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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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101.  ロスト・ハイウェイ 《ネタバレ》 
好きな映画。まるで夢を見ているよう。迷い込みそうになる映画。 僕が夢を見ているときって、自分が自分じゃなかったり、 過去や未来がゴッチャになっている。 この作品はその感覚に近いかもしれません。 なんか暗闇の黒が美しくて深い。家の中が真っ暗で、構造が歪んでいるように感じた。 家の中って狭いと思うけど、この家はメチャクチャ広くて、暗闇に紛れ込んだら、もうそこから迷い込んで出て来られなそう。 それに夜の「闇」も深い。 (基本的にこの監督は夜の「闇」をとても深く描くことに長けている) 夜のモーテルの雰囲気って独特のものがあると思う。 白塗りのおじさんがすごい存在感。 あと、本気でキレまくっているオッチャンもカッコイイ! このオッチャン、メチャクチャにキレまくってボコボコにしているのに、正論を述べているのがとても面白い。 そのオッチャンの、「買えよ!」っていう強烈な蹴りには思わず笑った。 あの、ボコボコにするシーンは最高に美しい。 変なアクション映画よりも全然アクション要素が高い。 あと、オッチャンがキレてアクセルを踏み込むシーンは、一瞬だけ「カーアクション映画」としても素晴らしい。(この作品は色々な要素が含まれているので、ジャンル分けが難しいかもしれません) いろいろな音楽が使われていて面白かった。 「マンソン」も良かったが、やはり個人的には「ラムシュタイン」の重い音と低音ヴォーカルの曲が、暴力シーンと相まって一番気に入った。 あの低音ヴォーカルはゴシックだなぁ。この映画ととてもあっていると思う。 この作品は普通じゃないから素晴らしいと思う。 タイトルもカッコいい。
[DVD(吹替)] 9点(2007-11-12 00:34:23)
102.  ファントム・オブ・パラダイス 《ネタバレ》 
オペラ座の怪人のロック版リメイク(?)。 原作を70年代に置き換えているのですが、その置き換え方がセンスありまくりなのです。 ほぼ原形をとどめていません。 主人公が可哀そうすぎます。 スワンは酷いことしてるのに憎めないほど素敵です。 ジェシカハーパーは美人です。 音楽と歌は最高に良いのですが、一部の曲では 視覚的に怪奇映画がモチーフになっているのが面白かったです。 怪奇とロックの融合はカッコいいです。 怪異なエンターテイメントが人々を魅了する様に僕は魅了されました。 エンターテイメントと死が結びついているところも面白いです。 起こっていることを二つの視点で見せる技法も面白かったと思います。 ロッキーホラーショーと関連してあげられていると思いますが、 制作者は違うんですね。
[DVD(字幕)] 9点(2007-11-12 00:25:24)(良:1票)
103.  アマデウス 《ネタバレ》 
素晴らしい作品だと思う。 「神」というものを題材に描いているような気がした。 その時代背景が見事に描かれている。 まるで絵画に描かれている世界がそこにあるようだ。 装飾や衣装のデザインはとても素晴らしい。 優雅で華やかな貴族達を見事に描いていると思った。 しかし、天才ってカッコイイよね。なんだかブッ飛んでいるから。 良き?ライバル像として描かれているアントニオ・サリエリは、モーツアルトの才能を素直に賞賛していて、自分の才能の負けを認めているのが良い。 自分が嫉妬に溺れ、悪に魂を売ったこともわかっているし、そしてモーツアルトの死後も、サリエリは苦しみ続けたから、僕は彼が嫌いじゃない。 サリエリはモーツアルトの才能を認め、しかしモーツアルトもまた、彼に「光栄だ」と言った。 モーツアルトも彼に距離感を感じていたのかもしれない。 お互いの才能を認めているから良きライバルなのだと僕は思います。 なんだかこの作品を観て、モーツアルトは「地上」と「神」との「アンテナ」で、神が彼の身体を通じて民衆に「神々しい現象(奇跡)」をみせていたと思う。 モーツアルトの堕落していく様は、とても見ていられない。 天才って苦しいのかな? とても苦しそう。黒い枯れ木や馬車。不吉で暗い。 最後の疲れきった表情は見事だ。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-11-12 00:19:07)
