波のリズムで対になるのが救いだ。  前半でピアノを弾く志尊淳のショットが、運指と表情を徹底して別撮りするので実演の努力をまったくしていないだろう ことが明白でがっかりするのだが、これがギターに代ると本人の指使いで見せて名誉挽回してくれるのもいい。  クライマックスのマッチポンプ的な焦らしは逆効果。映画の要請として、ヒロインを走らせる為というのは解るにしても、 積極的に遅刻するヒロインが愚鈍にみえてしまう。
[映画館(邦画)] 4点(2017-12-03 09:14:21)
804.  ザ・サークル 《ネタバレ》 
巻頭のシーンをはじめ、ヒロインがカヤックを漕ぐシーンが幾度かあり、中盤のある事件の伏線として確かに強引に機能はするのだが、 それ以上の積極的な意味が見いだせない。人物描写としてもチグハグで、メタファーにもなりきれていない。 ラストシーンもカヤックだが、友人の命を奪ったドローンに対して、「Hello」はないだろう。 終始、血の通わぬキャラクターだ。  ある程度わかりきったストーリーでも画面で引っ張ってくれればいいが、その点 ヒロインの親友役:カレン・ギランの扱いが面白い。 まずは電話音声での登場、入社したヒロインを連れ颯爽と案内していく。 片や壇上でスポットライトを浴び、片やそれを暗い客席から見つめる二人の逆転と対比。 隣り合った個室トイレの中での、二人の交わらない切り返し。 そして暗いベッドの中と、開放的な自然の中、それぞれが小さなスクリーンを介して心を通わせる二人の切り返し。 決して上手い処理とは云えないが、二人の関係性の変化を描写する工夫の痕跡はみえる。  大スクリーンを使ったどんでん返し自体も大したものではないが、 トム・ハンクスとエマ・ワトソンの視線劇がなかなか見せる。
[映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2017-11-12 20:37:49)
805.  スクランブル(2017) 《ネタバレ》 
いきなり高架上からトレーラーへのバンジージャンプというのがイーストウッドらしい。 乱闘で手傷を負ったり、勝気なヒロインに二度ほど平手でぶたれたりと、女難のシーンもそれっぽい。 拉致されて椅子に縛られて脅されるなんてシーンは『ルーキー』だったっけなどと、 ついついネタ元を詮索してしまいそうになる。  ヴィンテージカーということで、クラッシュも控えめ。崖道の追っかけと大音量のBGMで ハッタリをかましてくるのだが、敵方が最終的にかなり小者に落ち着いてしまうのが拍子抜けである。
[映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2017-10-21 15:48:43)
806.  ナミヤ雑貨店の奇蹟 《ネタバレ》 
この如何にも西田敏行で御座います的なキャラクターイメージに則った諄いばかりの表情芝居があるから 一方で『アウトレイジ』の悪人顔が一層引き立つのだろう。 手紙のやり取りを題材とする原作というのだからそもそも映画として分が悪いのは承知で、雑貨店周辺や商店街の美術に 注力しようというのが序盤の長回しからも判る。 1969年という字幕と共に、座頭市のかかる映画館から大売出しの登りを立てたマーケットへとカメラは移動し、乗り合いバスが通過した奥に 女児二人が遊ぶ雑貨屋の店先に寄っていくというカメラワークは廣木隆一らしい出だしだが、 時代と世相の提示が絡むので致し方ないとはいえ、段取り臭さがモロに出ていてあまり面白くない。  それと折角の、ネットや携帯以前の「手紙を書く」映画なのだから、文字を書く行為を映画にしなければ。 書く者の手ではなく表情ばかりアップで映してどうするのか。  音楽の力を説くはずのエピソードも、大写しとなる歌い手の心理的な表情のほうに食われているように思える。
[映画館(邦画)] 4点(2017-10-09 01:53:04)
807.  ユリゴコロ 《ネタバレ》 
