Menu
 > レビュワー
 > ころりさん さんの口コミ一覧。9ページ目
ころりさんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 634
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123456789101112
投稿日付順123456789101112
変更日付順123456789101112
>> カレンダー表示
>> 通常表示
161.  白いカラス
ベントンの抑えた演出はよかったと思うし、人種の問題についても、単なる目新しさやセンセーショナリズムに頼るのではなく、現代にも根強く残る問題の深遠さ・複雑さを感じさせる表現で好感が持てました。ただ、やはり難点は、スター映画になってしまっているところ。とくにニコール・キッドマンは、悲惨な過去と葛藤しているキャラクターには見えず、あいかわらずの「クール・ビューティ」ぶりがマイナスに働いてしまった感じ。ホプキンスも、もともと「汚れstain」とは対極にあるキャラを演じることが多いけど、そのイメージが最後まで足を引っ張った。本編とは関係ないけど、このキャストにもかかわらず、「ラブストーリー」ではなく、(ネタバレ的だけど)人種やアイデンティティを主題として予告編を作った配給会社には拍手したい。
6点(2005-01-18 12:29:28)
162.  デイ・アフター・トゥモロー
あいかわらずのエメリッヒ節。もはや大味な映画を撮らせたら右に出る者はいない。見る側も、それを期待して(?)見てる部分もあるわけだから、薄っぺらい人間ドラマも気にせずに、むしろツッコミを楽しみながら、スペクタクル・シーンにただただ圧倒されるのが正解なんでしょうね。ニューヨーク大洪水→大寒波到来までの流れは、お約束の展開ながら、画面に釘付けでした。しかし、敵が「火」や「水」や「隕石」でもなく「寒さ」だったために、クライマックスが「寒さに耐えて嵐が過ぎるのを待つ」になってしまったのが、この手の大作映画としては致命的だった。エメリッヒ監督には、余計な欲を出さす、水戸黄門のような永遠のワンパターンを追求してほしいな。今回は、クライマックスの地味さでマイナスな印象でした。
5点(2005-01-14 10:00:04)(笑:1票)
163.  Mr.インクレディブル 《ネタバレ》 
ピクサーのアニメにしては長い115分。ブラッドバード監督になって、映画全体の雰囲気もずいぶん変わって「オトナ」っぽい出来。パパ救出作戦以降は、文字通りのスリルと楽しいアクションの連続で、トイストーリーの時も思ったけど、ハリウッドの娯楽映画のいい伝統を受け継いだ、ハリウッドらしいアニメーションでした。個人的には、スーパーヒーローのマントへのこだわりが起こす災いの教訓が、ラストでしっかりと活かされていたのがツボでした。
8点(2004-12-29 12:20:04)
164.  ビューティフル・マインド 《ネタバレ》 
それなりに楽しめたものの、ナッシュのダークな部分がすっかり漂白されてしまったというのもあって中途半端な印象。風変わりな天才の伝記物という趣の前半、突然サスペンスフルになる中盤、そして病気との闘いと家族の絆を描く後半のあいだのつながりが、いまいち・・・。最後のノーベル賞受賞のエピソード(教授クラブでの「ペン」とスピーチ)は感動的な演出だけど、それまでの展開を考えれば、いかにも賞狙いっぽくて唐突だった。図書館で学生相手に講義をはじめ、幻覚と「共生」したまま、社会復帰していく様を描くだけで十分だったように思います。あんなとってつけたような受賞スピーチよりも、学生たちに図書館で熱心に数学を語り、彼らの尊敬を集めるようになるのを静かに描いたほうが、この映画のラストとしてはふさわしかったと思う。
6点(2004-12-18 10:28:16)(良:1票)
165.  ビッグ・フィッシュ
最初は「明るいティム・バートン映画」にちょい違和感を感じていた。同じようなポップなカラーの『シザーハンズ』で全編を包んでいたダークさが好きだったせいか、前向きなエドワードがどんどん進めていくホラ話にも、どこか乗れずにいた。もしかしたら、親父のホラ話に愛想を尽かしている息子ウィルの視線に同化してる部分もあったのかもしれない。ただ、そのせいか、ウィルも加わっての「最後のホラ話」のシーンでは映画の世界にどっぷりと没入。最後には、しっかり「こんな人生賛歌もいいじゃないか」なんて気分になってました。『エド・ウッド』にも通じる妙なさわやかさ。ティム・バートンのこんな一面もなかなか素敵だ。
