941. 建築学概論
《ネタバレ》 ベタな演出が下手すぎるのと、ミスリードさせようとする演出に不自然さを感じた。 再会した時、男の方は本当に彼女だと気づいてない風だった。 あれは気づいてないフリをしていただけなのか? それともミスリードを誘う為の下手な演出なのか? いずれにしても、ストーリーを無理矢理作ろうとしてる感が出ていて、常に不自然さを感じながら見ざるを得なかった。 にしても、ヒロインが若い頃に比べて外見変わり過ぎだろ! せめて、若い頃の女優と現在の女優を演じた二人が、もう少し似ていれば良かったのに… [インターネット(字幕)] 4点(2020-12-03 04:39:33) |
942. FRIED DRAGON FISH THOMAS EARWING'S AROWANA<TVM>
タイムリーで観た作品。とにかく衝撃的だった。何が衝撃的だったかというと、「こんな俳優がいたんだ・・・」っていう、驚きの発見という意味で。紛れもなく、私が浅野忠信という俳優に引き込まれていった瞬間だった・・・もう、10年近くも前になるのかぁ。。いや?待てよ?!1996年ってのは、あくまで劇場公開した年だから、私が観たのはもっと昔か。調べてみたら「1993年」にテレビで放映したらしい。この時、観たわけだから、実際は12年前か・・・。自分も浅野氏も10代の頃だねぇ、懐かしい。それはそれとして、言うまでもなく「浅野忠信ファン」は必見の作品である。 [地上波(邦画)] 7点(2020-12-01 22:54:32) |
943. 太陽が知っている
《ネタバレ》 『太陽がいっぱい』『太陽はひとりぼっち』に続くアラン・ドロン太陽三部作の最終章(嘘)。 あれだけ若くてスタイルの良いブロンド娘が来たら、あっという間に手を出すのは至極当然な訳だが、殺人を犯した事によって主演二人の愛が深まるのは奥が深い。 しかし、あそこまで警察が鋭い捜査をしておきながら、家宅捜索で剥ぎ取った衣服を探さないのは不自然かな。 証拠の衣服が見つかれば、逮捕になるのは間違いないわけだし。 世俗とは隔絶された屋敷における束の間のバカンス、そして全編に漂う気怠い雰囲気はとても良いだけに、サスペンスの部分が弱いのが弱点かな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-12-01 22:14:14) |
944. ひき裂かれた盛装
成田三樹夫が主演クラス且つ現代劇で出ている数少ない映画という理由、つまりは成田三樹夫を目当てで鑑賞。 実際に見てみたら、期待通り成田三樹夫の魅力が炸裂しており、しかも藤村志保が予想以上に美しくて、得した気分。 しかしツボにハマったのは藤村志保のボディガードのご婦人。 これが実は一番面白かったかも! [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-11-29 22:42:24) |
945. 嘆きのテレーズ
《ネタバレ》 マルセル・カルネ監督と言えば『天井桟敷の人々』と本作『嘆きのテレーズ』が代表作ですが、私は本作により強い魅力を感じました。 後半のもっていきかたは、決してうまくはなく、むしろ顛末が分かってしまう時点で、面白味の観点で言えばかなりマイナスポイントです。 しかしながら、ゆすりの男が車に跳ねられ、息を引き取る間際に「てがみ、てがみ・・・」と繰り返すシーンは非常に心を打たれました。 ゆすりという卑怯なことをしながらも、お金を受け取ったからには、死の瀬戸際に立たされても、義理堅く手紙のことを何とか伝えようとする。 卑怯なゆすり男が、死ぬ間際にみせた誠意。 これには心打たれました。 ストーリー展開のうまさに関して言えば、ハリウッド映画などの娯楽性を重視する作品たちには劣りますが、観る者の心に訴えかけるラストと演出は、単なる娯楽作品にはない崇高なものを感じます。 しかし、シモーヌ・シニョレって、個人的にどうも好みに合いません。 顔が大きいのがネックです… [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-29 18:04:57) |
946. 失われたものゝ伝説
《ネタバレ》 良い人と言われていた人間が、信じるものが崩壊した瞬間、悪人と化す。 なかなか、奥深い話だ。 単なる砂漠の冒険物語ではないのが面白い。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-28 22:32:36) |
