Menu
 > レビュワー
 > かたゆき さんの口コミ一覧。77ページ目
かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1874
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
8182838485868788899091929394
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
8182838485868788899091929394
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
8182838485868788899091929394
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1521.  フューチャー・ワールド 《ネタバレ》 
核戦争後の荒廃した近未来。秩序はことごとく破壊され、人々は剥き出しの本能のみを頼りに生きながらえていた。そんな絶望的な世界で、暴行と略奪を繰り返す“侵略者(レイダース)”の襲撃に怯えながらも、何とか平穏な暮らしを送っていたオアシスの民。だが、彼らは今、深い哀しみに暮れていた。長年、その秩序の象徴として崇められていたクイーンが重い伝染病を患い、死の淵に瀕していたからだ。「なんとしても母の命を救いたい」――。彼女の息子であるプリンスは、どんな病気でも治すという薬を求めて荒野へと旅立つことを決意する。わずかな銃弾が詰められた拳銃のみを手に、その薬があるというパラダイス・ビーチを目指して危険な荒野をゆくプリンス。そんな彼に、凶悪な〝侵略者(レイダース)〟の魔の手が迫っていた…。血と暴力に満ちた世界で、僅かな希望を求めて旅する一人の男と彼を付け狙う荒くれ者との攻防を描いたバイオレンス・アクション。まあ『マッドマックス』以来何度も何度も描かれてきた、よくあるディストピアSFなのですが、監督も務めたジェームズ・フランコやミラ・ジョヴォビッチ、懐かしのルーシー・リューも出ているということで今回鑑賞してみました。率直な感想を述べさせてもらうと何の捻りもない、凡庸な出来でしたね、これ。先に述べた豪華な役者陣は全て脇役、主人公はこのプリンスという若者なのですが、まぁーこいつがびっくりするくらい魅力に乏しいんです。情報収集に来た売春宿で、仲間の忠告も聞かずに可愛いおねーちゃんとベッドインしようとしてその仲間を殺されちゃうというドアホぶりで、その後もちょっと痛い目に遭わされるとすぐに故郷の場所を吐いちゃうというヘタレ具合。そこから成長するのかと思いきや、危機に陥るたびに敵を裏切った女ロボットに何度も助けてもらうという彼の他力本願ぶりには唖然としちゃいました。また、物語の鍵となるこの女ロボットの存在も正直よく分かりません。ようやく辿り着いた目的地(これもけっこうあっさり着いちゃって、え、もう着いたんかいとずっこけそうになっちゃいました笑)に君臨する、ミラ・ジョヴォビッチ演じる女ボスも意味不明。何故か薬を飲ませた男と戦わせて、勝ったらその腹割いて薬取ってもいいよってどーゆー趣味?!そしてその女ロボットを巡って急に仲間の女とレズ三角関係に発展しちゃうとこなんて、「はぁ、何その唐突な展開?」と頭ポカーン状態。どうしてこの凡作にハリウッドの有名どころが多数出演しているのか、もはやその存在自体が謎の作品でありました。男たちのパラダイス、ラブ・タウンでのおっぱい大安売りに+1点!!