[映画館(字幕)] 8点(2004-11-16 22:26:20)
166.  殺人の追憶 《ネタバレ》 
驚いたのは、80年代軍政下の韓国の農村社会がかかえていた閉塞感を、郷愁とユーモアを込めて見事に描いていたこと。おそらく韓国の人々は、この映画を、ここ数十年の社会や自分の生活の変化と照らし合わせながら、複雑な気持ちで見たのだろうなあと想像できた。それでいて、なんとなく、戦後直後の日本の田舎もこんな感じだったんじゃないかなと思わせる普遍性もあるところがすごい(アメリカ西部の田舎だってこんなんかもしれない)。ある時代と場所を、断罪あるいは賞賛ではなく、ありのままに(しかし愛情をもって)描きだすことで生まれる普遍性とでもいうべきだろうか。だから、この映画にでてくる(あまりに無能な)刑事たちにも、どこか人間味のようなものを感じることができるのだろう。(ごく一瞬を除いて)肝心の犯人が登場しないのにこれだけ引き込まれる犯罪映画というのも珍しいし、最後の少女の「ふつうの顔」という一言が、いっそう物語に深みを与えたと思う。減点分は、「ゲ○吐き」シーンに代表される韓国映画の描写の「濃さ」がちょっと苦手なので、という個人的な事情。
9点(2004-10-29 13:00:25)(良:2票)
167.  パニック・ルーム
よくできてて面白かったと思うけれど、監督がデヴィッド・フィンチャーだと知ってしまうと、やはりちょっと物足りなかった。悪役側のまとまりのなさとフォレスト・ウィテカーのいい人ぶり(でも完璧に正義の味方になっちゃうわけでもない)は、「冷酷な敵に追われる主人公母子」というスリラーの構図を微妙にぐらつかせて、見ているほうに居心地の悪さを感じさせる。けれど、これも「一筋縄ではいかない」フィンチャー監督のねらいなのか? それとも、単に演出がダレているだけなのか? そのへんがよくわからない。
6点(2004-10-25 13:10:29)
168.  8 Mile
失業が蔓延しトレーラーハウスに住む「ホワイト・トラッシュ」と呼ばれる人々の現実をちゃんと描いたことで好印象。もうどーしよーもないママをはじめ、どーにもならない閉塞感のなかだからこそ、ラップのバトルにも、単なる下品な言葉遊び以上のものが浮かび上がってくる。最後の主題歌Lose Yourselfは、歌詞も映画の内容を反映してていい感じなんだけど、サビ部分の訳詞「ビートを刻んでゴーゴー」には、ちょっと笑ってしまった・・・。
7点(2004-09-26 22:49:27)
169.  ウォーターボーイズ
さわやかで面白かった。テレビで見たけど、小ネタの多さなんかを含めても、2時間ドラマにちょうどいいかも。演技や演出はまだまだな感じだったから、映画館で見たらどうだったかなあ? まあ、演技力に難ありな感じも初々しくていいのかもしれないけど。しかし、火事にならなかったら、(女子校も同じ日に学園祭だから)ほとんど男子生徒ばかりの会場で、パフィーダンスをやるつもりだったのだろうか・・・。
7点(2004-09-26 22:26:19)
170.  スパイダーマン(2002) 《ネタバレ》 
ピーターが「スパイダーマン」になるまでの過程が面白い。シンプルなキャラ設定だけど、それで複雑な人間関係を構成してるのも、ほかのヒーロー映画と比べて好印象。ヒロインのMJも、たった120分の間に、4人の男(最初のBF、ハリー、「スパイダーマン」、ピーター・・・)に恋をするという異例の尻軽ぶりに驚いたけど、複雑そうな家庭環境や女優を夢見つつもしがないウェイトレスやってるところとか、妙な現実感があるのもいい。ただ、敵役グリーンゴブリンの造形があまりにも、安っぽかった・・・。もう、これだけで映画の印象が大きくダウン。そのせいか、後半の対決もあんまり盛り上がらなかった。ただ、ピーター、ハリー、MJのその後の関係には興味あるんで、続編も見たくなった。もう映画館でやってないかなあ・・。
5点(2004-09-23 23:31:11)
171.  華氏911
