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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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121.  モテキ 《ネタバレ》 
31才セカンド童貞男の妄想が炸裂して面白い。詩がストーリーにリンクしたカラオケの演出もいいし、作品の中で使われている音楽もいい。パフュームとの唐突なダンスも楽しかった。 未練たらしく最後に一回やらせてとまでみっともなくもしつこく迫る藤本に、「あなたでは成長できない」と心臓をぶち抜いてトドメを刺すみゆきの一言。 観ているこちらがいたたまれなくなるほど。 みゆきが苦悩するのは不倫の自業自得だけど、振り回される藤本はたまらない。 麻生久美子がフラれて藤本に泣きすがるシーンも同じく痛かった。人間の情けなくてカッコ悪い部分が見事に描けている。  キャストがどれもばっちりハマっている。男をその気にさせる長澤まさみが、とにかく魅力的。この作品はこれに尽きる。 童貞の理想の彼女であり、既婚者の理想の愛人にもなっている。 麻生久美子も十分魅力的だが、さすがに旬の長澤まさみには勝てない。フラれてエロ親父のリリー・フランキーに高級寿司をご馳走になり、ベッドを共にしてしまうのが妙にリアル。 グダグダしている森山未來に、ドSなくらいにカツを入れる真木よう子もスカッと気持ちがいい。  ところが、あのラストはなんでストーカーから奇跡の大逆転となったのか。夢物語すぎてちょっと冷める。 今までいろんなことから逃げてきたみゆきが泥だらけでしがみつく藤本の姿勢に気持ちが揺らいだということだろうけど、いくらなんでも不自然で唐突なのでついていけない。気持ちが変わるにしても、ストーカー行為で警察に捕まってという展開を経ていれば、また違ったかもしれないが。大逆転にも説得力があれば最高だったのに。  『ボーイズ・オン・ザ・ラン』と本作が、痛いダメ男の応援歌としては双璧か。 恋愛ソングに勇気をもらってみゆきに告白に行こうとした主人公のように、この映画に勇気をもらって同じようにする人がいるかも。 リアルではまあ勘違いの玉砕に終わるだろうが、それも青春かな。奇跡が起きれば儲けものだし。
[DVD(邦画)] 8点(2017-03-01 21:14:51)(良:1票)
122.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 
アニメを映画館で見るなんて、子供の頃以外は記憶にないが、「君の名は。」とこの作品だけは見る気になった。 見てみると評判通りの佳作。日本昔話に出てきそうな朴訥でほんわかした雰囲気。 そんな中で絶対幸せになるしかないと思える主人公が、戦争で悲惨な目に遭う衝撃。 ほんわかした声や画柄と、シリアスなストーリーのミスマッチにやられた。 それでいて陰惨に終わるのではなく、最後に救いもあるので後味は良い。 ただ、そこまで深く感情移入はできなかった。
[映画館(邦画)] 7点(2017-03-01 21:09:09)
123.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
アニメは見るならDVDで十分と思っているが、これは映画館で見て良かった。好きな画柄だったし、ストーリーにも惹かれた。 男女の入れ替わりやタイムスリップだけなら凡庸なものになりそうなところを、口噛み酒、隕石落下の大災害、組紐などの要素を入れて、ドラマティックにしている。 よく考えると綻びも目につきそうなストーリーで、腑に落ちないところが幾つもあるのだけど、勢いに飲まれて作品世界に巻き込まれていく感じ。終盤は映画館で必死で涙をこらえるしかなかったのだから、心を動かされたのは間違いない。
[映画館(邦画)] 8点(2017-03-01 21:06:39)
124.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
なんだこのできそこないゴジラは?とそのカッコ悪さにビックリ。 が、それは進化途中の形態で、最終形態はゾクゾクするようなカッコよさ。待ってました大統領って感じ。やっぱり映画館で見ると大迫力。 フィクションの世界なら、正義の味方だろうが悪の化身だろうが、強くて存在感のあるものには得も言われぬ魅力がある。 従来の怪獣ものと違い、ゴジラを巡る政府や官僚の動きがリアルで面白かった。
