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飛鳥さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1679
性別
自己紹介 今まで観た映画の記録を整理したくなり、レビュー開始。
物忘れが良いのでメモを残しておかないと、印象薄めのものは内容をすっかり忘れていたり、前に観た映画も初見かと思って後半にようやく気づくなんてことも。
備忘録を兼ねているので、ほとんどのレビューはネタバレで書いてます。

10 至高の殿堂入り
9 心に残る傑作 
8 もう一度観たい佳作
7 面白い
6 そこそこ面白い
5 普通
4 それほど面白くはない
3 面白くはないが見どころがなくはない
2 全然面白くない
1 酷い駄作
0 呆れ果ててもはやネタレベル

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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141.  はつ恋(2000) 《ネタバレ》 
田中麗奈のインパクトが期待していたよりなかったけど、内容は悪くない。 心情の機微を丁寧に描いた静かな映画なので、地味でインパクトは薄いけどじんわりとくる温かさがある。  ネットでの再鑑賞。 年を経ての今回のほうが、良かった気がする。 この頃の田中麗奈は、演技は特別うまいとは思わないのだけれど他にないような独特の存在感があって、瑞々しくてちょっと刹那的な桜の花のよう。 原田美枝子も安定の演技力と存在感。 若い頃の恋人との別れ。そのことに思いを馳せながらも、後悔しているわけではない。 ありふれたようにも見える今の人生を否定することなく、感謝し満足もしている。 家族を残していく切なさが、重苦しくなることなくじんわり温かさを伴って伝わってくる。
[ビデオ(邦画)] 6点(2013-08-01 23:02:52)
142.  花とアリス〈劇場版〉 《ネタバレ》 
設定に無理があって、なかなか入り込めない。 記憶喪失でもないのにそんなウソを信じ込むヤツなんてありえないし、友人に確認すればすぐに真相がわかること。 主役二人に絡む相手役の男としては魅力に欠ける。 それでも、メインの蒼井優と鈴木杏のやりとりがリアルで生き生きとしてかわいらしく、他の足りない部分をカバーしている。 中でもやっぱり蒼井優の存在感は頭抜けている。 メインストーリーはイマイチだけど、心太やハートのエース、我愛称という中国語など伏線が幾つも張られている。 ただ、昔なくしたハートのエースを拾うのはあまりに奇跡的すぎる展開だけど。 同じ岩井俊二監督の『Love Letter』でも気になったが、過度のご都合主義が引っかかる。  小ネタもいろいろ仕込んであって思わぬところでも楽しめる。
[DVD(邦画)] 6点(2013-07-19 22:58:07)
143.  ピンポン
いかにも漫画原作らしくキャラが立っていて、演出もオーバーアクション。 リアリティはあまりないけど、個性的なキャラでセリフも生き生きしている。 卓球での勝負を描いているが従来のスポ根ではなく、ポップな群像劇のように仕上がっていてなかなかおもしろい。 
[ビデオ(邦画)] 6点(2013-07-18 22:54:54)
144.  腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 《ネタバレ》 
佐藤江梨子が勘違い自己中の腐れ女を好演。 兄、妹もどこか欠陥があって危うい。 登場人物にクセが強く、ブラックテイストなので展開の読めない面白さがある。 虐げられてきた妹の腹黒い逆襲は見ごたえがあった。 家族のドロドロに巻き込まれた健気な兄嫁の永作博美が気の毒になる。 一番キャラのはっきりしないのは兄で、優しいんだか冷たいんだか、その行動も理解できず。 キャストは兄姉妹三人ともハマッているけど、あんなにかわいい永作が男に縁のなかった三十過ぎの処女なんて無理にも程がある。
