81. クローバーフィールド/HAKAISHA
内容自体は特に無いので、見終わった後、まさに「可もなく不可もなく」といった感じでした。 映像は「ブレア~」や「レック」など、ホームビデオ感覚に馴れてしまっているからか、真新しさはなく、見ている側を置いて行くくらいのスピードでパニック状態が続くため、感情的に撮影者達の心情に入り込みづらかったです。 見た後に何かを学びたいとか、何かを得たいとか考えずに、純粋にパニック映画を満喫したいという方にはお勧め...かな。 [DVD(字幕)] 5点(2009-12-07 11:47:11) |
82. ピーター・パン2/ネバーランドの秘密
ディズニーがビデオ(DVD)で続編を作るようになって毎回思うことがあります。 「前作で語ったメッセージで十分なのでは?」・・・と。 しかし、わざわざ劇場版で「2」をやるからには何かあるのでは?、と期待して見ましたが、残念ながら今作も「前作で十分」な作品でした。 続編が制作されるというのはファンにとって嬉しい事ですが、むやみやたらと作られても困ります...。 折角の夢のある作品ですから過去に拘らず、新しい感動を作成してほしかったです。 [映画館(字幕)] 2点(2009-12-07 11:24:09) |
83. スターシップ・トゥルーパーズ3
《ネタバレ》 低予算ならではのちゃっちぃセットとCGはまだ許せましたが、 まさかの宗教心で盛り上がるラストは1、2と見てきた者としては裏切られたように感じました(やはり最後も肉弾戦突破&撃破の全面戦争でいって欲しかったです)。 更に、最終兵器のロボット(これがまた驚くくらいにダサイ...)による逆転劇。 スタッフはこのシリーズを本当に納得して作り終えたのだろうか? ある意味記憶から消したい作品です。 [DVD(字幕)] 0点(2009-12-06 18:07:35) |
84. SPIRIT スピリット(2006)
《ネタバレ》 闘う事で生きている武術家が闘いによって生まれる憎しみの連鎖と哀しみを味わい、そして武術のあり方と己自身の意味を問うという内容は、在り来たりで深みはないのですが、「ある武術家の男の人生」を垣間見るということでは楽しめました。 目玉である格闘シーンも迫力があり、作品を十分に引き締めていましたので、格闘シーンを見るだけでも価値があるように感じます。 しかし、やはりシンプル過ぎるストーリーが重大なラストを前にしても重くならず、終わった後には肩すかしをくらったような感じがして満足感は得られませんでした。 武術、格闘好きな方にはお勧めです。 [DVD(字幕)] 5点(2009-12-06 18:06:01) |
85. 時をかける少女(2006)
清々しく苦々しい青春時代を思い出させてくれる良い作品でした。 やりすぎると逆に嫌みになるSFファンタジー要素も、ほどよく物語にとけ込んでいて、演出陣の力量の高さを感じました。 作画も丁寧で、映像を見ているだけでも心地よかったです。 タイムリーな時期に見ていたら、評価はもっと高くなっていたかもしれません。 [地上波(邦画)] 8点(2009-12-06 02:25:14) |
86. 独立少年合唱団
《ネタバレ》 どうもこの手の男の子同士の作品は苦手です。 時代背景も切なくて、見ていて悲しくなりました。 特に、手に持った爆弾が爆発するシーンは絶望的で見ていて辛かったです。 友人数人を誘って見に行ったのですが、劇場を出た後、全員が暗くなっていたのを覚えています・・・。 [映画館(邦画)] 2点(2009-12-06 02:09:14) |
87. ホラーバス オノバルと魔王フェルシ
作品のうたい文句は「オランダ版、ハリー・ポッター」でしたが、なんて事は無い、児童文学小説的な展開と、やはりお金の掛け方が全く違うと感じるセットと演出。 わざわざハリー・ポッターの名を出したが為に、より作品のチープさが浮き彫りとなってしまったように感じます。 しかし、シンプルで純粋なストーリーは小・中学生が見れば素直に楽しめる内容で、オランダで人気が出たのも頷けます。 特に俳優の演技は際立っていて、どの役も丁寧で素晴らしく、その点は高く評価出来ます。 ただ、30過ぎの自分には、少し子どもじみた展開に残念ながら心から入り込めなかった事は否めません。 [DVD(字幕)] 2点(2009-12-06 02:04:14) |
88. ジャーヘッド