[映画館(邦画)] 7点(2017-03-01 21:05:28)
125.  アントマン
アリのようなヒーローとはユニークだけど、内容は記憶からすぐに消えそう。
[DVD(字幕)] 4点(2017-02-28 20:44:21)
126.  ニンフォマニアック Vol.2 《ネタバレ》 
ジョーは突然性感を失ったにも関わらず、子供を産んでも落ち着くことなくSEXに耽るのが不思議。ジェロームが手に余って他の男漁りを提言するほど異常ってこと。極め付けは、言葉も通じない黒人をナンパして、その黒人兄弟と3Pになるシーン。プレイの最中に兄弟がどっちの穴に入れるかを巡って勃起しながら喧嘩を始めるという笑える展開。しかも、若いステイシー・マーティンではなく、肌のたるんだシャルロット・ゲンズブールが演じているのもシュール。  失ったセクシャリティを回復しようと、ジョーは会員制SMクラブのようなところにまで出入りする。そんなことで回復できるとは思えないのだが、とりあえず何でもやってみようということか。夫と子供を失ってでもムチ打たれに出かけていくいくジョーは、凡人には理解不能。ジョーは集団カウンセリングで「色情狂」と自己紹介し「セックス依存症」とはっきり区別しているようだが、その違いさえもよくわからない。  ジョーが借金取りになって男の性的嗜好を探りながら責めるシーンも面白い。大男が脅迫してもオチなかった男の下半身を露出させて、いろんな性的嗜好の物語を聞かせ反応を見て、ついには男児愛好家とわかるや男は泣きながら金を払うと屈服する。色情狂としてのいろんな性体験が仕事に生かされることもあるわけだ。性的疎外者であるジョーが同じ孤独を味わう男児愛好家にフェラしてやるのも色情狂ならではの共感の印なのか。  蘊蓄を語りながら分析するセリグマンの博識ぶりがすごい。ジョーがムチ打たれたときに縛られた縄の結び方が、登山のプルージック結びと推察して、それが生まれたエピソードまで披露している。 その紳士然として性欲など無縁のような童貞老人が、ラストに豹変したのはビックリ。おまえも性欲から逃れられない男だったのかと。 セクシャリティをすべて捨てることを決心したジョーも、結局そこからは逃げられなかった。セリグマンがジョーに拒絶されて最後に言ったセリフ――「大勢の男とやったくせに」 それまでの博識な紳士像を全部引っくり返してしまうインパクト。  神経症を抱えたトリアー監督の、人間の性や業を冷徹に見つめる屈折した皮肉な視線を感じる。 この監督、皮肉が好きなようで、ジョーが片腕として育て上げたPにジェロームを寝取られた上に小便を掛けられたのもそう。 丁寧に積み上げたものを最後に粉々にぶち壊してみせる感じ。  もっと軽いタッチの映画かと思ったら、とても深くて数学、バッハ、聖書など、いろんなメタファーがこめられているようだ。深すぎて理解するのが難しい。特に、聖書や宗教が絡むと、その方面での関心や知識がないので、東方教会や西方教会が出てきてもピンとこない。 でも、わからないながらも幾つものシーンにインパクトがあって印象に残る。この特異な映画の全体を理解したい気もするが、一方でそれができない自分に安心する気持ちもある。
[DVD(字幕)] 7点(2017-02-28 20:39:00)
127.  さんかく
これは面白い! 男のダメさ加減がひしひしと伝わってくる。 丁寧に作られているので、きっちりと前フリも効いていてストーリーの流れに無理がない。 それでいて、ハッとするような展開もあるので引き込まれる。  キャラも配役もとても良かった。 元ヤンで先輩面して後輩にウザがられる単細胞な主人公に、高岡蒼甫。 別れても合鍵を作ってまで付きまとい、親友のマルチ商法に乗せられる女に、田畑智子。 女の妹で、大人と子供を使い分ける15歳女子中学生に、小野恵令奈。男を振り回す小悪魔ぶりが、とりわけハマっていた。 キャラが立っているので、それぞれの会話もウィットに富んで楽しい。  ただ、ラストだけは好みじゃない。 男と姉妹が何とも言えない空気で言葉を発する前に終わっている。 姉が最後にうっすら浮かべた笑みから、男への気持ちが整理できたように感じたが。 その後がいろいろ想像できるものの、もう少しはっきりと描き切ってほしかった。
