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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4669
性別 男性
年齢 41歳

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841.  トランジット 《ネタバレ》 
これはなかなか良かったですよ。TSUTAYA限定レンタルと言うのがもったいないぐらい。小難しい要素は一切省いて、ただただエンターテイメントに徹しています。確かにね、冷静に振り返ると、この夫婦の短気さが事を悪化させているというのも事実なんです。たとえば、お父さんが妻に電話かけたとき、出てこなかったからそのまま携帯を地面に投げ捨てて壊しちゃう。でもあの時警察に電話していれば、、、。あるいはまた、嫁さんも早とちりし旦那を道に取り残して車を出さなきゃ、、。ていう風にも思うんですけど、まぁこの家族はこれだけ酷い事態に巻き込まれたのだから、今後はみんな仲良く暮らしていくでしょうね。とにかく、カーアクションのスピード感が素晴らしいです。外道連中のドライブさばきがかなりヤバい感出してて、こんな奴らに捕まったら大変だ~!て感じさせるから見ていて釘付けになります。 家で気軽に観る娯楽作品としてお勧めです。
[DVD(字幕)] 7点(2012-07-22 21:13:18)
842.  長ぐつをはいたネコ(2011) 《ネタバレ》 
あらかじめ申しておきますが、私は犬派であります。にもかかわらず、この映画にはキュンキュンしっぱなしでした。プスの子供の時の可愛いこと可愛いこと!あんな大きいおめめで見つめられたら、萌え死にしてしまうではありませんか。もちろんプス自身も言ってるように、猫が長靴はいてるなんておかしいですよ。でもこの作品のプスは、いわゆる猫的なものと人間的なものの掛け合わせが抜群に素晴らしい。バシッと決めたポーズはそれこそバンデラスの「マスク・オブ・ゾロ」的な様相なんだけど、ずるっと長靴が脱げるととたんにまぬけになる。格好よくアクションしたかと思うと、光を捕まえようとする猫らしい動きをする。その落差がいちいち笑える。そんなわけで終始愉快で楽しい娯楽作に仕上がっています。兄弟分のハンプティ・ダンプティは、卵ですよ、卵(笑)。確かに嫌な奴だったけど、でも本当は良い奴。全然憎めないし、ころんころんしててむしろ可愛いじゃないですか。正直、「シュレック」をはじめとする他のドリームワークス製アニメと比べても、本作が一番良かったと思います。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-07-21 23:07:59)
843.  マシニスト 《ネタバレ》 
やはりなんといってもクリスチャン・ベールの激やせっぷり、これに尽きますね。特典映像を見ると、どうやって痩せたかについて「断食、それだけ」と語っている。断食だけであそこまで痩せると言うのは、もうほとんど即身仏ミイラの域ですね(笑)。俳優としての彼の熱意には頭が下がるし、そしてまた、この脚本にそれだけ入れこむ価値があると感じたのでしょう。ストーリーは暗く、とても一般受けしそうな内容ではないのですが、ごく一部の人にだけ強い支持が得られそうな、そんな作品。個人的にはこういう精神崩壊系の作品は好きなので、一つのサスペンス映画として楽しく観る事が出来ました。勿論、結局はよくある妄想オチなので、またそれか~って思っちゃう人も多いでしょう。でも、その他の妄想オチ作品よりも、この作品は特筆すべき出来映えになっていると思います。晴れの日が一つもなく、いつもどす黒い雲が空を覆っている。それはいってみれば、トレヴァーの精神世界そのものであり、彼は1年も不眠が続いているといってたけど、おそらくはこの1年、晴れの日を見なかったんじゃないかと推察される。男の子をひき逃げしてしまったことが不眠&激やせの発端であることが後にわかり、それが種明かしとなるわけだが、それ意外にも、彼を取り巻く人たち、工場で働く人々や娼婦、あるいは自分自身の境遇など、全体的に抑圧や空虚さ、生きにくさみたいなものが細かく描かれていて、おそらくトレヴァーは、ひき逃げが発端ではあるんだけども、彼の境遇や周囲の人たちとの関わりといったものが、その妄想世界を拡大させていってしまったのではないだろうか、と感じさせられる。それが描かれているから、妄想オチの設定そのものに頼るだけの他作品と違い、言いようのない暗さが強く共感出来る要因になっているのではないかと感じられるのだ。勿論、クリスチャン・ベールの熱演も大事なファクターの一つなんだけども。