[DVD(字幕)] 4点(2019-12-08 23:15:13)
1522.  アメリカン・サイコ 《ネタバレ》 
アメリカの金融街で充実した毎日を過ごすエリート・サラリーマンでありながら、その裏では心の奥底に暗い衝動を抱えた殺人鬼でもある男。彼の倒錯した狂気の日々を乾いたユーモアを交えて描いたサイコ・スリラー。なんだかんだでけっこう有名な本作を今さらながら鑑賞してみました。うーん、正直さっぱり面白くなかったんですけど!映像的にはときおり印象的なシーンがあるものの、肝心のストーリーの方がだらだらしててもう見られたもんじゃありません。肝心の殺人シーンも添え物程度にときおり出てくるだけで、それもストーリーにうまく絡んでこないですし。最後のオチにいたっては投げっ放しの酷い代物で、もはや怒りさえ感じてしまいました。本作がいまだに曲がりなりにもその名を残しているのは、きっとクリスチャン・ベールの選民意識丸出しのいけ好かないエリート・サラリーマン役が見事に嵌まっていたからでしょうね。そんな彼が血まみれ全裸でチェーンソー片手に女を追いかけまわすシーンは、良くも悪くも印象に残ります。でも、本作の価値はそこぐらいでしょう。この現代に、わざわざ時間を割いてまで観るべき価値は全くありません。
[DVD(字幕)] 4点(2019-12-07 23:05:44)
1523.  ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー 《ネタバレ》 
ライ麦畑の永遠の反逆児、ホールデン・コールフィールド――。このアメリカ文学界に突如として現れ、今や怒れる若者の代表的アイコンとなった彼の物語『ライ麦畑でつかまえて』を著したのは、まだ無名の新人作家J・D・サリンジャーだった。本作は、そのサリンジャーの謎に満ちた半生にスリリングに迫った伝記映画だ。第二次大戦に従軍後、精神を病みながらも苦労して書き上げた、その名作誕生の裏にはいったいどんな秘密があったのか。また、発表するやいなや瞬く間にベストセラーとなり、富と名声を手に入れながらも、何故彼はアメリカの片田舎に引きこもり、自ら張り巡らせた壁の中でその生涯の大半を過ごしたのか。二十代のころに『ライ麦――』を読んで感銘を受け、以来何年にもわたりファンとなった自分としては大変興味深く今回鑑賞してみた。結果は……、正直期待外れというのが僕の率直な感想だ。理由は、描かれるエピソードがそれまで知られていた事実をただ再現したものでしかなく、新しい発見が一切なかったことがまず一点。物語構成のバランスが悪く、特に第二次大戦の描写や恋人の裏切りなどがかなりあっさりしすぎているところがもう一点。そして本作の最大の欠点は、そうして再現されたエピソードがただ時系列順に羅列されただけで物語としての芯が通っていないところだ。僕が考えるに、優れた伝記映画にはその人の人生とはいったいなんであったのかを観客に深く訴えかけるようなテーマが厳然としてあるものだが、本作にはどうにもそれが足りない。苦労した習作時代や地獄のような日々を過ごした第二次大戦への従軍経験が如何にして、未だ若者にもカリスマ的な人気を誇る名作家誕生に繋がったのか、ここらへんの説得力が弱いように感じてしまった。いくら事実を基にしていても、創作である以上はちゃんと優れた物語であるべきだ。サリンジャーがその後、全ての関係性を絶ち、世捨て人のような生活を続けてきたという最も人々の興味を掻き立てる部分をナレーションで簡単に説明して終わりというのも如何なものか。すべてが表面的で浅く、サリンジャーという人物に対する掘り下げが全くなされていない。サリンジャー本人が生きてこの作品を観たら、そのあまりの薄さにきっと怒り狂うんじゃないかとさえ思ってしまった。サリンジャーの長年の愛読者としては残念というほかない。
[DVD(字幕)] 4点(2019-11-19 23:35:44)
1524.  マイル22 《ネタバレ》 
