141. クリックシネマ 好き
田中麗奈主演、3人の監督によって描かれた3つのショートストーリー。どの作品も、テレビドラマの枠を超えておらず、映画というにはキツイ内容でした。しかし、鋤田監督の「波」は、ネットという映像配信 を上手く利用しており、「写真」によって見せる演出には、正直、素晴らしいと感じました。当時、今ほどブロードバンド化が進んでおらず、動きのある映像は「重く」、「見づらかった」ため、着眼点の良さに感服したのを覚えています・・・。 2点(2003-11-09 18:23:32) |
142. 銀幕のメモワール
伝説の男優シルヴァンの今を撮ろうと考えた若き映画監督が、シルヴァンの恋人リザと出会う。長年、彼の事を伏せてきた彼女が、シルヴァンとの出会いを語るようになっていく・・・、しかし、その思い出は、第二次大戦の悲劇に呑み込まれていく哀しい愛の物語だった・・・。という内容と、主人公の若者の家庭を踏まえた内容が交差する展開は、どこか儚げで寂しい・・・。戦争批判を描きつつも、恋愛要素が大半を占めているため、深みが無いところが残念。フランスらしい映画ではあるのですが・・・。 2点(2003-11-08 23:50:27) |
143. グリーンフィンガーズ
囚人で犯罪者である彼等が、ガーデニングにはまり、コンテストに向かって頑張る姿は微笑ましい。ほのぼのとした映像ですが、夢と生きていく希望と、愛情を見付け出す展開は心が暖かくなりました。 7点(2003-11-05 15:51:30) |
144. オータム・イン・ニューヨーク
何の話ですか、これは・・・。とにかく、(男が)最っ・・・てい!!。女性の魅力は「若くてカワイイ」ってだけじゃないでしょ!。男性の魅力は「外見」だけじゃないでしょ!。とにかく、相手が誰であれ、余命わずかなら、もっといたわってやれよ!!。体より、「心」を感じてやれよ!!。その前に、いい歳なんだから精神的に成長しろよ!。あ~、久々に怒ってしまった・・・。 0点(2003-11-05 14:51:58) |
145. インファナル・アフェア
善と悪の狭間でせめぎ合う心・・・。徐々に変化していく想い・・・。繊細で複雑な「感情」を見事に描き切った内容に終始魅了された。引き返す事の出来ない二人の時間が、なんとも切なく胸に突き刺さる。「深くてすごい」シナリオは魅せるだけではなく、哀しみと共に、人生について問いかけてくる・・・。驚愕のシナリオは一見の価値あり。 8点(2003-11-02 19:46:11) |
146. オーロラの彼方へ
色んな要素が上手く重なり、見終わった後、満足感がありました。半田鏝で書いた字が浮き上がるシーンに胸が熱くなりました。 7点(2003-10-29 20:18:50) |
147. 海辺の家
「愛情」を育む為に必要なのは「スキンシップ」と「コミニュケーション」です。その上で、相手のことを自分のことのように考え理解し、共に成長していく・・・。難しい事ですが、努力を惜しんではならない事です。ラストで息子のとる行動に、受け継がれた「愛情」を見れる展開は、とても良かった・・・。ただ、隣りに住んでいる頭の悪い母親と娘は何なの?と怒りを覚えました。 5点(2003-10-29 20:00:03) |
148. キル・ビル Vol.1(日本版)
レトロでスタイリッシュな演出は印象深く残り、センスある突発的な展開は見ていて飽きる事はありませんでしたが、正直、途中で、何の映画を見ているのか分からなくなりました。さらに、虚しさ漂う殺し合いは心を無感覚にさせられ、心地の良いものではありませんでした。vol.2を見ない事には正当な評価は出来ませんが、現段階では個人的に厳しい作品です。 3点(2003-10-27 18:28:33) |
149. the EYE 【アイ】
只の恐怖映画ではなく、通信簿を無くし、親に信じてもらえず自殺した少年のエピソードと、予知の出来るタイの少女の自殺とで、「親が子を、人は人を信じ、理解する事が大切・・・」というメッセージを含ませたシナリオに深い人間性を感じる。作品はいたってシンプルな表現で展開していくが、表面的な恐さだけでなく、「陰り」といった心理描写も丁寧に描かれている。間違いなく、この作品には「傑作」と言えるだけの質の高さがある。 7点(2003-10-24 14:38:24) |
150. ノー・マンズ・ランド(2001)