947. スター・ウォーズ/フォースの覚醒
《ネタバレ》 期待を上まわり、スターウォーズの世界にどっぷりと浸ることができた。 それにまず感謝! 懐かしい登場人物たちとの、再会てんこ盛りも、もちろん嬉しい。 だが、それ以上のインパクトだったのが、ハン・ソロが殺されるシーンだ。 息子の心を取り戻し、ライトセーバーを手渡されたかと思いきや、その手は強く握られ、離されない。 次の瞬間に殺されてしまうわけだが、このシーンはとても切なく、記憶に残るシーンとなった。 この切なさ、やるせなさも、スターウォーズの魅力の一つじゃないだろうか。 スター・デストロイヤーが砂漠に突き刺さっているシーン。 『猿の惑星』の自由の女神の如く、衝撃なシーンだった。 あとは、ハックス将軍。 エピソード4の“グランド・モフ・ターキン”の様な、冷徹な将軍。 そして地位が高く、カイロ・レンに対して臆することもなく、堂々していて、頭脳明晰。 この悪人キャラは、帝国軍の縦社会の厳しさと恐怖感、威圧感を感じさせてくれる。 ハックス将軍が次回作にも登場するわけだが、カイロ・レンとの覇権争いも楽しみだ。 おそらく修行を終えたカイロ・レンに駆逐される運命にありそうだが・・・ 細かく書いているとキリがないので、この辺で。 やっぱりスターウォーズは、最高の映画だ。 切なさ、恐怖、希望、愛情、そして友情・・・ 全てが詰まっている。 でも再認識したのは、ダース・ベイダーの威圧感は最強でいて、唯一無二であるということ。 それを感じることができただけでも、観た甲斐はあった。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-11-28 10:25:39) |
948. 苦役列車
《ネタバレ》 さすが山下監督! 日本映画にしかない魅力、大作アメリカ映画には絶対に無い楽しさを堪能できた。 こういうどうしようもない奴、身近にもいた。 確かにこんなんだった。 しかし手を舐められて、それでも友達でいる女の子、天使かよ! それにしても借りた金は自分から返さないといけないね。 金に汚いと友達から見捨てられる、苦役列車に乗っているのは自業自得だね。 [インターネット(邦画)] 8点(2020-11-28 00:58:32) |
949. 荒野の用心棒
《ネタバレ》 ところどころ都合が良い展開なのは否めないものの、そこそこ楽しめました。 イーストウッドはカッコいいとは思いません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-27 20:32:18) |
950. 社長三代記
《ネタバレ》 楽しめました。 特に森繁と小林桂樹の掛け合いが面白い。 司葉子も杉葉子も綺麗! [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-11-27 15:35:04) |
951. 映画 日本刀 ~刀剣の世界~
《ネタバレ》 なんとも異様な世界、恐怖を感ずるほど研ぎ澄まされた世界だ。 一つの刀を作るのに一体どれだけの人が関わり、どれだけの魂が込められるのか。 それを考えただけでも気が遠くなる。 歴史に名を残す武将たちの手を渡り歩き、現代に残る名刀の数々。 まるで生き証人の様だ。 と、ここまでは真面目に書いてみたが、ぶっちゃけ、刀を作るのに人生を捧げる人達を理解できない。 これだけの根気と精神集中を行い、それを一生をかけて行う。 到底、理解不能な世界だ。 少なくとも私はこんな事やりたくないし、出来ない。 そんな人生、考えただけでゾッとする。 刀に関わる日本人固有の美の世界。 怖いくらいに感じることができた。 [インターネット(邦画)] 6点(2020-11-27 00:09:36) |
952. ろくでなし稼業
《ネタバレ》 さすがにこれはヒドいよ、いくら娯楽映画とはいえどもヒドい。 都合よく話が展開し過ぎ! 吉永小百合の可愛さに免じて3点! にしても二谷英明は老けすぎだろ。 当時31歳とは到底思えない。 [インターネット(邦画)] 3点(2020-11-26 01:17:03) |
953. 芙蓉鎮
文化大革命の実態を垣間見ることができるだけでも面白い。 長いが、「歴史を語る」という点において、叙事詩的な大作感を出すのに一躍かっている。 しかし、美人後家さんをモノにした、あの男がうらやましい! あの環境なら、誰でもおとせそうな気がする。 つまり役得だ。 まあ、その後は悲惨だが、美人後家さんを慰めものにした罰だろう。 [ビデオ(字幕)] 6点(2020-11-25 19:53:40) |