ナイフや包丁が肉を割く擦過音、階段を転げ落ちる打突音など、殺人シーンのインパクトを高める音響に力が入っている。 雨降りの中、ヒロインに差し込む白光や、佐津川を赤い影で縁取る照明など、異質な光の扱いや ワンポイントの赤の用い方も作品に独特のルックを与えている。  ロッジの上階や物影からなど、何者かの窃視を仄めかすようなアングルのショットも幾度か挟まれ不安感を醸し出す。 それらは結果的には実際の窃視者のものと必ずしも整合しないのだが、その歪な構図は後半への伏線のみならず、 作品にホラーテイストの加味ともなっている。  辻褄合わせの脚本化は結構苦労したのだろうけれど、松坂桃李が自発的にヒロイン探しに動かず、 木村多江にほぼ丸投げしているかのような脚色は物語としては大きな違和感だ。 そこを上手く誤魔化すなんらかの工夫が欲しかったところ。 『俺は殺人鬼の息子なのか!』などという説明絶叫も、 「震える手でノートを掴む主人公」とでも書かれているだろう紋切り型のシナリオをそのまま絵解きする演技指導も ちょっといただけない。  鏡割りのシーンやラストの病室の白カーテンのシーンなど、難しいワンショット風の撮影で頑張っているが、 夫婦の再会の図まで見せる必要性があったか疑問だ。  総じて、小手先のテクニックはあってもハートに欠けるという印象だ。
[映画館(邦画)] 4点(2017-09-24 20:11:49)
808.  ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 《ネタバレ》 
ロボットみたいなのが出てきたり、軍隊のミニチュアみたいなのが出てきたり、何やらテレビのヒーロー物のような印象。 面白がり方がそもそも分からず仕舞いだが、別に映画スタッフのせいではない。  アクションを担うのがロボットもどきのCGなわけで、俳優の身体性に欠けるのも楽しめない要因の一つ。  独特なロケーションは見どころだし、入射光を効果的に使った古屋敷の美術なども力が入っていていい。
[映画館(邦画)] 4点(2017-09-23 05:15:39)
809.  忍びの国 《ネタバレ》 
本来なら100分前後のプログラムピクチャーが妥当な内容。 合戦を程よくスぺクタキュラーにして、主人公の生い立ちと成長を描いて、現代風刺を採り入れて シネコン仕様のA級に水増しボリュームアップ。 詰め込んだ分、今度はドラマの過不足が目立ってしまうのも皮肉だ。  一対一の決闘シーンのスピード感と力感あふれるアクションは活劇的でいい。
[映画館(邦画)] 4点(2017-09-10 07:06:30)
810.  心が叫びたがってるんだ。(2017) 《ネタバレ》 
つながりの場所である旧秩父橋、親睦感と郷土感あふれる商店街、解放されていく心を象徴する武甲山の遠望。 それらロケーションの効果的な選択と、ミュージカルシーンの本格的な描写が実写版の強味だろう。  アニメ版ではライティングによって明部と暗部を対比させて人間関係の断絶を示唆したり 雨や雪に沈む心、冷え行く心情を仮託するような演出が採られていたが、 こちらはその点が弱いか。  思いをなかなか口に出来ないヒロインが利用する携帯電話の文字を画面に並べる手法も 結局はそれしかないのか、という感じだ。確かに難しいのは解るのだが。
[映画館(邦画)] 4点(2017-09-10 06:06:23)
811.  東京喰種 トーキョーグール 《ネタバレ》 
冒頭のショットからも、眼あるいは視線の主題を意識しているのがわかるが、 それがドラマの中で強度を放つのは相田翔子の死を目撃する娘のシーンくらいか。 彼女の叫び声をかき消す、土砂降りの雨の音。その音響が相乗効果となって 眼の感情を一層盛り上げている。 ドラマが東京を舞台とする根拠はわかるが、画面的にはタイトルに東京を冠する必然性は薄い。 都会の群衆と喧騒があってこそ、異端者の孤独が引き立つと思うのだが。
[映画館(邦画)] 4点(2017-08-30 23:58:42)
812.  ちょっと今から仕事やめてくる 《ネタバレ》 
