1161. 忘れえぬ想い
《ネタバレ》 香港映画のラブストーリー。子持ちのバス運転手と婚約したものの事故で彼氏を失ってしまい、その事故したバスを引き継いで運転手になる女。ペーパードライバーがいきなりバスの運転などうまくできるわけもなく、乗客からクレームを浴びたり交通違反切符を切られたり。縄張りを侵してヤクザに怒鳴られ、客に偽札を掴まされ、ふんだり蹴ったりの毎日。おまけに彼氏の遺児を引き取っているので、生活にも余裕がない。 これが美人なものだから手を差し伸べる男もでてくる。どうにもいかなくなって子供を施設に預けようとするも、泣きじゃくる子供のかわいさに負けて二人して育てることに。 もともとギクシャクしていた女の家族だが、最後は父も何となく娘を受け入れているのがちょっと物足りない。女も男も結構あっさりと過去と決別しているようなハッピーエンド。特にこれといったインパクトのあるエピソードもなく、すぐに忘れてしまいそうな映画。実際に、以前見たのに後半部分をすっかり忘れていた。 [DVD(吹替)] 4点(2016-10-09 22:50:06) |
1162. コンドル(1975)
《ネタバレ》 CIAの謀略に主人公が触れてしまって大変なことになるのだが、話が込み入りすぎてわかりにくい。ターナーがCIAに報告したミステリのレポートが、CIAの謀略とたまたま同じだっただけで、何も知らない事務所皆殺しにするのもリアリティがない。レッドフォード全盛期なので、ファンなら楽しめるかな。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-08 10:03:35) |
1163. 彼女を信じないでください
《ネタバレ》 ひと昔前の昭和ラブコメディーのよう。笑えないし、ベタすぎて感情移入もできない。服役していた女詐欺師が急に良い人になったり、妹を敬遠していたはずの姉がすんなり受け入れたり、あまりに都合の良すぎる展開ばかり。 ただ、ラストは良かった。ヨンジュがヒチョルの妹についた嘘の出会いを、ヒチョルが再現したのはオシャレ。 [DVD(吹替)] 4点(2016-10-06 21:17:45) |
1164. コマンドー
今見てもハッとするようなものがない。あるのは時代劇のようなマンネリ的安心感。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-09-17 01:15:14) |
1165. マスク(1994)
ジム・キャリー主演のコメディは、どうも相性がよくない。苦手。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2016-07-31 23:18:32) |
1166. ミツバチのささやき
スペイン内戦を時代背景に、少女の視点を描いた文学の香りのする映画。フランケンシュタイン、毒キノコ、脱走兵、焚き火、血の口紅――幾つもの寓意を含んで深みがあり、婉曲的な表現で感性に訴える。 高尚な感じはするが、シュールで苦手なタイプの作品なので好きにはなれない。小説なら心理描写があればわかりやすくなるが、映像だけではなかなか難しい。 [DVD(字幕)] 4点(2016-07-31 01:46:17) |
1167. オープン・ユア・アイズ
《ネタバレ》 サスペンス性があるので引っ張られるが、結局安易な夢オチでがっかり。悪夢を望んで見たというのもよくわからない。ペネロペ・クルスだけが印象に残った。 [DVD(吹替)] 4点(2016-07-29 21:37:07) |
1168. マイ・ドッグ・スキップ
犬と少年のエピソードに惹かれるものがあまりない。 何もかもがパターン通りって感じで、感動できなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2016-07-29 21:32:39) |
1169. 母なる証明