104.  カラスの飼育 《ネタバレ》 
子どもの頃に感じる、「時間の長さ」が伝わってきたように思う。 「夢」と「現実」をさ迷っていて、とても曖昧だった。 冒頭の場面の憂鬱なピアノの伴奏がとても良い雰囲気だ。 アナトレントがコップを洗うシーンが強く印象に残った。 冷蔵庫からのぞく鳥の爪(カラス?)が強烈な存在感を放ち、危険な感じがして怖い。 母親の幻が消えた後にアナトレントが「ママ! ママ!」と泣きながら母親を呼び続ける。 可哀想なアナ! アナにとって母親の存在がどれだけ大きなものだったかが伝わってきてとても悲しかった。 母親の苦しんでいる様子も痛々しい。 車椅子に乗ったおばあ様の表情がとても良い!存在感が素敵だ。なんて良いキャラクターをしているんだ! 「おばあちゃま」や「癌の母親(妄想)」の存在が、この家の空気をより憂鬱なものにしているのかもしれない。 写真が沢山貼ってあるのも、アルバムをめくるのもなんか良い(ノスタルジック?アルバムっていろんな時代や世界と繋がっていると思う)。 都会の、車の音やサイレンの音が迫ってくるようで、とても怖い。「ピーポーピーポー」というサイレンの音が印象に残った。 レコードから聴こえてくる、とても憂鬱で哀愁漂うサイケデリックなテーマソングが鑑賞後もしばらく印象に残る。まるでメロディーに麻薬作用があるみたいに頭から離れない。この音楽も作品の憂鬱な雰囲気を高めているのかもしれない。 その音楽にのせて踊る少女達はとても愛らしい妖精のよう。 お化粧ごっこをしたり、ファッション雑誌を切り抜いたり、おママ事をしたり、 その神秘的な少女達の遊戯の風景に、少女愛好家はたまらないだろう。 そういった少女の世界観がとても見事に描かれている。 なんだか監督がアナトレントをひいきしているようにみえてしまうが、しかしそれは彼女の持つ魔力故に仕方のないことです。 部屋の中が薄暗いせいか、雨の季節の湿っぽい憂鬱な雰囲気が全体を覆う。 暗いのが美しいと思える映画。 しかし「ミツバチのささやき」と比べてしまうなら、映像の美しさ、神秘的な部分で劣っていると認めざるを得ないかもしれませんね。
[DVD(字幕)] 9点(2007-11-12 00:03:45)
105.  サウンド・オブ・ミュージック 《ネタバレ》 
とてもいい映画! ほんと感動する。 否定的な部分が見当たらない。 聴いたことのある歌が沢山ありました。 小学校のころの音楽の教科書にあった歌が沢山出てきてビックリした!  マリアが訪れた時のお屋敷には窮屈な空気が漂っている。 そこには厳粛で息苦しい雰囲気があり、子供は規律で押さえつけられて笑顔と自由が無い。 それをマリアが歌のパワーによって解放してしまった。 それは歌の素晴らしさもそうだが、マリアの人間性の素晴らしさによるものだと思います。 子供たちはマリアにどんどんと打ち解けていくのが、観ていてとても気持ちいい。  やがてみんなマリアを認め、みんながどんどん肯定的になっていく。 パーティーで子供たちが歌を歌い、「おやすみなさい」と言ってそれぞれ解散していくところが可愛らしかった。 「歌」には、人の心をポジティブな方向に持っていくパワーがあると思うのだが、やっぱ恥ずかしいよね。  自分がドジだと落ち込むが、マリアはとても明るくポジティブだ。 そこが素晴らしい。 「エーデルワイス」良い!! 山脈、高原が気持ちいい。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-10-16 03:03:45)
106.  タクシードライバー(1976) 《ネタバレ》 
もう、これ以上のものはないってくらいに素晴らしい。 世界一カッコイイ映画だと思う。 トラヴィスが凄くいい。 彼の表情と血走った目が、不眠症そのもの。 それでか、まるで夢を見ているかのような感じもあると思う。 ゆっくり流れるような感じが心地よい。 水がバシャーってかかるのが綺麗。 ネオンがとてもカッコイイ。 いろいろな人々がいて、何だか面白い。 しかし変なエネルギーに満ちている。 アイリスが美しい。ジョディフォスターの少女時代の 美しさを残す貴重な場面だ。 選挙の仕事をしていた女性も美人だ。 今日見直して、初めて気がついた。 トラヴィスの筋トレ場面や、計画の準備段階がとても面白くて大好きだ。 鏡を前にして銃を構え台詞を決めるシーンは超名場面だと思う。 それからトラヴィスの孤独感が伝わってくるのも好きだ。 町をタクシー走らせる彼の疎外感の表現が素晴らしい。 人々と彼との距離感が絶妙だ。 それで、演技の自然な感じがいい。 リアルで迫力のある銃撃場面。物が破壊されたり、血の音がリアル。 弾が少しアイリスに当たっちゃっていると思うけど、そんなことはどうだっていい。 最後のバックミラーの彼女の瞳がとてもいい。 そしてトラヴィスの去り方が男として、すごく憧れる。 ロバートデニーロのファンになった作品。 こんな雰囲気を味わえる映画は自分の中ではないと思う。 こんな最高の体験は他の映画では出来ないです。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-09-23 23:32:41)