[DVD(邦画)] 6点(2013-07-16 21:25:40)
145.  GO(2001・行定勲監督作品) 《ネタバレ》 
当時は演出も含めて新しく感じたのに、今、観直してみると在日に対する日本人の描き方がもう既に古くなっている。 彼女の父親が韓国人や中国人は血が汚いから付き合ってはいけないと教えていた。 そんな極端な人間は今はほとんどいないし、それよりももっと違う理由で若い世代にも韓国・北朝鮮や中国を疎む気持ちが広がってきている。 在日を描いた作品って、必ず偏見のある日本人に罪のない在日が酷い目に遭うシーンが入るようで、そういうのも類型的すぎるように感じる。 ただ、『パッチギ!』よりはニュートラルで、偏った視点から歪曲されてはいないよう。 「名前ってなに? バラと呼んでいる花を別の名前にしてみても美しい香りはそのまま」 『ロミオとジュリエット』の一節がとても印象的。  アイデンティティをテーマにしながら決して重苦しくないドラマになっていたし、行き過ぎた民族教育を笑いに変える脚本はクドカンらしくておもしろかった。
[ビデオ(邦画)] 6点(2013-07-15 23:32:36)(良:1票)
146.  ペイ・フォワード/可能の王国 《ネタバレ》 
クソみたいな世界を変えるために、三人に善意を渡してその輪を広げていく。 善意のマルチ商法的拡散ともいえるが、ユートピア的アイデアでうまくいくはずもない。 それで世界がよくなるほど性善説はとれないけど、理想としてはそうあってほしいとは思う。  火傷のコンプレックスから勇気を出して踏み出したシモネット先生と、それを受け入れたアーリーン。 母との情事が少年に見つかって慌てふためくシモネット先生が微笑ましい。 シモネットには暴力父にガソリンで大火傷を負わされた酷い過去があり、少年に自分の姿を重ねて気にかける。 この三人を軸に話は展開していくが、これらの役を演じたオスメント、ヘレン・ハント、ケヴィン・スペイシーがとてもいい。  少年が苛められている同級生を助けて殺されてしまうのは、現実を思い知らされる。 現実社会のニュースでも同様の事件が報じられるたびに、正義感や誠実さがバカバカしくなってくる。 追悼に集まる群衆の姿は、少年が大きな影響を残したという救いとして描かれたのだろう。 でも、それは本当の救いとは感じられず、映画としては少年を死なせてほしくなかった。 後味はけっして良くない。
[DVD(字幕)] 6点(2013-07-02 22:15:22)
147.  モンスター(2003) 《ネタバレ》 
シャーリーズ・セロンは『サイダーハウス・ルール』や『ディアボロス』の正統派美女イメージしかなかったため、まるで別人のようでビックリ。 すごい役作りで、ここまで醜く変身できることにプロの女優魂を感じる。 実話を基にした映画だが、その実在のシリアルキラーと面相がどことなく似ている気がした。  13の時から体を売っていた娼婦が、就活で相手にされず逆ギレするのが惨め。 子供の頃から愛に見放された人生で、同情すべき点がないわけでもない。 だからといって何人も殺していいわけがなく、被害者は下衆野郎だけでなく心やさしい妻子ある紳士も含まれていた。 その罪は本人も自覚があるのだろう、自分自身を許せず自分を愛することも大切にすることもできない。 だからこそセルビーが最後の希望だったわけだが、唯一愛してほしかった相手にも結局は裏切られてしまう。 救いのないラストは自業自得ともいえるが、最後までセルビーを責めなかった姿は哀れを誘う。  セルビーは罪を全部アイリーンに押し付けて、自分はまるで被害者であるような風なのが気に入らない。 アイリーンよりもこちらのほうが本当のモンスターに見える。 そう感じるように描かれているのは、シリアルキラーというモンスターを育てたのが周りの環境であり社会であるとのメッセージとも取れる。 ただ、環境が悪くともまっとうに生きている人はたくさんいるわけで、本人が選択を間違え続けたことは否定できなし、罪の正当化ができるわけでもない。 犯罪者は社会を憎み、社会のせいにして自らを正当化する傾向があるが、罪は罪だ。 責任転嫁を許さない前提があった上で、落ちこぼれや切り捨てをできるだけ生まない社会を考えることは、無駄ではないのだろう。
