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161.  96時間 リベンジ 《ネタバレ》 
遅ればせながら… おおむね、観て損はない映画。「スカイフォール」を思わせるイスタンブールの屋根の追っかけもあったし。ま、娘からすればメチャメチャうざい父親だけどね。タクシーでのカーチェイスが無理すぎなので大きく減点。今の若い日本人だとわかんないかも知れないけど、ATがほとんどなのは合衆国と日本くらいのものなのね。アメリカ人で、免許まだ取れてない小娘が、ヨーロッパ(イスタンブールはギリギリだね)でMTを超絶ドライヴィングするなんて絵空事。せめて父親の差し金で、MTで免許取るハメになってるとかのエクスキューズ見せとかないと。面倒くさい親父なら「ヨーロッパでレンタカー借りるとき必要だから」みたいなこと絶対いうだろうから、ストーリーとして成立するしね。“TAXI”シリーズを代表として、クルマ関係はきちんとしてる「お手軽映画製作集団」リュック・ベッソン一味なんだからちゃんとすべきだったね。
[映画館(字幕)] 6点(2013-02-06 04:45:37)
162.  ロビンとマリアン 《ネタバレ》 
そのうち観よう観ようと思ってたんだけど、ちっちゃなレンタル屋はみんな廃業だし、近隣のTにはこのレベルの作品置いてないし。ロビン・フッド伝説は日本でいうと真田十勇士(こちらは吉川英治というちゃんとした作者あり)みたいなもんで、リチャード獅子心王(獅子王でもOKみたいですね)について第3回十字軍に参加、帰国後シャーウッドの森を拠点としてジョン王と戦い、マグナカルタの成立をバックアップした、ってことが押さえてあればどんな物語として進行してもよいことになっているみたい。この作品は後者が抜け落ちているわけですが、ま、よいでしょう。しかし、最後二人揃って死ぬという展開にしてしまうとは。テンポもぬるかったりするわけですが、一騎打ちシーンで剣と斧の組み合わせで闘うところは、RPG「ファイアーエンブレム」みたいでけっこうおもしろかったですね。また、最近の中世を舞台とした作品では端折っている、鎖帷子や兜(馬を含む)の脱着シーンなどディテールが細かいところは楽しめたと思います。あくまで個人的興味ですけどね。あ、オードリーは歳食っても可愛い。しかし、リチャード・レスターって監督はよくわからない。ビートルズ2本とジョンのやつ、それにジャガーノート観てますけど、今度ほかのも観てみよう。ちなみにロビン・フッドの物語ではラッセル・クロウのやつが一番好きですね。
[地上波(吹替)] 6点(2012-06-08 12:20:18)
163.  ダーク・シャドウ(2012) 《ネタバレ》 
まず、字幕が変!! 妙に大きく間延びした明朝体にしたのは何故?「底」って字が何度も出てくるんだけど、漢字わかんない人が作りましたっていう風に見えちゃって気持ち悪かった。お話はご都合主義で、張った伏線がちゃんと回収されなかったり(ヴィクトリアの出自がその代表)、変な方向に転がったままだったり、なによりもたかだか魔女ごときが人間を吸血鬼にできるっていう設定自体、雰囲気で突っ走ってる感じでした。「フロム・ヘル」「スリーピィ・ホロウ」にようにきっちり作ってるわけじゃない。あ、この2作はここのサイトにはコメントしてませんが、ともに10点扱いです。ただ、サウンドトラックで意味が理解できる人には楽しめる作品ですね、パーシー・フェイスも含めて。いきなり「サテンの夜」だもん。そうそう、ヒットガールがドノヴァンの「魔女の季節」で踊るシーンでは、「ムーンチャイルド」で踊るクリスチーナ・リッチを思い出してしまった。アリス・クーパーが当時の曲(1972年って設定だから“Elected!”はダメ)たとえば「エイティーン」とかやってくれたらもっとよかったんだけどね。