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南浦和で笑う三波さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 210
性別 男性
年齢 62歳
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101.  ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 
やりやがったぜベイビー!銀行の副頭取なぞにしておいたのが勿体ないくらいのデキる男の物語。デュマの古典を蔵書に加えるシーンがいいスパイスだった。私が所長なら定期的にお部屋替えをすると思うが、しなかったからこそこの話が成立した。マヌケな所長に乾杯、もとい、献杯。 (以下追記)一日おいて冷静に振り返るとうまく騙されたかなという気がしている。隣室に気付かれないよう物音を立てずに事の準備を進めるのは無理というのが今の私の結論。誰もが主人公自殺?と思った場面から見事に急展開して、観客にそこまで考えさせずにエンディングまでもっていった作り手側が一枚上手だったのだろう。(以下(笑)評価をいただいた後の2004/2/1にさらに追記)この映画をひとことであらわすフレーズを思いつきました。「鶴の恩返し」ならぬ「一匹狼の恩返し」。自分で自分を褒めてやりたいです。(2004/2/13ネタバレ追記)レビュー数が800本を越えた時点で、まだ誰も「復讐」という言葉をレビューに用いていないのは信じがたい。これはデュマの古典「巌窟王」のパスティーシュで裏切りに対する復讐劇。主人公が自分を裏切った「法制度」に対し見事に「完全犯罪」という手段で復讐を果たした話だから爽快感があるのであって、自由とか希望とかは二次的になものにすぎないというのが私の解釈なのだか、、、。(2004/5/20追記)最近、ひょっとするとこれはゲイ・ムービーなのではないかと思っている。そういう目で見ると、そのように見えてしまうから不思議である。  
10点(2004-05-20 14:34:55)(笑:1票) (良:2票)
102.  ハタリ!
いろいろな動物が追われて生け捕りにされるシーンが収められているが、そのときの動物の逃げ具合、生け捕られ具合が種によってさまざまなのが興味深い。動物を追うシーンは真剣かつ迫力にあふれるものの、そのほかはコミカルなタッチで全編通されているので、安心して観られる。リアルさを追求すると、蚊とか風土病とかいろいろな苦労があるのを撮らねばならないロケ地だが、そういうものを一切はしょったのが成功している。
7点(2004-05-19 14:56:35)
103.  メルシィ!人生 《ネタバレ》 
観ていて菊池寛の小説「形」を思い出した。主人公は、実は既に中年に達した男なのだが、いろいろなことがとにかく「初陣」なのである。フランスでさえまだ結構差別が残っているのが窺われるので、日本でこの作品を、ストレートに面白いとはなかなかいいにくい。実際、文字通り、ストレートではない面白さ、がこの作品にはある。観終わって主人公を中心に置き、登場人物全員の差し引き損得勘定を考えると、やはりこれはよく出来た噺なので はないかと思う。誰もクビにならないのがおかしいかな、と一瞬考えたが、パレードの効果で新規顧客層への訴求ができている点と、実地に即した品質管理工程を見せて以来工場見学が好評になったということで、売上増が十分見込まれると予測でき、リストラ枠が消滅してもどうやら辻褄はあっているようだ。
9点(2004-05-19 01:39:20)
104.  バック・トゥ・ザ・フューチャー
本日初めて鑑賞。完全無欠(狙い通りの時代に正確に行け、かつ、再現可能)なタイムマシンを人間が発明できたという設定にまず乗れない(ウェルズのタイムマシンは、一往復だけが狙い通りで、再現性があるかないかはわからないままのはず)。アラジンの魔法のランプ、打ち出の小槌、ドラえもんのポケットなど歴史上人類が発明したオールマイティはおしなべて、魔人とか、鬼とかの、異界の住人の持ち物であり、人間自身がオールマイティを作り出せないところに妙味があったので、この作品はフィクションの作り手として、踏み越えてはいけない一線を越えてしまっていると思う。