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101.  ホテル・ルワンダ 《ネタバレ》 
署名した一人です。虐殺煽動の元凶とされる放送局RTMLを描いていることを期待していたのですが、肩すかしでした。しかし、そんなことで評価が落ちるものではない。以前、ETV特集でルワンダ虐殺のドキュメンタリー(BBCだったかな?)を観たことがあり、また事態発生後から関心を持っていました。本編中に挿入された虐殺シーンはそのときに観ました。あれは、命乞いするツチ族を鉈で一方的に殺害するシーンだったと憶えています。主人公ポールは、パンフレットによると押し出しの強い人らしいですが、ドン・チードル演じるキャラクターは情けなさ、卑屈さ、卑劣さを加味し、より人間味のある血の通った存在として描いてすばらしかったと思います。なお、霧の川沿いの道でのエピソードは「キリング・フィールド」の湿地帯の髑髏へのオマージュでしょうね。↓↓↓下の0点のかた、禍根を残さない終わりかたは殲滅しかないのを歴史が証明していますよね。これは、たぶん、未来永劫くり返されて行くんだと思いますよ。そしてその原因は「身内への愛」じゃないでしょうか? 絶対不可能だと思われていたレバノン内戦終結がかなったんだから希望持ちましょ。
[映画館(字幕)] 8点(2006-03-01 09:53:59)(良:1票)
102.  80デイズ 《ネタバレ》 
劇場公開のとき、私の住んでいる地域では吹替しか公開されなかったのでDVD化を待っておりました。旧作と比べたらかわいそう、アカデミー賞取るわ、テーマ音楽は完全定番化してしまうわで「雲の上」の存在ですから。ギャグ、アクションのテンポもよく、ちょっと中だるみするところもありますが、なかなか軽快に話が進んでいったと思います。カンフーエピソードは詳しくないので、他のかたのコメント読んでください。すごくよくできてると思ったのは、各国、各地域を表すロゴがちゃんとマッチするフォントで作られてるとこですね。珍道中ものや「グレート・レース」「スパイ・ライク・アス」「お熱いのがお好き」が好きなかたなら楽しめる作品だと思います。あ、この映画おもしろいと思ったかた、上記の作品はおすすめです。残念だったのは追いかけ回してるフィックス警部補の最後のシーンが鼻頭をぶつけるで終わらなかったところ、こういうお約束はきちんと守らないとね。最後に、日付変更線という原作、旧作で最も重要なネタ、どうするんだろうと思ってたらヴィクトリア女王使うとは。
[DVD(字幕)] 8点(2005-08-15 15:46:00)(良:1票)
103.  ザ・インタープリター 《ネタバレ》 
ニコール・キッドマンとショーン・ペンの芝居、最高ですね。ディテールで気になるところ、よくわからないところなどがありますが、二人の芝居はそれを補ってあまりあるものだと感じました。ディテールはDVDで確認したいと思います。タイトルロールで制作総指揮の一人がアンソニー・ミンゲラって出てて、見終わったあと「なるほど」とうなずける作品。多分主演二人の身長の関係なのでしょうが、安直なカット割りがなく、画面上の位置関係がつねに細部まで考えられてて映像的にも素晴らしかった。架空の国(たぶんアンゴラ付近でしょう)を背景にした作品ですが、独裁&虐殺のメカニズム、それらと国連の関係、そしてなによりも国連に携わる人の心を見事に描ききってますね。あと何度か見てみたい。
[映画館(字幕)] 8点(2005-05-27 14:21:54)
104.  セルラー
いいんじゃないですか?メチャメチャご都合主義な作品ですけど。少なくとも入場料払って損はしないと思います。ま、できれば何らかの割引があるときに観に行ったほうが余計「楽しかった」って思えるでしょうけど。ライアン役の人の「なさけなさ」がたまらなく伝わってきて感情移入も楽だし。コラテラルのジェイミー・フォックスより人間ぽくて好感持てますね。各シーンの切り方、積み重ね方、切り替え方、とてもタイミングよくてイライラするポイントがなかったし、最後の落としどころもツボを得てると思います。キム・ベイジンガーが老けたのがちょっと寂しかった。多分タイアップでしょうけど、NOKIAの携帯ってIBMのノートみたいなポインティング・デバイスなんでしょうか?ちょっとほしいかも…
8点(2005-03-02 01:26:15)
105.  ビヨンド the シー/夢見るように歌えば 《ネタバレ》 
なんといってもケヴィン・スペイシーの歌と踊りが素晴らしい。そしてカメラワークとカット割り、ミュージカル映画を熟知しているとしか思えません。群舞の中を縫うように動くカメラはとても素敵でした。ただ、日本ではボビー・ダーリンの認知度が低いため、この映画のすばらしさをわかってもらいにくいと思います。実際わたしも「マック・ザ・ナイフ」しかタイトルとメロディーが合致しなかったし。でも聴けば「ああ、この曲」ってのも多かったな。なお、時代を反映させるきっかけとしてストーンズ、ディープ・パープルの曲が効果的に使われてて「うまいな」って感じました。そうそう、“Ray”につづいてアーメット・アーティガン登場にはビックリ、もしかして「時代はアトランティック?」