[DVD(字幕)] 7点(2012-07-16 20:48:31)
844.  シャレード(1963) 《ネタバレ》 
よく出来たストーリーだと思います。ラストのどんでん返しも実に鮮やか。レジーナはピーターにぞっこんだったし、中盤の悪党達との闘いを観客は観ているので、彼が黒幕でなく、泥棒でもなかったというオチは、観る者をほっとした気持ちにさせますね。ただ、あれだけ名前がコロコロ変わる詐欺師という出立ちだったのに、なぜレジーナはあんなにピーターの虜になれるのか、その点は少々疑問。まぁ、天真爛漫とううキャラクターが、良くも悪くもオードリー・ヘプバーンなんでしょうなぁ。
[DVD(字幕)] 7点(2012-07-12 15:59:33)
845.  わらの犬(2011) 《ネタバレ》 
オリジナルのほうは観た事がないので、比較の目で鑑賞せずに観れたのが良かったのかもしれません。これはこれでなかなか楽しめましたよ。特に私、最近イライラする事が多かったので、尚の事この主人公に共感してしまいました。小さいことの積み重ねとか、人と人の些細な違いとか、そういうのが積もって爆発する様は、ヘタな感動ものよりよほど感情移入出来る。脚本家のディヴィッドは眼鏡の似合ういかにもガリ勉君らしい風貌で、それに対してチャーリーはいかにも「悪い兄ちゃん」て感じで、お二人ともこの役柄を実に巧く演じてる。ただ、欲を言えばチャーリー一派がもっと理不尽なことをしてくるような描写があると、後半の反撃でよりカタルシスが味わえて良かったんですけどね。それから、ジェレミーとコーチの娘の関係もちょっと謎。あの娘は、なんでああやってジェレミーをそそのかそうとするのかね。彼は娘さんを殺す意志はなかったので、とても理不尽な事故だと思うけど、そこをもっと掘り下げて巧く絡めていけば、エンターテイメント作品以上に深い内容にもなり得たような気がします。まぁとにかく、ストレスが溜まっている人にお勧めの一本です(笑)。
[DVD(字幕)] 7点(2012-07-05 21:54:54)
846.  ダーク・フェアリー 《ネタバレ》 
「パンズ・ラビリンス」にしろ「永遠のこどもたち」にしろ、この「ダーク・フェアリー」にしろ、ギレルモ・デル・トロさんという人はこういう子供が得体の知れないものに巻き込まれる系の話が好きなんでしょうかね。かくいう僕もダークファンタジーは大好きなので楽しめた次第です。内容的には子供向けかなと思うので、大人の人は童心に返って観てください。妖怪たちの風貌はキモイお猿みたいな感じで、カッターやらナイフやらの凶器で襲ってくるあたり実に恐ろしい。彼らは勿論CGなんだけど、違和感なく溶け込んでてよく出来ている。そう、このお屋敷の雰囲気とか、日差しのライティングとか、映像が綺麗でその点も見どころでしたね。それにしても、娘のいうことをずっと信じなかった父親が助かり、キムがああいう結末になってしまうなんて、なんというバッドエンディング。賛否両論あるでしょうが、これぞギレルモ節だな、ていう気も致します。
[DVD(字幕)] 7点(2012-07-03 22:10:00)(良:1票)
847.  ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 《ネタバレ》 
序盤は、「なんだこの偏屈な子供は~」とか、「なんでそんなに鍵にこだわるんだよ」だなんて思ったりもしたのですが、見終わってみれば心がぽっと温かくなるようないい映画だなと感じました。お父さんの電話怖くて出られなかったというあのエピソードが実にぐっとくる。鍵穴を見つけ出そうっていう少年の旅を最初は奇異に感じたけど、その鍵を捜していたおっちゃんに鍵を渡すことが出来て、まずおっちゃんは癒されたはず。オスカーはあの結末に最初落胆してたけど、彼の行為はその後の手紙をもらった人たちを見てもわかる通り、癒しの輪を広げた。オスカーのお父さんは911の被害者だけど、あの事件に限らず、皆多かれ少なかれ、病気や事故で大切な人を亡くしているのよね。オスカーの行動が、人々の喪失を埋めていってくれた。そしてまた母ちゃんも、母親らしい愛情を見せてくれたね。こういう素敵な行いが広がっていけば、世界はもっと良くなるなのになって。そんな風に思わせてくれる作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2012-07-02 21:56:16)