小池栄子による回想とダイアログの種明かしシーンがやはり冗長だし、次の台詞はこれだろうというのも予想を100パーセント裏切らない。  折角の海外ロケだからということで尺を伸ばしたのだろうけれど、ラストシーンなどは本来ショーシャンク形式の2~3ショットで済む話だろう。  そのラストの青い空、青い海を引き立てるのなら、そこに至るまでにもう少し曇天、雨天でメリハリをつけてもらいたいものである。  主演二人は好演だし明快なメッセージも善意も否定しないが、それを表情アップとダイアログで伝えるのが手一杯なら、テレビでやればよろしい。
[映画館(邦画)] 4点(2017-05-28 13:47:06)
813.  ジャッキー ファーストレディ 最後の使命 《ネタバレ》 
ナタリー・ポートマンの特に横顔を中心としたクロースアップが強調されるが、一本調子の印象。表情芝居に頼り過ぎか。  エイジング処理によるホワイトハウス案内番組の再現シーン、取材インタビュー、狙撃事件後の顛末などが交錯していく構成だが、 彼女の人物像が明瞭に浮かび上がるところまではいっていない。  ナイーヴな側面と、気丈な側面と、そして煙草をふかしながらの強かな表情と。一筋縄ではいかない彼女の多面性が表現されているからでもある。  彼女はこの後、ギリシャの富豪と再婚し、浪費の限りを尽くしたそうな。
[映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2017-03-31 23:57:21)
814.  ひるなかの流星 《ネタバレ》 
親を都合よく海外へ出そうが、勉強そっちのけだろうが、この手の作品にはもう慣れたのでいいが、 眼を見開いて口をすぼめるヒロインの表情つくりも単調で飽きる。アップに頼り過ぎるのがよくない。 全身表現として食事させたり、走らせたりはすれども、お転婆の設定の割にバリエーションが貧困である。  小津作品のように髪を上げ、おでこを見せて顔の造作をはっきり撮っているのは好感が持てる。
[映画館(邦画)] 4点(2017-03-26 03:00:04)
815.  3月のライオン 前編 《ネタバレ》 
神木隆之介と清原果耶が夜の隅田川に佇んでいる。そこを屋形船の灯りが清原の立つ左手から神木のいる右手に進んでいくところでショットが切れる。 屋形船の光の航跡によって少女の想いをそれとなく象徴させる、というのは気の利いた演出家なら当然施すだろう処理だが、 大友監督の場合はどこまで意図的だろうか。人物の背後の情景にまで気を配るタイプには思えない。  川や水門や橋、屋形船、そして高層ビル群と下町の風情を織り交ぜたロケーションに力を入れているのは伝わるが、 例えば水門なら壁、橋なら絆くらいのメタファーを人間ドラマの中に活かしてもよいだろうに。  結局は対局シーンも背景を暈した表情とモノローグに特化した直接的な表現だ。  最近はやりの、経済的な前後編分割方式。例えば合計3時間で語れるものをそれぞれ2時間、計4時間に水増しする羽目になって、 却ってドラマが冗慢になっていないか。
[映画館(邦画)] 4点(2017-03-20 21:48:54)
816.  セル 《ネタバレ》 
空港内の雑踏の点描から、携帯通話者の氾濫状況を浮かび上がらせていく序盤なのだが、その程度の事にこれほどのショット数を必要と するものなのかと、まず呆れる。無駄。おまけに不安定な手持ちの画面はショットと呼ぶのも躊躇われる。 パニックがスタートしてからの乱雑編集はもう観るに堪えない。  帰郷の映画のはずなのだが、その帰り着いた家の佇まいも印象が薄い。  ラストの悪夢的イメージはまずまず。
[映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2017-03-02 23:54:35)
817.  土竜の唄 香港狂騒曲 《ネタバレ》 
