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東京50km圏道路地図さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2604
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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1.  5つの銅貨 《ネタバレ》 
私は昔管楽器をやっていたのですが、コルネットってトランペットに比べると音色が柔らかくて優しいんですよね。コルネットを愛した主人公も優しさに溢れる人なんですが、それだけじゃなく、ユーモアと勇気に溢れる人で、ちょっと完璧すぎるなあと思ってのですが、復帰するのに自信が無く不安になるところが人間的でよかった。そして障害を持った娘に「もう1度やり直すってそんなに難しい事?私も笑われたわ」って逆に励まされる。ホントできた家族だよ。で、最後が・・・。完璧すぎる。とってもお洒落で、ユーモアと涙と勇気と希望と優しさに溢れる、形容し尽くし難い感動の作品です。
10点(2004-03-17 01:37:58)
2.  二十四の瞳(1954)
題名は知っていたのですが、どういう話なのかは知らず、瀬戸内海の小島の、のどかな学園物なのかなあと思ってたら、こんなに切ない話だとは・・・。教員とは子供の成長と変化を期待して行う職業だと思うが、男子の殆どを戦争で失う辛さを考えると、現代においても一部の教員が君が代斉唱・国旗掲揚に過剰反応するのも、わからないでもない。ラストでバスが走る脇を、雨の中自転車通勤する先生の姿は嫌味がなく、それまでの背景・経緯を思い起こせば素直に感動できる。「スクールウォーズ」と並び賞されるべき先生物の傑作だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-12-05 23:44:36)
3.  ローマの休日
中学時代に観て「粋な作品」だなあと思った。20年ぶりに見直したが、印象は全く変わらない。こういう映画も珍しい。
8点(2004-11-28 19:22:22)
4.  シェーン
「人は簡単に変われない。型を破れないんだ。努力はしたがね」と言って去ってゆくシェーン。まさに「男はつらいよ」の世界。 山田洋次が監督したシェーン(高倉健バージョン)その名も「遙かなる山の呼び声」も是非ご覧を。
8点(2004-02-01 17:25:42)
5.  知りすぎていた男
オーケストラの音響が緊迫感を高めてくれるところやケセラセラはもちろん印象に残っているのですが、私は最初の方のシーンで「お仕事は?」「売ったり買ったり」「何を?」「儲かるものを」というやりとりが妙に心に残ってます。
8点(2004-01-04 19:53:23)
6.  陽のあたる坂道(1958)
屈折した心を持つ各々の登場人物が次第に素直になっていく心理や過程を上手く描いている原作・脚本もすばらしいし、なんといっても裕次郎の存在感が爽やかさをもたらす。
8点(2003-12-30 18:15:02)
7.  北北西に進路を取れ
商業的な成功をかなり意識して作られたと思われる、何でもアリアリの幕の内弁当的映画。娯楽映画の教科書的作品。日本でいうなら「踊る大捜査線」と言ったところか。
8点(2003-12-28 03:38:56)
8.  エデンの東(1955)
初見は中学時代だが、よく理解できず退屈に感じた記憶が。で、数十年ぶりに再見。聖書がベースの物語で、親子・兄弟・男女の葛藤が盛り込まれいて人間ドラマとしてよくできている。善良で純粋な父と兄、その反対の母と弟、両者の間を揺れ動く兄の恋人。善良で純粋な人間の負の側面が悪意のない主人公のジェームズ・ディーンにより無意識ながらも暴かれていく過程が見所であり、生きることの難しさを感じさせる。が、理想主義者にとっては少々後味の悪い救いのない作品ではある。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-10-12 12:12:36)
9.  お茶漬の味 《ネタバレ》 
和解に向かう過程が唐突でデキスギのような気もするが、いいシーンではある。見合いだろうが恋愛だろうが、不幸な結婚をしてしまった人はこの世にたくさんいるだろうが、引き返せる時点で意地を張らずに双方素直になれるかどうかがポイントだろうな。この2人の場合は一応我慢できる範囲でのすれ違いで、結局和解できたのでよかったけど。
