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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2002
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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121.  ヴィデオドローム
こんなにも生理的嫌悪感をよぶ描写を厚塗りした上に、一般商業路線で興行してしまう。間違いなく反社会的な奴、と後ろ指を指されるであろうクローネンバーグ監督の、でもそんなこと知ったこっちゃないと言わんばかりの制作姿勢に衝撃を受けたものです。あっぱれというか、真正の変態というべきかそれともアーティストか。人間てこんなものを創作できるんだ、脳に描いたものを映像にできるんだ。意味もわからないし、好きでもない。だけど観たら、脳の奥底に澱みとなって沈んで消えてくれない。
[ビデオ(字幕)] 6点(2014-06-11 00:24:44)
122.  女と男の名誉 《ネタバレ》 
昔観たんだけどすごく印象が弱かった作品。結局落とし所がピンと来なかったストーリー。キャスリーンのミステリアスな演出もニコルソンの破天荒なキャラも最終的に生きてこないという、なんか焦点の当て方間違ってんじゃないのかなと、もやもやする筋運び。頭のキレる女殺し屋なんですよ、K・ターナーは。ニコルソンまで振り回されるんだ、悪女の気配がぷんぷん。絶対組織に一杯食わせるはず、と期待して観るじゃないですか。こちらのヨミはてんで外れ、結局印象に残ったのは珍しいJ・ニコルソンの半べそ顔だけだったのでした。
[ビデオ(字幕)] 6点(2014-04-30 00:24:11)
123.  フットルース
明るくてイキオイがある、80年代って確かにそんな時代でした。明るい原色のスーツ、デビューしたての若いマドンナ、ふるさと再生だといってお金がばらまかれた日本の田舎。この映画はまさしくそんな記憶の中の一ピースであり、優良ポップスである主題歌と若きK・ベーコンの生真面目な瞳に出会うと、あの賑やかな時代が蘇り、ちょっと軽薄ではあったけど悪い時代じゃなかったよな、と個人的な思いにひたってしまうのでした。お話は、この時代を誇張したみたいに単純明快、わかりやすいことこの上なし。
[映画館(字幕)] 6点(2014-04-02 23:34:15)
124.  ブルーベルベット 《ネタバレ》 
リンチお得意の変態耽美映画。でも彼の作品にしてはぐっと理解可能なレベルです。冒頭のシーンがこの作品のアイデンティティを語りつくしています。咲き誇る花々に美しい芝生、飛び交うミツバチ。しかしその足元を深く探ってゆくと得体の知れないグロテスクな蟲がうごめいている・・、つまりこういうことなのだ、この世界は。 ここでぎょっとしていてはまだまだ。のどかな原っぱには人間の耳を配置したり、変態D・ホッパーの手元には吸入マスクとベルベット生地など、リンチの奇天烈なセンスが冴え渡ります。特に屋外に突如として現われるI・ロッセリーニの退廃としか言いようがない裸体には言葉を失います。光と闇、人物もこの二択にキレイに配置されるものの、光パートであるローラや母親らもなにかズレている印象を受ける。観たあとは三日ほどざらーっとしたヤな後味が残る名作であります。
[ビデオ(字幕)] 7点(2014-02-16 00:08:17)
125.  バベットの晩餐会
わー、もの凄く暮らすことを躊躇しそうなわびしい19世紀のデンマークの寒村だ、とまず寒々しいロケーションに圧倒される。そこに生まれ、出ることなど夢想すらしない敬虔な姉妹。二人の“何事もなかった”それぞれの人生に降って沸いた二つのできごと。この二つのことが年月を経て、不思議な発酵力を見せる。こんなに何も無い場所にも人生の妙は訪れるのかあ。バベットは神様が遣わしてくれた「世俗の喜び」なのかも。質素な食事も良いけれど、美味しさで心を満たすこともそれはとても幸福なこと。 厨房でのバベットの所作が凛として、出来上がる料理も目を奪われるほどに美しい。あ、でもうずらが籠の中でぴよぴよ鳴いていたのにはひるんでしまった。私は軟弱だ。 こんなにも地味で難しいテーマを映像化した、その懐の深さと滋味溢れる味わいに脱帽しました。
[映画館(字幕)] 7点(2014-01-17 00:40:52)(良:2票)
126.  マイ・ビューティフル・ランドレット
1985年、不景気真っ只中の英国。くすんだ空、活気の無い街並み、素行の悪い若者に汚いコインランドリー。幅を利かすのは目端の利く移民のみ。なんにも良いことなさそうな人生にも、ほんの少しは希望の陽が差したり、人を信じたり愛したりのドラマは発生するのだね。ビターな現実話だけど、不思議と“まあいいか そんなに悪くはないよね”と思ってしまうのはD・デイ・ルイスの飄々とした雰囲気がそうさせるのかな。