不時着じゃなくて墜落だろ、みたいな科白が図らずもタイムリーに出てきてしまうところが、三池-宮藤作品だな、と。 高層ビルを舞台としたクライマックスのオークション会場で、これから怒涛のアクションが展開されるものと当然期待するわけだが、 それを裏切る失速・停滞・盛り下がりがつくづく勿体ない。 生田・堤・菜々緒ら、それぞれのシチュエーションが交互にカットバックされる度に進行が滞り、その上それらがバラバラのまま一向に収斂していかない。 本田翼もここで何らかの活躍をさせるべきだろうに。序盤のツッパリ演技もこれでは活きない。 とどめが、瑛太と生田の弁論合戦である。そういうのは先にさっさと済ませて、一大活劇で押して欲しいのだ。
[映画館(邦画)] 4点(2016-12-29 21:40:53)
818.  海賊とよばれた男 《ネタバレ》 
『続・三丁目の夕日』で東京タワー展望室内を再現するために、ほとんど画面に映ることが無かったにも関わらず当時の展示資料をスタッフが 借りに来たことがあって、そのこだわりぶりと労力に感心した覚えがある。 そうしたことから、本作でも時代の再現に関する美術面は大いに信頼してもよいと考える。 送迎デッキで船を見送る・迎える大勢のエキストラの衣装ひとつとってもよく作り込まれていて、その画面作りには頭が下がる。  記念写真の用法も山崎映画の特徴となっているが、夫婦のドラマの弱さと共に今回は印象が弱い。 岡田を舳先に立たせて並走する水上シーンのローリングも一瞬の高揚だけで後には続かない。  劇場予告の時点で耐性はついているものの、力みかえった絶叫芝居も相変わらずなら、煽情的な劇伴も山崎印である。 社歌を歌って労働するシーンにBGMを被せるセンスがもう理解出来ない。  何より、この時制を頻繁に往還させる作劇がしんどい。
[映画館(邦画)] 4点(2016-12-14 23:44:45)
819.  ミュージアム 《ネタバレ》 
明度・彩度を落とした雨天曇天のルックにも早々に飽きる。結局はフィンチャーもどきにしか見えぬから。 車内の小栗旬のショットとか、雨だれの効果や音を画面に活かすなどの工夫がまるで見られないのはセンスの欠如である。 それもそのはず、後の種明かしで明らかになるように、これらの雨は物語に根拠を持つ設定に過ぎないからであり、雨という記号の配置こそが 眼目だとしか思えないからである。  クライマックスからの逆算で尾野真千子の苦悩のドラマも途中途中で必要と判断したのだろうけれど、結果的にはその回想交じりのパートが ことごとく中途半端な印象を与え、犯人追跡のドラマも停滞させる。  クライマックスも家を包囲する警官隊を中途半端にクロスカットさせては『ラストミニッツレスキュー』を保証しているようなもの。 サスペンスが散漫になってしまっている。
[映画館(邦画)] 4点(2016-11-14 23:30:57)
820.  スター・トレック/BEYOND 《ネタバレ》 
ソフィア・ブテラを起用したのなら、もっと彼女のアクションを増やしても良かったのでは。 狙撃シーンや格闘シーンで唯一サマになっていたのは彼女のシーンと、クリス・パインのバイクアクションだ。 この二人をもう少し絡ませておけば、乱戦のさなかに二人が手を取り合って転送されるアクロバティックなシーンは よりエモーショナルなものとなっただろう。 ひとたびアクションに突入するとカメラがひたすら落ち着きなく動き回るという癖があって、却って状況把握を難しくしている。  時代が許さないのだろうが、終盤は例によって『盗人にも三分の理』が登場。この「言い分の主張」、あるいは種明かしが始まると 必ずアクションが滞る。喋らずにはいられないから。 変則的な重力を利用した面白い舞台をクライマックスに用意しているのだから、着水してからタワー天辺までの追跡を途切れさせず 一連の流れとして身体アクション:活劇を見せて欲しいのである。 種明かしの作劇に頼ってしまうところが弱さである。  宇宙空間に鳴り響く音楽とドッグファイト。これはどう見ても日本製某アニメーションへのオマージュだろう。
[映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2016-10-23 20:41:10)
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