8点(2005-03-02 01:13:58)
106.  キャットウーマン
ただただHalle Berryの美しさを愛でるための作品ですね。ストーリー、アクション等ど~でもよろしい。スクリーンで観ることができてよかった。Halle Berry好きなかたなら高得点、そうじゃなかったら低得点も仕方ないでしょう。
8点(2004-11-28 13:11:23)
107.  珈琲時光 《ネタバレ》 
う~ん、鉄ちゃんのための映画? 監督、日本人じゃないのに。といいつつも、万世橋の3ショットは垂涎もの、1日中ながめていたい映像ですね。山手線、京浜東北線が併走するシーンは本当に「よくある」光景、むかしはどちらも各停だったから乗り替えできたけど、今はね。観ているあいだ中「あぁ、いい時間を過ごしてるな」って気にさせられる作品だったと思います。小津作品、意識して観たことはないのですが、絶対クロースアップしない作風なんでしょうか? 気になったこといくつか書きます。まず銀座のシーンで気づいたのですが、たぶんビデオ撮り/フィルム落としのためでしょうけど、30コマ/秒と24コマ/秒の整合性をちゃんとつけなかったので、クルマの動きが変で気持ち悪い。鬼子母神前/雑司が谷に住んでて都電で大塚に出るか普通、そっから神保町に向かうか?、だったら早稲田出て東西線乗って九段下から歩けよってのがふたつめ。余貴美子が年金生活者って無理ないか? もしかして小林“大根”稔侍の起用は現代の笠智秀って意味? 最後に一青窈が実家で飯食うシーン、「姿勢が悪すぎるっ」胃下垂になるぞ。
8点(2004-11-25 13:59:28)
108.  ライフ・オブ・デビッド・ゲイル 《ネタバレ》 
プロットは「運に見放され坂道を転がり落ちていった主人公が、絶望の果てにそれを逆手にとって自分の主義・主張が世間に認められるように死んでゆく+金を残す」というものですね。死刑制度はその後半部分を構成するもので、主体ではありません。初見時は死刑制度のことに関心を奪われていて気づかなかったのですが、2回目観てわかりました。初見で投稿していたら気づかずに10点つけてたかも知れない。ちなみにこの刑務所は実在のもので、その街は刑務所で成り立っているらしいし、テキサスが群を抜いて死刑執行が多いのも有名ですね。上記のプロットを現実に当てはめてみると、テロリストなどの犯罪者を肯定することになってしまいますが、そんなこと山ほどあるのが世の中ってことですし、エンタテインメントとして完成度高い作品だと思います。ラブ・アクチュアリーが上映されてたころビデオで観たので、ローラ・リニーの裸つづけて観るハメになってしまった。それから、インチキくさい弁護士役の人、アラモ2004にも出ておりました。いいなぁ、この役者。
8点(2004-09-30 18:03:51)
109.  ヴィレッジ(2004) 《ネタバレ》 
ネタバレちゃんと書くので未見のかたは読まないよ~に。純愛映画ですね。賛否両論ですが私は好き。北朝鮮というより現実逃避のカルト集団ですね。いろいろドンデンのネタが散らばってますが、“感染症”という台詞が決定的でした。時代背景からあり得ない話なんだもん。絶対ディテール調べたくなるからもう一度観ます。ただねぇ、盲人が初めての道であんな歩き方ましてや駆け足になったりする? いかに光は感じてるにしても。 <追加>2度目観てきました、1点加点。トリック構造が2段階になってるのは初見の時からわかってました。現実逃避の村を年長者たちが作り「伝説」によって外部との接触を断つという内側と、年代も遡った設定にするという外側の構造。今回、ディテールを確認しながら観たのですが、アイヴィが壁のツタをよじ登ろうとするまで外側の構造について具体的に語られていないのが確認できました。しかし、ウォーカー保護区のツタ(=ivy)を上って外に出るIvy Elizabeth Walkerという役名って… 全回観たとき引っかかった“感染症”も、もしかしたら「翻訳の問題」かも知れない。DVD化されたとき英語字幕で確かめます。なお、日本語における感染症はウィルスが発見されるまで存在しなかった言葉です。初見の時感じたカルト集団という印象の原因は、19世紀の合衆国なのにプロテスタントの気配が全くないことに起因するものだとわかりました。教会、牧師、十字架がどこにも登場しない、あって当然の空間に。たぶんアメリカに住んでる人なら早い段階で違和感を憶え疑い始めることでしょう。シックスセンスの時も感じたのですが、もしかして監督のほんとに表現したいことってキリスト教のこと?
