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アンドレ・タカシさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2127
性別 男性
自己紹介 2022/3/26に以下のような自己紹介文をアップしました。
ロシアのウクライナ侵攻が始まってひと月経過。
映画は観ていますが、侵略戦争のせいでレビューする気になれません。
私の映画レビューと戦争は直接関係しませんが、
楽しく文章を考える気分じゃない、ってことですね。
ロシアが撤退するか、プーチンがいなくなったら再開します。


そして、
侵略戦争が膠着状態に入り、
いつ終わるか識者にも判断できない状況になりました。
まぁ正直、痺れを切らしたので、レビューを再開します。
ウクライナ、頑張れ!

2024年3月17日更新

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801.  誰も守ってくれない
マスコミやネットの描写の誇張に関しては、演出とはいえ、あそこまでやるのは悪ノリでしょう。でも目をつぶります。対象にされた人が理不尽に傷つけられると云う事実がある限り、リアリティの有無や演出の強弱は関係のない話だと思いました。内容のレビューからは外れますが、自分はワイドショー的ニュースメディアを心から憎んでいる人なので、これを見た現場の方々が少しでも自粛してくれることを祈ります。ネットの方も、匿名性を非難・中傷の自由と思い込んでいる輩がいることは事実です。ネット社会とは、利便性の裏にそういう資質を持つ人たちに無料のメディアを提供しているシステムです。その不完全な様は10年ほどで急激に成長した代償とも言える。法的な整備を願って止まない。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-12-26 00:18:40)(良:1票)
802.  丘を越えて 《ネタバレ》 
開戦前夜の昭和初期を背景に、文藝春秋社を設立した菊池寛と、朝鮮の童話作家・馬海松という実在の人物に、菊池寛の秘書を絡ませた物語が展開する。その関係を縦軸に、時代の空気感や世相がしっかり作りこまれていたと思う。菊池寛という人は良く知らなかったのだけど、人間味が溢れすぎているキャラクター。大衆ジャーナリズムの礎を築いた人ということで、清濁併せ呑むような描写が深かった。西田敏行はハマリ役。キザな台詞をサラッと吐く馬海松を演じるのは西島秀俊。こちらのクールキャラは菊池寛と対称的で、そのギャップが面白い。その二人に挟まれる女性を演じるのが池脇千鶴だけど、負けてませんね。本人は真面目に秘書を勤めているんだけど、妙に色っぽくて蠱惑的。悪女という感じでも無いけれど、結果的には男たちを翻弄してました。のだめと千秋の関係みたい。大衆芸術にまつわる意見やエピソードが散りばめられているようだけど、メインキャラの三角関係描写の後方に追いやられている格好で、全体的に捉えどころがない印象でした。でもそれは、自分に読解する文学的素養が無いからでもありますが…。あまり難しいことを考えずに昭和初期の空気を感じる映画と割り切れば楽しく観賞できると思います。原作者が「朝まで生テレビ」のノリで出演しているのが可笑しかったです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-12-25 23:38:38)
803.  東京画 《ネタバレ》 
小津安二郎の「東京物語」に惚れこんだヴェンダースが1983年に東京を訪れた紀行映像という体裁。彼は小津の作品のなかに映画の「聖地」があると言う。それはおそらく、登場人物たちの本質を描き明かしたという賛辞だ。「東京物語」は1953年の製作だから、小津が描いた東京からはすでに30年の隔たりがある。高度成長を経て大きく変わった東京の見映えは「東京物語」ではない。花見・パチンコ・打ちっ放し・タモリ倶楽部・プロ野球中継・竹の子族、といった大衆文化の表層を意図的にモンタージュして、緩慢な堕落をイメージさせる。言葉には出さないが小津が探し当てた深い精神性の喪失を悼むかのようだった。中盤でヘルツォークに代弁させた内容が、この映画の本旨であり、ヴェンダースが東京を訪れた目的でもある。曰く「すでに地上には純粋で澄んだ透明な映像はない。