161. T.R.Y.
織田裕二演じる伊沢修は三流詐欺師ながらスーパーヒーロー。騙し騙されのストーリーは名作『スティング』(ジョージ・ロイ・ヒル監督)を思い出させるもの。渡辺謙演じる陸軍中将・東正信が強敵だからこそ、スリリングな展開が凄みを増していると思います。 クライマックスが、何となくハリウッド映画っぽくて、個人的にはどうかな、とも思ったのですが、日本映画であのシーンをバチっと決めるのは凄い事なのかも。 日本、中国、韓国、台湾などの各国の俳優の豪華共演が贅沢な映画。外国の俳優の片言の日本語で、ちょっと気が抜けた感じがしなくもないのですが・・。 それにしても、あの殺し屋すごすぎ・・。 6点(2003-11-15 10:59:09) |
162. 8人の女たち
人物相関図を頭に描いていくと、ストーリーが進むにつれ、いろんな線が張り巡らされていきますが、分かりやすいので問題なかったです。 「雪で閉ざされた大豪邸で殺された一家の主。8人の女性のうち、犯人は誰?」が主題なのですが(?)、映画を観る上で、そんな事、どうでも良くなっていきました。タネやオチは結構ベタでしたし。それより8人の女優たちの演技合戦を見る映画かな。ミュージカル映画だけあって、時折、ソロパートの歌が差し挟まれるのですが、この妙な雰囲気になんとなく呑み込まれてしまいました。 ミュージカルっぽいラストの1カットはこの映画をビッと引き締めていたと思います。 6点(2003-11-15 10:40:06) |
163. ジョンQ-最後の決断-
病院を占拠したジョンQは、すごくいい人で、この行為そのものがいいか悪いかは別にしてすごく感情移入してしまう。ラストがどうなるか気になっていたんですけど、「すべてが上手くいって無罪放免」なんて終わり方だけはやめて欲しいなぁ、と思っていたんですけど、わりと普通の終わり方でしたね。 デンゼル・ワシントン名演!この作品でアカデミー主演男優賞を取って欲しかったですね。 ターナー先生役のジェームズ・ウッズや、院長役のアン・ヘッシュの心の移り変わりをもっと上手く描けていたら・・という所がもったいないと思いました。 6点(2003-11-15 02:20:10) |
164. マイノリティ・リポート
《ネタバレ》 黒幕っぽい人も、結末もなんだか途中で予想がつくんですが(というか、予想がつくように作っているんでしょうけど。)、そこに至る謎解きなどのプロセスは面白いので全然問題なかったですね。トム・クルーズが「殺す」と予知された知らない男と対峙するシーンは、緊張感がありましたし・・。 トム・クルーズが、元同僚から追われている時に、ボロアパートの踊り場みたいな所を突き破って、そこにいた人が落下するってシーンがありましたが、あれって落ちた人は死んでるんじゃないでしょうか。それもプリコグが予知してないとおかしいんじゃ・・。 6点(2003-11-15 02:18:43) |
165. ハリー・ポッターと秘密の部屋
一つ一つのエピソードが多少短いような気がするのですが、伏線の関係でいろんなエピソードを詰め込まなくてはならなかったでしょうし、かえって良かったような気がします。 あの「怪物」が、「目を潰されても音を感知して・・」の下りにはちょっとずっこけました。 6点(2003-11-15 02:17:22) |
166. ターン/TURN
牧瀬里穂演じる主人公が交通事故にあい、気がつくと、事故の前日。しかし、その「世界」には誰もいなかった。そして事故の時間になると、また時間が戻って・・。 よくありがちな話だけれど、誰もいない「東京」の映像というのはなかなかすごい。 最後、よく分からないうちに終わってしまった。「タビビトノキ」とかをもっとうまく使えなかったかなぁ。 6点(2003-11-15 01:38:32) |
167. トータル・フィアーズ
《ネタバレ》 始まって、よく分からないうちに登場人物がぞろぞろ出てきて、相変わらず覚えきれない・・。誰が国防長官、国務長官で、どういう考えを持っているか予習して観ると良いかもしれません。 分からなくても、なんとなくは理解できるんですけどね。 アメリカ本土に持ち込まれた核爆弾。ボケーっと観ていたら、突然、「えぇぇぇえ!!!!?」と、びっくりして、緊迫のシーンにグイグイ引き込まれて行きました。このシーンは秀逸! そんな簡単に原爆をアメリカに持ち込めるの~。そんなとこに隠さないやろ~。というかあんた、死ぬやろ、それは。放射能って風の向きとかで大丈夫なもんなの、みたいなムチャな設定への突っ込みはこの際、ほっといて・・。 原爆スイッチを巡る米ロ大統領の駆け引きも、なかなかスリリング。 勝手にそれは使えないやろ、終わらせ方がムチャ、なんて突っ込みはこの際、ほっといて、楽しんで観る事ができました。 6点(2003-11-13 20:07:44) |
168. 海辺の家