848.  リアル・スティール 《ネタバレ》 
ここ最近の父子ものの映画では群を抜く面白さでしたねぇ。ほんの数年後の近未来を描いたSF映画で、制作陣はたぶん日本のロボットが凄く好きなんだろうというのが伝わってくのですが、そういうSFを描くことに主軸を置いているわけではなく、あくまでも人間ドラマが主体であるというのが良いですね。ロボットのATOMは、まぁ途中で意志があるみたいな描写もありましたが、それで物語が人と機械の交流に走るわけではなく、ロボットの存在は父と子の心の架け橋なわけです。ダメ父チャーリーと心を閉ざしたマックス。この二人が、共通の熱中出来る対象があるってのがやっぱり大きい。子だけで頑張るより、親と一緒になって挑戦するほうが子供はより上達するもんね。ラストのファイトシーンで、父がATOMの操作のためにファイトしてる姿を見てマックスが涙するシーンは感動的。敵の悔しがる描写とか、全体的にステレオタイプではあるんだけど、ファミリー映画であることを鑑みればわかりやすくていいと思います。 個人的には、マックスのダンス&連動して踊るATOMのシーンがお気に入り。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-06-17 20:56:02)(良:1票)
849.  親愛なるきみへ 《ネタバレ》 
この作品の「静かさ」が好きです。音楽やカメラワークでけたたましく感動させようとする手法とは対照的な、とてもナチュラルで繊細で、そして優しいタッチで描く。これぞラッセ・ハルストレムだなと思わせる作風です。序盤の二人の出会いから、もうすでになんとも言えない初々しさがあって共感。そして彼氏が軍隊へと派遣されて二人で文通を始める、その手紙の文章がこれまたぐっとくる。これぞ純愛。素敵な愛。手紙が待ち遠しく思う気持ち、来ないと不安になる気持ち、でも来るのがわかってるっていう気持ち、凄く良くわかる。自閉症のお父さんはコイン集めが趣味だけど、僕もコイン集めしていたことがあるから、その気持ちもよくわかる(笑)。お父さんと、コインという共通の趣味で会話があったのに、反抗期になって会話がなくなっちゃう。そのことを、自分が死にかけた時に思い出し、お父さんが弱ってる時に吐露するシーンは感動的。この「恋愛」での純粋な気持ちと、「親子」のある種の後悔の気持ちっていうのは、多かれ少なかれ誰でも共感するものがあるんじゃないかな。自分はそうだったから、すごく胸にくるものがありました。ただ、物語は後半になると途端に悲しい展開になっていきます。彼女は突然手紙で別れを告げ、自分は銃撃を受けて死にかけ、お父さんは他界してしまう。硬派な主人公があまりに不憫です。彼を捨てた彼女酷いよ~って思うけど、でも1年間会えなくて、久々に会ったらさらに2年延長って言われるんだから、寂しすぎる気持ちも仕方ないかも。主人公は自分のことをコインに例える下りがありましたが、父子が大切にした思い出のエラーコインがある意味象徴的であります。人は皆、完璧なコインを求めますが、むしろエラーコインの人生のほうが、より思い出深く中身の濃いものになるのでしょう。恋愛と親子愛は、酸いも甘いもあるからこそ特別な絆が出来るんだと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2012-06-08 00:57:21)
850.  アジョシ 《ネタバレ》 
これは良かったですよ。「母なる照明」の時も思いましたが、ウォン・ビンは単にイケメンなだけじゃなく、演技の出来る素晴らしい役者だなと思います。この作品ではクールでタフな孤高の男を演じていますが、特筆すべきはやはりアクション。ちゃんと「痛さ」が伝わってくるし、カット割りも巧く見応えのある映像に仕上がっています。ストーリー自体は、悪い奴らを倒して少女を救い出すっていうただそれだけなんですが、ウォン・ビンだけじゃなくこの少女もいい演技をしているし、それに台詞が良いんですよね。助けてくれなかったテシクに対して、少女は「おじさんのこと嫌いにならないよ。おじさんを嫌いになったら、好きな人いなくなっちゃうから」なんてさ、泣きながらあんなこと言われたら、誰だって守ってあげたくなりますよ!ラストの抱擁&テシクの涙も良かった~。秀作です。7点献上。
[DVD(字幕)] 7点(2012-06-05 19:40:25)(良:1票)