それは考古学者のように発見する必要があり、そのためなら自分はどこへでも行く」。彼の言葉にある「映像」はそのまま「映画のテーマ」と置き換えて良いと思う。やはりというか、当たり前というか、映画監督もテーマ探しには躍起になり、苦労しているのですね。その本音がとても新鮮でした。ヴェンダースは映画作家として、小津が映した精神性に、たとえそれが残滓であろうとも、触れたくて東京にやって来た。街とそこに住む人から得るインスピレーションが映画の材料であり、小津のファンとしても同じものが見たかったのだと思う。でも、その願いは空振りに終わったようだ。日本人が持つとされる徳の文化や儒教的な世界観が失われたとは思わないけれど、しばらく滞在しただけの外国人には触れる機会は無いでしょう。個人的に一番面白かったのはヴェンダースのパチンコ評。あまりに納得したのでメモってしまった。「騒音の中、群集に紛れ、だからこそ孤独に落ちる玉を追う。催眠状態と奇妙な幸福感。得るものは少ない。ほんの一瞬、自分から抜け出し、忘れたいことごとを忘れる」。ははは、確かに。それと、ヘルツォークの登場には驚いた。怪作「フィツカラルド」を撮った直後だったことを考えると「どこへでも行く」という言葉は迫真でした。やっぱりかなり変な人だ。ちなみに、今作で使われていた「東京物語」の映像は尾道のシーンで、そこにはとびきり穏やかな時間が流れているが、東京の映像では無い。このあたりはドイツ人向けの演出なのだろう。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-23 22:44:29)(良:1票)
804.  UDON
強いメッセージがある訳では無く、反対に散漫な印象を与えるような構成ですが、私は楽しく付き合いました。登場人物がそれぞれの人生をさほど無理せずに、でもそれなりに考えて、周囲との関係性を保ちながら歩んでいる感じが好きです。悪人が出てこないところも好きです。これは青春映画ではなく、青年映画というジャンルですね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-12-16 01:17:13)
805.  ガス人間第一号 《ネタバレ》 
東宝の変身シリーズを製作順に観ると1作ごとにレベルアップしているのが良く分かる。今作は荒唐無稽さがなりを潜め、特撮の先にあるメッセージが感じられる作品です。狂信的な科学者の実験台にされて、肉体をガス化できる能力を持ってしまった男。これまでのシリーズに倣うなら、科学者への復讐のストーリーとなるところをサラッと流します。このガス人間は銀行を襲い、現金を強奪しますが、やがて明らかになるその動機は復讐ではなく一途な愛情でした。落ちぶれた日本舞踊の家元を助けるために、主人公は能力を使います。人を殺してまで。ガス化する体では常人の幸せは望めないという覚悟は、まるで渡辺淳一が脚本を書いているような破滅に向かう純愛としてボルテージを上げて行く。それまでの東宝特撮映画と比べて明らかに異彩を放ち、ガス化する人間を見せることはオマケと思えるほど正統なサスペンスです。家元を演じるのが八千草薫。この種の映画には不似合いな空気を持つ方ですが、あの美しさの説得力はこの作品に必須でした。主人公が意識的にガス化と実体化を使い分けられると気付くシーンや、ガス人間の名を騙った犯罪の増加といった描写も、特撮映画にリアルな背景を与えています。主人公は数多の映画・ドラマに出演した土屋嘉男。生きる意味を女性への愛へ振り絞ってゆく様が抑え気味の演技から滲み出ます。今作は彼の代表作だと思う。スカーレット・ヨハンソンはこの頃の八千草薫さんに良く似ていますな。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-12-15 23:11:23)(良:2票)
806.  たとえ世界が終わっても 《ネタバレ》 