アメリカで秘密裡に暗躍する特殊工作員たちの活躍を臨場感たっぷりに描いたハード・アクション。監督はこの手の分野を得意とするピーター・バーグ、主演を務めるのは彼の作品のもはや常連とも言えるマーク・ウォールバーグ。他にハリウッドの名バイプレーヤー、ジョン・マルコヴィッチが名を連ねております。まあこの監督らしいと言えばそれまでなんですけど、なんだか演出が全体的に大味な作品でありましたね、これ。冒頭の一軒家におけるテロリストたちとの銃撃戦こそかなりの迫力だったのですが、その後の主人公たちのドラマの描き方が正直かなり大雑把。彼らがそれぞれいったいどんな背景を抱えているかがいまいちよく分からないまま、強引にお話だけが進行していくので観客はだいぶ置いてけぼりを食らっちゃいます。そもそも主人公たちの属する組織がいったいどんなものなのかもよく分かりません。そこに東南アジア政府やロシアのKGBなどが絡んでくるうえに、主人公の現代の尋問シーンなども差し挟んでくるのでお話が無駄にややこしい。物語も中盤を過ぎたあたりで、ようやく「大量破壊兵器の秘密を知る亡命者を22マイル先の空港まで護送する」という本筋が見えてくるのですが、「え、そんな単純なお話やったんかい!!」と思わずずっこけそうになっちゃいました。ウォールバーグ演じる主人公がやたらイライラして悪態つきまくるうえに、腕のゴムをひたすらパッチンパッチンやるのも見ていて不愉快。瀕死の重傷を負った仲間のおばちゃんには手榴弾を渡し自爆を強要するという非情さを見せながら、違う仲間のええおねーちゃんが危機に陥ったら全てを危険にさらしてまで助けに駆けつけるという彼の一貫性の無さには、もはや呆れを通り越して失笑してしまいましたわ。あんた、えこ贔屓しすぎやろ(笑)。うーん、正直、観る価値はなかったかな。
[DVD(字幕)] 4点(2019-10-29 22:17:26)
1525.  マグダラのマリア 《ネタバレ》 
あの世界でもっとも有名な物語の古典、新約聖書の世界をマグダラのマリア目線で映像化した歴史ドラマ。まあ観る前から大方の予想はついていましたが、最初から最後までもうとにかく眠たくなるほどオーソドックスな宗教ドラマでしたね、これ。ただ、マグダラのマリア役を今を時めく人気女優ルーニー・マーラが演じているということ、その一点のみで今回鑑賞してみました。確かにマリア役を演じた彼女の清楚な佇まいはまさに嵌まり役で、見ていてほれぼれするほどキレイでした。でも、本作の見どころと言えばそれぐらいかな。きっと熱心なキリスト教徒の方なら楽しめるんでしょうけど、僕のようなそうじゃない人間にとってはさすがにこれは退屈で退屈で仕方なかったです。新しい部分と言えば、これまで娼婦とも言われ罪深き女などとも称されたマグダラのマリアを、最もキリストのことを考えていた普通の人として描いているところぐらい。まあそれも僕にとっては、「へー、そうなんですか」くらいの感想しか残りませんでした。また、肝心のイエス・キリスト役をあのいまもっとも勢いのあるホアキン・フェニックスが演じているのですが、これがミスキャストもいいところ。でっぷりと貫禄ありまくりで、正直まったくキリストに見えないんですけど!だから語られる言葉もさっぱり心に響いてきませんし、あのキリストが取り乱して感情的になるシーンなんて見ていて違和感しか感じませんでした。予想だけど、これってキリスト教徒の人たちにも評判悪いんじゃないですかね?キリストの最期を知りたければ、メル・ギブソンの『パッション』の方が100倍くらい出来はいいんで、そちらを観ることをお勧めいたします。
[DVD(字幕)] 4点(2019-10-25 21:48:23)
1526.  ファースト・マン 《ネタバレ》 
人類で初めて月に降り立った男、〝ファースト・マン〟ことニール・アームストロングの半生を実話を基にして描いた伝記映画。監督は『セッション』『ラ・ラ・ランド』で切れ味鋭い演出を見せたデイミアン・チャゼル。決して諦めない不屈の男を演じるのは、前作に引き続きタッグを組んだライアン・ゴズリング。正直、僕の感性とは全く合わない作品でしたね、これ。リアリティを重視したのかもしれないけれど、お話的に地味すぎて最後まであくびが止まりませんでした。また、終始手持ちカメラで撮ったかのように、画面が微妙に揺れまくるのも見辛くて仕方なかったです。うーん、昔からこの監督とはいまいち相性が悪いなぁと感じていたのですが、今回は特にそれが顕著でした。すんません、4点で。