こういう戦争映画もありなのだとは理解出来るのですが、基本的な内容と使用される台詞、会話の数々は、わざわざこの「世界観」でなければならないのか...終始疑問が沸き上がり、見終わる前から不完全燃焼な気持ちになっていました。 これも現実と言われればそれまでですが、真の湾岸戦争を掘り下げ、戦争に対しての幻滅や狂気を描き、そもそもこの戦争の無意味さを語るなら、他にいくらでもテーマはあったはず...この映画を作ろうと企画した事自体に疑問を感じます。 [DVD(字幕)] 0点(2009-12-06 01:19:18) |
89. ●REC/レック(2007)
この手の作品は「ただ怖い」というのが多いのですが、今作は「十分に、ただ怖い」という映画でした。 カメラを通した映像は、最近ではよく見る演出ではありますが、閉鎖された空間での効果は絶大で、恐怖を上手く倍増させていたように感じます。 最初から最後までノンストップで様々な恐怖が起こる状況は、最悪なアトラクションに乗っている感じもあり、ホラー作品を見慣れた人も、初めて見る人も楽しめるのではと思います。 あと、納得のいく絶望的なオチとラストが...◎。 [DVD(字幕)] 8点(2009-12-05 23:33:53) |
90. 殺人の追憶
未解決事件を題材にしたことが、この映画の最大の価値のように感じます。 日本国内でも似たような事件で、未解決の事件が多くあり、世界各国でも同様に苦しみ、哀しみ、恐怖し、気が狂わんばかりに捜査している刑事はたくさんいると思います。 大事なのは事件を風化させないこと。すぐ近くに、普通に犯人は暮らしているだろう事実。その事を忘れ、犯人を見逃す事は、もしかしたら、その行為自体も罪になるのかもしれない...と見た後色々と考えさせられました。 見る方の受け取り方で変わるだろう内容は、とても評価が難しく、私自身は「6」としましたが、ノンフィクションが好きな方にはお勧めです。 [DVD(字幕)] 6点(2009-12-05 23:16:42)(良:1票) |
91. カーズ
ここ数年、最も心に響いた映画です。 「車の世界」というのは、ディズニー作品の中では異色の設定ですが、 伝わる感動は往年の輝いていた頃のウォルト作品の意思が垣間みれます。 仲間の大切さや相手への思いやりなど、人は一人では生きていないという、年代も性別も関係なく大切にしたいテーマを、しっかりと、上手に、そして面白くまとめ上げたスタッフに心からの拍手を贈りたいです。 キャラクターの魅力もさることながら、見終わったあと清々しい感動に包まれる近年まれにみる大傑作だと思います。 [映画館(吹替)] 10点(2009-12-04 22:17:00) |
92. ラブソングができるまで
劇中で使用されている歌がとても心に残る作品でした。 ストーリー展開に突っ込みどころは多々ありますが、 素直に笑えて、感動出来る恋愛映画の王道という感じで、 ラブコメが好きな人にはかなりお勧めです。 [映画館(字幕)] 8点(2009-12-04 17:24:36) |
93. 恋愛睡眠のすすめ
《ネタバレ》 良く言えば、想像力溢れたコミカルで愛すべき手作り純愛映画。 悪く言えば、子どもじみた恋愛観を持つ未熟な男のストーカー映画。 『明るいようで、実は暗い。』 一言で、まとめるなら、これがこの映画の最終的感想。 ただ、この両局面を上手く描き、映像化した部分を「人間性と誰もが持つ純愛観」と素直に受け止めて見るならば、間違いなく傑作の域に達していると思う。 なぜなら、行き過ぎた演出に十分2時間クギ付けにされたから。 同時に、シャルロット・ゲンズブールの素朴な可愛らしさに見とれたから。 恋に狂う姿はみっともなくだらしないけど、 でも、誰もそれを責める事はできない。 よく考えてみれば、自分自身にそんな経験もちらほらあったり... やや複雑な気持ちにされたのも個人的には○。 [DVD(字幕)] 8点(2007-10-16 17:49:18)(良:1票) |
94. ホテル・ルワンダ
難しい話は抜きにしても、 実際に起きたジェノサイド、そこで生きた人たちを映画を通して見れると同時に、 ポール・ルセサバギナという人を知る事が出来た事は、 個人として、今まで映画を見てきていて良かったと思いました。 誰かを本当に愛する強さが、どれほど人を強くし、 世界すら手の届かない「人」が行う最悪な虐殺行為の中でも正しい事を見極め、 実行する勇気を持つのも、また「人」なのだと教えてくれる素晴らしい映画です。 [DVD(字幕)] 10点(2007-08-28 17:37:42) |
95. パッチギ!