107.  クロウ/飛翔伝説 《ネタバレ》 
最高にカッコいい映画。 主人公エリックのゴシックな存在感のカッコ良さに尽きます。 主人公の悲しみがひしひしと伝わってくる。 黒い服をまとった主人公のどこか「暗い」「黒い」「陰」のある存在感がとてもカッコイイ! 「この世」と「エリック」とを繋いでいるのが「カラス」であるが、この「カラス」というの存在が主人公の「ゴシック」な雰囲気をより高めているように思う。 墓から出てくる時のエリックの辛くて苦しそうな様子が伝わってくる。 彼は不死身であるが、弾丸などで傷を負うとちゃんと苦しくて痛がる様子を見せる。 そこがいい。 主人公は苦しくてしょうがないのだ。 それを化粧で隠している。 屋根の上で一人ギターを弾くエリックの姿を見るとゾクっとする。悲しすぎる。 町の暗さ、建物の屋根の尖った感じ、教会、雨が降ってジメジメしている、こんな雰囲気は大好き(まさにゴシックである)。 また、ドラッグや犯罪、暴力、そういった不健康な退廃は「怪しげな古典ゴシック」とは違った「近代的な都会のゴシック」だと思う(古典の妖艶なゴシック要素が皆無なわけではない)。 悪党のボスの長い黒髪の男も陰りがあってかっこよかった。 悪党はすごいですね。「ファイア!ファイア!ファイア!」、、ヤバイです。 「復習劇」と「残忍で極悪な悪党」というので、 「マッドマックス」をゴシックにした感じ、、、いや全然違いましたね、、、 主人公は「悪党」にとても残虐な惨い仕打ちをする。(酷い者には酷いものを!) だから暴力映画の要素も強いが、しかしそれとは逆に、自分は既に死んでいるのにそれよりも生前に親しかった友人達のことをとても気遣っていて、体調まで心配し続けているのが悲しかった。エリックの深い優しさが伝わってきた。。。 その想いの強さ、「愛」の深さを感じた。 助けてすぐに消えてしまう。影ながら支えるのが「愛」だと思う。 みんなを愛しているけど、どうどうと自分の姿を見せられない寂しさ、、、 この映画は残虐だが、その裏側に優しさがあると思う。 エンディングの、沈んでいるけど少し希望が見え隠れするような曲もいい雰囲気。 希望って、深い絶望の向こう側にあるんだな~、、って思った。 続編なんて観たくないやい!  
[DVD(吹替)] 9点(2007-09-19 00:28:59)(良:1票)
108.  時計じかけのオレンジ 《ネタバレ》 
暴力が描かれますが凄い恍惚感があります。 不思議な音楽です。 音楽と映像が作り出すこの孤高で深遠な雰囲気はまさに芸術的です。 スタンリーキューブリックの映像の美しさはシンメトリーな構図にあるような気がします。 この作品はキューブリックの作品の中で最もアートな印象を受けます。 暴力がテーマだと思いますが、その不快さを美しく見せるコンセプトは分かりづらかったですが、 ただ凄いものを見ている感じです。 また暴力が絡んだ因果応報みたいなのが面白かったです。 あれだけ好き勝手していたアレックスちゃんが気に毒になっちゃうところが大好きです。 逆流性胃炎になってしまいそうなゲップの演技でした。 あと作家おじさんの変顔が最高です。霊気みたいのが出てるかもしれません。 派閥争いを始めとする全ての事柄は世の中の仕組みが描かれている気がします。 正直分からないことも多いのですが。 描写や技巧が洗練され過ぎていてそれを言葉で表現しようとすると無理があるくらいです。
[DVD(字幕)] 9点(2007-09-18 23:59:32)
109.  天空の城ラピュタ 《ネタバレ》 