出来すぎのお話だと思うので手放しで褒めるのもなんですが、いい映画でした。死に囚われている心は何によって解放されるのか。その答えは死にたい深度によって様々だ。ラーメンを食ってボーリングをするだけで思い留まる人もいた。ちょっと安直に映ったが、実際にはそんなものじゃないか、とも思う。主人公の芦名星はもっと重症だった。彼女に対しては、今作のように誰かと一緒に生きて行くというのが手っ取り早くて分かりやすい模範回答でしょう。でもその論法だけなら、一緒にいる人が失われた時点で振り出しに戻る。今作で芦名星が自殺を止めたのは、安田顕に魅かれたからだけど、彼が失われても死のうとしなかったのは、彼女の中に生への動機が芽生えたからだ。他者の動機に便乗するのでは無く、自分の中に動機を持っている人は死にたいと思いません。この映画は丁寧にそこまで導いてくれる。その案内役が大森南朋が演じる妙田。「妙(な奴)だ」って意味だと思いますが、ホントにミョーダった。心地よい映画だったので、彼の正体はこの際どうでもよいでしょう。芦名星は「シルク」のミステリアスな少女役以降、注目している女優です。こういう暗い芝居で存在感を失わないところが彼女の良さでしょう。今後に期待大です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-02 22:01:11)
807.  スピーシーズ/種の起源
奇麗なエイリアンのお姉さんが肢体を披露するB級SF。自分はこれを最後まで退屈せずに楽しめるタイプ。「スペース・バンパイヤ」と較べると、最も大切な脱ぎっぷりで負けてますが、これ系の映画は色々な意味で大歓迎。邦画でも作って欲しいものだ。栗山千明さんあたりが主演第一候補かな。
[DVD(字幕)] 6点(2009-11-30 23:22:22)
808.  GSワンダーランド 《ネタバレ》 
栗山千明の男装が強烈な凛々しさを放っています。ナイスキャスティングです。そう、あの頃はファンが自らの熱狂で失神してたんだよね。今では信じられん話だ。自分はかろうじて記憶にある年代なので、モノクロの芸能ニュースもツボでした。芸能ビジネスの都合と自らの夢の実現の間に、おそらく現代よりずっとギャップがあった時代で、その象徴が栗山千明の男装。彼女を始めとした関係者たちの奮闘と葛藤がコメディタッチで描かれるけど、真っ当な青春映画です。楽しく観させていただきました。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-11-28 00:06:18)
809.  ペリカン文書
はい、正統なサスペンスでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-19 23:13:24)
810.  カムイ外伝
子供の頃にアニメの「カムイ外伝」が大好きだったので、自分のような古くからのファンが観ないで誰が観るんだ、ってな気分で滑り込みで劇場へ。うっ、けっこう広い劇場に自分を入れて2人。ここの評価を見ていたので、ある程度は想像していたけど、かなり寒い空気。そして、確かにそんな出来映えだったかも知れません。でも、観て良かった。そもそも原作の忍者同士の戦いからして、有り得ない立ち回りをしているので、仮にCG技術がもっと良くても、そりゃ荒唐無稽には見えるでしょう。自分は変移抜刀霞切りや飯綱落しを実写で見られただけで満足しました。松山ケンイチくんも、アクション俳優じゃないのに、頑張ってアクションしてましたよ。一番大事なカムイの猜疑心の表現は・・・すでに多くの方が指摘されているのでスルー。たまには思い入れだけで観て、弁護したくなるような映画があっても良いだろう。
[映画館(邦画)] 6点(2009-11-10 20:39:53)
811.  ヘアスプレー(2007) 《ネタバレ》 
トレーシーが自分の体型に、これっぽっちもコンプレックスを持っていないことが、この作品を光り輝かせていると思いました。彼女が何もせずに普通に立っている姿に「ブルース・ブラザース」のジョン・ベルーシが重なった。トラボルタ母さんは、思い出しただけで笑いがこみ上げてきます。あれでダンスに往年のキレがあったらなぁ~。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-06 04:54:34)
812.  課長 島耕作