《ネタバレ》 「ゲロッパ!」を見たとき、辛口評価を言っていい人じゃないなと感じたが、今作を見て、井筒監督の目線が少し分かった気がする。 韓流ブームに乗った人。 朝鮮問題がどうとか...表面的にしか理解していない人は是非見てください。 反対に、在日朝鮮人に詳しい人は、この映画の意味深さに涙するでしょう。 よくぞ、こういった作品を作ってくれたもんだ、としか言い様がない。 ラストで、朝鮮学校の学生と日本の学生が川を隔てて争う姿に合わせ、南北分断の意味を問う「イムジン河」を流すシーンは、素晴らしいの一言である。 言論の自由を塞いだ「罪」 戦争という大きな「罪」 何も知らない事の「罪」が描かれた傑作である。 憎しみ合い、ぶつかり合い、愛し合う。 青春群像劇はこうでなくてはならない...という模範的な邦画。 本当に良い作品でした。 [DVD(字幕)] 9点(2005-09-28 13:47:56)(良:2票) |
96. 着信アリ
シナリオのお粗末は置いといても、リアルに乏しい映像&設定が「恐怖」を遠ざけている気がする。そもそも、何で携帯やねん。ラストなんて携帯関係ないやん。着信ナシで終わったらあかんやろ...。 [地上波(字幕)] 1点(2005-08-01 02:29:40) |
97. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
《ネタバレ》 まずは、ダークサイドに落ちたアナキンの「心の未熟さ」が気になった。とにかく子ども過ぎる...嫉妬、野心、欲望。人として、大人として、あまりに完成されていない「内面」に正直引いた....。愛する彼女が死ぬのも納得いかず。「何故死んだのか?」が分からない。生きる気力が無い?。母親になるんだろっ!アンタ!!しっかりせい!!!!。ヨーダも「もうだめじゃ、辺境の地で隠れよう」って、仲間があれだけやられてて、自分だけ安静の地へ行くのか???。ジェダイは自分以外の人の為に死ねるんじゃなかったのか!!!!!????。...で、究極は、彼女を救えるのは暗黒面だけだと言っておきながら、結局「ダースベーダーお前が殺した」と問題転換したシスに対して、叫んで納得するべーダー卿。。。。。おいおい。『お前が助けると言ったから俺は悪の限りを尽くしたんじゃないかっ!!!!!!!俺の人生、彼女の命どうしてくれる!!!!!』となぜに怒りをぶつけないのか???。.............言い始めるとキリが無い。この数年間の俺の期待と楽しみどうしてくれよう...ルーカス!!!!。.......でも、まぁ、普通に面白かった(なら良いじゃん)。 [映画館(字幕)] 3点(2005-07-15 02:37:47)(良:1票) |
98. スウィングガールズ
まぁ...。ここまで、ストーリーに重きをおかず進んでいくシナリオは、ある意味凄い。ただただ、無理やりジャズに進み、ただただ、上達し演奏する彼女たち...。これで良いのか......?。「面白い」という要素が欠落した、勿体ない作品。PS:「ブラス」に感動して見ると痛い目を見ます...。 [DVD(字幕)] 3点(2005-06-07 23:11:15) |
99. 交渉人 真下正義
良くも悪くも「踊る」の番外編。 [映画館(吹替)] 5点(2005-06-02 06:26:07) |
100. ターミナル
美味しさに例えるならば「上品な味」。大人が大人の雰囲気で見れる映画。ほぼ空港の中で展開するが、ショッピングモール、管理局、新造地区、人々とのつながり、そこで行われるヒューマンドラマは決して生半可に安い物ではなかった。ビクターの持つ缶の秘密も、胸に染み込んでくる暖かさがあった。...久しぶりに上質の映画を見て、泣いた。 [DVD(字幕)] 8点(2005-05-26 11:18:59)(良:1票) |