ブッシュをネタにしながらも、それはあくまでネタ(あるいは切り口)であって、僕自身は、9/11以降に加速度的に変化していくアメリカ社会(と、それとつながっている日本を含めた世界)の深層を描こうとした試みであったように感じた。特に、深刻な失業問題をかかえる地方都市から兵士が次々と送られていく姿が印象的。現代の世界には、「国」「国民」だけではくくれない見えない「境界線」が存在していることを見せてくれる。もちろん、イラクやアフガンでの「被害者」たちの姿が見えないという批判は成立するけど、そのすべてをこの映画に求めるのも酷なものだ。そうした一連の試みが成功しているかどうかという点では、まだまだ疑問は残るけど、ある程度の素材は提供されていたと思う。少なくとも、これを見て、アメリカ人ではない人々が、「ブッシュって悪い奴だ!アメリカっておかしな国だ!」っていうカタルシスを味わうだけで終わっちゃいけないというのだけは強く感じた。まあ、映画として採点するのは難しいなあ。とりあえず2時間の上映時間で喜怒哀楽を味わいながらも、考える機会を与えてくれたということで、7点ということにしておきます。
7点(2004-09-14 23:55:06)
172.  ラブ・アクチュアリー
「何もここまで登場人物増やさなくても」「あれ?こいつ誰だっけ?」なんて思いながらも、終わる頃にはすっかりハマってました。ちょい太めの秘書を取り合う英・米大統領にせよ、アメリカでモテモテ話(どこかに落とし穴があると思ってずーっと警戒してたのにハッピーエンドかよ!?)にせよ、一歩間違えば「そんなのあるわけないじゃん」っていうエピソードもあって現実感はゼロなのに、見終わればシアワセな気分に浸っちゃうから不思議です。CGなんて使わなくったって、これだけの魔法を起こす力が映画にはあるのを再認識できたのがうれしい!
9点(2004-08-26 09:26:05)
173.  スチームボーイ STEAM BOY
映画館で見てる間は「面白~い」とワクワクしながら楽しめた。僕も「AKIRA」の世代(当時中学生)ですが、時間が経ちすぎたおかげで、妙な思い入れをもたずに見れたのがよかったのかもしれない。けど、映画館を出ると、他の方のレビューにもあるような疑問が次々とわいてきてしまう・・・。数日後にレビューしたら、すごい辛くなっちゃいそうなんで、さっさと採点しておきます。あまりメカに関心がない観客としては、最後のスチーム城の変形はくどかったけど、その分、レイとスカーレットの脱出シーンは、とにかく爽快で気持ちよかった! あの爽快感を味わえただけでも、映画館で見た甲斐があったなあと思います。
7点(2004-08-24 11:40:15)
174.  マスター・アンド・コマンダー
ストーリーにはあまり抑揚がないですが、映画そのものは、異端の監督ピーター・ウィアーが丁寧にしっかりと作り込んでいて好印象。海原をはしるサプライズ号は美しいし、実はダジャレ好きで人間くさい船長オーブリーと船医スティーブンのコンビは魅力的でした。そして、戦闘時には見事な団結心を見せる船員たちが、不安にとりつかれて1人の若い士官候補を追いつめてしまうときにみせる不気味さ。感動的な美談で終わらせるのではなく、サプライズ号を表も裏も抱え込んだ「社会」として描けているのもウィアー監督作っぽくていい。ただ、いくら英語圏でのベストセラーとはいえ、予備知識なしでは冒頭から物語に入るのはちょい厳しいか・・。どうゆう経緯でサプライズ号があそこにいたのか、出航のシーンなどもうまく挿入してほしかったなあ。
7点(2004-08-18 03:26:04)
175.  踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 《ネタバレ》 
ま、2時間ふつうに退屈はしませんでしたが、それだけの映画でした。犯人グループの印象が薄いのは、このシリーズの定番のようなものなんで、まあ、いいでしょうが、相手がトップダウン型じゃなくてネットワーク型の組織っていうのに(しばらくの間)気づけない警察というのもちょっと・・・。あと説明的で冗長なセリフもいただけないし、本店と所轄の対立も、本作では少しマヌケにすらみえる。特に、沖田管理官の「そんな捜査しなきゃいいのよ」っていうセリフもあんまりなら(「優秀」な管理官がそんなアホな言葉を発するものか・・・)、それを聞いて「所轄の仕事って何だ」って本気でへこむ青島らもいかがなものか・・・。こういう部分の細かい作り込みが、テレビシリーズのウリだったはずなんだけど、すっかり「イベント」と化してしまって、大ざっぱになっちゃったのは残念。 (追加)後日、あらためてテレビシリーズを再見してみると、このシリーズってけっこう登場人物像を単純化して描く傾向があったのに気づきました。オタクなストーカー犯とか、プロファイリング・チームの描写なんか、ステレオタイプそのもので深みなんてぜんぜんない。今回の映画は、その単純化のマイナス面が際だっちゃったということでしょうか。
