101. ゴジラ2000 ミレニアム
突っ込みどころ満載。アイデアは面白くなりそうなのに、それを消化出来てない脚本は、ある意味凄い。本来なら1点にしたいが、ゴジラの鋭角的なデザインにプラス1点。ゴジラ映画は今まで10本以上は観ているが、ハッキリ言って観る価値あるのは昭和に作られた第1作のみ。毎回しょぼいストーリーなのに、何故評価する人が多いのか私には分かりません。 2点(2004-03-29 15:05:48) |
102. ハンガー・ゲーム2
《ネタバレ》 続編映画として公開する以上は金を払って観に来る観客に対し、ある程度の親切心は必要だと思う。 前作を観ている人も直ぐに前作を思い起こしキッチリ話をつなげられる導入部は必要だし、未見の人にも、前作の流れがそれとなくわかるストーリー展開が望ましい。 しかしながら、この作品はそれを全く無視するどころか、本来のハンガーゲームの存在目的やそのゲームとしての骨格すら、一作目とかけ離れてしまっている。 そしてお粗末な展開のまま、何も解決せずに3へと続くことを臭わし唐突に終わる。 似たような構成として「マトリックス」シリーズを想起させるが、あちらはまだ一作目が秀逸なため、2作目の半端さを許したくなるし、3への期待も少しは膨らんだ。しかし、この「ハンガーゲーム」シリーズにおいては、そういう評価は出来ない。 3作目ではついに政府との戦いとなるらしいが、ハッキリ言ってそこまで含めて第一作目で描くべきだ。第一作目には、原作となった同名小説の作家も制作に絡んでいるが、この原作小説自体が、ある程度評価を受けつつも一方で盗作疑惑が持ち上がるなど、曰わく付きであるのも事実。さらにはその疑惑を向けられた原作者が、元ネタとされる有名小説のことを全く知らなかったと弁明していたりする。そんな原作者のエピソードなどを知ったりすると、映画のグダグダ感も妙に納得してしまうのだ。 [地上波(吹替)] 1点(2015-06-04 21:07:17)(良:1票) |
103. D-WARS ディー・ウォーズ
《ネタバレ》 字幕では「韓国」と訳されていたが、これは「朝鮮」と訳すべきだ。韓国(大韓民国)という国が出来たのは1948年であり、500年前には存在しない。それはさておき、作品自体の感想だが、とにかく苦笑するしかない。これだけCGに力を入れるなら、何故もっとマシな脚本を作れなかったのか。そもそも朝鮮に伝わる言い伝えならば、500年後の生まれ変わりも朝鮮人にすべきだろう。その二人がたまたまロサンゼルスに住んでいたという設定で良いと思う。これって、なんか日本人顔負けの白人コンプレックスなのだろうか。出てくるキャラのデザインもスターウォーズをイメージしすぎてるし、主人公達の名前も、有名なハリウッド映画を連想してしまうのはボクだけだろうか。大蛇たちが、女主人公を襲うときにメチャクチャ手加減するのは良いとして、男主人公にまで何故手加減するのか不明。案の定、ラストでしっぺ返しを食らうのだが、コレも含めて物語の整合性がまるでなっていないのである。同じ韓国のモンスター映画でも「グエムル」の方がずっと面白いと思う。 [地上波(字幕)] 1点(2014-04-14 20:33:23) |
104. 網走番外地 北海篇
《ネタバレ》 とにかく脚本が酷すぎる。これはカネを取って見せる作品ではない。名優と呼ばれた人達も脚本に恵まれなければ大根役者にすら見えてしまうということを証明する映画だ。1点は大原麗子の可愛さに辛うじて進呈。 [地上波(邦画)] 1点(2013-03-11 02:02:06) |
105. 運命のボタン
《ネタバレ》 原作はリチャード・マシスンの短編ということであらすじを調べてみた。小説の方には宇宙開発など一切関係なく単純なSF短編である。知らない人が死ぬから平気とボタンを押した妻だったが、死んだのは夫だった。それで妻はボタンを持ってきた男に抗議する。「知らない人が死ぬって言ったじゃないの」男は答える「あなたはご主人のことを十分知っていたのですか?」と。これはSFショートショートとして実に気の利いたラストだ。でも、これを元に映画を作ってはいけない。このアイデアは長い話には向いてないのだ。そこを無理矢理作ろうとするから、オチも変えなければいけなくなるし、宇宙開発だの贖罪意識だのと複雑になる。複雑にしたものの消化し切れてないから説明不足となり制作者側の意図が伝わらない。伝わらなければ作品の価値は無い。ボタンの箱のようにこの映画も空っぽということだ。 [地上波(吹替)] 1点(2012-09-05 19:35:06)(良:3票) |