エンディングの“Go All the Way”、イントロ聴いたときは「やった~」って思ったんだけど、すぐ微妙に違うことに気付いてガッカリ。ラズベリーズじゃないのは契約の問題? しかし、エリック・シーガル「ある愛の詩」の引用含めてかなり笑える部分があるシナリオだったんだけど、クスッともしない人が多かったですね。本論に戻って、蘇って最初に下僕になる男は当然「イゴール」って名付けるべきだし、直接陽に当たらなければ昼間行動できるのか? 吸血された側は死ぬんじゃなくて吸血鬼になるんじゃないのか? などつっこみどころ満載ですが、なにかの割引の日に観るんならよろしいんじゃないでしょうか。本家の吸血鬼もこっそり出てますし(なんと吹き替えが家弓家正さん:さっき知りました、DVD出たら観直す)。最後に、ミシェル・ファイファー出すんなら、やっぱ彼女もヒビ割れないとでしょ。
[映画館(字幕)] 6点(2012-05-22 17:50:59)
164.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
スウェーデン、ハリウッド両方観ました、原作読んでません。こっちはリスベットが心動かしたことになっちゃってるんで「ナシ」この後続けようがないもん。でもディテールはこっちの勝ちですね、なにはともあれ、寒さ、冷たさがリアルに伝わってきますし、クリストファー “フォン・トラップ大佐” プラマーがまたまた名バイプレイヤーぶりなのでこの点数にしました。そうそう、みんな書いてるけど “Immigrant Song” はベストだよね。これらの要素がなきゃ2点か3点だよ、こりゃ。
[映画館(字幕)] 6点(2012-04-20 21:23:26)(良:1票)
165.  おくりびと 《ネタバレ》 
わたくし、母→父の順で葬式の(本来の意味での)MCをやりましたが、ここに描かれている納棺師(この師でよいのかちょっと疑問)という存在についてまったく知りません。母は三多摩、父は北部九州での葬祭でしたが、ともに遺体を清拭し衣服を整え死に化粧する役割のかたは来られました。しかし、ここで描かれている「納棺の儀」的な特別なものはありませんでしたし、脱脂綿を詰めたのは病院だったと記憶しています。葬祭は地方によってかなり段取りが異なるようです。田舎だと谷ひとつ隔てても作法が大きく異なることもあると仄聞しております。ということで、実体験と大きく違った点に注意が行きすぎあまり感情移入できませんでした。映画として少し評価します。まず、小劇場出身者がちょっとやりすぎ。余貴美子、おまえだ。笹野さんは数々の作品で名バイプレイヤーですが、編集のせいでしょうけど存在感ありすぎです。彼は風景に溶け込んでこその役者さんだと思いますから監督の力量の問題ですね。吉行和子はよかったね。本木くんはチェロの指捌き、ボウイングが見事でした。よく練習しましたね。それから、ここははっきり述べたいのですが、西日本が舞台だと絶対に成立不可能な内容です。こんな簡単に描くことは不可能。わからないかたは「差別」について調べてみてください。
[映画館(邦画)] 6点(2008-09-26 19:02:19)(良:1票)
166.  明日への遺言 《ネタバレ》 
先月の東京大空襲を描いたTV2作品といいこの作品といい、日本人が非戦闘員への無差別爆撃を取り上げることが多くなったことは一歩前進です。岡田資の論理の構築をちゃんと伝えてますし。ま、作品としてはたいしたことないですけどね。DVDで充分だと思いますよ。ただ、藤田まことと藤純子(富司純子)が夫婦ってのが「スチャラカ社員」をリアルタイムで観てた年寄りにとってはうれしかったね。
[映画館(邦画)] 6点(2008-04-15 11:22:13)
167.  ウォーター・ホース 《ネタバレ》 