[DVD(字幕)] 4点(2019-10-23 21:56:06)
1527.  ギヴァー 記憶を注ぐ者 《ネタバレ》 
ここでは誰も過去の記憶を持たない――。今から遠く離れた未来社会。荒廃した世界から立ち上がった人類は、平和を守るために厳密に管理された完璧な世界を創り上げていた。その名も、“コミュニティ”。ここでは誰もが同じ服を着て規則正しい生活を送り、毎朝同じ薬を呑み、毎晩同じ時間に眠りに就き、誰も嘘をつかず、そして誰も過去の歴史を知らない。誰もが平等のこの世界で、それまで何の疑問も抱かず平凡に暮らしていたティーンエイジャー、ジョナスは明日の儀式を前に緊張していた。そう、その儀式によってその人の一生の仕事が決まるからだ。緊張する彼に告げられた職業は、レシーヴァ―(記憶の器)。それは過去に起きた全ての歴史――良いことも悪いことも含め――を秘密裡に受け継ぐもの。前任者である“ギヴァー(記憶を注ぐ者)”から、さっそく指導を受けることになったジョナス。彼から受け取った記憶は驚くべきものだった。戦争、荒廃、憎しみ、苦痛、そして、愛…。徐々に記憶を受け入れていくジョナスは、次第にこの世界に疑問を抱くようになる…。徹底的に管理されたユートピアに暮らしていた若者の成長と闘いを独創的な映像で描いたSF・アクション。アメリカの児童文学を原作とした本作、ジェフ・ブリッジスとメリル・ストリープという二大オスカー俳優共演ということで今回鑑賞してみました。最初は白黒から始まった映像が、主人公が徐々に記憶を取り戻していくことにより少しずつカラーになってゆくという映像表現はなかなか独創的で大変いい。でも、本作の見どころはそこぐらいですかね。『ハンガー・ゲーム』や『ダイバージェント』といった一時期大流行りした設定勝負のヤングアダルトSFと同じく、今作もこの設定の詰めが非常に甘い!!まず、肝心のこのレシーヴァ―という職業の存在意義がよく分かりません。こんなリスクがあるなら別に人間に記憶を受け継がせなくてもいいのに、何故にわざわざ人にその役目を?また、ここまで管理が行き届いた社会なのに、どうして人にマイクロチップを埋め込むようなことはしないのでしょうか。おかげで主人公は簡単に逃げ隠れしまくっちゃってますやん。それにここまで大風呂敷を拡げておいて、後半はかなりこじんまりとした追跡劇がちまちま繰り広げられるだけというのもスケールが小っちゃ過ぎます。特に酷いのが最後のオチ。あまりに投げっ放しで、「え、これで終わるんかい!」とキレそうになっちゃいました。いくら二大オスカー俳優共演とはいえ、これでは凡作と言わざるを得ません。
[DVD(字幕)] 4点(2019-10-07 00:42:12)
1528.  かごの中の瞳 《ネタバレ》 
過去の不幸な事故によって完全に失明してしまったジーナ。だが、夫の献身的なサポートのおかげで今はタイのバンコクで何不自由なく暮らしている。安定した収入、日常の中でのちょっとした気遣い、そして愛に満ちたセックス――。子供にはまだ恵まれていないものの、夫とともにささやかながら安定した生活を送っていたジーナに、主治医から更なる朗報が告げられる。なんと角膜移植により、右目だけだが視力が戻るかもしれないと言うのだ。藁にも縋る思いでジーナは手術を決断する。術後の結果は良好、ジーナは抗生物質を点眼しながら視力の回復を待つことに。次第に戻って来るカラフルな世界に、ジーナは戸惑いながらも喜びを隠せない。お祝いを兼ね、新婚旅行で行った南スペインへと夫と二人でバカンスに旅立つジーナ。だが、訪れた先で彼女はちょっとしたことから夫に不信感を抱くようになる。次第にギクシャクしてゆく夫婦。タイへと帰ってきた彼女は、プールで出会った心優しい男性に気持ちが揺らぎ始める…。それまで愛に満ちた生活を送っていると信じていた盲目の主婦、彼女が視力を取り戻したことで見えてきた夫への疑心を独創的な映像で描いた心理サスペンス。監督は、丁寧な心理描写に定評のあるベテラン、マーク・フォースター。