851.  タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら 《ネタバレ》 
これは掘り出し物でしたねぇ。TSUTAYAオンリーのレンタルというのがもったいないくらい。クセのある2人組のおっさんが、若者達に殺人鬼だと勘違いされ、ありえない展開へと突き進んでいくわけですが、若者たちがおっさんらを倒そうとして運悪く死んでしまうその様がありえなさすぎて笑えます。おっさんらも、なんの悪気もないのに素振りが変過ぎて殺人鬼だと間違われちゃう様が滑稽でこれまた笑えます。見ている側としては、「んなアホな!」「なんでそんなもの持ちながら挨拶するん!」「チェーンソーふりまわしすぎやで!」と、いちいちつっこみたくなるわけですが、そのアホらしさが上手い事笑いへと転嫁されていて作り手の妙を感じます。女性が苦手なタッカーが、一人の女の子を助けて心通わすことでだんだんとキャラが変わってラストのハッピーエンドになるまで、そのやりとりが微笑ましいんですよね。ただのコメディホラーなだけじゃなく、恋愛ものとしてもほっこりするいい作品になってます(笑)。
[DVD(字幕)] 7点(2012-06-04 20:41:33)
852.  一命 《ネタバレ》 
三池監督はいつも彼なりのジョークを必ずといっていいほど入れるものですが、本作はそういうシーンもほとんどなく、相当な真面目路線で硬派に作った印象。これは最初から賞を狙っていたんでしょうねぇ。ライティングもすごく暗いので、人によっては見にくいという批判もあるかもしれませんが、個人的にはこの作品のテーマにこの黒を基調とした重々しい画が合っていたと思います。市川海老蔵の初主演時代劇ということですが、彼の歌舞伎的な言い回しのある演技もなかなか様になっていて格好よかったです。時代劇ではあるけれども、このテーマは現代にもそのまま通用するお話で、武士の面目と人の情けのぶつかり合いはなにかと考えさせられます。個人的には、そういう面目とやらの上っ面や空虚さを、もっと痛烈に描いても良かったかなと。一番印象深いシーンは、なんといっても序盤の千々岩求女の切腹ですね。見てるこっちもお腹痛くなるほどのリアリティ。直接かっ割いてるところを見せてる訳ではないんだけど、音がなかなかリアルで、観る者に「想像」させる巧さが光ります。そんなわけで、リアルな江戸時代を堪能出来たわけですが、それ故に終盤の竹刀を持っての100人切りみたいなリアリティのない展開はちょっと違和感を持っちゃう。この点は三池監督らしい展開なんだけど、前述したように彼の色を抑えながらやってるもんだから、それが中途半端に感じてしまう面も否めなかった。貧乏を描くトーンも、やや上品すぎるきらいがあったと思うし。しかしながら、良作である事は事実です。皆の演技も全体的に素晴らしかった。7点を献上。
[DVD(邦画)] 7点(2012-06-03 19:32:49)
853.  ランゴ(2011) 《ネタバレ》 
「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのゴア・ヴァービンスキー&ジョニー・デップコンビが放つフルCGアニメーション。個人的に「パイレーツ~」はあまりピンと来ないシリーズなんで、それほど期待はしていなかったのですが、予想外になかなかのものでして、ゴア監督のこれがアニメ初挑戦とは思えない、見事な映像演出と、ジョニー・デップのいい意味でラフにのびのびと声の演出を担当している感じが伝わってきてよかったです。全体的には西部劇へのオマージュといった作りで、途中「地獄の黙示録」のパロディなんかもやったりして。そしてストーリーは、自分が凄いやつなんだと偽って皆を騙して、途中それがバレて引き返すも再び戻ってみんなを助けるっていう、「自分を変える」という手垢のついた王道中の王道のストーリーで、それ事態に目新しさは全くといっていいほどないのですが、正体がばれて、蛇に蔑まされて一人でとぼとぼと歩き続けるその映像表現がかなりツボだったんですよ。これまでのCGアニメとはまたちょっと違うものを感じて、とても感情移入出来ましたね。あるいはまた、鷹に襲われたり追いかけられたりするアクションシーンも、これまたCGアニメの限界を一つ超えたような良さもありましたしね。出てくるキャラクターは、どれも実際に砂漠に住んでる生き物たちなんだそうですが、相当デフォルメされててなんの動物だかわからない奴も多かったです(笑)。エンディングの曲は、「OK牧場の決斗」のテーマ曲にちょっと似てましたね。