《ネタバレ》 ヘイデン・クリステンセン演じる息子の心変わりの理由がよく分からないし、隣人やらの無駄なエピソードが多すぎて、ちょっと残念。この映画にH系の笑いを取る為の話は必要ないと思うんですよ。他のコメディ映画ならともかく・・。 海で遊ぶ昔のビデオの映像や、ケビン・クライン演じる父の最期をうまく使えば(ベタな話にすれば)もっと泣けたのになぁ・・。これはこれで良い、と思う人もいると思いますが。 ラスト。あー、そのエピソード持ってきたかぁ・・。忘れてた。 6点(2003-11-12 21:40:59) |
169. ノー・マンズ・ランド(2001)
《ネタバレ》 「衝撃のラスト」と宣伝されたラストシーンは、予想したものとは違ったのですが、確かに「衝撃」・・。ちょっと呆然としてエンドロールを見守りました。ラストシーンも確かに印象的ですが、そこまでの過程もものすごく心に突き刺さってきました。女性記者の「何もない塹壕だもの・・」というセリフが印象的でした。 6点(2003-11-12 21:38:46) |
170. 少林サッカー
一つの一つのギャグは、アホらしくて何でもない物なのに、ここまで積み上げられると、もう笑うしかない、って感じでした。 また、笑いの中にも涙ありで、ミッフィーのシールを貼った靴にホロリときました(笑)。 6点(2003-11-11 21:48:10) |
171. パニック・ルーム
デビッド・フィンチャーっぽいどんでん返しがなかった(?)のがちょっと物足りなかったかな。 防犯ビデオにガンガンに映っている犯人たちが「おとなしく出てきたら危害をくわえないから、(部屋から)出て来い!」と叫ぶのはあんまり説得力がないような・・。 6点(2003-11-10 22:52:58) |
172. スパイダーマン(2002)
自分でスパイダーマンの衣装をデザインして、自作して着替える様子にちょっと笑えました。その後のきちっとしたコスチュームは、誰がどこで作ったんでしょうか??ナゾだ。 6点(2003-11-10 22:50:02) |
173. アニマトリックス
「セカンドルネッサンス1&2」は、機械と人間との関係みたいなのが分かって良かった。 6点(2003-11-09 20:35:26) |
174. ブラックホーク・ダウン
のっけから息つく暇もない戦闘シーンが30分続く「プライベートライアン」と違って、始まりから約45分間、「静」のシーンが続きます。アメリカの特殊部隊がソマリアで特殊任務につく。すぐに終わるはずの作戦が・・ 45分過ぎからは息つく暇もないシーンの連続。ヘリコプター「ブラックホークダウン」が撃墜され(この時、灰色に変わった画面は衝撃でした。)、アメリカの兵士たちが、民兵に囲まれる・・ スローモーションやモノクロのシーンを混ぜて、淡々と「そこ」で起こった事を描いていく様はすごい・・ お涙頂戴のシーンはあまりなかったのですが、暴徒に囲まれる中、弾が尽きた兵士(?)が「妻と子供の写真」を握り締めるシーンにはちょっと涙目になりました。 6点(2003-11-09 16:39:26) |
175. ヒューマンネイチュア
《ネタバレ》 前身毛だらけの姿や全裸のシーンを快演したパトリシア・アークエットの熱演もさながら、類人猿「パフ役」のリス・エヴァンスが素晴らしい。チラシにも載っている、最後に服を脱いでいくシーンは格好良かった。 個人的にはお色気助手役のミランダ・オットーにタジタジでした(笑)。 6点(2003-11-09 16:37:41) |
176. オーシャンズ11
《ネタバレ》 映画も凝った造りで、退屈する事なく楽しめました。一つ一つのオチは結構読めてしまいますが、伏線を張り巡らせて確信犯でオチを分かりやすくしているので、スカッと爽快な気持ちになるんですよね。 ブラピが控えめ、控えめの演技。この人なんでもできますねぇ。でも、ラストシーンにブラピが出てくるシーンはいらなかったと思います。 6点(2003-11-09 16:23:21) |
177. スパイ・ゲーム(2001)
二人の共演シーンは過去の回想シーンだけで、ネイサンによるビショップの救出劇は建物の中で繰り広げられる。これが意外と緊迫感あって面白かったです。好みは分かれるんでしょうけど。 個人的には秘書の女性グラディス役のマリアンヌ・ジャン=バティスタがものすごく優秀で良かったです。 6点(2003-11-09 10:21:39) |
178. カル
《ネタバレ》 「映画のナゾが物議を醸した」と聞いて構えて観たのですが、犯人らしき人はすぐ分かるし・・?と思っていたら、ラストで「えええっ!?」と思ってしまいました。やはりシム・ウナが・・? 6点(2003-11-08 14:28:12) |
179. イルマーレ(2000)
景色が綺麗。 時空を超えた手紙の交換で出てくる、「愛する事は自分の心を傷つけることだと思う」「誰かを愛してその愛を失った人は何も失わない人より美しい」みたいなセリフが良い感じ。なんだかしんみりして気持ちよい映画でした。 6点(2003-11-08 14:18:27) |
180. アンドロメディア
三池崇史監督も昔はこういう映画を撮っていたのね・・。 5点(2004-01-09 23:25:31) |