[DVD(邦画)] 8点(2017-02-28 18:21:45)(良:1票)
128.  アンコール!! 《ネタバレ》 
父と息子の溝は修復できないほどに広がっていた。考え直して関係改善しようとする父を、もう遅いと拒絶する息子。そこには積もり積もったものがあるのだろう。 老人合唱団をボランティアで指導する音楽教師、老夫婦の深い絆、無謀とも思えるコンクール挑戦。アイテムはきっちり揃っているものの、どれも定型で感動までには至らない。
[DVD(吹替)] 5点(2017-02-27 19:58:54)
129.  ニンフォマニアック Vol.1 《ネタバレ》 
ボコボコにされて倒れている女を初老の男が連れて帰って、女のこれまでの人生を聞き出していく形で物語は進む。 ヒロインのジョーは友達とお菓子を賭けたゲーム感覚で男漁りをするようなヤリマン女。となれば、下衆で俗っぽいストーリーになるのかと思えば、哲学的な話も交えてどこか高尚な香りがする。例えば、3+5突きで終わった屈辱の初体験。そんな下ネタもフィボナッチ数になぞらえてしまう。  一番印象に残ったシーンは、妻子ある男と不倫して、捨てられそうになった夫人(ユマ・サーマン)が子供3人を連れて乗り込んできたところ。たまたま訪ねてきたジョーのボーイフレンドも加わって、なんとも言えない雰囲気の中7人がテーブルで向かい合う。夫人の抑えきれない怨念と怒りが滲み出て、トリアー監督の才気を感じた。 この監督にこのシーンの調子でコメディを作らせても面白そうだけど、暗くてシリアスな映画ばかり作っている印象がある。  セックスシーンは随所に出てくるが、ステイシー・マーティンの顔はキレイでも体が華奢すぎてそそられない。 全体に落ち着いたトーンで、どこか不思議で面白い雰囲気を持っている映画。セリグマンがジョーの話を聞くさまは、博識の老学者がカウンセリングをしているかのよう。 バッハの旋律にもフィボナッチ数が潜んでいるとし、低音部、中高部、高音部の三部によってポリフォニーが作られる。一見ジョーの色情狂とは何の関係もないような話だが、バッハとジョーの話を関連させていくのがユニーク。 ジョーは大勢との性交渉も単に性的体験の総体としてしかとらえていない。だから男は一人だけと同じことなのだと。毎晩7、8人の男と寝ていたジョーは、低音部、中音部、高音部に男を分けて振り返っていく。 単なるヤリマンの話かと思えば、すごく哲学的な分析にまで発展して、ちょっとついていけない。  ラストは、あれだけヤリまくってた色情狂が、ベッドの上で男とまぐわいながら「何も感じない」と泣き出す。 つまらなければVol.2は見ないで済まそうと思ったが、この後どうなるのか続きを見たくなる。
[DVD(字幕)] 5点(2017-02-27 12:25:00)
130.  ソルト 《ネタバレ》 
子供からのスパイ養成、二重スパイ、陰謀、裏切り、二転三転するストーリー。 スパイものとしてはスタンダードな要素がしっかり入っているものの、何か物足りない。 アンジー好きなら。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-02-26 08:30:46)
131.  おじいさんと草原の小学校 《ネタバレ》 
どこから見ても立派な美談なのだが、あまり共感できず。おじいさんが小学校入学をゴリ押ししたのが、どうもスッキリしない。 その年になって一から文字を学ぼうとすること自体は立派だが、それは子供だけが通う小学校でなくてもいい。他に大人が学べる学校がないなら話は別だが、大人だけの学校はあったのだから。 いくらそれが騒がしい環境であったとしても、例外を認める理由としては弱い。  おじいさんも他への配慮よりも自分がその小学校に入学することに執着しすぎているように見える。 子供は子供だけの世界を持っている。自分が小学生のときに大人のクラスメートがいたら、正直嫌だけどな。教師や実習助手としてなら構わないけれど。
[DVD(字幕)] 4点(2017-02-25 22:34:08)
132.  アジョシ 《ネタバレ》 