5点(2004-08-15 23:30:36)
176.  ハリー・ポッターと賢者の石 《ネタバレ》 
序盤(寮をわけるところくらいまで)は、夢のある物語でワクワク。だけど、そっから後が、原作のエピソードをこなすためか(原作未読ですが)、詰め込みすぎで、展開としてはグダグダ。特に、ホウキ競争以降(でも物語的には本筋なのに・・・)は、メリハリなくエピソードを消化していくだけで、逆に眠くなった。ラストに近づくほど眠くなる娯楽映画なんて・・・。あと原作もそうなのかもしれないけど、ポケットのなかの「賢者の石」の謎を最後に校長にネタバラシさせちゃうのも、教育的効果はあるのかもしれないが、娯楽「映画」としては失格です。
4点(2004-08-15 11:56:43)
177.  ファインディング・ニモ
ピクサー作品はあいかわらず完成度が高い。冒頭のエピソードだけで十分涙を誘われてしまうし、その後過度な心配性になる父マーリンとそれに反発する子ニモの成長物語として、脚本の柱はしっかりしてる。水のなかという設定や、ほとんどの登場人物が四肢がない「魚」という動きの上での制約も全く感じない魅力的な世界を作り出してるのがお見事。ただ、ちょっと残念だったのが、マーリンとニモの再会シーンがやけにあっさりしてたこと。「finding Nemo」というタイトルなんだから、やっぱりここで盛り上がれないと、それまでのマーリンとニモの大冒険も少し色あせちゃうというか・・・。でも、自分に子どもができたら見せてあげたい映画のNo. 1です。
7点(2004-07-06 08:26:07)
178.  パンチドランク・ラブ
うーむ、PTA監督の新作ってことで期待しすぎたかな。ところどころのシーンは美しいんだけど(特にエミリー・ワトソンとの初デートやハワイなど)、全体のつながりがいまひとつだったのと、人を食ったような演出に今回はついていけなかった(『マグノリア』ではハマったのに)。アダム・サンドラーのキレるキャラは、彼自身のコメディ映画(『Mr. ディーズ』みたいな)のセルフ・パロディのようで、あまり新鮮味がなかった。前二作がやたら長かったPTA監督作品としては、90分のこの映画は中編って感じなのかな。中編は中編らしく楽しんでみようと思えば、感想も違った気がします。次は、ぜひ、120分の映画をとってほしいぞ。
6点(2004-07-02 02:56:49)
179.  ドッペルゲンガー
あまり予備知識なく見たのがよかったかも。最初の展開はやっぱホラー映画か!と思っていたら、サイコスリラーっぽくなったかと思ったら、最終的にはドタバタ・アクションコメディでした(『レイダース』の「あの」シーンのおまけ付き)。なんていうか、笑いながらも、じわじわと不安感が広がっていく感覚が新鮮。終盤は、ドッペルゲンガーかどうかなんて疑問はどうでもよくなる壊れっぷりでした。永作博美やユースケのキャラは好きでしたが(二人がみょ~に若く見えた)、肝心のメイン・プロットにあんまりヒネリがないというのが残念。
6点(2004-06-30 11:59:54)
180.  死ぬまでにしたい10のこと
押さえた、丁寧なつくりが印象的な作品。ストレートな邦題のせいなのかわからないけど、何を勘違いしたのか、最初は、もっとコメディ・タッチの映画だと思ってました。浮気相手のリーのエピソードが印象的。主人公との出会いで、彼もまた、もう一歩、前に進むことを学ぶところがいいですね。このエピソードには、とくには悪い印象はありませんでした。むしろ、死を宣告されたあとの家族関係だけじゃなくて、こういう新しい出会いがつくりだす広がりが、映画に奥行きを与えてくれたと思います。とはいえ、夫のドンがほんとにいい人なことや、隣の家のアンのエピソードが都合よすぎな点など、実はファンタジー的な色彩が強いんだよなあ。同じトレーラーハウスの人生でも、「8マイル」とは大違いだ。
[DVD(字幕)] 7点(2004-06-28 13:31:28)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS