161. バットマン ビギンズ
《ネタバレ》 「ダークナイト」に魅了されて鑑賞。役者陣が豪華で、脚本も悪くないし、なかなかうまい作りだと思う。ただ、毒を流して気化させるというのは、いまひとつピンとこない(吸引して毒なら、普通に飲んでも毒なのでは?)。無実の自動車やら道路やら建物を壊しまくっているのも気になると言えば気になる。それにしても、マイケル・キートン版しか知らなかったので、新シリーズには期待できる。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-30 03:50:29) |
162. 突入せよ!「あさま山荘」事件
《ネタバレ》 やや露骨な感じもしたが、役所広司の佐々氏ぶりがよかった。犯人側の心理を描写せず、警察側だけに集中したのもよい。それにしても、あんな問題噴出の中、よく無事に救出できたものです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-09-15 23:22:46) |
163. 崖の上のポニョ
《ネタバレ》 評価は「子ども用に作った」という話を聞いたので。息子は喜んで観ていたし、また観たいというので、もう一度観たくらいだ。でも、それなら、あの声優はないだろうというので、これ以上の点はつけがたい。そうでなくても、海から来た魚なんだから「金魚(淡水魚)みたい」だとしても金魚ではないのだから水道水に入れるなよ、とか、津波が来そうなところで無理やり車を走らせるなよ(子どももろとも死ぬぞ)、とか、あんな大災害が起きているのに子供を置いて出かけるなよ、とか、色々問題のある描写が散見される。この一昔前を思わせる能天気さはなんだろう。まあ、あくまで「フィクション」であって「サンタクロースは不法侵入者か」みたいな野暮な文句を言いたいわけではないのだが。そういう意味では、大人が見るものなら、良くて5点。タレント声優陣はともかく、ストーリー発散しすぎ。町が水没してるだけじゃなく、天変地異が起きるほどに影響力が大きい液体なら扉の建付け悪いという前に密閉しておけよ。最後の質問だって、まだ5歳だから“無理”なんじゃなく、まだ5歳だから(後先考えずに)“ウンって言ってしまう”んじゃないか? 別にケチョンケチョンにするほど悪い映画ではないんだけどね。ポニョの疾走シーンは、もう一度見たい。 [映画館(邦画)] 7点(2008-09-14 21:59:36)(良:1票) |
164. スピード・レーサー
「『マトリックス』(の続編)は、SF映画ではなくアニメの実写映画化」という意見を聞いて、見方は色々だなあと思っていたウォシャウスキー兄弟の作品。色遣いといい、動きといい、まさにアニメの実写……いやCG映画化だと言える。のっけから「わざとらしい説明シーンが多すぎる」という点で脚本には大いに文句を言いたい。しかし、その点に目をつぶれば意外にまとまりのある話になっており、十分楽しめる。オープニング&エンディングの音楽もよい。トリクシーはとてもよかったが、真田広之はいかにも無駄遣い。まさに“役不足”と言えよう。 [映画館(字幕)] 7点(2008-07-16 01:44:11) |
165. ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
《ネタバレ》 面白い。24年も前の映画なので、ところどころチープな印象を受けるのはしかたがないが、“秘宝探し”にやたらと時間をかけるというありがちな展開にならず、その前後で楽しませる仕掛けがよい。よくできた娯楽映画。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-07 02:30:05) |
166. ザ・マジックアワー
《ネタバレ》 「三谷幸喜」というだけで期待して、久々に邦画の実写映画を見た。事前知識をほとんど持っていなかったこともあり、よくこんな設定を考えるものだという意味でも面白い映画だ。佐藤浩市の大根役者ぶりは見事だったし、“やりすぎ感”は心地よいくらい。西田敏行との絡みも絶妙だったし、寺島進もよい。しかし、クレーンといい、CM撮影といい、ドロップ缶といい、スタントの撮影といい、細かいネタが、ただ後の話につながるように準備しておきましたという感じがしてしまう。どのネタでもいいから「もう1回ひねって」あるいは「ネタどうしをからめて」使ってほしかった。あと、女優はもっと綺麗に撮ってほしい。冒頭の深津絵里は、“似てる人”なのかと思ったくらいだ。 [映画館(邦画)] 7点(2008-06-18 03:31:16) |