子供のころに観た時の「面白すぎる」っていう印象があるために、 今観ると、あの感動が消えてしまうのが怖くて、この作品を遠ざけていた。 今回は「面白いアニメだ」って意識しないで、力を抜いて観れた。 意識しすぎて力が入りすぎると、感動できなくなるからだ。 普通に意識しなくても、何か神秘的な美しさを感じた。石に宿る精霊(青白い光)とか、水に沈んだ町とか。 昔ほど神秘性を感じなくなってきているものの(大人になって感性がつまらなくなったんだなあ)、やはり美しいところはある。それがとても深くて、懐かしく、て悲しいところにあるような気がした。この監督の作品の「少女」は、やはり神秘的なパワーを放っている。 ロボットのデザインには哀愁が漂っているし、ラピュタのユートピア的な雰囲気も神がかりだ。(昔はよく、自分がこのラピュタにいるところを想像して楽しんだ) 洞窟で石が光を放っているところなんて、「銀河鉄道の夜」に出てきそうな場面ではないだろうか? 否定されるかもしれないけど、個人的に、初期の宮崎アニメには、宮沢賢治を連想させる雰囲気があったようにおもう。 表面的にやっただけではここまで深さは出ない。 昨今のアニメは、技術的な面は進歩しているものの、内面的な部分はそぎ落とされているように思えてしまう。 もうこのアニメを超える作品は出てこないのではないだろうか。 
[DVD(邦画)] 9点(2007-09-17 22:28:45)(良:3票)
110.  道(1954) 《ネタバレ》 
もう、普通に素晴らしい映画だと思った。 不器用でも良いんだって思える。 2人はとても不器用で、でも一生懸命に正直に生きている。 道っていうのは「人生」? 先の方も書いておられて、全くそのとおりなのです! 2人は仲が悪く不幸なはずなのに、どこかとても幸せそうにみえる場面があります。 2人はギスギスして仲が悪いけど、なぜかそうは見えない。目にみえない深い絆で繋がっているかのように。2人の関係はとても深いのだと思います。2人の関係がとても面白い。 不思議です。  (映画だからだけど)こういう不器用な夫婦も良いのでは?と思ってしまう。 ジェルソミーナはコロコロしていて可愛らしいです。 (実はパッケージの彼女の表情を見たときは「キモ!」とか思ったのですが、作品を観たら素直な彼女が好きになりました。) ザンパノは悪いやつで嫌いです!でも、それが「ザンパノ」という人間で、何故か嫌いになれない「人間らしい温かみ」があるように思います。見えない優しさとでも言いましょうか。彼は「優しさ」に関しては不器用だったと思う。 そのザンパノのマニアックな芸風にも、どこか人間らしい(ザンパノらしい)不器用さが現れている。僕は不器用なザンパノが好きです。  最後に泣き崩れるザンパノも不器用な人間の姿そのものではないでしょうか。  超蛇足ですが、おばちゃんがパスタみたいなものを口にほおばっていたけど、あれが美味しそうで印象に残った。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-09-16 01:51:28)(笑:1票)
111.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
とても面白い作品で驚いた。  アニメの世界って、なんでこんなに明るいのでしょうか。  現実世界と同じ「人物」や「生活」「風景」を描いているのに。  とても明るい学校生活の(外向的な)イメージが描かれている。(僕はとても内向的だった。)そこに生きる人々が楽しそう見える。  図書館で本を読む人や、昼休みに中庭の木陰で仲良く話したりしている学生たちがとても楽しそう。 校舎もきれいで清潔感があり、近代的な校舎なのが良い。  こういう学校生活を送った人がいるのでしょうか?   しかし、いじめられっこの男子がキレて、消火器を投げちゃうところなんかも描かれていて、とても現代的?だ。  でもやはり後半は暗くなってくる。 いつまでも友達だと思っていたのに、恋人とか異性を意識しだして、「いつまでも今までどうりに」という訳にはいかないんだと、そういう戸惑い、葛藤、孤独感は凄く伝わる。  踏み切りに自転車でぶつかったときの「ゴーン」ていう音が「気持ち良くて」不気味だ。  しかも、しばらく頭から離れない。あれ美しい! 不気味なのに心地よい。、、、、危険だ! 「商店街の時計」のデザインも細かく描かれていて良い(何だか不吉な予感がしませんか?)。 「急な坂道」ってのがまた危険な感じがして良い。 そこでのアクションはとてもスリルと緊張感がある。 ブレーキが、、、というスリリングな展開には、手に汗にぎる。  主人公の少女、真琴ちゃんは、周りの目を気にせずに自由奔放だ。(宮崎駿の少女ほど浮遊感はありませんが)  街の中で、飛んだり、跳ねたり、走ったり、自由に動いている。  遅刻してきても明るい。ポジティブシンキング! こういう元気娘は好きだし、自分もそうしたいけど、この現実世界はなかなかでそれがきない。  だってみんな冷たい眼で見るから。街ではみんなうつむいているし。  なんでみんな、アニメではこういう少女を評価するのに、実生活ではやんないんだろうね。 実生活でもこうなんないかな~。 現実は違うんだよなー。あ~、凹むわー、、、。 僕の場合ですが、 素晴らしいいアニメは、観終る時にキャラクターと別れるのが寂しくなります。 そして放心状態になり、しばらく興奮状態がさめません。 そんな感覚を久しぶりに味わえた作品です。 