シチュエーションが「パンズ・ラビリンス」とよく似てますね。こっちの大尉は結果的によい人だったけど。先がすぐに読めてしまう展開は残念だったけど、まあそれなりにおもしろかった。現実に解明された写真捏造もうまく織り込んであったし。耳の形がシュレックみたいなのは造形の失敗だと思うけど… ただ、エンディングは違った形を取ってほしかったな。友だちのいない子に友人ができてその人が語ってた形とか。そうそう、せっかくクルーソーが外海に出たんだから、70年代に日本のマグロ漁船(だったと記憶してます)が太平洋で釣り上げた正体不明の生物の死骸がそうだったとかだったらおもしろかったのに。これって写真が新聞の1面飾ったんだよね。あまりの臭さに棄ててしまったそうで、いまだになんだったかわからないらしい。最後の、現代の子がたまご見つけるシーンなんか不要。スコットランドの風景と音楽は絶品でした。冒頭からチーフタンズみたいだなと思ってたら、本当にそうでした。エンディングのシネイド・オコナーもよかった。
[映画館(字幕)] 6点(2008-02-09 08:06:05)
168.  マリア 《ネタバレ》 
東方三博士の描写はお約束的珍道中な演出でおもしろかったですが… ふだん語られることのあまりないイエス生誕前の物語を簡潔に描いている点は評価できますし、ヨセフというほとんど日の当たらないキャラクターをクロースアップしていて「タメ」にはなりました。ただ、おもしろかったかと言われれば疑問符。台詞が英語なので、目や耳になじんでいる固有名詞とのギャップを字幕で確認しなければならずちょっと疲れましたし。イエスとヨハネの関係など、信徒じゃない人にはさっぱりわからないエピソードもありますから万人にはお勧めできません。マリア役を「クジラの島の少女」にしたのは正解かも。セム・ハム系の顔立ちじゃないんだけど、なぜかとてもマッチしていました。観ている途中、70年代に作られたイタリア映画の中世もの、たとえば「デカメロン」なんかに雰囲気が似てるなって思ってたんですが、エンドロール見てイタリア人スタッフが多いのに納得。それから、観客にはミッションスクール出身のおばちゃんたちが多いですから、おしゃべりと香水系の臭いは覚悟して行ったほうがよいかも。あ、シスターたちもいたな。
[映画館(字幕)] 6点(2007-12-18 08:36:05)
169.  アポカリプト 《ネタバレ》 
ずいぶんと乱暴な設定ですね。メソ・アメリカの年代、場所をごちゃまぜにしてスペイン船の上陸にくっつけてて観てらんない。パッションの時はおそろしいくらい聖書に忠実に作ってたのに。劇中使用されている言語はどんな集団の言葉なんでしょうか? サスペンス・ドラマとしては十分おもしろかっただけに残念。アメリカの諸文明はヨーロッパに滅ばされたというより、彼らが持ち込んだ新種の病原体(アメリカ側から見て)に対する免疫がなかったために人口が激減して滅びたと現在は考えられています。したがって、冒頭の引用は的確ではないですね。それから、2番のかた、コンキスタドールの艦隊だとしたらピサロではなくコルテスです。
[DVD(字幕)] 6点(2007-11-22 09:57:31)
170.  インベージョン 《ネタバレ》 
フィニィ「盗まれた街」なんですが、ラスト前のベンの台詞に平井和正「死霊狩り」を感じました。ハリウッドですからそんな方向には帰結しないんですが、宇宙人侵略ものとしてはめずらしいですね、ヨーロッパ的解釈以外の視点を盛り込むなんて。映画としてはイマ3くらいかな、つねにニコール・キッドマン映ってるし…ま、それがいいんですけど。Tシャツ&ノーブラ、Tバック&スケパンまで見せていただいたし、徹頭徹尾むね強調のセーターでファンにはたまりませんでした。このことで3点加点ですから、映画としての評価はおのずと…
[映画館(字幕)] 6点(2007-10-25 16:03:06)
171.  バニシング・ポイント(1971) 《ネタバレ》 
