121. ハンター(1980)
モデルとなったのは一万人を捕まえた実績を持つ実在の賞金稼ぎ。危機を危機と思わない淡々とした仕事ぶりが、危険が日常と化した主人公をうまく表現している。車をぶつけた時の表情で、へたくそな運転も日常と化していることがよくわかる(笑、、この顔がまたいい)。そしてなんといっても常にスタントマンを起用しないマックィーンの地下鉄スタントが凄い。これがガンに冒され死を目前にした男の演技とは思えない。そもそもこのシーンがロケで撮影の許可が出ること自体が凄い。身軽に動きまくる犯人達に対し、マックィーンの走る姿は軽快からは遠く離れたもので、高所からの着地の不恰好さも含めて、そしてヘタクソな運転や飼い犬に唸られたりするのも含めて全てが役の上でのことなのに、このとき既に病魔と戦っていたことを知った後ではこれらのかっこ悪さが全部かっこよく見えてくる。いや、きっとそんな逸話がなくてもかっこいいんだ。それよりもこの逸話が特別な感情を起こすのはやっぱりラストシーン。絶妙なタイミングでくしゃみをする赤ちゃん。そして笑顔のマックィーン。どうしても涙が出る。 [映画館(字幕)] 7点(2005-10-31 14:42:05) |
122. ビートルジュース
バートンの作家性だとか、娯楽性だとかは別にして、確実に賞賛できる部分って彼の独創性だと思う。その独創性が爆発しているのがこの作品。死後の世界をこんなにも奔放に描いた作品もそうはない。その発想の自由さと独自性もさることながら、そのイマジネーションを映像化する技も含めて、バートンは非常に素晴らしいクリエーターだと言える。個性が際立つと当然好き嫌いも際立つでしょうが、だからこそバートンにはコアなファンが多いんでしょうね。私は好き、、とは胸を張って言えるほど好きではないのですが、それでも個性際立つ作品には惹かれるし「個性派」といわれる人は大好きです。 “幽霊は見えないもの”ではなく、“常識から逸脱したものを認めようとしないから見れない”という発想がいかにも「逸脱」をも「個性」に変換させるバートンらしくて良かった。あと、お母さんの、勝手に体が踊りだすときの顔がツボにはまった。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-21 18:58:44) |
123. 悲情城市
日本が戦争に負け台湾を撤退した日から、数万人の死者を出した2・28事件を経て台北を臨時首都と定めるまでの激動の四年間をある家族を通して描いてゆく。歴史的大事件を描いた作品は数あれど、その中にあってこの作品ほど人間を映し出した作品はそうはない。あくまである家族の怒涛の四年間を描いており、政治的な事件はその背景でしかなく、しかし背景でしかないその事件が深く深くのしかかり、生活を脅かし、尊い人生を奪ってゆく様が静かに、時には激しく描かれてゆく。戦争そのものも、植民地状態の様も、2・28事件も、蒋介石も出てこない。侯孝賢は大作を撮っても、なにげない仕草を丁寧に、なにげない視線を大切に描いてゆく。それでいて見応えのあるものに仕上がっている。いや、だからこそ、なのでしょうか。丁寧に描いたもののひとつひとつが時代をはっきりと映し出している。歴史大作においてミステリアスな事件の真相やドラマチックな人情劇やダイナミックな騒動を封印できる監督が、今いったいどれだけいるだろう。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-11 17:18:39)(良:1票) |
124. スタンド・バイ・ミー
この作品がなぜここまで名作として評価されるのか。4人の子供たちのセリフや行動は原作通りで常に物語が優先され、映画だからこそ描いてほしい子供特有の茶目っ気やバカさ加減や弱さや強さは全く描かれていないし、そのひとつひとつの行動はノスタルジーに浸るにはあまりにドラマチックなのに。しかし、大人になったゴーディの回想録というつくり、線路を歩く姿、無言の帰宅、、といったものが誰もが郷愁の念を思い起こさせるスイッチとなり、その一点のみで名作へと昇華し得た作品ではなかろうか。旅で得たものが示されなくても何かが変わった、という少年時代の1ページという原作にもあったストーリー上のノスタルジー以上のものが「線路を歩く」という画にある。メインの少年4人以外の人物描写を極力省いたことも視点がはっきりして良かった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-29 14:29:44) |