954. フレンチ・コネクション
《ネタバレ》 犯人を追い詰めるまでの過程を楽しめました。 特に電車を車で追いかけるシーン。 ここは迫力満点でした。 尾行のシーンも渋くて面白いです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-25 19:44:55) |
955. 鉄男II BODY HAMMER
《ネタバレ》 一作目に比べると、ある程度ストーリーがしっかり作られている分、最後まで飽きずに見られた。 一作目のぶっ飛んだ内容が好きな人には不満かもしれない。 エンディングの布袋の曲が見事ハマっていました。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-11-25 15:45:52) |
956. 薄氷の殺人
《ネタバレ》 もちろんグイ・ルンメイ目当てで見ました! 今までのイメージとは違った官能的なグイ・ルンメイを見る事ができて、それだけで満足です。 グイ・ルンメイを知らない人が見ても、本作は凡作の評価で終わるのではないでしょうか。 とにかく、グイ・ルンメイを鑑賞するための作品だと私は思うわけであります! にしても彼女を助けたいとか言っておいて、観覧車の中で彼女に淫らな行為をする主人公、うらやま、、いや、けしからん! [インターネット(字幕)] 7点(2020-11-24 20:02:11)(良:2票) |
957. サッド ヴァケイション
前作にあたる『Helpless』ほどの出来ではないにしろ、なかなか楽しめました。 青山監督の作品は、最近不作続きでしたが、やはりこの『Helpless』が良かっただけに、ここは外れませんでしたね。 キャストがなかなか豪華で、それも楽しめました。 又、斉藤陽一郎を出してくれたのが嬉しかったですね。 光石研との掛け合いもサイコーでした。 ああいう力の抜けたやり取り、会話のシーンは自分好みです。 浅野忠信にそういう会話シーンをさせるとピカイチなんですが、本作でのキャラがそれを許さなかったのが残念です。 それにしても『ユリイカ』まで混ぜてしまう脚本はどうなんでしょうか? やり過ぎの様な気もしましたが・・・ [映画館(邦画)] 7点(2020-11-23 20:04:57) |
958. サラエボの花
《ネタバレ》 戦争映画でよく集団暴行シーンは出てくるけど、その後の被害者をリアルに描いた映画は少ない。 この作品は、戦争の残酷さを丁寧に描いている。 被害者に感傷的に寄り過ぎず、一定の距離を置いていて、まるでドキュメンタリー映画の様だ。 その撮り方が、かえって戦争による被害を克明に描く事に成功している。 淡々と被害者のその後を描く事によって、いかに戦争というものが、被害者のその後の人生に永らく影を落とすか、それを雄弁に物語っている。 目を背けたくなる厳しい現実を目の当たりにして、戦争はやはり良くないものだと、力強く再認識させられた。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-11-22 19:43:54) |
959. 理由(2004)
《ネタバレ》 いかにも小説の筋をなぞっただけの様な章編成、大林監督らしい気持ち悪い空の色、終始暗ったい辛気臭い映像、久本の出演シーンのウザさ、、などなど気に触る事が多過ぎる。 自分と極めて相性の悪い作品だった。 唯一の救いは伊藤歩が綺麗だった事。 あと多部ちゃんが初々しい! [インターネット(邦画)] 1点(2020-11-20 01:28:14) |
960. でーれーガールズ
《ネタバレ》 女のコたちが明るく騒ぎまくる映画を想像していたら、意外にも重いテーマの映画だった。 漫画の中の男のコに恋をして、そこから友情が破綻していくというストーリー自体はどうかと思うが、あの日あの時大事なあの人に言葉を伝える事の大切さ、もしそれが出来なかった場合には、一生後悔するであろうという内容、これには非常に感銘を受けた。 足立梨花はなかなかのオーラを発していて、貫禄がありながらどこか儚さや哀しみを携えているような趣き。 山口百恵の曲がここまで映える映画もなかなか無いかも。 最後は意外と感動させてもらえました。 [インターネット(邦画)] 7点(2020-11-19 17:57:57) |