封切り時中3だったのですが映画館で観ました。今回「デス・プルーフ in グラインド・ハウス」観て思いだしたのでDVD借りて観てみました。ヴェトナム戦争や60年代の様々な背景が投影された作品ですね。あ、「イージー・ライダー」もリアルタイムに映画館で観てます。コワルスキーの喪失感は普遍のテーマなのですが、時代背景を理解しないとディテールはわからないかも知れないですね、今となっては。スーパーソウルのラジオ局がWASPの若者集団に襲撃されるシーンだけは合衆国のお約束でいつの時代もおなじかも。宗教団体のシーンで歌ってるデラニー(ディレイニー)&ボニー&フレンズは、クラプトンに主要メンバー強奪(デレク&ドミノス)された直後です。前に観たときは気付かなかったけどリタ・クーリッジこんなに目立ってたのね。ラスト、ショベルカーに突っこんでく時の眼は完全にシャブ中の人、あの当時はダウナー系の麻薬のことしか知識なかったから見過ごしてました。
[DVD(字幕)] 6点(2007-10-04 18:55:39)(良:1票)
172.  魔笛(2006) 《ネタバレ》 
もともと原作にもつじつまが合わないところがあり、シチュエーションを第1次大戦期に変えたがゆえに、ワケがわからんストーリーになってますな。英語詞なので耳を字幕で補えば今までで一番魔笛を理解できたかも知れないけど、なんか意訳されてたような箇所もあり(↓のコメント参照)どうなんだか。ドイツ語の音になじんでたので韻の踏みかたが気持ち悪い箇所もありましたね。スクリーン、そしてPA越しの音で観るとビート(つまり黒人音楽や民族音楽起源のもの)がないから、いかにモーツァルトでも飽きます。こうしてみるとミュージカルってすごい、なるほどオペラがそのまま映画にならなかった歴史がよく理解できてしまうという皮肉な結果になってます。たとえばヴェトナム戦争を舞台にして白人、黒人、アジア人キャスト入り乱れてって作り方したほうが観る側が感情移入しやすかったかな?とも思う。アジア系のオペラシンガーたくさんいますしね。そうそう、夜の女王のロシア系のおばちゃんはミスキャストだ。舞台なら遠目だけどクロースアップは耐えられない、スミ・ジョーさんがよかったな。それから、パパゲーノをもっと狂言回しっぽく使って踏み込んだ脚色してもドラマとしてはよかった気がします。 〈追記〉直下のかた、ジンジャー&フレッドに失礼だと思う。あの両名の凄さは重力、遠心力などすべての地球上にかかる力から解放された動きをスクリーンに表現し、しかも優美だったことです。動きは美しいと思いますがデディケイト、リスペクトのレベルでしかない。称揚するなら「オマージュとして素晴らしい」と表現すべきです。
[映画館(字幕)] 6点(2007-09-04 17:41:48)
173.  武士の一分 《ネタバレ》 
なんかとっても小さい作品に感じられました。原作は未読です。緒方拳が唐突すぎるのと、島田藤弥が免許皆伝って無理ありすぎかな。出てる役者はみんないい仕事してるだけにもったいない。小林稔侍なんかいきなり切腹しちゃうんだもん。いままでの山田洋次時代劇で殺陣がもっとも情けないと思います。三津五郎の立ち姿がピシッとしてるだけに残念でした。
[映画館(邦画)] 6点(2006-12-07 18:20:28)
174.  ポセイドン(2006) 《ネタバレ》 
最初にアーウィン・アレン・プロダクションと出て、エグゼクティブ・プロデューサーの一人がアレンの奥さんだから、本気なんでしょうね。転覆のCGは凄かったし(絶対劇場じゃないとダメ)、テンポもよかったと思います。ただ刈り込みすぎ。大波が唐突だし、ディランの動機があいまい、先に死ぬ3人がすぐ見当つく、白人ばっか残る。ガキはすぐいなくなるし、カート・ラッセルはアルマゲドンとおなじだし。もうちょっとドラマとしてちゃんとしたものにしないとね。元は、映画だと神父の異常性がよくわからないところもあったけど、人間ドラマとしてすごかったもん。それから、何人か指摘されてますけど「カンカンカン」はサービスのつもりなんでしょうけど、ちょっとね。私がそうだから書くわけじゃないけど、閉所恐怖症、水中ダメの人、血圧上がるよ。