125. デッドゾーン
《ネタバレ》 クローネンバーグに詳しくないのですが、私が知る限りのクローネンバーグの個性があまり無かったように感じる。初の原作小説の映画化というのが個性の発揮の障害となったのでしょうか。ところがこの作品、彼の作品の中でも高い評価を得ているというのはなんとも皮肉ですね。ウォーケンのまわりにたち込める哀しみのオーラが他のクローネンバーグ作品にも通じる雰囲気を持っています。ある議員候補者の恐るべき未来を見てしまった主人公がある決意をし実行に移すという物語の過程で様々な自らの能力に対する葛藤が描かれていって、主人公の深い哀しみに説得力を持たせてゆくのですが、連続殺人事件のエピソードが中途半端に感じた。それからあの議員候補者!どう見ても当選確実な人気者には見えないし、実力者にも見えない。子供を盾にする様はやりすぎでしょう。いくらバカでも。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-28 14:29:32) |
126. シャイニング(1980)
常に最新技術と最新機器を駆使して見た事も無いような美しい映像で驚かせてくれるキューブリックが、その一貫した映像哲学を微塵も曲げずにホラーというジャンルに挑んだ作品。オープニングの空から車を追いかける映像は最もキューブリックらしい画で、美しい大自然が映し出されているのにそこには一切の感情も無く、得体の知れないものが空からついて来ているような錯覚をしてしまう。子供がおもちゃの車でホテル内を走りまわる姿をぴったりと後から追う映像はオープニングの映像に通じるものがあるが、角を曲がる度に何かが映し出されるんじゃなかろうかという恐怖感を煽る。迷路の中を追う映像だけは追っている者がはっきりとしていてサスペンスとしての躍動感に満ちている。そのサスペンスのクライマックス不在とでも言おうか、あっさりと終える結末もジャンルにとらわれない作りとして気に入っている。逃げきったと思わせてバーンと出てくるというホラーのお約束が無かったのが良い。「怖い」という感情を最大限に導き出すべきホラーというジャンルにおいて感情無き「美」が別の種類の怖さを作り出しているという、異色作というのはこういう映画のことを言うんじゃないだろうか。ニコルソンのインパクトありきの作品というイメージもあるが、ニコルソンはキューブリックの色に染まったにすぎない。この人は個性のきつい顔立ちであるのに、はたまたスター俳優でもあるのに、どの監督の作品にもきっちりと染まってみせる演技力を持っている。 [DVD(字幕)] 7点(2005-09-27 15:27:19) |
127. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
中学生の時、クラスメイト数人で何を見に行くかを決めるとき、当時映画雑誌を購読していた自分が強引にこの映画に決め、見終わった後のみんなの「面白かった~!」と言うのを聞いて満足(安心)したのを思い出す。たしか他のみんなが見たがったのは『キャノンボール』だった気がする。全編クライマックスと言ってもいいくらい最初から最後までハラハラしっぱなし。本当に楽しい映画です。 [映画館(字幕)] 9点(2005-09-06 14:46:33) |
128. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
《ネタバレ》 冒頭の上海のシーンは面白いが、メインの舞台となるインドの宮殿からの展開はどうも好きになれない。面白いのは面白いんですが、前作の方が断然好きです。インディが変なもの飲まされて操られたり、心臓を手で取り出したりとオカルトチックな展開がやりすぎに感じる。それでも一難去ってまた一難のノリは健在です。 [映画館(字幕)] 5点(2005-09-06 14:39:25) |
129. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
ナチスと考古学を重要なキーワードとしているところは1に近く、コミカルな掛け合いは2に近く、完成度としては一番かもしれないが当然のことながら新鮮な驚きが無い分インパクトに欠ける。そもそもインディの名前の由来だとか、蛇嫌いの理由があきらかになるだとかという部分だけがこの作品の前ニ作と異なった楽しみを与えているだけで、ネタ切れの埋め合わせに見えてしまって、、。でも、まあ、映画館を出てから頭の中で鳴るレイダースマーチにのって颯爽と帰りましたけどね。 [映画館(字幕)] 5点(2005-09-06 14:37:32) |
130. 川の流れに草は青々
オープニング、物語が始まる前に、子供達が電車と競争しているシーンを見た瞬間、この監督が才能有る作家であり私好みの作家であることが確定。いつになったら学校につくんだ?ってくらい自由気ままな子供達のなにげない行いが映し出され、物語が始まっても物語とは関係のない行動ゆえに省かれがちな子供達の日常が常に背景と同化し、そのことによって物語に深みというか味わいが生まれ、同時に少年時代を懐かしむような心地の良いノスタルジーに浸れる。ただ、所々で先生と子供達が戯れたり、大人同志の楽しんでる様をセリフを消して音楽とともにパパッと見せるシーンがあるんですが、どうにもわざとらしい演技なんですよね。例えば、こんなシーンはないのですが、コイツ~っておでこをつついてエヘってするような気恥ずかしさが溢れた感じの。バックに流れる独特の陽気な歌も影響していると思うのですが、ちょっとクサイです。でも、なんか癖になりそうなクサさでもあるんですけどね。その演出自体にノスタルジーがあって。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-06 14:01:15) |
131. 普通の人々
《ネタバレ》 中学生の時に、大好きなレッドフォード初監督作ということで見に行きました。レッドフォードのそれまでの主演作のような娯楽作を期待していたわけではないが、あまりにもシビアな内容に当時の私の中でうまく消化しきれずにいた作品。とりわけ母の描写と母と子の修復されることの無いエンディングに納得がいかなかった。現実的といえば現実的なんですが、そもそも最初から中坊の私の中ではカウンセリング自体が現実的ではなかった(後にアメリカ映画をたくさん見てゆくと当たり前のようにカウンセラーが出てきてるんで、単なる無知でしかなかったわけですが)し、ストレートな家族愛というのも見た時期が時期だけに寒かったわけですが、それでも惹きつけられるように見入ったことも確かで、それはきっと家族の崩壊という悲劇があまりに普通に存在しているように描かれていることへの衝撃を味わっていたのだと思います。今思い返すと、けっこうドラマチックな内容なんですよね。それをあえて地味~に仕上げたことでリアルを導き出した作品だと思います。 [映画館(字幕)] 6点(2005-08-22 14:29:05) |
132. キングの報酬
人を蹴落としてでも選挙で勝たせる敏腕選挙プロデューサーが人間性を取り戻してゆくヒューマンドラマと、選挙に絡む政治的陰謀を暴いてゆくサスペンスドラマがミックスされた娯楽作。政界が『ネットワーク』のテレビ界以上にドロドロしていて当たり前と感じるのが普通だと思いますが、『ネットワーク』ほどの衝撃的な事件は全くありません。そのぶん、リアルなのかもしれませんが..。主人公が人間性を取り戻してゆく過程も強引でご都合主義的に展開する。本来見えなければいけないはずの候補者の真の姿を隠してしまう現状の選挙戦への問題提議を一応は描いてはいるが、社会派ドラマとしてはメッセージ性も薄い。そこそこ楽しめる程度の作品でした。 [ビデオ(字幕)] 4点(2005-07-21 16:40:32) |