[DVD(吹替)] 6点(2013-06-26 21:49:04)(良:2票)
148.  みんなのいえ 《ネタバレ》 
昔ながらの大工の棟梁と新進デザイナーの対立が、職人とアーティストの意地とプライドのぶつかりでおもしろい。 風水を持ち出す母もからんで、周りに振り回される優柔不断な主人公が気の毒なような情けないような…。 価値観の異なる人と一緒に本気で何かを作り上げたことがあると、あの葛藤と苛立ちはよくわかる。 どうでもいいと割り切れば妥協もできるが、そうするといい物が作れないというジレンマ。 方向性が違う人と組むのは難しいけど、化学反応を起こして思わぬ良いものができる場合も稀にある。 この映画ではその辺りのことをうまくストーリーに組み込んでいた。 ただ、こじんまりまとまった感があって、くすぐられはするけど魂を大きく揺さぶられはしない。  勝手に独断で間取りを変えてしまう父親は、良かれと思ってやってるだけにタチが悪い。 でも、こういう厄介な親って結構いるかも。 田中邦衛がこういう役にぴったりハマる。 妻役の八木亜希子もいい。
[地上波(邦画)] 6点(2013-06-25 23:59:58)
149.  ミスト 《ネタバレ》 
文字通り深い霧の中にいるような先の見えない展開で、サスペンス性たっぷり。 狂信的なクリスチャンのおばさんもキャラが立っていて、ウザくて仕方ない。 ラストはこれ以上ないほど皮肉なバッドエンドで、インパクトがある。 後味がきわめて悪いものの、それが狙いなので大成功といえる。 カタルシスとは対極にあるので好みとはかけ離れるが、一味違ったモンスターパニック映画に仕上がっていることは確か。 ストレスを感じたいときにはオススメ。
[DVD(字幕)] 6点(2013-06-21 23:39:26)
150.  コラテラル 《ネタバレ》 
トム・クルーズが珍しく悪役で、実質的な主役はジェイミー・フォックスのほうだろう。 マックスの母を見舞いにいったときの三人の会話は秀逸。 マックスと母の関係がリアルに浮き彫りにされている。 殺し屋の最後のターゲットとなった女検事をめぐる攻防はスリリング。  殺し屋は身元がバレないように依頼者には絶対に顔を見せないという細心の注意を払いながら、殺しのやり方がターミネーター並みに荒っぽい。 犯行を極秘に進めるという気配りがまったく感じられないのは、最初のキャラ設定からは矛盾している。 そうしたブレが幾つか気になるものの、殺し屋と平凡なタクシードライバーの生き様、人生哲学が対照的でおもしろかった。 地下鉄で誰にも気づかれずに死んでいた男や、マックスのリムジンの夢の話など、伏線もいい具合に効いていた。
[DVD(吹替)] 6点(2013-06-17 22:22:31)(良:1票)
151.  THE 有頂天ホテル 《ネタバレ》 
登場人物が多く、複数のエピソードが並行して進行する。 その複数のエピソードが交錯しながら、ラストに向かって収束していくのは、さすが三谷幸喜の脚本だ。 キャラが個性的で、小ネタは随所に入っていて、セリフもウィットに富んでいる。 新堂副支配人のトンチンカンな鹿のスピーチは見もの。 ただ、大人数のせいかストーリーを深めきれずに全体に散漫な印象になってしまった。  ラストはすべてのパーツがうまくいっての大円団となるわけだが、そうなるには当然のように予定調和が見られるのでそこに感動はない。 ライトコメディとして気楽に楽しめるけれど、後にはほとんど残らない映画。 あの時の雑談は楽しかったけど、さて何を話してたっけ?というのに近い感覚。
[DVD(邦画)] 6点(2013-06-14 23:20:23)(良:1票)
152.  ブリジット・ジョーンズの日記 《ネタバレ》 
ストーリーはたいした内容もないが、小ネタが面白くてセリフもウィットに富んでいる。 ラブコメといえば主人公は若くてスレンダーなものだが、従来のものとかけ離れていてユニーク。 マークに彼女を寝取られたというダニエルの話はすぐバレそうな嘘で、場当たり的なダニエルの軽さを端的に表している。 キャラクター造形のうまさで、凡庸な話を一段上の物語に格上げできたようだ。
[ビデオ(吹替)] 6点(2013-06-10 00:28:01)
153.  リリイ・シュシュのすべて 《ネタバレ》 
荒廃した中学生の実態として、レイプ、売春強要、恐喝、イジメなど刺激的な問題が描かれてもいるが、リリイ・シュシュに関することがよくわからない。 エーテルがどうのこうのとのくだりは、自己陶酔した痛い詩人か中二病を見るようで、こっちが恥ずかしくなってくる。 理解不能の世代のようでもやもやが残るが、それも作り手の思惑通りか。 なんだかわからないながらに、思春期の暴走や屈折、不条理などどうしようもない負のエネルギーを感じて、退屈はしなかったが。 学生時代にこうした陰湿で残酷な空気に触れた経験があるかないかで感想もずいぶん違ってきそうな作品。 自分には経験がないので、あまりピンとはこなかった。
[ビデオ(邦画)] 6点(2013-06-09 02:02:48)
154.  ジョゼと虎と魚たち(2003) 《ネタバレ》 
「帰れって言われて帰るようなヤツははよ帰れ」 泣きながら恒夫を叩くジョゼがいじらしい。 池脇千鶴、上野樹里、江口のりこと、恒夫を取り巻く女性たちが個性的でいい味を出している。 ジョゼの施設仲間のヤンキーもバカっぽくておもしろい。  実家にジョゼを連れて行く道中で、現実のギャップを肌で感じてひるんでしまった恒夫。 ジョゼが海が見たくなったからと行き先変更の指示をしたのは、その気持ちの変化を敏感に察知したからだろう。 別れを予感しながら「お魚の館」というラブホテルで愛し合う二人の姿がせつない。 愛する人と一緒に見たかった魚は水族館が休みで見ることができず、ホテルで見たのは壁に映し出された虚像の魚。 サガンの小説にあるジョゼとベルナールの話は、二人の別れを予知していたかのようだ。  前の彼女に乗り換えてジョゼのもとを去る姿に、恒夫のずるさが浮き彫りになる。 涙を流してはいるが、それさえも軽く感じる。 障碍者とパートナーになることを本当の意味でわかっていなかった。 覚悟もなく中途半端なやさしさで付き合ったのと同じ軽薄さだ。 ドライな選択をしながら号泣したのも、自分自身に免罪符を与えようとしたともとれる。 一番傷ついたはずのジョゼが、ふっきれたように淡々と日常を送っていたのが救い。 人間を描けているいい映画だとは思うが、主人公を好きになれないということはどうしてもマイナス材料になる。
[地上波(邦画)] 6点(2013-06-07 00:14:18)(良:2票)
155.  夜のピクニック 《ネタバレ》 
この映画と似たような夜行登山の行事があったので、なんだか懐かしい。 等身大の高校生を描いているので自身の学生時代と自然と重ねて見ることに。 派手な展開は一切なくまったりと高校生の一日を描いている。 そのためインパクトが弱く印象に残りにくいが、じんわりと来るものはある。 時々アニメなどギャグタッチの演出が挿入されるが、等身大のリアルな高校生という作品のトーンと合わず違和感あり。  口もきけなかった異母兄弟を中心にストーリーが展開するが、その会話でお互いを気にしてよく観察していたことがわかる。 空気を読まない暴露発言で周りを凍らせた杏奈の弟、夜通しハイテンションな高見、超打算的で男を惑わす亮子など、脇で登場するキャラもいい。 多部未華子が女子高生役にうまくハマっていてリアル感を増している。 恩田陸の原作小説は未読だが、読んでみたくなった。
[DVD(邦画)] 6点(2013-06-02 00:45:40)(良:1票)
156.  ハッシュ! 《ネタバレ》 
『渚のシンドバッド』もそうだったが、橋口監督は自身の体験からか同性愛を描く作品がリアル。 ゲイのカップルの痴話げんかはなんだか違和感があって滑稽に見える。 前半はストーリーに起伏が乏しく退屈だったが、後半おもしろくなってくる。 片岡礼子が男っぽいキャラでこれがハマっていた。 ゲイの男二人とその子供が欲しい女一人、この三人に生まれた奇妙な絆が微笑ましい。