《ネタバレ》 ストレスと嫌悪感、不快感を覚える映画。母性の心温かくなるような慈愛に充ちた面ではなく、盲目的でエゴにまみれた凍りつくような負の面を突きつけられる。結局は自分の子供さえ良ければいいという、現在増殖中の社会的に問題を起こすモンスターの類。隠蔽のために殺された廃品回収業者や、無実の罪を着せられた障碍者が不憫でならないし、母に対して怒りと嫌悪を感じる。 どうにも引っかかるのが、トジュンが自分の重大な行為を忘れるほど知能が低いようには、その容姿や言動からは見えないこと。仮にトジュンの言動が全部計算された演技とすると、それだと辻褄の合わないところがでてくる。 ストーリーは伏線の回収等よく練られているのだけれど、幾つか不自然だったり反則気味に感じるところも。トジュンが女子高生に石を投げられた時に、明らかにそのまま立ち去っているように描いているのは、ミスリードの手段としてはずるいしスッキリしない。レベルの高い監督だというのはわかるが、作り込みすぎてご都合的だったり、技に溺れてやりすぎの感があった。ポン・ジュノ監督は「殺人の追憶」のほうが良い。 [DVD(吹替)] 4点(2016-03-27 01:00:47) |
1170. センチメンタル・アドベンチャー
《ネタバレ》 イーストウッドが実の息子と共演したロードムービー。死の病に侵されながらも最後まで夢を追った中年ミュージシャンの話だが、地味で淡々としてこれといった引っかかりがない。だらしなくて女を泣かせてアル中でもいいのだけど、根は良いヤツといったところで真面目に働いている農家から鶏泥棒するような男を好きになれない。派手な銀行強盗やマフィアの犯罪などはフィクションとして何とも思わないのだが、こういうリアルな万引き、窃盗の類は被害にあった経験もあって大嫌いなので。もうこの一点で共感できなくなってしまう。 [DVD(字幕)] 4点(2016-02-14 22:34:46) |
1171. おさな妻
《ネタバレ》 当時15歳の関根恵子がすでに男を知っているような大人の色気で、ずいぶんと早熟かつ聡明なイメージ。この年頃でこういう存在感の女優は、今ではちょっと見当たらない。昭和の匂いがぷんぷん。 男の都合の良い願望をそのまま映画にしたようで、妻を亡くした子持ち男が両親を亡くした清純な女子高生と結ばれる。ストーリー的には凡庸だし、芝居も臭くて少し気恥ずかしくなる。売りだった濡れ場もおとなしい。 ただ、関根恵子の弾けるような瑞々しい魅力は拝めるので、ファンなら見て損はないかも。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-02-14 22:29:10) |
1172. リービング・ラスベガス
《ネタバレ》 すべてを投げ出して酒に溺れる男と娼婦の出会い。傷ついた心が寄り添うラブストーリー。太宰治臭が漂うような、堕落や破滅への志向性。 究極のダメ男っぷりには嫌悪感。あんないい女に寄り添ってもらっても変わることができず、ボロボロになった女を更に悲しませる男。救われない女の姿が切なく、憐憫を誘う。 なんとかしようにもどうにもその気力が出ないというのはよくわかるが、やっぱり甘ったれた男の弱さを体言したような愛を美化したくはない。 [DVD(吹替)] 4点(2016-02-01 21:34:38) |
1173. 殺人の疑惑
《ネタバレ》 父親が真犯人かどうかで最後までぐいぐい引っ張られるが、ネタバラシがどうにもスッキリしない。父が母を捨てた経緯が描かれておらず、放り出したまま。音声鑑定がシロというのもストーリーを紛らせる都合だけに感じられる。 それに根っからの犯罪者なら、どうにかして強請る相手を消しにかかるはず。あれほど嘘をうまく付き通して娘を騙してきた父が、時効になったからといって急に娘に正体を見せるのも極めて不自然。娘に嫌われるのが一番避けたいことだったのに、明らかに嫌われる正体を見せるほどバカなのか。 韓国映画は衝撃的に描こうとするあまり無理筋やご都合主義が目につくことがあるが、これはその典型か。 子どもの誘拐殺人という凶悪犯罪の証拠につながるメモを隠蔽したのでは、肉親を庇うためとはいえヒロインにも好感が持てない。出てくる人物が自己中ばかりで鼻につく。 ただ、娘のソン・イェジンと父のキム・ガプスの演技は良かった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-12-29 22:07:36) |
1174. ウォリアーズ(1979)