133. デストラップ/死の罠
《ネタバレ》 まず中盤に一つ目のどんでん返しがあるのですが、へちょちょさんのおっしゃるように『悪魔のような女』を見ている者にとっては予想の範疇なわけです。というより、そのどんでん返しはまさか使わんわな、という不安が敵中してしまうわけです。ま、中盤だからと気を取り直すも、その後もだいたい予想できる展開で、ミステリーとしては弱いです。カメラを固定して長回しで撮るスタイルは舞台劇のようで、なんで舞台劇の映画化なのにわざわざ舞台劇のように撮るんだろうと思ってたら、その撮り方がラストのオチに繋がる伏線になってたのには参った。劇中のトリックはショボイけどルメットのトリックはなかなか高度ですよ。 [ビデオ(字幕)] 5点(2005-07-20 11:55:33)(良:1票) |
134. 汚れた血
アメリカ女が出てきた時点で、これはフランス映画とその中で誕生するヌーベル・ヌーベル・ヴァーグの物語と解釈してしまった。以下、私の妄想的解釈。アメリカ女=アメリカの映画会社のプロデューサー。謎の病気の蔓延とハレー彗星接近による世紀末的状況=フランス映画の低迷。ワクチンがあり、彗星もいずれ通りすぎるので低迷は一過性のもの。殺された男は偉大なるヌーベル・ヴァーグ?息子は父と同じく手が器用=ヌーベル・ヴァーグを引き継いでいる。息子の名前はカラックスの分身・アレックス。新たな世界へはばたきたいアレックスは資金調達のために父の仲間と共にある計画を実行する。盗み=引用?仲間はアメリカ女を恐れる男とスタイルに拘る男と謎の女。やっぱり出てきたガラス張りのアジトは映画そのもの。今度の“新しい波”はとてつもないスピードを見せつける。腹話術=直接言葉で伝えない?アレックスは死ぬが映画は死なない。疾走する映画は女に受け継がれた。頻繁に出てくる髭剃りのシーンは?パラシュート降下は?さぁ、みんなで考えよう!って適当なことを長々とスイマセン。でも、透き通るような美しさとはまさにこのこと!と思わせる二人の女優を見るだけでも価値があると思います。女優を美しく撮るって重要なことです。 [DVD(字幕)] 8点(2005-07-12 16:15:26)(良:2票) |
135. カイロの紫のバラ
スクリーンから映画の登場人物が出てきての珍騒動というアイディアも、アレンの映画特有の自分の世界を持った人物描写も良かったが、やっぱり最後の「映画」に癒されるミア・ファローの表情につきます。映画の見方って人それぞれだし、どの部分をもって面白いと思うかも人それぞれ。でも最終的には、映画を見ている時間だけ笑ったり泣いたり怒ったりして現実を忘れて映画の世界にどっぷりと浸かれたらそれでいい。けして勇気を与えてくれなくたって、問題を解決してくれなくたって。私も彼女のように「映画」とのいい関係を築いていきたい。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-17 16:25:54) |
136. ファニーとアレクサンデル
ベルイマンはこの作品を最後に映画を作らないことを宣言。よってこの作品はベルイマン映画の集大成とも言われます。私が見たのは3時間バージョン。見応えのある一大絵巻でしたが、もともとテレビ放映用に作られたオリジナル版の5時間バージョンはさらに完成度が高いと評されているようです。 高貴漂う装飾品の数々、数え切れないほどのロウソク、足の太い馬車馬、、、細部まで本物に拘った重厚かつ美しく息づく背景をバックに、大家族群像劇を奥行きある映像で見せた前半がとても好きです。中盤からの展開で人それぞれの生活や宗教を対比しながら最後には家族が助け合って生きてゆくことがいかに素晴らしいことかを説いていきます。ベルイマンの分身であるアレクサンデル少年の特別な力は、芸術の世界に生きる人に不可欠な超越した想像力を象徴的に描いたのだと思います。それにしても、家族愛を通して人間賛歌を描くに終わらせず、最後に”アレ”を出すところがベルイマンらしく、他とは一味も二味も違う。(5時間バージョンを見る事があればまた追記したいです。) //追記// 5時間バージョンを見ました。