[DVD(字幕)] 7点(2012-06-01 20:41:00)
854.  ストランデッド 《ネタバレ》 
序盤は、「うわ~安っぽいCGやな~」「宇宙飛行士やのに、そんな基本的なこも知らんの~?」「みんな短気やな~」なんて色々とツッコミ入れながら観てたのですが、5人中2人しか生きられないというメンバー捨拾選択の展開になってから面白くなっていきました。そして謎の洞窟に入っていくと、壁に人工的な模様が現れ、、、という展開はロマン大好きっ子にとっては実にワクワクしますね。会話はテクニカルなものに終始しているし、ハリウッド映画のような派手さはないので到底一般受けはしないですが、ハードなSF好き、そしてロマン好きにはぜひお勧めしたい一本です。これまで、火星には数多くの探査機が送り込まれて調べられてきましたが、今でもまだひょっとしたら、、と思わせるだけのオカルト的魅力が火星にはあるので、そのへんの想像力が刺激されて良いです。
[DVD(吹替)] 7点(2012-05-24 23:25:38)
855.  地球へ2千万マイル 《ネタバレ》 
なかなか見応えがありましたね~。この作品は、なんといっても金星怪獣イーマの魅力、この一点に尽きますよ。イーマ君がね、本当に命を宿っているかのように見えてくるんです。これはもちろんハリーハウゼンの素晴らしい技術によるところが大きいのですが、イーマ君には、観る者に共感を覚えさせるような、そういう要素があるんですよ。風貌は、爬虫類っぽいいかにも怪獣と言う感じなんだけど、二足歩行でスタスタと歩くし、人と爬虫類のハイブリッドみたいなね、そんな感じなんですよ。そして、最初のうちは小さくて可愛らしい声だしてたわけです。それがだんだん大きくなっていった。こういう経緯があるから、不思議と感情移入しちゃうんですよね。イーマ君は、むやみやたらに暴れてるわけでなく、あくまでも襲われてるのを反撃してるだけ。そしていつも脅えてる。人間が脅えるのと同様に、イーマ君もまた脅えてる。内容的にはキングコングの焼き増しだけど、象との闘いや終盤のコロッセオでのアクションなど、アニメーションと実写の合成の完成度が素晴らしいので今見ても十分な迫力を感じる事が出来ます。
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-15 00:02:29)(良:1票)
856.  永遠の僕たち 《ネタバレ》 
ガス・ヴァン・サントの作品って、自分にはどうも合わないものが多かったのでそれほど期待してなかったのですが、この作品は凄く良かったです。なんというか、若々しさや清々しさがこの作品では共感出来て、とても魅力的な、透明感のあるラブストーリーに仕上がっていたと思います。こういう青春というか、純愛を体験してみたかったな~って。もちろん、女の子の余命が3ヶ月なので、それは凄く重い現実なんだけど、最初のうちは、まだその現実感がイーノックにはないんですよね。女の子のほうは最初から肝が座ってたみたいだけど。それで現実感がないから、死んだときのシチュエーションなんかを再現する遊びなんかしたり、ハロウィンで仮装するのも一種の子供っぽさの表現だと思うし、そういう若さが僕にはよくわかる。実際に死期が迫ってくると現実感が出てきて、医者に八つ当たりなんかしたり。彼の最後の笑顔を見ていると、ラブスーリーでもあるし、一つの成長物語でもあるんだなって思う。なんにせよ、彼は自分の思いを伝える事が出来て良かったね。特攻隊の幽霊であるヒロシは、思いを伝えられなかったからああやって幽霊になってこの世にさまよってるんだと思うし。そんなヒロシは影でイーノックを支えてあげたんだから、友達でもあるし、ある種の守り神みたいなもんだね。
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-11 16:13:36)
857.  ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル 《ネタバレ》 