ある種の青春映画が観る人の年齢によって受ける印象が大きく変わるように、この映画もサラリーマンか否か、あるいはサラリーマン人生のどのあたりで観るかによって意見が変わるように思います。原作はよ~く知っていて、この映画も試写会で観ましたが、そのときは特に感慨は無かった。原作の出だし部分を比較的忠実に映画化していて、可も無く不可も無くという印象。その後17年。自分のサラリーマン人生も先が見えてきた、という自覚のもとに観ると、やはり昔とは違った視線になる。細かいエピソードに、いちいち過去の出来事がチラつく。それも、主人公の行動というよりは、年長者たちの傲慢さ、醜さ、自分勝手さなどに既視感を覚える。自分は島耕作ほどドラスティックなサラリーマンはやっていないけど、それなりに色々とあったってことですな。劇中の彼は「自分はサラリーマンが好きで、あと30年サラリーマンをやりたいので…」って言ってたけど、同じ台詞を20年後に言えるだろうか。いや、原作の話ではなくサラリーマンを20年以上続けた人の一般論として、ですが…。ちなみに、原作は現在「社長 島耕作」だけど、面白かったのは課長時代の真ん中辺りまでですね。仕事内容と生き方にある程度の親近感と共感が持てたのがその辺りまで、ってことです。
[試写会(邦画)] 6点(2009-10-31 21:48:23)
813.  ハンコック
予備知識なしで後半の展開を予測できた人がいたら超能力者ですね。私はシャーリーズ・セロンのファンなので歓迎でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-28 22:07:08)
814.  ウホッホ探険隊 《ネタバレ》 
夫婦と二人の息子の四人家族のお話。研究職で単身赴任している父親は、温和で誠実で優しい人柄だけど、彼が同僚の女性と不倫していると告白したことからこの家族の迷走が始まる。と言っても、荒唐無稽のドタバタではなく、登場人物たちの心情を丁寧に描写する姿勢に好感を持つ。結局、夫婦は離婚するのだけど、その直後に父親が不倫相手と別れて映画は終わる。これと言って新しい家族像を提示している訳ではないが、タイトルの探検隊という単語にメッセージが込められている。家族には幾つもの関係や役割が存在する。父・母・夫・妻・息子・兄・弟…。当たり前のことだが、その関係性の総体が家族である。世の中の家族にはひとつとして同じものは無いし、家族の在り方も時の流れと共に変化しする。そういう意味で、家族で暮らしていること自体が、未開の密林や未踏峰を手探りで進むような作業に似ている、と言いたいのだと思う。確かに家族って身近すぎで意識しないけど、やり直しが効かない一過性の側面を持っている。探検隊とは良く言ったものだ。ウホッホの意味は本編を見てください。家族を探検隊とすると、自分の家族も新鮮に映る。自分の周りには、探検というより、冒険活劇までやってる人もいる。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-10-25 02:32:38)(良:1票)
815.  めがね
高校生のころ、大きな風景を目にすると、必ず長い間ぼーっと眺めていた。「たそがれる」という言葉はその頃は無かったけれど、まさにそれだ。当時は悩み多き高校生で、大きなものを目の当たりにすると、自分の存在が矮小に思えて、同時に抱えている悩み事がさらにちっぽけに思えた。自分を励ます手段でした。歳を重ねると共にそんな感じ方はしなくなったけど、相変わらず「たそがれる」のは嫌いじゃない。視界にしばらく風景を収めると、無意識に自分を取り巻く世界と、そこに個として存在する自己を感じます。あえて言うなら、個を相対化する効果ですね。少し視野が広くなる感じがします。この映画が「たそがれる」をフィーチャーしてくれたのは嬉しいんだけど、その中味には言及しようとしないところに不満が残る。まぁ凄く難しいことではありますが…。荻上監督はインタビューで「うちで飼ってる猫のおでこの匂いを嗅ぐとたそがれますね」と言ったらしいが、私に言わせるとそれは「たそがれる」では無い(笑)。こりゃまた映画のレビューになって無い。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-10-23 00:59:46)(笑:1票)
816.  ランボー 《ネタバレ》 