[映画館(字幕)] 6点(2014-01-11 23:42:53)
127.  レス・ザン・ゼロ
公開当時は、アメリカのお金持ちのツマラン日常に呆れるやら腹立たしいやらで、「知らんがな 勝手にやっとれ」と思った。登場人物らと年齢はさして変わらないのに、あまりの生活の違い。10代で何故毎夜パーティなのか、何でコカインが必須アイテムなのか。背景の金満堕落っぷりに嫌悪を感じるばかりだったなあ、と思いながら数十年ぶりに観直してみるとロバート・ダウニー・Jrの真に迫った哀しい堕落っぷりに心揺るがされてしまった。 馬鹿で愚かでお調子者で突っ張ってて、生きることの哀しさが前より少し分かるようになった今では、ああなんだか見捨てられないなあと思う。一体何だって高校卒業してわずか半年でこうもダメになるのか、J・スペイダーなんてもはや堂々たるヤクの元締めだ。ロバートの父親の半年前とは打って変わった冷酷さといい、説明の少ない脚本にイライラするものの、ロバートの精魂こもったリアルなヤク中の造形の見事さを評価しないではいられない。
[映画館(字幕)] 6点(2013-11-29 00:44:55)
128.  張り込み(1987)
個人的にはエミリオ・エステベスがオジサンぽくて衝撃を受けた本作なのですが、中身は“脱力コメディー”とでも申せましょうか、ゆるくて楽しいです。後半のサスペンス部も手を抜かずに作っている感じで好感度高し。余白の遊びの部分が楽しいんですよ。張り込み班二組が、相手チームにケチくさい嫌がらせを互いに仕掛けてるトコ、大好きです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2013-11-10 00:16:01)
129.  バンデットQ 《ネタバレ》 
アイディアが突飛なら、奇想天外なら、お話が面白くなるかといったらそれはまた別のハナシなわけで。人を引きこむお話の力って一体なんだろう。“自分だったら”と思わせるリアリティとか共感を覚えやすいキャラが立っているかどうかかな。え、そうなるのか、という楽しい驚きもほしい。いずれの要素もちょっと大したことなくて、映像にも目が驚かないしで期待はずれといったところ。冒険して戻ってきただけなのに親を失うってのは一体何の因果が応報しているんだ?
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-11-04 01:34:46)
130.  遊星からの物体X
“エイリアン(’79)”の有名な場面、食事中に乗員の身体を突き破って“キキーッ”とエイリアンが飛び出す、あの「うわあぁぁっ」というぞくぞく感をきっとカーペンターは1回じゃ物足りなかったんでしょうな。この手の「おわーっ」とか「ひいぃーっ」とかを何通りものパターンで演出してみせました。閉鎖空間という条件も無線の通じない南極基地の設定でクリア。この作品が単なるエイリアンの二番煎じといったレベルとちょっと違うのは、相互不信に陥る人間ドラマをそれはそれは役者陣が見事に熱演していることと、グロテスクなクリーチャーの造形の立派なこと。なんというか、こういう方面への偏愛すら感じる。一生懸命、丁寧に作ったんだろうなあ、このぐちょぐちょしたのを。拍手。
[ビデオ(字幕)] 8点(2013-11-02 00:09:19)
131.  クリスタル殺人事件 《ネタバレ》 
邦題がヘンなのと、エリザベス・テイラーが太ったオバサンでがっくりなのと、ミス・マープルがミスキャスト気味なのと、時折はさまるコメディーセンスがいまひとつなのでこの評価。秘書の女の人、なんで死んじゃう必要あったのかな。誰か教えて下さい。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-10-14 00:14:01)
132.  白いドレスの女(1981)
今観るとやっぱり古さを感じるなあ。80’は遠くになりにけり。K・ターナーとW・ハート、今ひとつ垢抜けない二人のせいか、当時はいざしらず今やスタイリッシュのスの字も無い。どうももっさりとして暑苦しいんだよな。人物の脇汗がすごいとかいうことではなくて。K・ターナーって男っぽいといつも思う。女の色香で男を惑わすキャラではないのでは。ラストもやや蛇足気味。拘置所で情けなさ全開でアルバムをめくるW・ハート、ここで締めてくれて良かったのに。
[ビデオ(字幕)] 6点(2013-09-24 00:28:41)
133.  グロリア(1980) 《ネタバレ》 
友人の子とはいえ、わが子でもない坊主を身体を張ってギャングから守り抜くグロリア姉さん。片手で拳銃をぶっ放し、もう片手にはでかいトランクを提げながら走る足元はハイヒール。この胆の据わりよう、粋ないでたち。逃げやすいようにジーンズにスニーカーなんてチョイスしがちな私のような小物にはとても真似できません。世の酸いも甘いもがっつり経験値にあるであろう姉さん。けど、グロリアは、ところどころ台詞にあるものを拾うに、“母親”になりたかったのですよ。カタギに憧れてた面も心のどこかにずっとあったのだね。だから多少小憎らしくても、あの子供への愛情の量の方が勝ったのですね。子供の手を決して振り払ったりしないグロリア。母であり姉であり友人のようなグロリアが死んでしまったと思って子供が向かうのは墓地。こんなとこが伏線になっていたなんて。思わず唸り、そしてラストでノックアウトされた。見事だあ。