そのことを別においても、元の時代に戻りたいという筋書きから、ほとんどすべての笑わせどころやギャグが予測の範囲で意外性に欠け、コメディとしてちっとも面白く感じられなかった。自分の評点と平均点との差に、唖然呆然の一本。(以下追記。2004/5/18) ひねくれついでにもう少し。「歴史を変えられるオールマイティな道具を動かすのに必要な燃料がプルトニウム」という設定は国際政治の現実に対して何がしかいうためとも受け取れる(私はそう取って裏切られた)が、この作り手は何の考えも無く、ただ単にゲリラを登場させたいためにプルトニウムを持ち出したとしか思えない。被爆国の一員として、などと大上段に構えるつもりはさらさらないが、秘密の液体が必要、くらいの設定で何とでも作れたのではないかと思う。そのあたりが笑いの作り手として、無神経、または不注意、もしくは雑である。
2点(2004-05-18 19:22:45)(笑:3票) (良:1票)
105.  上流社会
「フィラデルフィア物語」よりもこちらのほうが私は好み。ミュージカル仕立てにした点が楽しく、また、主人公役はグレース・ケリーのほうがはまり役だと思う。バーに主人公が雑誌記者を案内するところのケレン、そこで見せるグレース・ケリーの視線の泳ぎ具合がなかなかの見どころ。この人は本当にドレス姿が板についているのが、冒頭のパンツルックとの対比でよくわかる。サッチモの演奏と歌が聴けるのもご愛嬌。 
6点(2004-05-18 11:47:49)
106.  ジーザス・クライスト・スーパースター
あらためて表現の方法にはいろいろある、と実感させる作品。実話を劇にしたんだとも、そもそも作り事に過ぎないと言いたいんだとも、両方に取れるように冒頭から作られている。意外とたんたんと話が進行するのが印象的だった。私にとっては、一番、原典を読んでみようかなと思わせた作品。脱線するが、映画製作年の1973年というと、本邦が変動相場制に移行したばかりの年。にもかかわらず、日本の聖徳太子がこの映画に出演しているのは、 まさに奇跡である。
7点(2004-05-18 10:17:44)
107.  メリー・ポピンズ
何人かの方が指摘されている通り、これは大人向けの童話。マイ・フェア・レディの選考で苦杯をなめたジュリー・アンドリュースが、女優生命を賭け文字通りの汚れ役(どこが?じつは顔だ)に体当たりで挑戦しているところが結構可笑しい。という冗談はともかくとして、この映画の白眉は、心に残る名場面にはなりそうにはないけれども、全編を通してただ一回だけある夫婦のキスシーンだと思う。まさにそこしかありえない、という見事なタイミングで挿入されている。やはり、映画表現の最大の切り札は、キスシーンなんだとしみじみ感じる。前半で、みかけではなく中身が大事という旨を、乳母がこどもたちにいう場面ががあるが、それが、けっして美男美女とはいえない夫婦のキスシーンを引き立てるのに効果てきめんだった。 
9点(2004-05-17 20:37:30)
108.  王様と私(1956)
観直してみて、こんなストーリーだったかなと思った作品。教師役がスーパーレディすぎる、王の側近の役回りが中途半端、結婚前の男友達の登場による三角関係の緊張も尻すぼみ、ビルマからの貢ぎ物の女にまつわるエピソードの扱いもあっさりしすぎ、また、リンカーンへの手紙のエピソードも尻切れトンボに終わるなど、どうにも話にしまりがない。だいたいにして、この登場人物の設定で世継ぎ争いなしというのはあまりに牧歌的に思えてしまう。ところどころに笑える台詞のやりとりがあり、ラストはなかなかよいとは思うが、ミュージカルを観たんだ、という開放感はあまり残らなかった。
4点(2004-05-17 16:02:16)
109.  穴(1960) 《ネタバレ》 
フランスの刑務所では、食事を部屋で取るようになっているのをはじめて知った。エンドロールの時以外、最初から最後まで、音楽無しで通したことが、仕事の音を際立たせる効果を生んでいた。自分もあたかも仲間の一人になったかのように、物音の大きさにひやひやしていた。当然の選択(自分ならば得られた情報から間違いなく同じ選択をする。つまり、出るにしても、追われる身のままか正々堂々かの二者択一)がなされているにもかかわらず、そうとは思わせず、肺腑をえぐられたような気にさせるのが作り手の腕であり、素晴らしいところである。なお、掘りガラについては、床と地下室の間が空洞になっているという設定なので、そこに落とせば処理できると解釈した。