《ネタバレ》 ストリートギャングの大集会で総長のような男が撃たれ、その濡れ衣を着せられたウォリアーズが追われる。ストーリーがシンプルすぎて面白みには欠けるが、まるっきり一昔前の少年漫画の世界でちょっと懐かしいような気分にさせられる。 チームそれぞれに特徴のあるスタイルなのでわかりやすいが、こんなの絶対嫌だろうってスタイルもチラホラ。当時はこれでクールだったんだろうか? 昔はカッコいいと思ってやってた流行のことを、今振り返って赤面してしまう感じに似てる。ウオリアーズの裸に皮ベストスタイルもずいぶん妙だけど、不良が絶対着なさそうオーバーオールの集団には、緊迫した場面にも関わらず笑ってしまった。 それと、あんな電車には絶対乗りたくないなと。 [DVD(字幕)] 4点(2015-12-13 15:21:32) |
1175. ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦
《ネタバレ》 世間的には巨匠と評価されていても自分的にはそれほど・・・って監督もいる。相性の問題か。洋画ではサム・ペキンパー監督もその一人ということを再認識。 マックイーンは好きなのだが、ロデオにまったく興味が持てないこともあって退屈。人間様が勝手に勝負に熱くなってるだけで、牛や馬にしてみればいい迷惑かも。酒場での大乱闘も国歌が演奏されるとピタっと中断するのが印象的。 [DVD(字幕)] 4点(2015-11-22 22:33:49) |
1176. バカヤロー!2 幸せになりたい
《ネタバレ》 シリーズ二作目だが、前回よりパワーダウン。 ①旅行代理店苦情処理係が家族にも責められ怒りを爆発。オチが曖昧。 ②コンビニ客の常識ハズレな行動にキレる店員。オチが弱くて、客と仲直りするのが予定調和すぎる。 ③家電の進化に翻弄される夫婦。四話の中では一番共感できる。これだけアタリで後はハズレ。 ④27歳の女が年齢がネックとなって再就職で苦戦。なんということもない話で面白みに欠ける。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2015-11-18 23:46:11) |
1177. 大災難P.T.A.
《ネタバレ》 見る前はシリアスなパニック映画だと早とちりしていたが、かなりベタでオーソドックスなコメディだった。無神経なデブ男にイライラさせられながらも、最後は情が通ってしまうロードムービー。パターン通りのちょっと古い印象で笑うまでには至らず、物足りなさは残った。 [DVD(字幕)] 4点(2015-11-08 23:14:28) |
1178. タクシデルミア ある剥製師の遺言
《ネタバレ》 斬新でエキセントリック。チャレンジャーだとは思うが、好みの映画ではなかった。グロテスクで変態的、悪趣味とも取れる映像は、ちょっと苦手なクローネンバーグ監督を彷彿させる。 ハンガリーを舞台に祖父、父、息子の三代に渡るドラマ。祖父は第二次大戦の兵士で、上官からカス扱いされて変態的な妄想オナニーに耽る。 父は共産主義華下での大食い選手。息子は剥製師で少しはまともそうに見えたけど、血筋には逆らえないのか何ともアングラ漫画的な最期。 メイクを初めとして特殊効果が秀逸で、ゲロは本当に吐いてるのかと思った。見る人を選ぶ作品で、地上波では絶対放送できないだろうし、途中で見るのを止める人もいそう。 [DVD(字幕)] 4点(2015-11-08 23:13:00) |
1179. さまよう刃(2014)
《ネタバレ》 オリジナルの寺尾聡の主人公とは印象が全然違う。ペンションの女性との交流のような要素もバッサリ削られている。 オリジナルは普段感情を抑える日本人らしいタイプで、激しい怒りを秘めながら粛々と行動しているようなところもあった。リメイクは韓国人らしく感情的で犯行も場当たり的。日本人的なオリジナルのほうが主人公に感情移入しやすかった。 どちらにしても原作の小説にはかなわない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-11-03 21:37:05) |
1180. 同窓生
BIGBANGのT.O.Pが北の工作員で主演。韓国得意の工作員ものだけれどその中ではありきたりで、ハッとするようなものは何もない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-11-02 22:59:34) |