167. スパイダーマン3
《ネタバレ》 グリーンゴブリンJr、サンドマン、カメラマンと敵を増やしたため、ストーリーが散漫になってしまった気がする。最後でサンドマンとカメラマンにタッグを組ませてまとめているが、ちょっと無理やり感がある。ベン・パーカー殺しの真犯人を警察が黙っていたというのも、普通は考えられない(その設定はよいのだが、前作以前で伏線がほしかった)。スパイダーマンもMJも、お互い信頼なさすぎ。人間臭さをあらわす設定なのだろうが、別れてもおかしくない成り行き。しかし、市長の娘が意外にまともだったり、性悪にみえた大家が親切だったりするところはうまい。映像もよく、点数は前作と同じ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-16 01:46:13) |
168. スパイダーマン2
《ネタバレ》 割と好評だった前作を受け継いだだけにプレッシャーもあっただろうが、映像も脚本もよかった。ドック・オクのエピソードに無理を感じてしまった反面(制御チップが壊れ易すぎ)、列車を止めるシーンの映像などには圧倒された。もう1点足してもいいところだが、前作と同点評価。最後は、そうならないと困る、というエンディングではあるものの、宇宙飛行士の彼氏は何も悪いことをしていないので、ちょっとかわいそう。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-16 01:33:58) |
169. スパイダーマン(2002)
《ネタバレ》 漫画を原作にしたものとしては、よくできていると思う。ビルを飛び回る映像は、やはり爽快。わざわざ遠くに行って着替えてからやってくる、という不自然な行動も追及しない。キルスティン・ダンストは、モデルとして十分に個性的だと思うが、子供が「天使」と感じるような設定としてはいまひとつだったかもしれない。ただ、続編を見ていると、そうした印象は薄れる。 [DVD(字幕)] 7点(2008-06-16 01:19:09) |
170. メリーに首ったけ
佳作。再会までの話が、かなりじれったく、遠慮のない下ネタで少し引いてしまったけれど、後半が意外にだれることのない展開だった。キャメロン・ディアスかわいいだけに収まらない展開だったのは好感。ハッピーエンドっぷりも、この映画なら許せる。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-20 03:19:40) |
171. 大いなる陰謀
《ネタバレ》 すでに指摘されているとおり、内容をミスリードする邦題こそが「陰謀」だろう。予告編の作りも、オリジナルとはかなり違うようだ。その点に戸惑わされてしまったという点を除けば、全編を通じて緊張感のある作品ではある。ただ、戦場の兵士の最後のシーンは、いかにも「これで映画は終わり」という締めくくり方に見えてしまったし、ストーリーとしては意外性に乏しい。そんな中、レッドフォード扮する教授が「授業に出なくていいから、オールBを上げよう」と提案するところは、学生の性格を印象付ける良いシーンだと思う。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-13 00:24:07) |
172. マトリックス リローデッド
《ネタバレ》 絶賛された前作のプレッシャーがあることや、3作目を想定した2作目であることを考えたら、なかなかよく作られていると思う。途中、やたらと説明くさいのが残念だが、大勢のスミスとか高速道路のシーンは凄い。落ちるトリニティを助けに行くシーンで、ネオが飛ぶ勢いでたくさんの車が巻き添えになっていますけど、いいんですかね。 [DVD(字幕)] 7点(2008-05-11 01:18:37) |
173. 魔法にかけられて
《ネタバレ》 予告編だけを見て、自分の好みと違うかと思い避けていたのだが、なんだか評判がよいらしいという話を聞いて、つい見にいってしまった作品。いかにもディズニーらしく、そつのない作りの良作。主人公の彼女が登場するときの“イケてなさ”具合で、その先の展開の予想できてしまった感じはあるけれど、おとぎ話の要素をうまく盛り込んでいると思う。ところどころに盛り込まれる“幸せいっぱい”のエピソードやリスの“演技”もよい。あえて苦言を呈すとすれば“お姫様”。演技はすばらしいが、おとぎの国から飛び出してきた“お姫様”と見るには、少し厳しかったのではないか。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-02 02:06:06) |