ということでけっこう期待して今回鑑賞してみました。なのですが、冒頭から何度も繰り返されるシュールで実験的な映像表現が正直かなり鬱陶しいというのが第一印象。この内容でどうしてこのような映像表現をしなければいけなかったのか、はなはだ疑問でした。ストーリーの方もわざと説明を極力排除して主人公の不安な心情を表現しているんだろうけど、とても効果的だとは思えません。この監督ってこっち系(いわゆるデビッド・リンチ系の前衛的作風)のひとでしたっけ?もっとしっかりとした躍動的な物語で見せるストーリテラーな人だと思っていたので、かなりがっかりなんですけど。物語のギアとなるべき、主人公の過去に何が起こったのか?現在どういう状況にあるのか?そして未来をどんな風にしたいのか?という重要な要素がことごとく曖昧なので、全くストーリーに入り込めません。最後のオチも投げっ放しの酷い代物。けっこう好きな監督の作品だっただけに、非常に残念な出来でありました。
[DVD(字幕)] 4点(2019-09-26 23:22:08)(良:1票)
1529.  ターミネーター:新起動/ジェニシス 《ネタバレ》 
冒頭からあのジョン・コナーが自らの父親となるカイルをタイムワープ装置に送り込み、そこから一作目の時代へと舞台が移行するシーンで摑みはばっちりでした。あの小学生のころから何度も観てきた世界が最新の映像技術で復活か!!と僕のワクワクは頂点に――。でも、本作のピークはそこまででした。そこから何故かもう一人のT‐800が出てきたり、2に登場したリキッドメタルが襲ってきたり、サラ・コナーがすでにムキムキの戦闘おねーちゃんになってたり、開始早々ストーリーがもう無茶苦茶ですやん。「いったいどういうことやねん!」という僕の疑問に、一応パラレル・ワールドやらタイム・パラドックスやらで説明してくれてはいますけど、全く納得できるものではありません。話が進めば進むほど無理が大きくなるので、後半のクライマックスなんてもうグダグダしててさっぱり面白くなかったです。シュワちゃんの名ゼリフ「アイル・ビー・バック」なんて無理やり挿入した感が半端ないですし。また、妙にコメディ要素を突っ込んでくるのもものすごく違和感ありました。結論。『ターミネーター』シリーズの最新作としてはもちろんのこと、普通のSFアクションとして見てもかなりレベルの低い作品でありました。
[DVD(字幕)] 4点(2019-09-24 20:51:55)
1530.  ザ・インターセクションズ 《ネタバレ》 
財産目当ての義父の策略により、実の母親を昏睡状態へとさせられてしまった青年ハーパー。ある夜、酒場で酔い潰れて管を巻いていた彼に、チンピラ風の若い男が声を掛けてくる。「2万ドル払えば、俺がその男の始末をつけてやってもいいぜ」。次の日、これまたヤバそうな見た目のストリッパーとともにやって来た男は、ハーパーにどうするか選択を迫るのだった。これからベガスへ行きその義父を殺っちまうか、それともこのまま何もせずに家でこれまで通りの人生をやり過ごすか――。物語はそこから各々の選択をしたハーパーのドラマが同時進行で並行して描かれてゆく。果たしてどちらの選択をした方が正しかったのか?だが、そんな二人のハーパーの物語は、終盤に明かされる驚きの仕掛けにより一つに収斂されてゆくのだった…。まあアイデア勝負のそんな低予算クライム・サスペンスなのですが、これが正直微妙な出来でした。車でチンピラ・カップルとともにベガスへと向かった彼と、家で義父をベガスへと見送ろうとする彼の物語が、時に画面二分割で交互に描かれるのですが、これがいまいち効果的に使われていないんですよね。どちらの物語も、終始ちんたらしてて一向に面白くならないんですよ、これが。後半、明らかになるその仕掛けの真相も「おー、なるほど。そういうことか!!」という驚きよりも、「なんやねん、それだけのことかーい!」という肩透かし感の方が強かったです。真相が分かってみれば、このいまいち面白くない物語がますます面白くない物語へと変貌するというトホホぶり(笑)。完全にアイデア倒れの凡作でありました。この監督の前作『トライアングル』がなかなか面白かっただけに、残念!!
