101. 死の標的
《ネタバレ》 セガール様が強すぎて盤石のいつも通りを楽しめる。 この時代のセガールはトラディショナルな武術を見せて下さるので大変ためになる。 セガール様ありがとうございました。 [地上波(吹替)] 6点(2011-05-31 22:05:35) |
102. トゥルー・クライム(1999)
《ネタバレ》 そこそこ面白い。手堅い作り。 色々詰め込んであるが、それぞれの処理が的確でフワッとした感覚はあまり感じなかった。イーストウッドとはいえ、文芸作品の方向ではないのでこんなモノかもしれない。やたらスピーディで一直線であまりひねらないのはB級方向の作品では味付けが決まっているからそれほど違和感はなかった。 それにしても、これに主演しちゃうもんな。固定ファン向けとしか思えない。けど、それをやってしまえるところがスゴい。 [ビデオ(吹替)] 6点(2010-08-03 01:13:51) |
103. 機動戦士ガンダムF91
《ネタバレ》 子供の頃に見てそこそこ面白かった。 急展開であったり、巻き込まれ系だったりと土台は結構しっかりしているから子供にはこのくらいでちょうど良いのだろうか。でも、子供にゃどうせ分かりゃしないだろ、っていう感じの作りなんだろうか。とにかく何で?と思う。 よく分からない団体の実態を説明しないのは手法だと言えば通じそうなぎりぎりの所か。けど、このお話の情報量って二時間弱で足らない量じゃない。はしょったようでいて、実際は詳しいことはテレビシリーズ見てねなんだと思う。けど、そっちはどうでも良い。 ドッグファイトの最中に敵とのんびりおしゃべりしたり、説得したり、必殺技のポーズを決める余裕が十二分にあるのだから、詰め込まなくてもまだまだいくらでも入る。 [ビデオ(邦画)] 6点(2010-01-04 19:06:07) |
104. スナイパー/狙撃
《ネタバレ》 ヤベ、そこそこ面白かったかもしれない。 ドルフ・ラングレンものにもかかわらず、ドラマ仕立てで話が進むとは。別にスタントアクションを観たかった訳じゃなく、ぼーっと12チャンを見てたら始まった。なかなか面白いじゃん、とか思って最後まで見た的展開だった。 回想を重ねて内的な事情を説明しつつ、さらにこちらに想像させる。それによって具体的な設定などの外的な概念を隠してスピード感を出すような手法は、きれいにキャラの説明をこなしていて結構うまいかもしれない。少人数、密室、一方的な命令などでスッと折りたたまれる前半は、結構丁寧じゃないか。 ヤベエ、このまま行くとドルフ・ラングレンである意味がねえ。と、思ったらラングレンモードに突入。狙撃手と観測手という味わいがでそうなペアがここからあんまり機能しなくなる。もっとも、たいていのサスペンスだって、事件が具体的に降りかかってからも主人公の設定が活きることの方がまれだし、それほどがっかりするほどのことでもないかなとも思える。 が、狙撃をしようとするシークエンスでは結構細かい描写がされていただけに、その後あれほどの威力を持つ対物ライフルを膝をついてポーンと撃つとか言うのはがっかり。キッヅ向けだったと言うことを思い出すという結果になる。せっかくのこだわりシーンのそういうところが残念かも。 とはいえ、オチやその後の二人はどうなるかとか言う部分では納得いく。テレビで昼間やっててたまたま見たよって言う状況であれば、全く損無く見ることができる。そこそこ面白いと思う。 [地上波(吹替)] 6点(2009-12-10 23:39:56) |
105. ザ・シークレット・サービス
《ネタバレ》 そこそこに面白い。それはたぶん間違いない感じはしないでもない。が、傑作の可能性を秘めつつ、その可能性を徹底的にいらなそうなシーンで摘み取っちゃってます、みたいな残念感が残る。 イーストウッドの、大丈夫かその年齢でっていう雰囲気。これと、マルコヴィッチの平気かこいつっていう雰囲気。この二本の太い柱があるのに残念。硬質な脚本を使えないという縛りがあり、さらに恋愛、バディモノという要素を入れなくてはならない、という大人の事情がありました。という雰囲気が受け手に伝わってしまっている。無念。 とはいえ、ラストシーンの作り込みはなかなかで、これを見せたかったのか。なかなかだ。前年のボディーガードのおこぼれに預かろうという意図が見え見えではあったが、これはこれで良い。 後年ガチリメイクされたら傑作になるかもしれない。が、現在の映画でこの手の話が活きるかどうかって言うのは謎だ。 [地上波(吹替)] 6点(2009-11-29 19:57:45) |
106. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 設定とか着想は面白いんですが、主題が展開し始めるとその良さを崩しながら言いたいことに突っ走ってしまってるんですよね。だからせっかく「もしかしたらあるかも」的な導入部を放っておきながら、飛び道具的なシーンが支配的になってしまうのがもったいない。 こういう「もしかしたら自分たちは小説やゲームのキャラなのでは」「もしかしたら宇宙は1原子として宇宙を構成して、それも宇宙を構成するのでは」などという心配や好奇心。誰もが自分の存在感への疑いと言う物は古典的な物語をどこかで見聞きして知っているわけで、それを物語にして収束する手段を速度的に表現したためか、どこかツボを押さえ切れていない映画という印象をもってしまいました。ラストの表現も、ブラックユーモアのような形で逃げずに最後まで現実的に造るべきだったんじゃないかと思います。 フィクションであれば最終部を現実的にしてもハッピーエンドでもバッドエンドでも造れるはずですが、なんで煮詰めていない非現実的な含みにしてしまったのか、本当にもったいない。映像や脚本には金が掛かってて当たり前のグレードの映画だと思うんですが、いろんな都合があったんでしょうか。着想が良ければ、どんでん返しを思いつけば、カルト的な異常性があれば、というような評価基準のみで行けば年代を考えると高度なのかも知れませんが、高度であることより知的満足感をくすぐられることより、「ちゃんと最後まで面白いのかどうか」と言うことが重要じゃないかなと思うんですよ。 たとえ100円で借りても、鑑賞者は2時間も使うわけですから、表面的な着想や内面的な奇抜さとともに「出来る限り完成した物」を提供して欲しいな、などと思うわけです。 [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2009-07-25 15:08:26) |
107. ティン・カップ
《ネタバレ》 意外と面白かった。 ドンジョンソンがいい味を出していた。ファンはみて損はないと思う。 人物描写が典型的なのはみていて安心だし、期待を裏切らないラスト。 主人公の性格も終始ニヤニヤしてみていられるし、あの不純な動機とちゃんとしたがんばりっていうのも面白くなかなかいい映画だったと思う。 新しさとか意外性が無く、面白くなかったというのをネットで見かけるが、面白いかどうかと新しさは全く関係がないことだと思う。 それなりにしっかり作られていることの方が大事であって、ここにさらにひと味ふた味加えることが新しいということではないか。両方大事な土台と上物でも土台の方が大事。 新味が無いからと言うだけで全要素を否定するネットの風潮は何となく違和感を感じる。 [映画館(字幕)] 6点(2009-06-14 13:28:54) |
108. ダークマン
《ネタバレ》 意外と面白い。日本的なアメコミの主人公像っていうのは、非現実的な肉体能力を持って悪人を一方的に陵辱する、っていう感じだろうとおもうがこれはそういう感じではないのが良い。異星人だったり怪物だったりという主人公ばかりがアメコミというわけではないので、そう言う意味では特異というわけでもないのでは、とも思う。 普通の人が(実は漫画的非現実的な化学力をもってはいるが)陥れられ、肉体的にさらに弱くなりながらも頭脳的応戦をするというプロットに秀逸さを感じるが、いかんせん映像的な嘘くささがきちんとB級映画というところまで昇華できなかったのではないかと感じた。 実際は子供の頃観たとき、絵的な良さというのを感じることができなかったのが残念だったのは当時こういった話に興味が無く、紹介されてみるに至る段階で嘘くささを受け入れられず「なんだか面白くなさそうだ」というバイアスが掛かってしまっていたためだろうと思う。 着眼点が現代的でストーリー的にツボを押さえているため、これそのものをもう一度みたいとは思わないにしろ、万が一サムライミ自身によるシリアス系リメイクをされることがあれば是非観てみたい気がする。 [ビデオ(吹替)] 6点(2009-05-31 01:22:44) |
109. ミスター・ベースボール