[映画館(字幕)] 6点(2006-06-08 17:46:05)
175.  ダ・ヴィンチ・コード 《ネタバレ》 
元ネタはいろんなところで語られてて、わざわざ小説化した意味がわからなかったので原作読んでません。ほとぼりが冷めたら図書館で借りてみようかな。もともと南フランスは「アルビ」「カタリ」といった高校の世界史でも出てくる異端派がよくでるところで、その信仰のおおもとがマグダラのマリアにあるのじゃないかなって思ってました。ユダの福音書解読が出てしまった以上、これらは旧聞。何年か前文庫で出た「イエスのビデオ」って小説、誰か映画化しないかな? ストーリーはまんま「レ・ミゼラブル」。一瞬ポスターのクロースアップでネタバラシしてますし、銀の燭台のとこなんて… 導入部は2時間サスペンスよりひどかったな。ま、上下分冊を2時間半にまとめるのですから、台詞の多くは説明になってしまうのもしかたないでしょ。途中でソフィー以外に聖杯はいないって気づくけど、とりあえず引っ張れたからこの点数。アリンガローザ司教役のアルフレッド・モリーナ、スパイダーマン2で印象に残ってたので憶えてました、顔の存在感凄し。ところで、smartでカーチェイスしたり、最後の教会シーンでminiのカントリー木枠版出てたり、監督だかスタッフの誰かがゆがんだカーマニアだったりするのかな? それからオチがappleなら画面に登場するPCはMacでしょ(笑)
[映画館(字幕)] 6点(2006-05-22 15:14:31)
176.  隠し剣 鬼の爪 《ネタバレ》 
たそがれ清兵衛の静謐さ、完成度の高さにくらべるとね。やっぱ永瀬正敏と小沢征悦での殺陣では屋内は無理ですか。真田博之と田中泯はすばらしかった。真田ってすべての所作が美しく、まさに侍でしたね。高島礼子が存在感ありすぎてくどいし、“いつものメンバー”の組み合わせが余計な笑いを誘っている気がしました。特に吉岡秀隆と倍賞千恵子の組み合わせは、親子の会話にしか見えないところが困る。原作、まったく知らないのですが、本当にあんな仕掛人/仕置人的手法が隠し剣なの? なお、ラストシーンのおなじ台詞の繰り返しによる感情表現は10点つけてもいいと思う、これがある映画大好きなもんで。
6点(2004-11-01 18:24:30)
177.  丹下左膳 百万両の壺 《ネタバレ》 
先にオリジナル見てしまいました、スクリーンで観るチャンスがあったので。そっちは9点。リメイク版はなんといっても「間の取り方が悪い」。冒頭のシーンはしょうがないと思います。今では丹下左膳自体の存在が知られていないですから。微妙に配役変えたり、オリジナルになかったシーン加えたりしてますがすべて空回り、オリジナルへの注目を集めスクリーンでの上映があったこと、またDVDを観てもらえる可能性を広げたことが評価の対象ということで、この得点。間の取り方の悪さは、オリジナルの脚本の会話にこだわったせいではないでしょうか。左膳の言い回しに大河内傳次郎の影響が強いですし、源三郎も沢村国太郎の飄々とした感じを踏襲してますが、そのわりに和久井映見は語尾が現代風になってしまいちぐはぐでした。東京の東側のおばちゃんたちのしゃべり方、とくにその語尾の言い回しで構成すればもうちょっと救いがあったかも知れないと思います。「~だよ」「~しておくれよ」「~じゃないか」で言葉が終わればね。あの鬱陶しいBGM、もしかしたらこのモタモタ感をちょっとでもごまかすため付加されたかも知れませんね。セットも、鴨居が低いわりに天井が高く、たぶん照明の都合だと思いますが違和感たっぷりです。冒頭のシーンにお藤を出すことで呼称が「先生」に統一できなくなったのもマイナス。このように糞味噌ですが、作品単体としては5点はつけられるかな、上記の理由でプラス1点。最後に「回収屋」ってテレビ放映を予定しての言い換え? かつみさゆりとともに無理がありすぎる。オリジナルではクズ屋の高瀬実乗(たかせみのる)に、「あのねオッサン…」と言わせなかった山中監督の絶妙な配役に感嘆したものです。