9点(2004-05-17 12:32:13)
110.  ヘアー
オリジナルの舞台が1968年。1979年の映画化はいかにも証文の出し遅れの感があるが、ビデオになったことで、世界中でいつでもこれを観ることができるようになった。中盤まではなんじゃこれはという展開だが、最後のたたみかけはそれを吹き飛ばすだけのものがある。エキストラが一杯のラストシーンには、映画館ならばさぞやと、圧倒された。戦闘シーンが全く無い反戦映画の傑作。舞台の方は観ていないが、テーブルの上でのダンスシーン、ネバダの錬兵場での訓練のリアル感、そして最後の数分間などが舞台では表現できず、映画ならではの部分だと思う。
9点(2004-05-13 18:45:25)
111.  あした
現実にはありえない設定とストーリーだが面白かった。原作は読んでいないが、原作を読むより面白いのではと思えた作品。ただ、登場人物の中で、ひとりだけ自分としてはどうしても存在が消化できない人がいる。また、多分原作どおりなのだろうが、客の交換が、有り得る部分と有りえない部分の一線を超えている気がして、少し不満が残った。ラスト間際の操舵室での会話はなかなかよかった。
7点(2004-05-07 13:24:31)
112.  コーラスライン
どう考えたってフェアではない選考過程なのにだれも異を唱えないのは、それだけ演出家が絶対的な存在ということなのだろう。落とす立場と、落とされる立場と、どっちがしんどいのか。落とす立場の方が、しんどいのではないかとも思うが、それは自分が落とされる側にいるからで、そんなことは毛ほども感じず、平気で「お疲れ様」を言える者でないと、落とす立場には回れないのかもしれない。
7点(2004-05-06 17:20:53)
113.  ラ・マンチャの男
今年「ラブ・アクチュアリー」を観たときに、確か昔の作品で"Enough."という台詞が印象的な映画があったはず、という感想を持ったが、先日のTV放映でこの作品がそれだったのを思い出した。私のしがない(詩がない)英語力では、韻を踏んだ歌詞や台詞の素晴らしさを到底理解できているとは思えないが、サンチョの気持ちだけはよくわかる気がする。この点数をつけるのは、なぜ、なんのためとは聞いてくれるな。好きなんだ。マジでこの作品が好きなんだ。理由なんか、どっかへ飛んでいってしまえ。観ている途中「ロッキー」のラストシーンがなぜか脳裏をよぎった。
9点(2004-05-02 15:49:00)
114.  チルソクの夏
これはいい!満点でもよいのだが、どうしても、女性が主人公のラブ・ストーリーは、男としては満点をつけるのをためらってしまう。話は、1977年に高校二年生(私の少し先輩だ)の、山口県は下関と韓国釜山の高校生が、年に一回の陸上競技大会で交流することから起こる恋を中心とした物語。国境を越えたロミオとジュリエットのような身分違いの恋物語を連想させつつ、そうではなく、非常にアジア的とでもいうか、お互いに「好きです」「愛してる」などという西洋的な言葉をかわさないんだけれども、でも、しっかりしっとりした恋愛映画になっているという、非常に貴重な映画。日本語、ハングル、に加え、英語も交えて意思疎通を図るのがとても現実感がある。いまの日本映画界でこんな作品が出現したのは、もしかすると奇跡なのかもしれない。下関というと、私はふぐしか思い出すものがなかったのだが、この映画で、下関は、一生のうちに一度は旅行に行ってみたい場所のひとつに格上げされた。監督はじめスタッフのロケ地の選定センスは抜群。それだけでも見る価値はあると考える。
9点(2004-05-01 15:08:12)(良:2票)
115.  タイムリミット
タッチの差で少しだけ早く情報を得て、主人公が機先を制した行動をする展開はそれなりに面白いし、撮り方も悪くないように感じるのだけれども、犯人がいる場所に妻が単身で乗り込んでくるのが不自然だし、最後の心変わりもちょっと私の理解をこえている。
6点(2004-04-30 23:02:26)
116.  パンと恋と夢
思わず微笑ましくなる映画。イタリア人の男というと、女とみればすぐに声をかけるようなステレオタイプなイメージがあるが、この作品に出てくる警察軍の若者は、おくてで、恥ずかしがり屋で、なかなか自分の好きな村娘に声をかけられない。そこに共感を覚える。昔のイタリアの山村の、牧歌的な風景と村人の人情が、ほのぼのとした感じを与えてくれる軽いラブコメ。