[DVD(字幕)] 4点(2019-09-10 01:20:12)
1531.  バトル・オブ・ザ・セクシーズ 《ネタバレ》 
男女差別が公然とまかり通っていた時代に、それぞれの立場を代表して一大試合を決行した世界トップクラスのテニス選手の男女。自らの信念を守るために男と女の垣根を越えて戦った彼らの生き様を実話を基にして描いた社会派スポーツ・ドラマ。うーん、なんか個人的に合わない作品でしたね、これ。そう思ってこの監督の過去の作品を調べてみて納得。僕の大嫌いな『リトル・ミス・サンシャイン』の監督の作品だったのですね。この人のまるで道徳の教科書のような枠に嵌まった倫理観が僕は昔からどうにも苦手で、今回も全く受け入れられませんでした。「男女差別は止めましょう」「社会的弱者をいたわりましょう」「お互いの個性を尊重しましょう」みたいな、そんな当たり前の薄っぺらい価値基準をこうまで正々堂々と押し付けてくるこの人たちの作風が、本当に嫌い。これはもう好みの問題なので如何ともしがたい。
[DVD(字幕)] 4点(2019-09-02 14:24:43)
1532.  ミスター・ガラス 《ネタバレ》 
『アンブレイカブル』『スプリット』に続く、M・ナイト・シャマラン監督による三部作の最終章。はっきり言って別に好きでもなんでもないシリーズなんですけど、何故か前二作を観てしまったので、もう仕方なしに今回鑑賞してみました。まあ前二作よりは良かったとは言え、自分にとってはやはり面白くない。最終章なのに、なんか地味でこじんまりと纏まってしまってるような。最後、オオサカ・ビルに皆が集まって世間が見守る中、三人の一大決戦が始まるのかと思いきや、そうはならず。「え、ここまで引っ張といて、結局行かんのかい!」とずっこけそうになりました。前作に引き続き、ジェームズ・マカヴォイもとても幾つもの人格をちゃんと演じわけてるとは到底思えません。うーん、やはり自分には何が良いのかさっぱり分かりませんでした。
[DVD(字幕)] 4点(2019-08-26 22:43:09)
1533.  ベロニカとの記憶 《ネタバレ》 
ナルシスト爺さんが語る、自分に都合のいい思い出話映画。正直、この爺さんの自己中偏屈ぶりが最後まで癪に障り、全然楽しめませんでした。シャーロット・ランプリング演じる現在のベロニカの気品に満ちた老婦人っぷりに+1点。
[DVD(字幕)] 4点(2019-08-16 23:54:54)
1534.  アンロック 陰謀のコード 《ネタバレ》 
パリで起きた無差別爆弾テロを阻止できず、自ら第一線を退いたCIA職員、アリス。数年後、ロンドン支局で移民を相手にデスクワークをしていた彼女だったが、ある日、上司から急な呼び出しを受ける。最近逮捕した、ロンドンで殺人ウィルスをばらまこうと計画しているテロリストの仲間を尋問してほしいと言うのだ。当初は断ったアリスだったが、自分の元上司の勧めもあり、渋々引き受けることに。現場へと趣き、容疑者から情報を引き出そうとするアリス。だが、その最中に彼女の本当の上司から連絡が入るのだった。「自分は罠に嵌められた!」――。隙を突いて逃げ出したアリスは、偶然知り合った元海兵隊員の泥棒とともにテロ計画を阻止するためにロンドンの街を疾走してゆく……。バイオテロを目論むイスラム過激派を相手にたった一人で孤軍奮闘する女スパイの活躍を描いたハード・アクション。ノオミ・パラスやオーランド・ブルームが主演を務め、マイケル・ダグラスやジョン・マルコビッチといったベテランが脇を固めるという何気に豪華な役者陣共演に惹かれ今回鑑賞してみました。なんですけど、これがまあ最後までテンポの悪さが際立つ作品でした。とにかくサスペンスの盛り上げ方が恐ろしく下手。主人公が頑張っているのは分かるのですが、これが物語上いったい何のための行動なのかがいまいち分かりづらく、素直に楽しめないんですよね、これ。また、脚本に突っ込みどころが満載なのもいかがなものか。特に途中で主人公の相棒となるオーランド・ブルームの存在。こいつ、偶然泥棒してた先で主人公と知り合い行動を共にするようになるのですが、本当に泥棒ならそんな奴を相棒にする主人公もアホ過ぎるし、裏があるならそんな近づき方をするこいつがアホ過ぎます。また、元上司役のマイケル・ダグラスが開始早々死んでしまうのですが、中盤CIAに裏切り者がいると分かり、「あ、んじゃダグラスをそんなちょい役でキャスティングするわけないし、これはクライマックスで黒幕として再登場するな」と思ったら、まさかのそのまんまの展開に(笑)。しかもこいつがCIAを裏切ってバイオテロを計画する理由も正直よく分かりません。うーん、何もかもがイマイチな映画でありました。豪華なキャスティングに+1点。