6点(2004-10-20 18:28:36)(良:1票)
178.  サンダーバード(2004) 《ネタバレ》 
いろいろと文句付けたい点もありますが「許す」。ただ3号がロンドンに着陸するってのはやっぱ無理がある。この一件で5号を補修して3号とのドッキングが頭からに変わることになるのかな。あのドッキングも変、というか違和感のかたまり。続編作られるかどうかってとこなんですけど、監督がコマンダー・ライカーだからシリーズの中での位置付けってのが綿密に考えられてるはずです。彼はトレッキーたちの期待に応えた作品を2本作ってますし。「はい、お嬢様」が「ラッキー・ブレイク」の意地悪な看守だったので1点加点。そうそう敵役の女性、松島尚美をイメージしてしまうのは私だけ?
6点(2004-08-23 16:43:16)
179.  スズメバチ 《ネタバレ》 
プロット10点、ストーリー7点、テンポ2点。登場人物が余計なことをベタベタしゃべらないのがいいですね。それなのに一人一人の感情はちゃんと表現されてる。映画館で観たかったなぁ。警備員が消防士辞めた理由がちょっとわかりにくい、っつーか判然としない。火が怖いのか?現場でやりすぎたのか? 台詞でストーリーを語らないのがフランス映画だと思います。70年代前半までは仏映画ってバンバン上映されてたからその雰囲気って周知のことだったのですが、今は一部作品を除いてチャンスが少ないからしょうがないでしょう。携帯の圏外、警察が銃撃戦に気づかないなどは、フランスの田舎や郊外を知らないと嘘くさいと感じてしまうから、余計によくわからないのでは? 場面が切り替わったとき、観ている側が人物と状況を考える必要があるシーンが多くて、感覚的にテンポがスローダウンするのがちょっとねぇ。なんかリズム音痴の演奏聞いてるみたいで、興趣が削がれました。
6点(2004-07-19 08:49:42)(良:1票)
180.  コレリ大尉のマンドリン 《ネタバレ》 
ま、人に点数を公開するなら6点です。ギリシアの景色とイタリア人気質、ドイツ音楽をこき下ろしてるところでプラス2点ですが。話が飛びすぎるんで原作読んでみました。347ページ2段組、3300円もする本なんですね。映画との対比だと、途中までは原作のおいしい部分をつなぎ合わせて巧く作ってると思いますが、後半やエンディングは創作です、ほとんど違うものといっていいでしょう。マンドラスの動かし方とペラギアとの関係は全く正反対です。戦闘シーンにレジスタンスは出てきませんし。これから観てみようと思う人、先に原作読んじゃダメですよ。マイケル・クライトンの小説の映画化くらい「がっかり」します。あと「脇毛」ですけど、娼婦たちが海辺のシーンで剃ってる脇見せてたでしょ。あれとの対比で身持ちのしっかりした人を表現したんでしょう。つい最近までヨーロッパ(特に南欧)のアスリートたちはそうでしたもの、ポルトガルのロサ・モタが代表ですね。
6点(2004-06-23 18:13:08)(良:1票)
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241.87%
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74320.09%
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94521.03%
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