[映画館(字幕)] 8点(2013-09-14 00:21:09)(良:1票)
134.  存在の耐えられない軽さ
背景がチェコ事件とあって、プラハの春の後、市井の人々がどんな風にあの街で生きていたのか、社会描写がとても興味深かった。署名撤回を拒否し続けたベラ・チャスラフスカのことが頭をよぎった。強靭な精神に驚嘆する。でも三角関係のドラマにはあんまり食指が動かなかった・・。男一人女二人、このキャストだとどうも「勝手にやっててくれい」と冷めてしまった。あまり好きじゃなかったな誰も。不可思議な男女の機微、深く描いてはいるので個人的には別キャストで観賞したい。
[ビデオ(字幕)] 5点(2013-08-11 00:39:20)
135.  ブルース・ブラザース
正直、ギャグシーンなんかは時代の洗礼を受けちゃって、今さら笑えるレベルではなくなってしまっているのだけど、それでもラストまでエンジンフルスロットルで突っ走る勢いの良さと、そうそうたるミュージシャン達が聴かせてくれるかっこいい音楽、まったく理不尽なまでに暴力的なレイア姫、この3点要素で7点はキープできてると思います。
[映画館(字幕)] 7点(2013-07-21 00:57:29)(良:1票)
136.  郵便配達は二度ベルを鳴らす(1981) 《ネタバレ》 
不思議なタイトルに、なんとなくサスペンス性の高さを期待して観てみると、鑑賞後はJ・ラングのエロい肢体のみ印象に残ってますというちょっとずっこけ気味な映画。コーラの夫殺しはそんなに大事にならずに処理されてしまうという、えええ?な展開。弁護士の元秘書がゆすりに来て、おおこれから面倒ごとに巻き込まれるのかな、と思ったらジャック・ニコルソンがぶっとばして撃退するだけかい。サスペンス度は低く、中~後半に至っては二人のロマンスというか痴話げんかになっちゃってる。ちょこっと出てきたサーカスのくだり、ちょっとのわりにアクが強すぎ。ありゃ一体何なのかしら。なんだかへんてこな話だったなあ、というのが正直なところ。
[地上波(吹替)] 6点(2013-07-14 01:09:56)
137.  さよなら子供たち 《ネタバレ》 
ルイ・マルが、表現者として、また、その時代を体験した者の義務としておそらく心の傷を抉るような思いで撮ったであろう作品。ルイ・マルの筆致は実に淡々と、日記をつけるように日常を語る。好きな本の話をしたり、相手の家庭に興味を持ったり、ケンカもしながら友情を育むカンタンとボネが微笑ましい。その日常を突如として切り裂く戦争の爪、静かに筆記具を片付けて従容としてゲシュタポに従うボネ。チャップリンの映画に笑い、ピアノが上手で博識で、つややかな頬の少年を待ち受ける苛烈な運命を思うと、胸が潰れそうだ。 
[映画館(字幕)] 9点(2013-07-14 00:53:44)(良:1票)
138.  アンタッチャブル
デ・パルマなのに常識的(?)な王道をゆく作り。どうしたんだろう、いつもの“オレの趣味”な部分は。それはさておき、キャスティングがぴたりとはまって座りが良く、画も明るくクリアで大変観やすい。善人VS悪人の対立構図も極めて分かりやすく、このライトな感じは昔楽しく「刑事コロンボ」を観ていた時を思い出すような。S・コネリーが頭ひとつ抜けて良い。この人の重鎮感が、この作品を軽すぎにせずに済んでいる。次点はA・ガルシア。
[映画館(字幕)] 7点(2013-07-07 23:00:03)
139.  マッドマックス サンダードーム
ティナ・ターナーが張り切って姐御役を引き受けた3作目。張り切ったわりに、あまりキャラが練りこまれておらず、良い人なのか悪い奴なのか宙ぶらりんに。宙ぶらりんになってたのはM・ギブソンだったか。ちょっとTVのバラエティみたいだったな。未来都市を夢見る一団と、突入するのも逃げ出すのもなんだか安易に事が進む。前作までのオマージュどころか単なる焼き直し。柳の下に3匹目のどじょうはいませんでした。
[ビデオ(字幕)] 4点(2013-06-20 00:06:52)
140.  セイ・エニシング
ジョン・キューザックが若い!このいかにも人の良さそうな、無害で汎用性の高い顔が抜擢されて生き残ることができてるのが、ハリウッドの懐深いところですね。相対するヒロインもいまいち垢抜けないアイオン・スカイを持ってきたので、どこにでもありそうな高校生カップルの青いお話としてうまく成立しました。十代の繊細さを思い出すには格好の映画です。
[ビデオ(字幕)] 6点(2013-06-17 22:52:54)
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