意外と面白かったとおもう。 軽い雰囲気と暖かい話が微妙にリアリティを持っているっていうのが、この時代の色だったかなと思う。 野球パートは結構面白かったし、何となく同意してしまいたくなる部分もあった。それと現実のメジャーリーガーともなんか違うような雰囲気がまた「映画としての野球」という見せ方としては正解だったのかなと感じた。 日本文化の扱い方もこういう勘違いのされ方というのは、ちょっと調べれば良いだけのことなので結構やらせ的な部分もあるんだと思う。これは当時のアメリカの人たちが持つイメージから離れすぎないことも大事だったんだな、とうなずいたりした。いくら正確に日本を表現してみても、観たことも想像したこともない国が一体どこの国だかわからないと言うことになってしまうためだろう、どこのアジアの国でも必ず実在のその国ではなく、デフォルメされた国や町だったりするのはそういう事情ではないかと思う。考え過ぎかもしれないけれど。 ただ、恋愛パートや人情パートなど要素が多すぎて映画と言うより2時間ドラマっぽいような雰囲気に感じてしまったのが惜しかった。これって今の脚本技術でも難しいんじゃないかと思う。意外と面白かったけど、二度はいいやというパターンだ。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-05-31 01:07:13) |
110. 老人Z
面白かったと思う。終わりも割ときれいにまとまっててよかった。 80年代の雰囲気がビシバシ伝わってきた。ほとんど覚えていないが、80年代とはこういうことが何かこうありふれたもののような不自然さが自然だったように思う。髪型、服の形、製品のデザイン待ちのゴチャゴチャさなど、とにかく80年代。91年作とあるが、この映画を作った人たちの時間が80年代で止まっていたのか80年代へのオマージュだったのかは全然わからない。 でもまぁあの髪型でアンナミラーズですからね、意図してないような気がしないでもない。 話題性ばかりでみてみると止め絵としては絵が綺麗で、実はあんまり面白くも何ともないアニメっぽくないアニメが結構多いように感じられる中、話題性が高く止め絵としては絵が綺麗で、実はあんまりアニメっぽくないアニメの本作は楽しくみることができた。 なんだか80年代っていう異世界を堪能できたっていうことでいうと、結構貴重な80分だったかもしれない。80年代は全然思い入れがない時代ではあるけど、こうしてみてみると意外と面白い時代だったんだと思う。 [DVD(邦画)] 6点(2009-05-26 23:22:19) |
111. フォーリング・ダウン
《ネタバレ》 それまでの鬱憤が、あるのかどうか分からない引き金で爆発して、人間の闇を写す顛末。 だとよかったんですけど。 も一ひねりあるのかと思った。 どうも理性的な理由付けがいけなかった。 けど、そういう風に感じるのはこの映画よりも日本の衝動的な犯罪の方が遙かに醜いからだと思う。 これを見て恐ろしさを感じているのだとすると、アメリカの方が健全なのか。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-01-18 22:33:11)(良:1票) |
112. スピード(1994)
《ネタバレ》 懐かしい。もうちょっと作り込んだらとんでもない映画になりそうな設定なんですけれど、 気軽な方向で作られたのがちょっと惜しい。けど、商業的には正解だったのか。 キアヌリーブスがこのころが一番かっこよかったかなとおもう。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-01-12 19:37:46) |
113. エイリアン4
《ネタバレ》 何?生き返っちゃうの?作った奴バカじゃねえの? と、思ったら大間違い。普通に面白かった。 3を見た直後ならもっと面白く感じたんだとおもう。 4を見て分かったのは、いかに3が無茶苦茶につまらなかったかと言うこと。 なんだ、これなら日曜洋画劇場でやってたら儲けもんじゃないか。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-04 03:11:44)(笑:1票) |
114. タイタニック(1997)