[DVD(邦画)] 6点(2013-05-24 00:11:58)
157.  ビジターQ 《ネタバレ》 
エログロおバカ映画といえばいいのか、シュールなスプラッターコメディなのか、シニカルな社会派カルト映画なのか、 新機軸のナンセンスホームドラマなのか…。 とにかくとことん突き抜けてた作品で、なかなか見られない類のもの。 壮絶なイジメ、援交している娘と父の近親相姦、家庭内暴力、主婦の覚せい剤と援交、オヤジ狩り、強姦致死、死姦、倫理の欠片もない報道。 あらゆる社会悪を詰め込みながら、ポップでシニカルに描いている。 出てくる人間がネジが完全に外れていてイカれてる。 もうメチャクチャすぎて、こんな映画で笑っちゃいけないみたいな観念はあったが、最後のほうはとうとう笑ってしまった。 心情的には文字通りクソ映画と認定したいところだけど、笑ってしまったら低評価もしにくい。 突っ込みどころが満載で、こういう映画もあるんだということで記憶に残る。 カルト的な賞賛か、クソ映画との酷評かに分かれそうな気がする。
[インターネット(字幕)] 6点(2013-01-11 00:13:00)
158.  父親たちの星条旗
以前映画館で見たが、テレビでやっていたので再見。 ヒーローを作りたがるのが、いかにもアメリカらしい。 戦争の資金集めに国債を買わせるための茶番に付き合う最中にも、 フラッシュバッグで仲間の死が蘇る。  ヒーローに祭り上げられた裏にあった生々しい戦争の真実が重い。  ラストの海辺ではしゃぐ男たちの姿が切なかった。  戦争ものの群像劇は、髪型や服装で区別できないので見分けがつきにくく、頭の中で整理できるまで手間取るのが難点。 一回見ただけでは、誰が誰だがわからなくて戦死のシーンにも感情移入がしにくいところがある。
[地上波(字幕)] 6点(2013-01-10 00:43:18)
159.  リンダ リンダ リンダ 《ネタバレ》 
高校の雰囲気がリアル。 ブルーハーツ世代やバンドをやっていたならドハマリするかも。 でも、そうでなくても共感できる要素はたっぷり。 文化祭ってのは、よく揉めごとのタネになる。 留学生のソンがバンドメンバーのいざこざに巻き込まれてバンドに参加する場面が楽しい。 ぺ・ドゥナは童顔のせいか普通に高校生に見え、文化の違いを含めた天然キャラでなごませる。 たいした事件が起こるわけではなく高校生によくある風景が淡々と描かれるのでゆるーい感じ。 一生懸命なんだか、いい加減なんだか、どちらにしても甘さの残るところがいかにも高校生っぽい。 ユーモラスなシーンが結構散りばめられていて面白い。 これといった大きな感動を得る映画ではないが、中学高校時代が頭をよぎり、ノスタルジーには浸れる。
[DVD(邦画)] 6点(2013-01-09 00:13:14)
160.  暗いところで待ち合わせ 《ネタバレ》 
乙一の原作は先に読んでいたが、映画より小説のほうが面白い。 中国人に変わった設定が少ししっくりこない。 一風変わったサスペンスなので、原作を読まずに観ていたらもっとインパクトがあったと思う。 ネタバレの状態だと、サスペンスの醍醐味であるハラハラドキドキ感がどうしてもなくなってしまう。  ただ、田中麗奈は少し臆病な全盲の少女を好演。 『がんばっていきまっしょい』がピークかと思っていたが、この作品はとても良かった。 孤独で閉じられた魂が寄り添ってほのかな温もりが生まれる。 リアリティには欠けるが、ファンタジー的な純愛物語。  事件の真相には拍子抜けする。 女が突然ホームによじ登って走り寄り、男をホームから突き落とすというのがありえない。 男のすぐそばにアキヒロがいたのに。 小説ではあいまいな描写のせいで気にならなかったが、映像でははっきりとした違和感を覚えた。 ミステリーとしては失敗作だが、純愛ものとしては成功している。 それも田中麗奈の存在があってのことで、ラストシーンがとても可憐だった。
[DVD(邦画)] 6点(2013-01-05 00:21:04)
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