81. 羅生門(1950)
あの世界観が素晴らしい。荒涼とした感じがグッド!まじでだれがほんとうのこといってかわかんないし。役者も素晴らしい。三船敏郎、志村喬、森雅之、千秋実、加東大介とすきな役者ばっかだ。 しかし、みんなほんとにエゴの塊だ。人間なんて本来こういもんだよって言われてるみたい 。しかし、最後、一筋の光がはいって終わるとこが黒沢かな。 9点(2003-10-13 20:59:37) |
82. 秋刀魚の味(1962)
小津映画って全然イヤミっぽくないんだよなー、本作も淡々としているがなんだか観た後充実した気分にさせてくれるそんな映画だ。人生の本質がそこにあるような気がする。 9点(2003-10-13 20:31:16) |
83. 大人の見る絵本 生れてはみたけれど
子供から見る大人社会が繊細な子供の視点でうまく表されている。こういった子供映画はマジ好きだな。すっげー古いのに観てて全然飽きない。 9点(2003-10-13 20:26:59) |
84. 晩春
この映画における笠智衆の役どころはすごいな。原節子の父への執着を交わすところなんか。人生の無常が出ていると思います 9点(2003-10-13 20:12:36) |
85. 天国と地獄
非常に完成度が高いです。今観てもその緊張感ある世界にグイグイ引き込まれてしまい、お腹いっぱいになっしまいます。山崎努の演技も新鮮でいいっす。 9点(2003-09-29 22:24:46) |
86. 勝手にしやがれ
ベルモンドが車の中でブツブツ文句言ってるとこが笑えた。しかし、今観ても色褪せない映像美とテンポには驚かされる。女もいいしな。 9点(2003-09-26 23:27:17) |
87. 悪い奴ほどよく眠る
「これでいいのかー!」っていう最後のセリフに心底共感した。このやるせない気持ち、確かに受け取ったよ。悪魔のような森雅之もいいなー。 9点(2003-09-26 23:22:58) |
88. スモーク(1995)
友情とか愛とかそーいう気持ちって物体としてはないけど、実際は確かにある。それってタバコの煙のようなものなんだよ。実に気持ちのいい映画だ。H・カイテルとウイリアム・ハートの男の友情には涙した! 9点(2003-09-26 23:16:27) |
89. 十二人の怒れる男(1957)
すげーなー。この緊迫感!密室で繰り広げられる男達の迫真の論議、リアルタイムで描かれているのも功を奏している。 9点(2003-09-26 22:58:57) |
90. エル・トポ
いろんなもんが入ってるね。仏教思想とかヒッピーとか差別問題とか、それを激しすぎる映像でみせるホドロフスキーだが好き嫌いは分かれるだろうね。私としては大好きなんだがのー、特に前半と後半のギャップには思わず笑ってしまいました。 9点(2003-09-24 23:28:17) |
91. ブリキの太鼓
ガキを通してみる大人社会、皮肉たっぷりに仕上がってます。母ちゃんがあんなに嫌いだった魚を食うシーンは吐きそうになったぜ。しかし、成長を止めるという発想には心底、驚いたな。 9点(2003-09-24 22:53:10) |
92. ドーン・オブ・ザ・デッド
かなりおもしろかった。見知らぬもの同士が結束しているのが好きです。そういったところが、沖縄とかの民宿で見知らぬもの同士が仲良くなる感じに似ていたりします。微妙な感動もあほくさいがそれはそれでおもろいです。 8点(2005-03-20 18:18:23) |
93. 80日間世界一周
すげー映画でしょうな。まず、キャストだが、豪華すぎる。やばいくらいです。そして、音楽もいい。映画とピッタリの素晴らしいものに仕上がっている。換算すると、地球何週分も回った計算になる撮影だが、かなり気合入っていると思った。旅行したくなるなー。この映画は真の意味での娯楽超大作と言えるのではないでしょうか。 8点(2004-02-11 00:17:04) |
94. 山猫
ルキノ・ヴィスコンティを語る上で外すことができない大変重要な作品である。ネオリアリズムを描いてきたヴィスコンティがデカダンスを全面に押し出して貴族の崩壊を描いた力作である。バート・ランカスター演じるファブリッチオがタンクレディに未来を託し、自らは貴族社会の崩壊、終焉が来たことを実感するわけだが、これは貴族出身だったヴィスコンティの貴族に対する愛や別れを意味するものだと感じた。デカダンスを描いた最初の作品であるが、この後の作品になるにつれ、後姿や、視線のズーム、深層と表層の対比といった主題は強まっていくのである。 8点(2004-02-08 21:15:40)(良:3票) |
95. 現金に手を出すな
フィルムノワールの大傑作である。決してハリウッド的ではないとこがいい。それを証明しているのがなんといってもジャン・ギャバンでしょう。フランス人のエスプリを体現する男である。この男が出ているだけでも見る価値があるといえよう。 8点(2004-02-06 00:16:36) |
96. ジンジャーとフレッド
フェリーニの後期の作品。全盛期に比べれば落ちていると思うがそれでもフェリーニを感じさせてくれる作品。ジュリエッタ・マシーナとマルチェロ・マストロヤンニの共演だけでも充分です。堕落したテレビ社会に対するアンチテーゼはみてとれるし奇妙な出演陣はいかにもという感じです。 8点(2004-01-28 22:54:41) |
97. 昨日・今日・明日
デ・シーカの温かみが映画全体を包み込んでいる気がする。社会の実情をコミカルに軽く描いているとこが皮肉っぽくてグッドです。しかし、マルチェロ・マストロヤンニという俳優、観れば観るほど、魅力が出てくる。なんともいえない官能性があるんだよな。それとこの映画ではお茶目な部分もでているし、深いぜ。マストロヤンニ! 8点(2004-01-24 23:34:10) |
98. レッド・サン
これこそ「リアル・ラストサムライ」だ。トムクルーズ、渡辺謙?甘い、甘い。甘すぎる!!アラン・ドロン チャールズ・ブロンソン、そして世界の三船に比べたら奴らなんかアマちゃん坊やだぜ!!内容なんてどうでもいいのさ!三船が侍の格好してアメリカの荒野にいるだけで小宇宙、異空間だぜ。 8点(2003-12-26 17:56:20) |
99. フェリーニのローマ
フェリーニのインスピレーションは凄い。監督の心にあるローマの形を高い創造性で見事に作り上げている。最後のバイクが走るシーンは様々な文化や思想を発信してきたローマの時の流れを走っているかのごとく感じた。 8点(2003-12-22 22:21:31)(良:1票) |
100. 旅情(1955)
旅先の非日常性を感じる。理性の世界から夢想の世界へと旅しているかのごとく感じた。まー ベニスに死すみたいに快楽の世界で没落するわけではないけど 8点(2003-12-18 22:39:39) |