《ネタバレ》 あんまり楽しめませんでした。日本人に分からないテイスツ満載じゃないかと。 稀に見たことは見たけれど感想が何も浮かばないという映画に当たってしまうけれど、これがそうだったかも。 この映画を見るために必要な知的、文化的バックグラウンドを全く持ち合わせていないためだろうと思うけれどただただ時間が長くて当惑した。 もしかして、アメリカ人ってタイタニック号っていうものがもの凄く好きで、それにまつわる話を何時間でも聞いていられるんじゃないかと思う。 確かにいろいろな謎があるし、ワクワクな要素もいっぱいあるし、いろんなドラマもあるだろうし、そうなんじゃないかと思う。 その基礎知識が欠落しているから語られない部分からの補完のしようがなく困った困った。 でも、受け手にも基礎知識が有ってこそ娯楽作品だって作り手に余計なプロットを挟ませない一段高い話作りをさせるわけだし、この映画だってそうなんだろうと思う。 いちいち説明的だったり、心理説明しすぎたり、対立構造わかりやすすぎたり、そういうただの消費されるだけの場当たり的な設定の映画ではない、高級な映画である(のだと思う)ということが安心できる。とにかく単純でわかりやすい映画とか、やたら雰囲気以外何もない思わせぶりな映画ばかりでは、映画見ないで他の趣味やってると思う。 分からない、ということが良い。知るチャンスだから。 これを見たときタイタニック号にちょっと興味がわいたのを思い出した。 [DVD(字幕)] 6点(2009-01-04 02:58:52) |
115. Kids Return キッズ・リターン
その男の次にちゃんとしてると思う。 そんなにつまらなくないと思うし、雰囲気もあるけれど、雰囲気とか映像とかそう言う事で絶賛されるのってなんか違うように思う。 大昔の前衛的な作家が、メチャクチャな作風で変な世界観を作り出した小説群があるけれど、それを文芸界が内輪受けしているような雰囲気。 そう言う、普通の人にあまり伝わらない部分がなぜか普通の人に浸透している奇妙さが心配。 北野映画は普通の人の映画観を浸食しているような気がする。 だけど、浸食されている間はなぜか心地良いから困ったものだ。 [地上波(邦画)] 6点(2009-01-04 02:39:32)(良:1票) |
116. 耳をすませば(1995)
つまんなくないし、嫌いじゃないんですけど。 サムイとまでは言わないですけど、気恥ずかしい以上の具合で引いてしまう。 メルヘンチックすぎる。 [地上波(邦画)] 6点(2008-10-19 17:55:14) |
117. ハーレーダビッドソン&マルボロマン
バカバカしくて好きです。 特にレビューすることがない。それは良質なB級の証でしょうか。 [ビデオ(字幕)] 6点(2008-10-12 00:21:53) |
118. CUBE
《ネタバレ》 友人たちにおすすめされた映画は、少しでも面白がろうと思ってみるんですが、本作はアレレという感じでした。 なんか、普通じゃないですか? 雰囲気がハリウッドっぽくないって言うだけでものすごく普通なんですよ。どこかでみたような感じで。 なんて言うかハリウッドを凄く意識するあまり微妙な味わいが出ちゃってる英国ホラーみたいな、そういうものを感じました。 ラストのアリもしないけど何となく絵的に希望がありそうなエンディングももんのすごく普通なんですけど、やっぱり雰囲気と口コミの勝利じゃないかなぁ・・・とか変な脳内フィルタがかかってしまいました。 90年代末期の不条理サスペンスホラーって聞いただけで変なフィルターかけちゃって、ちょっとお金がもったいなかった。 誰しも時給換算すると、映画は非常に高価な娯楽なので少し後悔してます。 それにしたって非ハリウッドの90年代って、微妙な味わい出し過ぎ。 [DVD(字幕)] 6点(2008-09-07 00:20:46) |
119. ドン・サバティーニ
時々妙なユーモアがあるけど、話全体としては面白くない校長先生みたいな映画だった。 フーンこの人偉いんだ。で、終わる可能性が強い。マーロン・ブランドに興味が無いと。 [地上波(字幕)] 5点(2014-02-28 15:50:02) |
120. 紅の豚
バックグラウンドのない、行き当たりばったりな海賊のような格好良さが映画の中に練り込まれていて、本当に楽しい話だと思う。 のだけど、最近の宮崎駿の新興宗教のようなよく分からない主張や、鈴木プロデューサーの中国共産党の指示で言わされているかのような安保闘争のような主張が気になって、何となくジブリ作品が気持ちが悪いと感じるようになってしまった。 いくら面白いと言われても幸●の科●の映画を観たりしないのと同じ種類の気持ちの悪さが、過去の作品に遡って発生している。心躍る作品だったはずが、今、後になってちょっと思想や教義が少し振り掛かると違った意味が出てきてしまうのではないか。 作り手があまり共産主義的なことや新興宗教のようなことを発信しない方が良いというのはこう言う理由からではないだろうか。 [地上波(邦画)] 5点(2013-07-28 22:20:35) |