兵士三人を取り巻く状況がリアルで、敵対している兵士同士の考えや、行動は共感できました。内戦の愚かさが淡々と描かれる中、国連への皮肉がさり気なくストーリーに加わえられており、幾多の見解が出来るようになっているシナリオは奥深い・・・。「手を出せない答え」があることを見せ付けられるラストは、重くて憤りを感じ、深く考えさせられました・・・。 8点(2003-10-23 15:53:33) |
151. ぼくが天使になった日
問題定義を詰め込み過ぎて、空回りしている感があります。良い方向へ向かっているのか、そうでないのか、イマイチ判りづらかった・・・。「外見にこだわるな!」とゆうのであれば、別に女装しなくてもいいのでは?(自己表現でも、常識の範囲内で・・・)。実は、一番見かけに拘っている少年とお婆さんに疑問を感じた(大切なのは、「心」では・・・?)。 1点(2003-10-22 20:12:57) |
152. ふたりのトスカーナ
両親を事故で亡くし、叔父の元で暮らす事になった、ベニーとベビー。明るく、活発で、寂しがりやで、恐がりで、優しさいっぱいの姉妹の純粋さは、暗い時代を消し去ってくれる・・・、そう感じられるくらいに微笑ましくて可愛らしい・・・。だからこそ、何も起きてほしくなかった・・・。何も・・・。 7点(2003-10-22 01:56:33) |
153. 歌え!フィッシャーマン
誉れ高き伝統を、美しき音色に変えて歌う彼等はとても素敵だ!。内容は只の記録映画ですが、なんとも人情味深い彼等の一人一人に惹きつけられてしまう・・・。何気に、社会主義派のおじさんが、スターリンを崇拝しているカットが印象的・・・。極寒の地で培われた魂を感じる一本!。 5点(2003-10-22 01:37:23)(良:1票) |
154. ブレイド2
華麗なる剣術シーンに、前作同様見とれました。巧みに配置された、ブレイドへの罠が物語をうまく盛り上げており、かなり楽しむ事が出来た。ラストでの、哀しみを踏み越え朝日に立つ姿が孤高のヒーローその物でカッコイイ。 7点(2003-10-21 16:20:18) |
155. スパイダーマン(2002)
主人公は性格に難ありで、ヒロインは主人公の好みというだけで、人間的な魅力がない。内容も「スパイダーマンの出来るまで」なだけで、娯楽要素が少ない。おじいさんの死も、主人公をヒーローに仕立てる為の繋ぎでしかなく「訴えるもの」が感じられない。典型的なアメコミ作品。 2点(2003-10-21 15:50:12) |
156. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
まず、「今現在」もいつかは「懐かしい」になる事を知らなければならない。「懐かしい時代」と感じるのは、それだけ歳を重ね歩んできた証拠。その歩んで来た「時間」が宝であり、今を作り出している。現在に納得がいかなければ、これから先を変えればいい事であり、過去に戻るだけが答えではない・・・。いつもの事ながら、奥の深いテーマと、現在の大人達を描いた内容には賞賛するが、今の子供たちへの配慮が見受けられないのが残念。 5点(2003-10-21 15:38:54)(良:1票) |
157. ターミネーター3
T-Xに恐怖を感じる事が出来ませんでした・・・。派手なアクションは多いものの、肝心の中身が薄い。ターミネーター同士の足の引っ張り合いがくどい割りに、あっけないT-Xの最後に問題あり。 1点(2003-10-20 04:16:30) |
158. ザ・コンテンダー
未熟な大人が沢山出て来るため、終始嫌な気分にされましたが・・・、最後、彼女の心の強さに救われました。全ての政治家が、彼女の10分の1でも考えることができれば・・・。人間味があれば良いんですけどね・・・。 7点(2003-10-18 01:11:16) |
159. ほしのこえ
何とも、「暗い」・・・。一人で作ったのどうのの問題ではありません。アニメーションは動いてなんぼ。楽しんでなんぼ。 0点(2003-10-17 20:12:10) |
160. 11'09''01/セプテンバー11
中東諸国の監督が描く「9.11」に対してのアイレベルの高さに驚かされる。そして、日本作品以外はどれも深く、捉え方と、国柄が色濃く出ていることに注目したい。表現方法に違いはあっても、「描き方」と、「捉え方」の大切さに気付かせてくれる・・・。意義のある映画です。 9点(2003-10-17 15:44:18) |