まず2時間も削った3時間バージョンが、5時間バージョンにひけをとらない出来に仕上がっているところにあらためて感服。3時間バージョンでもじゅうぶんに理解できますが、さらにわかりやすくなっています(例えば幽霊話しの真偽)。理解できるなら、より短いほうが優れていると考えますが、ベルイマンの最後の映画を少しでも長く見ていたいという欲求に答えてくれるという意味において、5時間バージョンはやっぱり素晴らしい。そしてなにより5時間が全く長く感じなかった。1点追加します。 [DVD(字幕)] 8点(2005-06-16 18:35:28)(良:2票) |
137. 緑の光線
ドキュメンタリーのインタビュー集でも見ているかのように、会話の洪水がこれでもかと押し寄せる。そして発せられた言葉が人物のひととなりを見事に露わにしてゆく。言葉で状況を説明しているという意味ではなく。つまり、んと、例えば、主人公の性格を、主人公の友人たちが語るのではなくて、主人公自身の語る言葉に見えてくるんです。言葉によってその言葉以上のもの、あるいはその言葉とは全く違うものを表現するのって映像だけで表現するより難しいんじゃないだろうか。ただ不満を並べるだけの女の裏腹な心情が画面に溢れているから、たんなる自然現象に我々も感動せずにはいられないのです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-14 15:13:45) |
138. 北の橋
な!な!な!なんじゃこりゃ~~!!これが見終わってすぐの率直な感想。しかし良い意味でなんじゃこりゃです(なんのこっちゃ)。まずへんてこりんな女が一人いますがコレが笑えます。素振りが変なんです。この女が原チャリでパリの街をぐるぐるとまわるシーンがあるのですが、延々とそれだけが映し出されたと思ったらいきなりピアソラのタンゴが強烈なインパクトをもってバックに流されます。この意味の無い映像が一変して名シーンになるというとんでもないシーンです。「ドンキホーテ」をベースにしたストーリーはストーリーとしての機能を持たず、リヴェット作品に付き物の「陰謀」も最後には置いてきぼりをくらう。終わり方はただ呆然とするしかなく、ここまでハチャメチャな構成の映画は見たことがありません。不思議な世界ではあるけれど、そこはまぎれもなくパリだし。ただ凄く印象に残る映画なんです。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-05-10 17:38:31) |
139. その男、凶暴につき
静かな間を置いて唐突に描かれる暴力描写。今ではすっかり定着した北野武のこの暴力描写は、それまでのバイオレンス映画には無い身近な怖さを再現することに成功している。当時、バイオレンスでありながら、なかなか撃たないので一発の重みがある、なんて評を読んで見に行ったわけですが、最後の方はけっこうドンパチしてて、今にして思えば北野色よりも奥山色が強い作品だなぁと思う。もともと奥山×深作の予定だった映画なのであたりまえといえばあたりまえなんですが、その中で北野色をしっかり垣間見せたのは、監督・北野の手腕として評価できると思う。でもあのオチはガク-ッときました。アレさえ無ければねぇ。まさに蛇足。 [映画館(字幕)] 5点(2005-04-11 16:19:12) |
140. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
《ネタバレ》 かなりドタバタした展開でいろんなことが急ピッチで起きますが、出演陣の年齢を考えるとどうしてもココで終わらせなきゃなんないので強引に詰め込みましたってかんじです。パルパティーンの最後があっけなかったのも強引さを際立たせているように感じます。でも楽しみに公開を待っていた私を裏切ることなくちゃんと楽しめたし、ルークとレイアもかろうじて若作りに成功していたんじゃないでしょうか。それになんといっても「スター・ウォーズ」ですから。 8点(2005-03-23 15:18:36) |