7点(2004-04-30 08:44:51)(良:1票)
117.  殿方ごろし
「マッチ売りの少女」ならぬ「魚売りの若後家」。ビッグネームになってからの作品しか観てなかったので、ソフィア・ローレンがなぜ大女優になったのかが積年の疑問(チトおおげさな表現だ)だったのですが、この作品を観て、なんと馬鹿げた疑問を持ったのかと後悔しました。彼女はほとんど最初のころからすでに大女優だったとしかいいようがありません。百聞は一見にしかず、といいますが、まさにしかり、です。彼女の生まれは1934年、ということは、この映画は20歳か21歳のとき。それなのに、寡婦(役名もなんとソフィア)という設定(笑)。しかもその若さで圧倒的な存在感。まだまだモノクロ作品が多かった頃のカラー作品なので、彼女のすべてがもの凄くまばゆいものに映ったことは想像に難くありません(実際今みてもまばゆい)。そのうえ、邦題から想像される物語よりも、実は軽妙かつ洒落た脚本なので、ラブコメファンなら観て損はしない作品であることは請け合いです
7点(2004-04-30 08:43:28)(良:1票)
118.  ゲロッパ! 《ネタバレ》 
女の人が車を運転するシーンがなぜか記憶に残ってしまう、また、国産の時計を愛用する、ミュージカル好き、落語好きの一人としての感想をば。ひとことでいって、よくできた噺、「だんだんよくなる法華の太鼓」だと思う。確かに、すべっている、ないし、地方限定のギャグ(「お好み焼きよりもんじゃが好き」で東京育ちを示唆、など)が多いので、前半はやや寒いのだが、ファミリーレストランで組の解散を宣言するときに組長がパシリを演じる山本太郎に言った台詞と、タクシーの女運転手と組長のやりとりが頭に残っていれば、最後にかけて、心地よいカタルシスが得られる。途中、やたらカエルという言葉が台詞に出てくるのだが、これが結構ミソなんだな。常盤貴子が「マグロ漁船~」と言い出し、組長が皆に同意を求めるシーンなんか思わず「やったー!」と映画館の中で快哉の叫びをあげたかったのをビデオで本日再見して思い出した。カーテンコールぽいラストの前のナンバーがきちんとサゲになっているのもマル。素直に面白かった。 
8点(2004-04-29 16:17:15)(良:1票)
119.  幕末太陽傳
左平次を演じるフランキー堺の独壇場。歩くカタチのさまになり具合ったらない。製作された1957年といえば、ラジオの時代。近所に寄席がなくても、落語は毎日のように放送されていたのだろう。そういう、ラジオで流されるいろいろな噺を知らず知らずのうちに覚えていた時代だからこの映画は成り立った。落語好きの私は大変面白く観ることができたし、脚本は傑作と自信を持っていえる(落語の噺の組み合わせの妙だけでなく、江戸の華の、火事と喧嘩の場面がちゃんとはいっているところがニクイ)のだが、古典落語を聴かない人がこれを果たして面白く観られるのかどうか、また、使われている言葉を全部聞き取れるのかどうか、はなはだ心もとない。私としては、古典落語を知らない人で、この映画を観たい人は、下敷きになっている落語を先に図書館のCDなどで予め聴いてみる事を勧めたい。私が認識できたネタについて、【エピソード・小ネタ情報】に記すので参照されたい。
7点(2004-04-28 16:02:57)(良:2票)
120.  12人の優しい日本人
喫茶店の出前の突飛な注文品、途中で鳴る携帯電話、鼻血、発言時の帽子、上着のボタン付けなど、本筋の展開に関係ない余計なギャグが前半にやや多いのが難点に感じた。せっかく、陪審制度が日本にあったら、という秀逸な設定を着想したのだから、事件に関係した議論だけでもっとスピーディに進めていくほうが良かったと思う。もうひとつ難をいえば、日本語(特に共通語)での大声の出し合いがどうも苦手。もう少し、耳障りでない、それこそ優しい声で議論が進み、笑いを取って欲しかった。仮に脚本が井上ひさしだったら、興奮してくると方言丸出しの議論になり、もっと潤いのある怒鳴り合いがみられたのになどとおせっかいな想像がはたらく私は不幸者かもしれない。ただ、ピアノのBGMの挿入は絶妙だった。 
6点(2004-04-23 14:06:01)
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