8点(2004-09-16 15:28:15)
110.  スウィングガールズ 《ネタバレ》 
吹き替えなしの演奏なので1点プラス。プロットはウォーターボーイズと全くおなじですが、このプロット、何度再利用しても良いんじゃないかと思わせるくらいのものです。CX-TVは使い回しのきくプロット手に入れて万々歳ですな。こないだの朝日新聞夕刊の映画評にあったとおりドラマはちょっと弱いですが、そんなもん関係なし。管楽器は肺活量と体力がすべて!! 最後のホールでのライブシーンだけですべて許せてしまいます。演奏終了と同時に終わるってのも最高、もったいつけたエピローグなんか必要なし。山形出身のCX-TV武田祐子アナが報道キャスター役でいきなり登場したときは笑った笑った、あんまり気づいてる人いませんでしたが。それに、ひさしぶりに桜むつ子さん見ることができてうれしかった。あと、谷さんの使いかた、ちょっともったいないんではないでしょうか?日本を代表するトロンボーン奏者なのに。ま、監督が直接絡ませない決断をしたと思いたいのですが、惜しいなぁ。
8点(2004-09-14 18:12:13)(良:1票)
111.  幸せになるためのイタリア語講座 《ネタバレ》 
初見は映画館でしたが、2回目はDVD借りて観ました。素直に楽しめる作品だと思います。言葉のニュアンスが全くわからないのですが、カメラワークで結構理解できる。エンディングは日本のTV黎明期を思い起こさせますね。ジュリア役のイタリア人の女の子がとってもいいな。観終わった後ジワ~っと来ます。ただ、フィンとカーレンはどこでもやっちゃってるけどデンマーク国内事情ではアリなのかな? ここの書き込み見るまで“ドグマ手法”って知らなかったんですけど、確かに若いころ観てたら「酔った」かもしれない。観光バスや高速バスで酔いやすい人はご注意あれ。
8点(2004-09-12 14:28:07)
112.  ヴァン・ヘルシング 《ネタバレ》 
私的評価は100点以上ですが… エクソシスト以前のホラーファンとして評価できる点。冒頭のフランケンシュタインの風車小屋、ユニバーサルの初映画化作品に極力似せておりました(モノクロだったし)。ブダペストでの舞踏会シーン、鏡に映るたった一人のヒロインが「ポランスキーの吸血鬼」へのオマージュですね。その他ユニバーサル・ホラーへのオマージュが随所に観られとても満足しました。イゴールもお約束のキャラクターのまま登場してましたし。てなわけで一般的にはわかりにくい活劇だと思いますが、私の評価は論外に高いのです。ハマー・ホラーへのオマージュもほしかった気がするけど、ドラキュラ取り巻きの3吸血鬼の衣装にその臭いがなきにしもあらず。個人的にヴァン・ヘルシンクといえばPeter Cushingなんですけど、彼はもう亡くなってるのでChristopher Lee(最近では指輪物語のサルマン役で親しまれているハマーのドラキュラ俳優)の特別出演があれば申し分なしだったのに残念。ラストの謎解きがわかりにくいとの声がありますが、大天使ガブリエルのことを知らないとそうでしょうね。詳述するととても長くなるので腑に落ちないのが気になるかたは聖書を読むか、近所の教会のかた、キリスト教系の学校に通ってる人に聞いてください。キリスト教圏の常識が前提になっているのでしかたありませんよ。問題はケイト・ベッキンセールの運動神経のなさ、走ってる姿を見るだけで「遅い!」と大声を上げたくなるとこですね。
8点(2004-09-06 18:35:04)
113.  ラッキー・ブレイク 《ネタバレ》 
脱走もの好きだし、なんといってもフォン・トラップ大佐でミュージカル仕立て、できれば歌ってほしかったなぁ。こんなユルユルで良いのでしょうか、と思わせるのですが私は好き、DVD買ってしまいました。ところで、クリフ役のティモシー・スポールって「ラスト・サムライ」の狂言回しの人ですよね、こないだ観てて気づきました。エンディングのクリフの「サニー」だけでも観る価値あり、と個人的見解。 〈追加〉意地悪な看守役だったロン・クック、TBで「はい、お嬢様」って言っててビックリ。
8点(2004-08-01 10:24:08)