その昔に劇場で観たときは、頻出していたベトナム乱心もののひとつという印象だった。不遇な帰還兵が意地悪されて切れる映画である。ラストでスタローンが心情を吐露するシーンは、熱演ではあるんだけど、作品のテーマを台詞でストレートに言ってしまう手法ってどうなの?と少し疑問符を付けていた。先日、約30年ぶりに観て印象が変わった。かつてはただの傲慢に映ったあの保安官の態度が、あの国の傲慢さそのものではないかと思ったからだ。必要以上(?)に介入し、痛いしっぺ返しを食らう。物量を投入しても事態は好転しない。出来すぎなほどに、現代の状況に符合する。そう考えると、スタローンが銃を向けた先は田舎の保安官や州軍ではなく、アメリカそのものだ。あの国の傲慢で派兵され、帰還しても同じ傲慢にいたぶられる。昔からそのテーマで作られていたのかも知れないんだけど、やっと自分が追いついたということか…。若いスタローンの鍛えられた肉体には改めて感心。CGの無い映画の素晴らしさも実感させてくれた。以下余談。「ロッキー」の一作目などでも感じたことだけど、スタローンは情けない表情の方が似合いますね。普通の表情が既に悲しそうに見える。笑った顔も自然な哀しみを湛えている。今作はその天性の不遇顔が最も活かされている映画かもしれない。
[映画館(字幕)] 6点(2009-10-21 11:38:36)
817.  エグザイル/絆 《ネタバレ》 
大人になった幼なじみがじゃれ合っている様と、裏社会のハードボイルドが同居している。冒頭、銃で殺しあいを演じた直後に、同じテーブルで仲良く食事をするあたりはまるで「うる星やつら」の世界観。恥ずかしげもなく堂々とそんな世界を見せるところが○。そして、描き方によっては陳腐で見れたもので無くなるところを、上手くまとめているところが◎。こいつら全員、愛しくなってしまった。自分が初めて香港映画に接したのはブルース・リーの時代だけど、随分と進歩したものだと思います。↓香港ノワールですか。確かに!
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-20 23:10:41)
818.  12人の怒れる男(2007) 《ネタバレ》 
オリジナルの「十二人…」が1時間半の枠に多くの情報をまとめたあげたこと対して、こちらは陪審員たちの事件に関係のない告白話が長く、とても間延びした印象を受ける。あのオリジナルと比べると大概の映画は間延びした映画になるんだけど、直接比べられてしまうのが可哀想ですね。今作は事件の真相に迫っていくというより、その告白の断片からロシア社会を見せることに重きを置いている映画であり、議題となる殺人事件のプロットは同じだけど、中味は全く違う映画と言っても良い。共産主義なんてクソ食らえ、というのが一般的なロシア国民の意見というところに、今さらながらちょっと驚いた。評決を無罪へ転じさせた後に、容疑者の少年のその後の生き方にまで思惑を巡らせるあたりはオリジナルを越えようとした試みで、その心意気は評価したい。でも、ロシアが抱える悩みを見せるためのベースに、この話を選んだことには疑問符が付く。少なくとも、オリジナルを観ている人の大半は何らかの不満を覚えた後に、正確な意味でのリメイクではないと気付くはず。その遠回りが勿体ない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-20 21:42:27)
819.  日本一の若大将 《ネタバレ》 
過去2作では間の抜けた悪役に近かった田中邦衛がちょっと良い役回りになっていて、ラストの失恋シーンには同情してしまった。主人公は相変わらず屈託が無く、細かいことに拘らない、いい男。でも星由里子にだけは執着があったようで、好きと言われて急に元気になるノリが微笑ましい。最近は若い男性を草食系と肉食系で類別することが流行りだけど、この主人公は草食のお面を被った肉食系、という感じかな。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-09-30 01:34:15)
820.  潮騒(1964)
40年以上前の作品で、その時代性と漁村の地域性が色濃くでている映画だった。今となっては使い古されたエピソードの連続だけど、その当時は新しかったのだろう。今作を観た当時は、吉永小百合の映画は「キューポラ」についで2作目だった。その「キューポラ」と合わせて、真っすぐで健康的なキャラクターで売っているんだなぁと認識した記憶がある。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-09-27 22:36:06)
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