[地上波(邦画)] 9点(2007-09-16 01:24:53)(良:2票)
112.  ポゼッション(1981) 《ネタバレ》 
素晴らしい作品だと思う。 全編に流れる冷たく乾いた無機質な雰囲気が美しい。  音楽もとても淡々としていて、乾いたモノクロな感じのサウンドだと思う。  登場人物たちが皆様ぶっ飛んでいて、イカれちゃっていて、とても個性豊かだ。。  彼らは本気でそこに生きていて、狂っていることに何の躊躇もみられないほどの本気度。 主人公マーク(?)がバイクでコケるところなんて超本気だ!  地下鉄の通路での「アンナ」の発狂!絶叫、暴れっぷりには、ただただ感動するしかありません。  「無機質な冷たい空間」と、「グロテスクなクリーチャー」や「ドロドロした人間像」のギャップが見事。   「クリーチャー」が暗闇に隠れていてあまり姿を見せないので、あくまでそこに生きる人間模様を描いている。  「クリーチャー」を物語の前面に押し出さないで、それはむしろ人間関係のドロドロとした「闇」の部分が形になったものでしかない。 そういう人間の「闇」の部分、日常の「陰」の部分を描いているので、僕はこの作品が好きです。  こういう世界で、こういう世界観の中で生きている人たちもいるんだなあ、と思いました。 言葉にできない独特のシュールさもある。こんな狂気な事をやって映像作品として芸術的に優れているんだから凄い。  保母ヘレンと主人公マーク(?)とが寝るシーンではとても独特のエロティックな雰囲気を感じた。  保母さんだからかなぁ?本来はあるまじき背徳的な関係だからかなぁ? なんで?あの異常なまでのエロスは何だろう?  そしてレオタードのエロス!  また、どうやら同じタイトルの作品が他にもあるようなので注意したいところです。 
[DVD(字幕)] 9点(2007-09-15 03:53:11)
113.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
ゼログラは未体験の無重力体験を味わえる映画でした。 無重力の法則をここまで見事に再現した映画を自分は見たことがなかったです。 スローなのにハラハラするアクションはちょっと新しいと思います。 主観でとらえた場面からは臨場感が伝わります。 広大な宇宙に取り残された絶望感を自分は初見ではあまり感じ取ることができませんでしたが、 無重力で起こる様々なことが怖いと感じました。 (映画作りをしたことがない素人の意見ですが、 もっと人間が宇宙にとって小さなものであり、宇宙空間が無であることを伝える描写がさらにあればなお良かったです。 私の理解力の問題かもしれませんが、あるいは視点が主観に近いからなのかもしれませんが、これはごく個人的な感想です。) 宇宙のシーンは美しく神秘的で、音楽もそれを助長させていました。 ラストは重力の偉大さと壮大さを感じさせました。 「宇宙船とヒロイン」が「胎内と胎児」を思わせるシーンがありました。
[DVD(字幕)] 8点(2016-06-09 23:27:48)
114.  ダークシティ 《ネタバレ》 
究極のイマジネーション。 「アレックスプロヤス監督の傑作SF映画だ」というのではじめに想像したのは 「アイロボット」みたいな近未来の映画だったんですが、 実際には「クロウ」みたいにゴス要素の強いダークな質感を帯びた映画でした。 暗い夜の町はなかなか雰囲気が良いです。 ジェニファー・コネリーはこの映画のダークな質感にマッチした黒髪美人でした。 中盤あたりから見てる世界が完全に裏切られていくんですが それがまた刺激的で良かったです。 やっていることがかなり大がかりな気もしますが、 面白いのでいいです。 次々とスタイリッシュに物事が起こっていき、先が気になりました。 そして一番はダークな映像に魅了されました。 このタイトルはピッタリです。 あと少しだけ"モモ"を思い出しました。
[DVD(字幕)] 8点(2016-01-10 23:21:06)
115.  L.A.コンフィデンシャル 《ネタバレ》 
ダーティーな傑作ミステリ刑事ドラマでした。 部署内のドロドロした腐敗がリアルに描かれていて面白かったです。 組織内に蔓延した腐敗は変えられるものではないですが、前向きに妥協しているので深いです。 タイプの違う主役がそれぞれ男らしくて面白かったです。