114.  69 sixty nine 《ネタバレ》 
試写会で観てきました。金払って損はないですよ、スピード感あるし。カメラワークがちょっとTBS磯山組を意識しすぎてるところがあります。クドカンだからってそこまでやらなくっても… 音楽サイコーです。「フランシーヌの場合」は大笑いでした。あ「花の首飾り」は68年の作品ですね。70年代までの九州の公立高校に通ってた人たちは、体育教官の言動だけでも「そうそう」とうなずく映画に仕上がってます。ちょっとギャグが、九州の方言使ってるってこともあるのだろうけど、博多っ子純情(漫画&映画)からの引用っぽかったところがありましたね。偶然と思いたい。金井勇太がチャリで前輪ロックして宙返りで田圃に落ちるシーンが極私的ベストカット。役者の配置がとても贅沢な作品です。
8点(2004-07-10 16:33:45)
115.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 
大して期待もせず観に行ったのですが、何カ所かツボにはまってしまい結局劇場で2回観たし、DVDも予約してしまいました。 エマ・トンプソンのシーンの冒頭、ラジオでかかってたのはJoni Mitchellの"River"、この曲とそのすぐ後の会話がクリスマスギフトのBoth Sides NowのCDに帰結するってのが、30年以上Joni Mitchellファンをやってる私としては最大のツボ。Blueに入ってるRiverはクリスマスソングですし、Both Sides Nowの歌詞が場面の状況を見事に反映してるし。イギリス盤のCDがボックス仕様と知ってメチャメチャ欲しくなりました。 キーラ・ナイトリィも大収穫、というか路上のフリップによる告白シーンの彼女は奇跡的といえるほど美しい。思わず彼女の過去作品、あるだけレンタルして観てしまいました。キング・アーサーが楽しみです。 サントラも買ったのですが、権利の関係かキモになる曲が何曲か抜けててちょっと残念。とくに「バイ・バイ・ベイビー」が入ってないってのは致命的でしたね。 いらないシーン、カットも結構あると思いますけど(個人的にローワン・アトキンソンはいらん)それらの瑕疵を差し引いてもよい作品だと思ってます。細かいところのツメがけっこうきちんとできてますし。だけど「ライフ・オブ・デビッドゲイル」と間をおかずに観たせいか、続けてローラ・リニーの裸を見るはめになってなんだかなぁ。 それとマルセイユの空港前シーン、客待ちしてるプジョー406の運転手がサミー・ナセリだったらよかったと思うのは私だけでしょうか? 当然後からやって来たマダムを乗せるのですが。
8点(2004-06-11 14:55:34)
116.  ライフ(2017) 《ネタバレ》 
レベッカ・ファーガソン見たさに鑑賞しました。わはは、これぞBC級SFホラーの鑑。背景説明が必要なポイントでこれでもかってくらい単一方向に進むし、ISSなら何十段階にも張り巡らせてるはずのフェイルセーフが存在しないし、ラストは絶対そうなるぞってオチで終わるしね。常識的に考えて、連絡の取れないISSにいきなりソユーズ飛ばさないでしょ。ライアン・レイノルズが早めにいなくなっちゃうのは別にして、俳優の知名度が低いほうから順に死んじゃうのもお約束。そうそう、エイリアンが透明ゼリーなのにグロさが格別なのは、デザインとモーションの勝利です。なお、BC級SFホラーには欠かせない「おねえちゃんのサービスシーン」がなかったのが返すがえすも残念。それさえあれば9点つけてもよかった。「スペース・バンパイア」最高だよね。個人的にエンドロールの楽曲がノーマン・グリーンバウムの“Spirit in the Sky”だったのはうれしかったですね。Spirit (精霊)=カルビンと考えると歌詞の内容にぴったり。
[映画館(字幕)] 7点(2017-07-15 10:36:45)
117.  マネー・ショート 華麗なる大逆転 《ネタバレ》 