106. サンシャイン 2057
《ネタバレ》 酷すぎる。科学的設定が凄くいい加減。宇宙空間に対する知識もメチャクチャ。体にアルミのようなモノをグルグル巻いて宇宙空間へ飛び出した時は失笑した。宇宙空間はとても寒いから凍る・・・という小学生のような発想で、よくもこんな大金を注ぎ込んだものだ。そもそも、全人類の運命を背負ってる人間達の取る行動じゃない。見始めてから膨らむいや~な感じは最後まで続く。そして、地球は救われました・・・と言われても、感動はひとかけらも起こらない。製作者が見せたかったのは「本格SF」なのか「SFサスペンス」なのか、はたまた「SFホラー」なのか・・・どれを取っても半端である。 [地上波(吹替)] 1点(2011-06-19 16:45:09) |
107. パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
《ネタバレ》 1作目もつまらないが、この続編はさらにつまらない。とても鑑賞に堪える脚本とは思えないほど睡魔に襲われる。大金掛けて大がかりなドタバタを見せたいのだろうが、物語が分かりにくい為に、面白さが伝わってこない。今回も、心臓をわざわざ箱に入れておく理由が理解不能。その難解なドタバタストーリーの中で、所々感動させようとしてるから、こちらは苦笑するしかない。そもそも、このシリーズは設定に無理があるのではないか? [地上波(吹替)] 1点(2010-04-02 16:38:39)(良:1票) |
108. 崖の上のポニョ
あえて言わせてもらう。近年まれに見るクソ映画だ。作者の言いたいことが全く不明。宮崎氏は、もうアニメを作るべきではない。以前、ご子息の作ったアニメ映画をけなしたそうだが、自分の感性も疑った方がいいのではないのか。これをほのぼのしたアニメと褒め称える勇気は私にはない。 [地上波(邦画)] 1点(2010-02-06 01:23:21)(良:4票) |
109. アンフェア the movie
これほど脚本が雑な作品も珍しい。 結局制作者は宣伝で適当なハッタリかまして、劇場まで足を運んでくれた人から対価の希薄なカネを奪いたかったのか? 一番アンフェアなのは制作者といえる。 [地上波(邦画)] 1点(2008-04-24 16:24:14) |
110. イノセンス
これは押井氏のオナニーアニメーションと言っていい。 分かる人だけ分かってくれりゃいいんだよ・・・ってことか。まあ、ストーリー自体たいした話でもないのに、つまらん哲学や格言などで飾り立て、あたかもインテリなんですといった趣が鼻につく。 とにかくつまらない。 大体このような電脳SFは攻殻機動隊より前に海外で小説として発表されている。例えばジョージ・アレック・エフィンジャーの「重力が衰えるとき」などだ。多分、攻殻~もこれらの小説を参考に、ブレードランナーで味付けして、創作したと思われる。その作り上げた世界観を分かりやすく見せる努力がこの監督には全く見られない。いや、見せる能力が無いのかもしれない。 [地上波(邦画)] 1点(2008-01-02 00:52:47) |
111. 火垂るの墓(1988)
戦争を理由に、身勝手な兄を正当化する物語は、見ていて吐き気がする。妹の悲惨さが尚更それを強調することとなり、ただただ後味が悪い。反戦を叫べば何でも美談になると思ったら大間違いだ。実際の戦時中は、あの兄妹と同じ環境でありながらも、もっと一所懸命生きていた人達は大勢いたはずである。とにかくこれは、日本アニメ映画史上最悪の作品だ。二度と見たくない。 [地上波(字幕)] 1点(2005-08-05 19:38:20)(良:4票) |