[DVD(吹替)] 8点(2015-11-17 21:54:53)
116.  ユージュアル・サスペクツ 《ネタバレ》 
カイザーソゼのミステリアスな存在感、 仕掛けられる罠の鮮やかさが見事な映画でした。 キャラクターが良くてクライムサスペンスとして面白かったです。 クライムサスペンスってぶっちゃけそんなにみませんが。 社会の影で重要な人物ほど存在を上手く消すことは実際にあると思いますが、 この映画でもそのようなことがあってそれを実感しました。 しゃべくりの演技は味わい深いです。
[DVD(吹替)] 8点(2015-11-17 21:54:43)
117.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 《ネタバレ》 
タイムトラベラーもので一番面白いヤツです、これ。 未来の時間設定が2015年の10月だったので10月中に急いで観賞しました。 思ったよりも当時の未来予想が現在の風景と近かったのが驚きです。 今回は巡り巡って物事が変わっていく様子が面白かったです。 運命を変えてはいけないという制約の中で運命を変えるというのがなんだか面白いです。 行ったり来たりがとても忙しいのですが隙はありません。 完璧です。 結構しつこいんですけどくどくはないです。 ビフが最低すぎます。マーティの息子がダメ過ぎます。 でもマーティもドクも最高過ぎで、もしあんな友人がいたらきっと人生が楽しくなると思います。 (私の認識が間違ってるのかもしれませんが)スポーツギャンブルに勝ち続けて大富豪になったみたいですが、 時間が歪めばレースの結果も変わってくると思いますが、そんなことはどうでもいいのですね。 タイムトラベル最高です。 いつまでも浸っていたい魔法のような映画です。
[DVD(吹替)] 8点(2015-11-17 21:54:25)
118.  ロッキー・ホラー・ショー 《ネタバレ》 
ハロウィンの時期に見ましたが最高のテンションにさせてくれる映画です。 不気味で退廃的なのに最高に愉快でご機嫌な映画です。 世の中に蔓延する不安や不幸を一気に吹き飛ばすパワーがあるかもしれません。 倒錯的な世界観が現実をどうでもよくさせます。最高に明るいです。 パーティー的な楽しさが究極レベルです。 音楽が最高に良かったです。 怪奇映画の恐怖演出のツボを押さえていて、 その胡散臭さが効果的に使われていたと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2015-11-17 21:53:48)
119.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 《ネタバレ》 
 物語が大きく動いたシリーズ2作目(作られた順で)。 今回はさらに宇宙の広大さが感じられます。 そしてメカデザインも広大になってます。 フォースの力が前作よりも物語のキーとなっています。 そのためか大自然の描写が強くなっている気がします。  いやーダースベイダーがカッコいいです。 チューバッカが大活躍していました。彼の鳴き声良いです。 宿命的な物語は男子に人気がありそうです。 それにしても男二人に美女一人はあかんですよ(ってこの先の展開を忘れてるし)。 個人的に好きなのは巨大犬型マシンAT-TEとメディカルロボット(メディカルドロイド?)です。 邦題も一番いいんじゃないっすか。
[DVD(吹替)] 8点(2015-11-09 23:03:42)(良:1票)
120.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 
「人の目を気にしなくていい」とか「どんな困難も家族で乗り越えていく」とかいろんな内容があると思います。 マイペースなノリでとても面白い映画でした。 脱力系なんだけど退屈させないところが良いと思います。 肝となると思っていたミスコンがグダグダな感じだったのに見終えた後でこんな生き生きとした気持ちになるのは不思議です。 とんでもない家族です。 自分の価値観なんて小さなものだと思わせてくれる映画でした。 ある意味で最低(というか負け犬)なのに前向きなのがいいです。 なんか元気の出る映画でした。 じいちゃんはとてもでっかい人間だと思います。
[DVD(吹替)] 8点(2015-11-09 22:46:55)
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