質屋の元特殊部隊要員に扮する主人公のウォンビンが、文句なしにカッコいい。 ロワンとのタイマン対決は昔ながらの男と男の決闘という感じ。ロワンは拳銃を使えば簡単に殺せた場面で、あえてナイフでのタイマン勝負を挑んだり、少女を最後でイカれた医師から救ったり、敵だけれど憎めないキャラ。 少女も殺戮に慣れたテシクやロワンの心を動かすだけの何かを持っている。少女が臓器売買の餌食に…というそのまま終わっていれば後味が悪すぎるグロテスクなシーンもあったが、ラストはちゃんとカタルシスもある。  結局あの目玉は?と最初はピンと来なかったけど、見返してみると伏線は張ってある。子供を犯罪の手先に使ったり、臓器売買で殺してしまうマンソク兄弟の極悪キャラも、主人公を引き立てていた。 血生臭いシーンがテンコ盛りだが、それが嫌いじゃなければ楽しめる。『レオン』とまではいかなかったけど、これはこれで面白い。
[DVD(吹替)] 7点(2017-02-24 20:00:47)(良:1票)
133.  バイオハザードIV アフターライフ
映画は続編を作るにしても2作、長くても3作までにまとめないと。さすがに飽きて右肩下がりに。
[CS・衛星(吹替)] 4点(2017-01-18 06:11:49)
134.  プリズナーズ 《ネタバレ》 
最後までどうなるかわからない、真相が藪の中の面白さはあるが、設定にかなり無理を感じるところも。 特に、第二の容疑者であるテイラーのキャラがわかりにくい。 自分が誘拐されたからといって、その模倣に偏執することが、精神疾患とはいえありえることなのか全然ピンと来ない。 その不可解な言動には、観客をミスリードするためのこじつけ感が否めない。 真犯人夫婦がアレックス(最初の容疑者)だけ手元に置いて育てたのも不可解。 これもミスリードのための設定と感じる。 おかげでサスペンス性は高まっているが、その分すっきりしない部分も出てくる。  娘を助けたい一心で容疑者を拷問してしまう父親の暴走は見応えがある。 誘拐されたもう一人の方の両親が、その暴走を黙認してしまうのもリアルだった。 最初に誘拐されたバリー少年が、怪しい薬で知的障碍にされたアレックスと同一人物というのは予想できなかった。 人間関係を完全に整理するのに手間取るけれど、最後まで見入ってしまう。  テーマは宗教色が意外と濃い。 キリスト教的には蛇は悪魔の化身。 息子の不幸で神を呪い、神への反逆として他人の子供たちをさらいまくる。 子供の親を悪に引きずり込む発想が、実に悪魔的。 囚われの身(プリズナーズ)となっているのは誘拐された子供だけではなく、大人たちも含めてのタイトルだったようだ。  結構特異な映画なのにあまり心に刻まれなかったのか、初見から2年程経って見たら細かいところはすっかり忘れていた。
[DVD(吹替)] 6点(2016-12-31 15:26:51)
135.  ホーリー・モーターズ
映画を作るとき観客のことをまったく考えていない、観客より自分自身のことを考える。そう言った監督の言葉通りの印象。 シュールで前衛的かつ哲学的、最も苦手なタイプの映画。
[DVD(字幕)] 2点(2016-11-03 06:40:55)
136.  星の旅人たち 《ネタバレ》 
息子の遺灰を撒きながら巡礼の旅を引き継ぐ老人、メタボ対策で痩せようとしている大食漢、禁煙しようとしてるヘビースモーカー女、スランプでネタを探しに来ている作家。たまたま出会った4人が800キロに及ぶ聖地巡礼の旅に同行するロードムービー。 巡礼の目的もそれぞれ。ヘビースモーカーの女は禁煙目的とは言っているが、DV夫との離婚という過去を背負っており、そのトラウマ解消が本心か。大食漢の男も単なるダイエットの他に何かわけがありそうにも思える。自分探し、再生の道のり。 断絶していた父と息子は、父が息子の巡礼を経験することでその気持ちを理解しようとした。遺灰を撒き終えて幻影の息子と見つめ合う父の顔からは、二人の距離が縮まった喜びが感じられた。 じんわりとくる良作だと思うが、聖地巡礼というのがそもそもいまいちピンとこない。今では信仰心がなくてもこの映画のように自己実現やスポーツ的に挑戦する人も多いようだけど。やってみればわかるのかな。
[DVD(字幕)] 5点(2016-10-23 23:06:26)
137.  薄氷の殺人 《ネタバレ》 
魔性の女がキーパーソンになったフィルム・ノワール系。 わかりにくいところや不自然なところもチラホラ。最初に射殺された容疑者兄弟は、結局事件には関係なかったのか。 雰囲気や情緒を重視して辻褄の合わない不自然なところが出てくる映画は苦手。 女のキャラもブレてるように感じたが、グイ・ルンメイの美貌は印象に残った。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2016-10-23 22:51:50)
138.  博士と彼女のセオリー 《ネタバレ》 
ホーキング博士の名前と顔、病気のことくらいは知っていたが、その人となりはほとんど知らなかった。スティーヴンの妻・ジェーンの自伝が基にしているだけあって、プライベートなこともかなり忠実に描かれているようだ。主演俳優もホーキング博士によく似ている。妻のほうはまったく似てないけれど、もともと顔を知らないから違和感はない。 ジェーンはスティーヴンが一、二年の命で、それまでは全力で彼を支えようとしたのだが、これほど長生きするとは考えもしなかっただろう。障害者の夫に加えて子供も二人抱えては、一人ではどうにもできなくなるのは当たり前。そこで手伝いを牧師のジョナサンに頼んだのが運命の出会い。あからさまな不倫関係には描いていないが、ジェーンがジョナサンのテントの中に入っていくシーンでサラッと示唆していた。 ジェーンとジョナサンが別れて、スティーヴンの世話をしたのが看護師のエレイン。スティーヴンがジェーンより心の繋がりを感じるエレインのほうに傾いていったのは自然の流れか。スティーヴンとジェーンの別れのシーンも印象的。エレインと一緒にアメリカに行って面倒を見てもらうと告げた時、それですべてをわかり合えた二人。離婚や再婚、三角関係など、普通の人と変わらない。 映画では描かれていないが、スティーヴンは結局エレインとも別れたとか。乙武氏もそうだが、色恋に身体的ハンデキャップをまったく感じさせないエネルギッシュな生命力とタフな精神力には舌を巻く。 宇宙の理論はさっぱりわからなかったが、誰もが身近に感じる人間ドラマにはなっている。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2016-10-20 22:11:19)
139.  後宮の秘密 《ネタバレ》 
権謀術数が渦巻き、魑魅魍魎が跋扈するドロドロした世界。後宮がそっくり日本の大奥のイメージと重なる。 ファヨンの産んだ子が実は王の子ではなかったり、大妃が自分の息子を王にするために王を毒殺したり。肉親の間でもやるかやられるかという殺伐としたものもあり、日本の戦国時代を思い起こさせる。  岡本夏生に似た大妃が悪の根源で、対するファヨンはか弱く美しくて清純な王妃というよくある構図かと思えば、ラストは意外だった。クォニュが毒と知りながら飲んでファヨンと我が子を守り、死に際にファヨンに伝えた言葉。「俺たちの子を守ってくれ」それに対するファヨンの言葉に戦慄する。「俺たちの子? 私の子よ」この時、第二の大妃、モンスター妃が誕生した。 結局ファヨンも幼い我が子を王にするために、手段を問わず邪魔者は抹殺する。また同じような権力闘争の歴史が繰り返されることを暗示している。勧善懲悪ではない、なかなかブラックなストーリー。  お人形さんのような顔のチョ・ヨンジョが思い切りのよい脱ぎっぷりを披露。B級お色気もののようなタイトルだが、エロシーンはしっかりあるもののストーリーは意外と骨太で十分楽しめる。
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-16 20:21:39)
140.  くちびるに歌を 《ネタバレ》 
ベタで王道、爽やかな感動的学園もの。そういうのは大好きなのだが、これは感動しきれなかった。 その理由の一つは、あざとさが目につきすぎたこと。障害者の前で皆が自然発生的に大合唱する場面は、泣かせようとする意図があからさまで泣けない。逆に居心地の悪さのようなものを感じてしまった。 もう一つは、主人公の女性教師に魅力を感じなかったこと。新垣結衣はビジュアルは文句なくトップクラスの女優だけど、演技者としては惹かれない。それほど美形ではないのにドラマの中では光り輝く女優もいるが、それとは逆。なんでだろう。常に隙のなさすぎる美人というか、何の役をやってもイマイチ伝わってくるものがないというか。 なのでもうひとつ乗り切れなかったが、それでも生徒たちの演技は良かったし、音楽の力は感じられた。
[DVD(邦画)] 5点(2016-10-09 22:46:11)(良:1票)
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