過去3作とは違い、今回はチーム戦で挑むと言うスタイルが色濃く、そしてそのメンバーのキャラを活かしたユーモアを取り入れてるのも、これまでになかった試みと言えます。小道具がたくさん出てきて目にも楽しめるのですが、それがまたあちこちでドジを踏んだりして、これもまた新鮮。今までの、ミッションを完璧にこなすその華麗さを見せつけるのとは違い、ある種の人間味が感じられ、個人的にはそれが楽しくシリーズで一番の面白さに感じました。よく言われてるように、やっぱりドバイのブルジュ・ハリファでのスタントシーンが一番ですね。他の、クレムリンとか、砂嵐の中のカーアクションもまあまあなんだけど、やっぱりCGですからね。それに比べてドバイの高所スタントは実写で、しかもトム・クルーズ本人がやってるから、すごく説得力のあるアクションシーンに仕上がってると思う。高所恐怖症の人はヒヤヒヤものの映像ですよ~。その後の、ダイヤとナンバーを交換する作戦も、文字通りのインポッシブルっぷりでハラハラするし、終盤の立体駐車場でのアクションも面白い。敵に魅力がないのが難点ですが、娯楽大作としてはなかなかの完成度だと思います。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-05-10 15:57:45)(良:1票)
858.  ラ・マンチャの男 《ネタバレ》 
このおじいちゃんは、ただの現実逃避者でしょうか。あるいはただの愚か者でしょうか。もう40年前の作品ですが、むしろ今の時代のほうが、このおじちゃんが訴えているメッセージの必要性を感じますね。だって、どうせ勝てっこないんだからとか、苦い思いするのが嫌だからとか、負けるのが怖いからだとか言って、最初から挑む事を諦めている大人で溢れかえっているじゃないですか!見果てぬ夢を見る事、届かぬ星に手を伸ばそうとする事。勝ち負けよりも重要なのは、志を持って闘い続ける事。そんな魅力的な生き方を選ぼうとする人に勇気を与える一本。
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-04 21:28:48)
859.  the EYE 【アイ】 《ネタバレ》 
角膜移植手術を受けると、幽霊が見えるようになった、という設定。そして、鏡に写っていた自分の顔が違う顔だった~!っていう、途中の展開。そして、角膜提供者のリンも幽霊が見え、悲しい過去があったという展開。お話がよく出来てるな~と思うんです。そして独創的ですよね。こういう設定は、ありそうでなかったな~と。最近のホラーは、かなり非現実的で意味不明なものが多いのですが、この作品は全部辻褄があっていて無理もなく、その点は好感が持てました。幽霊の皆さん方も、すごくリアリティががあるように見えました。あ、もちろん僕は幽霊を見た事はありませんが、実際に見えると言う人は、たぶんこんな風に見えてるんだろうな~みたいな、そういうヴィジュアルなんですよね。ただ、幽霊が出てくる度に「ダーン!」みたいな衝撃音が必ずついてくるのはちょっとくどいかなと(笑)。それに、電車の窓ガラスに予告なく映ったりする幽霊とかも、狙い過ぎててちょっと嫌ですね。この作品で特に気に入ったのは、終わり方です。再び盲目になってしまった彼女は、「でも、この世界には美しいものがあるんだってことがわかった」って、待っていたボーイフレンドと対面して終わると言う、これ以上ないほど爽やかなラストだなと思うんですよね。なので、少しおまけの7点を献上しようと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-02 00:18:41)(良:1票)
860.  ジャケット 《ネタバレ》 
なかなか良かったと思います。なによりもまず、主人公のエイドリアン・ブロディがハマり役なんですよね。痩せてて病的な感じで、いつも困ったような顔していて、印象深い笑顔のブロディ。彼がこの役を演じていなかったら、これほどまでに感情移入出来たのだろうかと考えると、ブロディの力量でこの作品の良さが保たれているんだなってのがよくわかる。そして、ダニエル・クレイグ。最初出てきた時には、ダニエル・クレイグに顔が似てる別人だと思いましたからね(笑)。こういう役も出来るんだな~すげぇな~と関心しきりでした。そして、キーラ・ナイトレイのキュートさ、これですよ。ほんと言うと、恋愛ドラマとして一番楽しめた次第です。もちろん、謎解きの要素もそれなりには楽しめるんだけど、そんなことよりキーラ・ナイトレイちゃんの、積極的に家に誘ってきて、それでいてツンツンしたキャラがたまんなく好きです(笑)。
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-01 19:44:20)
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