[DVD(字幕)] 4点(2019-08-06 00:17:51)
1535.  来る 《ネタバレ》 
人々の心の闇に忍び寄る得体の知れない“それ”の恐怖を描いたエンタメ・ホラー。僕の大好きな中島哲也監督の最新作ということで、かなり期待して今回鑑賞してみたんですけど、うーん、これはさすがにあかんでしょ。なによりまず脚本が支離滅裂すぎます!現実離れしたあり得ない設定や原色を多用した毒々しい世界観、そしてぶっ飛んだ演出などはいかにも中島哲也監督らしくていいのですが、それらは今までしっかりとした脚本の力があったからこそのものだと思うのです。対して本作のこの脚本のダメっぷりはいかがなものか。前作の『渇き。』も含め、ちょっとスランプに陥っているのかな。中島監督、次こそ頑張ってもらいたいものです。
[DVD(字幕)] 4点(2019-07-14 01:10:17)
1536.  モリーズ・ゲーム 《ネタバレ》 
怪我が原因で現役を引退した元スキープレーヤーの女性が、ひょんなことからポーカーゲームを主に行うカジノ場の経営者となり、持ち前の才覚からどんどんとのし上がっていくものの瞬く間に転落してしまったその栄光と挫折を実話を基に描いたクライム・ドラマ。主演を務めるのは実力派俳優ジェシカ・チャスティン。同じく彼女が現代社会をたくましくサバイブするロビイストを演じた『女神の見えざる手』がすこぶる良かったので、同じような印象の本作も今回鑑賞してみました。なんですけど、うーん、『女神の~』と比べるとクオリティがだいぶ下のように感じたのは僕だけなんですかね。ストーリーもただ淡々と事実を羅列しているだけで全体的に起伏に乏しくすごく退屈に感じました。それに明らかに長い!!何度も寝落ちしそうになりながら最後まで頑張って観ましたが、そんなに得られるものは何もなく…。最後に唐突に――本当に唐突に出てくるケビン・コスナー演じるお父さんの言葉も僕は全然心に響きませんでした。すんません、4点で。
[DVD(字幕)] 4点(2019-06-21 22:16:07)
1537.  スターリンの葬送狂騒曲 《ネタバレ》 
ヒトラーに打ち勝った国の英雄か、それとも国民を恐怖に陥れた稀代の独裁者か――。いまだ毀誉褒貶の激しい旧ソ連の指導者スターリン。彼が急死した直後の政治的混乱を実話を基にして描いたスラップスティックなブラック・コメディ。なんですけど、僕はいまいち嵌まらなかったですね、これ。やりたいことは分かるのですが、ちょっと僕はそこまで笑えませんでした。久しぶりに見たスティーブ・ブシェミは相変わらずの存在感でしたけど。
[DVD(字幕)] 4点(2019-06-10 22:34:46)
1538.  ブッシュウィック 武装都市 《ネタバレ》 
ニューヨーク州、ブッシュウィック。長年この街で暮らしてきたルーシーは、今日初めて彼氏を連れて実家へと里帰りすることに。ところが二人で地下鉄を降り駅の改札を抜けたところで彼女は得体の知れない違和感に気付く。「え、どうして誰も居ないの」――。すると、急に大声を上げながら火だるまになった男が階段を駆け下りてくるのだった。急いで階段を駆け上がると、そこには予想もしない光景が拡がっていた。街のいたるところから聞こえてくる激しい銃声、もうもうと立ち上る黒煙、自動小銃を持ち街を駆け回る黒ずくめの兵士たち…。そう、街は一瞬にして戦場と化していたのだ!爆発へと巻き込まれ呆気なく死んでしまった彼氏を残し、ルーシーは偶然知り合った元海兵隊員の男とともに街からの脱出を図るのだったが…。