誰から何度聞いても「デリバティブ」ってものの理屈がよくわからないので、CDS、CDOなどの単語が出てきて大混乱しました。だけど日本のバブルを30代で体験した年寄りなので雰囲気はわかった。わが国の場合、破綻したけど一部を除いて94年くらいまでは緩やかな崩壊だったんだけどね。とくにマイアミの金融屋のあんちゃんたち、あの手合いは80年代後半の不動産屋、銀行の手下だった街金にいっぱいいてブイブイいわせてたもん。画面からこちらに向かって話しかけてくる演出は、最近では「ジャージー・ボーイズ」、古くはボブ・ホープや森繁久弥がよくやってましたね。それより、ほとんどタイムボカンシリーズの「説明しよう」みたいな演出がアメリカ映画にもあることにビックリ。出演者の多くが“いつもの”役とかけ離れた役柄を演じてたのはおもしろかった。ただブラピは自分がプロデューサーに入ってる作品では“もうけ役”ばっかやっててちょっと鼻白む。ところで、「アルゴ」に続いて本作でもZepの「堤防が決壊するとき」がフィーチャーされてるけど、その歌詞が作品に見事にマッチしてて感動です。大音量で聞くボンゾのキックは腹に染みわたるなぁ。
[映画館(字幕)] 7点(2016-03-12 06:19:34)
118.  不屈の男 アンブロークン 《ネタバレ》 
なるほどなるほど、これが反日映画だというのなら「戦場にかける橋」「戦場のメリークリスマス」はどうなるの? 観もしないで勝手なこと言ってはいけません。アンジーの監督作品は、前のボスニアのやつも観てます。詰めが甘いところもあるけど、取り上げる題材に対して真摯な態度だと思いますね。漂流シーンがあんなに長いとはおもわなかった。かなりきちんと考証してるなと思いましたが、当時でも大森に水田はない、直江津で壁に書かれた文字列が左から右だった、ワタナベが帽子を脱いでるシーンでは丸刈りでなくオールバックだった、とかちょっと気になることもありました。ただ、多摩川の向こうに富士山が見えるのはちゃんとしてましたね。空襲後の東京を歩くシーンでの風景描写は、ソクーロフの「太陽」を参考にしたのではないでしょうか? 最大の問題は、伍長、軍曹クラスが収容所のトップってのはあり得ないこと。たぶん事実としての階級なんでしょうけど、映像的に規模を大きくできないという制約があったにしても無理がありすぎる。幹部は陸士出身者のはずだから最低でも少尉のはず。それと戸田奈津子またやらかしてたな。帝国陸軍の場合、捕虜ではなく「俘虜」。固有名詞は正確に表記しないとね。そうそう、ワタナベのキャラクター造形ですが、どう考えても「ヨノイ大尉」入ってるよね。
[映画館(字幕)] 7点(2016-03-02 12:42:55)
119.  はじまりのうた 《ネタバレ》 
封切りすぐに一度観てたんだけど、菊地成孔氏が激賞するもんだから再見しました。“Lost Stars”はよい曲だと思うけど、やっぱ作品として同監督の“Once”にはかなわない。あっちはダブリンの事情、移民がたくさんやって来てたり、ストリートミュージシャンが溢れかえってるさまがよくわかったし、スタジオで楽曲を完成させていくところなんかゾクゾクさせられましたものね。ニューヨークの描写がわりと類型的なのも残念でした。それにキーラ、ギター弾いてないし。あ、ランディ・ニューマンのくだりは2回とも大笑いしてしまって周りの顰蹙買ってしまいました、みなさんごめんなさい。個人的には、ほぼ同時に観た“Song One”のほうが好きです、こっちももう1回観よう。
[映画館(字幕)] 7点(2015-04-02 18:00:44)
120.  アップサイドダウン 重力の恋人 《ネタバレ》 
わたしの街では公開されなかったし、近隣の大都市でもあっという間に終わっちゃってたので今頃。このとんでもない絵空事を映像で見せたってことで良しとします。設定からなにからいい加減の極みなんですけどね。とくに「頭に血が上りっぱなし」を想像してしまって、燃え出すタイミングより先に息が苦しくなっちゃう。大甘な点数は、ティモシー・スポールのほのぼのさに対してのもの。「ラッキー・ブレイク」「ラストサムライ」などおなじく、彼が出てるだけでなにかホッとしました。
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-08 14:30:21)
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