174. ビューティフル・マインド
《ネタバレ》 アカデミー賞を受賞しただけあって、よい映画とは思うが、脚色が過ぎる感がある。わざとなのかもしれないが、どこまでが統合失調症による幻覚なのかわかりにくい。彼の功績も、意外にあっさり紹介されているけれど、「天才の思いつき」程度のものと誤解されないだろうか。星に図形を描くシーンはよかった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-08 01:27:59) |
175. クリフハンガー
《ネタバレ》 クリフハンガー アクション映画としては、よくできていて、最後まで飽きさせない仕掛けがよく用意されていると思う。ただ、ちょっと粗いところはある。たとえば、冒頭の救助シーンなど、そのままヘリに引き上げてしまえば済んだ話ではないだろうか(それでは話にならないが)。それに、人が死にすぎる、とも思う。ヒロインの女優はきれいな人だった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-04-04 01:18:19) |
176. ミセス・ダウト
《ネタバレ》 ロビン・ウィリアムスだからこそ、という映画なんでしょうね。家政婦に変装した“彼”こそが理想的な父親の役割を果たすという皮肉を、うまく笑いで消化しています。ただ、“ブリッジズ”での変装切り替えなど、ちょっと展開が“ありえなさすぎ”。ピアス・ブロスナンは、ただただかわいそう。最後にヨリが戻りきらないところはよかった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-23 23:38:08) |
177. ホワイトナイツ/白夜
《ネタバレ》 とにかくダンスシーンが凄いです。グレゴリー・ハインズのタップもいいですが、ミハイル・バリシニコフのバレエは素人目でも凄さがわかります。そして、ダンスの凄さだけで引っ張っていく内容かと思ったら、意外にストーリーもよかったです。古い映画ですから、間抜けな監視員といったステレオタイプな設定はあるものの、最後まで楽しめました。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-22 03:55:39) |
178. K-19
《ネタバレ》 こんな作ったような話が実話だというところに驚きを感じます。もちろん、脚色されてはいるのでしょうが。ハリソン・フォードの過激な演習は、乗組員を鼓舞するためだけならよかったのですが、潜水艦に損傷を与えるほどとなるとやりすぎと感じます。最後の自国の助けが来た前後の展開が少し蛇足っぽい感じもしましたが、全体としてはよい映画だと思います。「ロシア人の英語」には、私も多少の違和感を持ちましたが、むしろ吹き替えで見ていたら問題なかったでしょうね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-18 00:09:26) |
179. チャーリーとチョコレート工場
《ネタバレ》 ジョニー・デップが、なぜか「関西のおばさん」に見えてしまいます。ストーリーも映像もなかなかよいと思うのですが、「拾ったお金」で買ったチョコレートでゴールデンチケットが当たった、という設定がどうも好きではありません(原作に忠実なのだとしても)。すべてのウンパ・ルンパを演じたディープ・ロイ氏に1点加算。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-23 01:13:18) |
180. エイリアンVS. プレデター
《ネタバレ》 ちょっと甘い気はしますが、もともと無関係のキャラクターを組み合わせて映画のストーリーを作る(しかも人を絡める)という意味では、意外によくできた設定です。エイリアンファン、プレデターファンでなくても、そこそこ楽しめるのではないでしょうか。途中、やや説明くさくなってしまう場面はあるものの、「わかりやすいハリウッドの娯楽映画」といえる範囲と思います。気になったのは、登場人物が死にすぎるというところでしょうか。誰かを生き延びさせるために犠牲になる、という死に方ではなく、ただ死んでいくというのは、いまいちでしたね。 [地上波(吹替)] 7点(2008-01-23 00:44:37)(良:1票) |