突如として危険な戦場へと変貌を遂げた街を駆け抜ける平凡な女の子の姿を描いたサバイバル・アクション。長回しを多用して描かれるこの戦場描写はなかなか迫力があり、ワンアイデアながら冒頭部はけっこう惹き込まれて観ることが出来ました。街のいたるところで繰り広げられる兵士たちの残虐行為はとてもリアルで、本当の戦場もきっとこうなんだろうなと思わせる説得力がある。ただ、本作の見るべき部分はそこぐらいまで。全体の三分の一を過ぎたあたりから、ずっと同じような画ばかりが繰り返されるので次第に飽きてきちゃうんですよね。これでストーリーの方にあっと驚くような展開があればきっと面白くなったんだろうけど、そちらはまぁ見事なまでに薄っぺらい。あの武装蜂起を促すお婆ちゃんや絶望のあまり自ら死を選ぶ神父さんなども話を引き延ばすために無理やり登場させた感が半端なく、一向にストーリーに絡んできません。911や人種差別問題の扱い方も非常に中途半端。ラスト、話を無理やり終わらせようとしただろう唐突なバッドエンドなんて、胸糞悪いだけで目も当てられません。二、三十分近いワンカット撮影などはなかなか良かっただけにもうちょっと内容を練ってほしかった。残念!
[DVD(字幕)] 4点(2019-04-28 23:44:58)
1539.  ホース・ソルジャー 《ネタバレ》 
アメリカ社会を大混乱へと陥れた911同時多発テロ。本作は、その直後、アフガニスタンで秘密裡に行われたアルカイダ掃討作戦を事実を基にして描いた戦争アクションドラマだ。アフガニスタンの荒れ果てた大地へと降り立った12人のアメリカ軍特殊部隊の精鋭たちは、アルカイダと敵対する現地の軍閥たちの協力を得ながらアフガン中枢部を目指すのだが、そこは長年内戦を繰り返していた国。ほとんど未舗装の大地は戦車や車で進むにはかなりの困難を伴うものだった。仕方なく、彼らは軍閥から支給された馬たちを乗りこなし、アルカイダとの闘争を開始するのだが…。これまで幾度となく作られてきた、対テロ戦争を一方的な視点でのみ描いたいわゆるアメリカ礼賛のエンタメ映画なのですが、正直その中でもレベルの低い部類に入る作品でしたね、これ。事実を基にした映画のダメな部分ばかりがてんこ盛り。実際に起こった出来事を時系列順に並べただけなのでストーリーになんの起伏もなく、ただただ敵に出会って戦って勝って進んでまた敵に出会って…を繰り返すばかり。登場人物も類型的でそれぞれの描き分けもうまく出来ておらず、誰も彼も全くキャラ立ちしていません。クライマックス、一度は主人公たちと決別した軍閥の長が友情のために助けに駆けつけてくるという一番の見せ場も監督の演出力の無さなのか、全く盛り上がりに繋がっていない。たとえ事実を基にしていても優れた脚本なら、時系列を意図的にバラバラにしてみたり、アメリカに残された家族のドラマを同時並行的に描くなどの工夫を凝らすことで観客の感情を高ぶらせるものです。対して本作、新しい部分と言えば主人公たちがこの現代において馬を駆って戦うというくらいのもの。それも物語上、巧く機能しているとはとても言いがたい。人間と馬との種族を超えた友情などをメインに描いていたらまだ見れたものになっていたかもですが、それもあとのまつり。キャストもそれなりに豪華だし、お金がかかっているだろう戦闘描写もなかなかリアルだが、はっきり言ってそれくらいしか見るべき部分のない残念な出来の作品だった。
[DVD(字幕)] 4点(2019-04-20 02:10:38)
1540.  アントマン&ワスプ 《ネタバレ》 
アントマンなのに、でっかくなりすぎ!!もっとミクロの戦いが見たかったっす!!
[DVD(字幕)] 4点(2019-04-11 16:46:24)
010.05%
190.48%
2492.61%
31266.72%
424713.18%
532917.56%
648425.83%
732917.56%
821511.47%
9713.79%
10140.75%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS