101. 十階のモスキート
《ネタバレ》 いろんな意味で「ヤバい」映画ですね。テーマや描写の過激さがヤバいし、冴えない中年男には他人事には思えないヤバさを秘めているし・・・・とにかくヤバい! 内田裕也が普通っぽい人(やってることは滅茶苦茶ですが)を演じていて、それがまるで高倉健のような感じなので非常に新鮮な感じで面白かったですね(まあ健さんはこういう作品には出ることはないでしょうが・・・)。その他のキャストも、ビートたけしや横山やすし、吉行和子に小泉今日子まで出演していて非常に豪華です。 25年前のパソコン(今見ると逆に凄いです・・・)や、原宿のホコ天の様子など昭和後期の懐かしい雰囲気も満載ですので、そういう面でも楽しめるかもしれません。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-01-13 18:20:47)(良:2票) |
102. ミスター・ミセス・ミス・ロンリー
《ネタバレ》 とにかくキャスティングが非常に素晴らしい作品です。ストーリーを楽しむというよりも、出演者一人一人の演技を楽しむという感じで鑑賞していました。特に、原田芳雄と宇崎竜童の軽妙なやり取りは良かったですね。 しかし、原田美枝子は当時22歳ですか・・・・凄いですね(いろんな意味で)。 [ビデオ(邦画)] 7点(2008-01-07 12:27:51) |
103. 時代屋の女房
《ネタバレ》 夏目雅子の美しさのインパクトが強烈ですね。まあ、二役目のあのパーマはちょっとやり過ぎのような気もしますが・・・・。 個人的には、馴染みのある大井町が舞台なので見覚えのある場所が出てきたりしてちょっと親しみが沸きました。 [地上波(邦画)] 7点(2008-01-05 22:40:11) |
104. 無人の野
《ネタバレ》 ベトナム側からベトナム戦争を描いた作品ということだけでも非常に興味深い映画でしたね。まあ、いろいろ拙さを感じる部分も多かったですが、ベトコンの人間らしい姿が映し出されていて面白かったです(アメリカ映画だとどうしても、得体の知れない生き物みたいな描写になってしまいますからね・・・・・)。 しかしまあ、アメリカ軍人が非常に怪しい風貌の人たちばかりだったのがちょっと面白かったですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-19 18:51:57) |
105. 悲情城市
《ネタバレ》 台湾の戦後について殆ど知識が無かったので、非常に興味深く見ることができました(上映時間も長く、緩やかで淡々と物語が進んでいくのでちょっと眠気が襲ってきましたが、何とか撃退しましたw)。 日本人や日本語のセリフも登場しますし、登場人物の名前もどことなく日本風なものもあり、台湾と日本の関係の深さを感じました。 しかし、非常に哀しいドラマでありながら、どことなく悠然とした雰囲気であるのはやはり民族性の違いなんですかね? [映画館(字幕)] 7点(2007-09-03 19:37:04) |
106. ウォーカー(1987)
《ネタバレ》 アメリカの黒歴史を描きつつ、「今も全く変わってねえじゃねえか!」とアメリカに痛烈な批判を浴びせかける非常にパンクな映画です。 エド・ハリスのイカレぶりがハマリすぎて怖いくらいです・・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2007-06-29 22:09:43) |
107. 天国の門
《ネタバレ》 3時間半以上の非常に長い作品です(DVDでも途中に休憩が入ります)。映画会社を倒産させるだけあって、セットも金かかってる感じです。 ストーリーは中々面白いのですが「ジョンソン郡戦争」という実際にあった事件に基づいていると聞くと、非常に恐ろしいですね。もう、町の人間のほぼ全員が対象になっている処刑リストを読み上げるシーンは本当に精神的に嫌なシーンでしたね。 この作品は、アメリカの負の歴史を描くシリアスな作品ではありますが、西部劇的なアクションシーンも中々迫力がありました(まあ、ちょっとドンパチやりすぎのような気もしますが・・・)。 音楽が非常に美しく素晴らしいです。背景に広がる自然も大スクリーンで見たいと思わせるような壮大さでした。 ただ、やはりちょっと長いです・・・・。面白かったけど。 [DVD(字幕)] 7点(2007-05-13 20:09:33) |
108. 泥の河
《ネタバレ》 子供の世界と大人の世界は子供からしてみれば断絶しているんですよね(大人が2つの世界の間に関所を作っているのかもしれませんが)。主人公の少年は、その関所をふとしたことで通り抜けてしまったがために、友人との別れを迎えることになってしまうのですが、そこらへんの描き方が上手いなと感じました。 80年代という軽薄短小な時代に、昭和31年という時代を、その当時の作風で撮る発想も良いですね。今の時代劇化した昭和ノスタルジー映画(個人的には好きですが)とは違うリアリティが感じられました。 明るいけれど、どこか虚無感を漂わせている田村高廣の演技が非常に素晴らしいですね。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-04-10 18:36:48) |
109. 居酒屋兆治
《ネタバレ》 不器用な居酒屋の親父を演じる健さんが本当にいいですね。こういう男に自分もなりたいものです。 で、また健さんの歌う「時代遅れの酒場」が最後に流れるんですが、これがまた味があって、この映画の世界と非常に合ってるんですよね。 しかし、大原麗子の薄幸なそして時には妖艶な美しさは凄いですね。 いやあ、いい女だわ・・・・。ただ、役柄はちょっとヤバい感じでしたけど。 [DVD(邦画)] 7点(2007-03-12 18:53:21) |
110. 海峡
《ネタバレ》 この映画の上映時間はたかだか142分ですが実際はおよそ30年もの長いプロジェクトなんですよね・・・・・。まさにトンネルに人生を賭けた男たちといった感じで非常に熱いものがこみ上げてきましたね。 個人的には、吉永小百合の存在がちょっと中途半端だったような印象ですね。 ただ、高倉健と森繁久弥のやり取りはやっぱ良かったですね。 [DVD(邦画)] 7点(2007-03-05 18:50:19) |
111. ガキ帝国
《ネタバレ》 この作品のキャスティングは抜群ですね。紳竜も素晴らしかったけど、趙方豪の存在感は凄いです。ラストがこれまた絶妙な格好良さで、「ビール一本!」のセリフでこんなに心が動いたのは初めてですよ。上岡龍太郎のヤクザも中々のもんでした。 まあ、冷静に考えるとすごく悲惨な話なんですけどね・・・・。 [DVD(邦画)] 7点(2007-01-17 18:25:08) |
112. 私をスキーに連れてって
《ネタバレ》 高校生の頃、この映画を観て余りの軽さに感動しました(笑)そんでもって友達とスキー場に行ったはいいけど宿は民宿、出会いなんて全く無い地味な現実にちょっと挫折感を感じたあの頃・・・・・・。もう戻りたくもないけど、良い思い出です。 まあ、とりあえず原田知世がめちゃめちゃ可愛いですね。 [映画館(邦画)] 7点(2007-01-16 18:14:39) |
113. TATTOO[刺青]あり
学生時代「破滅―梅川昭美の三十年」という本を読み、この事件や犯人に関心を持ちこの映画に出会いました。とりあえず、この犯人はどうしようも無い奴だし、彼の犯した犯罪は死を以ってしても償えない位の酷い行為ではあることは間違いありません。ただ、それだけでは済まないものを感じたのも事実です。ラストにながれる宇崎竜童の「ハッシャバーイ♪」が今も口ずさんでしまうほど印象に残っています。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-01-09 19:29:24) |
114. 炎のランナー
ユダヤ系の主人公の「(ユダヤ人は)水辺には行けるが水は飲めない」というセリフが非常に印象に残りましたね。差別というものを伝えるのに、非常に的確な比喩だと感じました。 後は、あの素晴らしすぎる主題歌の印象があまりにも強すぎてストーリーの印象が余り残らなかったのが正直な感想です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-18 17:27:50) |
115. 野獣死すべし(1980/日本)
《ネタバレ》 もう、優作の狂気を孕んだ演技が全てですね、この作品は。(小林麻美なんてほとんどオマケみたいな感じだし) 学生時代良くモノマネをしたのを思い出します。(リップ・ヴァン・ウィンクルの話とか) しかし、何人殺してんだ?と突っ込みたくなる程人が殺されていきます。もう今じゃこんな作品作れないんじゃないですかね。 [DVD(邦画)] 7点(2006-10-02 10:53:04) |
116. 赤ちゃんはトップレディがお好き
非常にテンポが良く、楽しい作品でした。ストーリー展開はありがちなものでしたが、ダイアン・キートンの魅力が全面的に押し出しされています。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-18 21:18:50) |
117. メル・ブルックス/珍説世界史PART I
《ネタバレ》 非常に馬鹿馬鹿しくて笑える作品でした。しかし、よくもまあこれだけのネタを揃えたなと感心しますね。モーゼが十五戒を十戒にしてしまうわ、ローマ時代に現れて強盗に遭うわ大活躍だし、宗教裁判のミュージカルは妙に良く出来てるし・・・・・。まあ、何よりもスケートをするヒトラーや宇宙で活躍するユダヤ人が出てくるパートⅡが観てみたいですね! [ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-15 11:37:12) |
118. 遥かなる山の呼び声
《ネタバレ》 北海道の雄大な四季の風景が本当に美しい作品です(行きたくなりました。)。しかし、健さんはこういう過去を背負った男の役が本当に合いますね。(まあ、かなり強引な部分はありましたが) しかし、この作品はやはり最後の電車内のシーンに尽きますね。あの、ハナ肇演じる男の下手な芝居(ハナの芝居が下手という意味ではない)が、本当に泣かせます。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-08-05 13:41:22) |
119. ベルリン・天使の詩
《ネタバレ》 見終わった後、内容を噛み締めていく内に味が出てくる・・・そんな作品でした。 白黒とカラーの使い方が非常に巧みで、主人公の天使が人間界に降りてきたときには、自分も自由の身になったかのような解放感に襲われました。 コロンボが元天使だったとは・・・・・ [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-12 16:53:49) |
120. ブロードウェイのダニー・ロ-ズ
《ネタバレ》 暖かい雰囲気に包まれた作品です。芸人たちの思い出話という形をとって話は進んでいきます。ちなみに、ダニー・ローズは架空の人物ですのでgoogleで調べてもこの映画関連の記事しか出てきません(笑) やはり、芸能界という厳しい世界の中で、冴えないタレントばかり抱えているウディ・アレンの人情味あふれる姿が良かったですね。(ピアノを弾く鳥は見てみたいですけどね。猫に食べられたみたいですけど・・・・) ヘリウムガスのシーンは面白かったですね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-05-05 00:00:45) |