[DVD(邦画)] 7点(2016-02-08 14:07:29)
10.  彼岸花
「人生は矛盾だらけなんだ!」と開き直る佐分利信。自分は娘を持つ父の気持ちは永遠にわからないだろうが、生涯独身を貫いた小津安二郎だからこそ、矛盾だらけの父親を哀れみ、茶化す事ができるんだろうな。人情味があるというより、ある意味冷徹ですらある。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-12-10 11:06:31)
11.  喜びも悲しみも幾歳月 《ネタバレ》 
僻地での何もない暮らし、転勤はあるものの、繰り返されるある種の退屈な日常。それでも、時代や環境の変化に翻弄される夫婦と家族。複数の家族が出てくるが、時代や環境の不運に負けた者、時代の波に乗って成り上がった者、変わらずに職務を全うした者等々、戦前戦後の30年という時間の流れの中で生きた人々の想いを感じさせられた。生きるというのは簡単なようで難しいというか、どうにもしがたい運命・宿命があり、単調で退屈なようでいて天変地異もあるし、それでも時は流れ人は成長していくし、その過程の中に苦労・悲しみや喜びがあって、人間はそうやって生きていくしかないのだろうな。
[DVD(邦画)] 7点(2015-11-10 13:11:54)(良:1票)
12.  無法松の一生(1958) 《ネタバレ》 
これが九州男児なんですかねえ。東京下町の寅さんを見慣れてると、乱暴で粗雑な所がちょっとアレで粋や美が感じられないですけど。『シェーン』や『遥かなる山の呼び声』のように立ち去るわけでもなく、小倉に留まり続けて少年から青年まで成長を見守り、夫人に心情を吐露して死んでしまうストーリーはあまりにも切ない。太鼓のシーンはインテリ先生への対抗意識、己の存在のアピールなのかなと考えると人間臭さも感じます。全体的に駆け足でもあり、心情表現が弱く、やや人間の機微が感じられないところが難点かな。それにしても奥さん鈍感にもホドがあるだうよ。歌子(吉永小百合)のような女子大生じゃないんだからさ。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-06-23 11:33:44)
13.  風花(1959)
善光寺平は去年行きましたけど、50年以上前はこんなだったんですねえ。その後オリンピックも開かれ、今は新幹線も通る大都会で、東京へは100分で行けるし。家や身分に縛られて生きる事の窮屈さ。随所に出てくる東京という地名。当時の人は有馬稲子に希望を感じたのでしょうか?時代は変わり、女性も生きやすくなって今はよい時代になったような気もしますが、結婚相手選びや上京幻想等々変わらぬ価値観もあるのかなと。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-10 10:09:16)
14.  雪国(1957)
原作未読でどの程度世界観を映像化できているのかわからないし、文学的評価もよくわからないのだが、この時代にこれだけ面倒な女がいるという事に結構違和感を感じる。まあいつの時代にもこういう女はいるのかもしれないが。あと駒子と葉子の精神的関係性がイマイチよくわからなかった。 池部良の終始一貫した落ち着きぶりと好対照の感情の起伏が激しすぎる岸恵子の演技はややオーバーだが確かに素晴らしい。こういう演技の出来る女優は現代には見当たらない。
[地上波(邦画)] 7点(2013-12-27 14:18:59)
15.  こころ(1955) 《ネタバレ》 
原作未読。あらすじは知っていたのだが、想像以上に重かった。2人とも各々繊細さを持ち、それが結果的に両者共に自殺してしまうのはなんとも切なく、苦しい。 不朽の名作と言われるだけあって、やはりいろいろと考えさせられる点がある一方で不可解な点もある。解説本も多数あるだろうし、じっくりと再考したいと思う。 これから原作を読んでみようと思う。
[DVD(邦画)] 7点(2013-10-07 19:34:04)
16.  尼僧物語 《ネタバレ》 
尼さんというとサウンドオブミュージックを思い出してしまうのですが、実際は厳しい世界ですねえ。コレに比べたら、私なんて毎日無数の罪を犯していまして、見ているうちにかなり鬱になってきます。愛ってのは感情の発露なので、完全なる自己犠牲の精神とは両立しないんでしょうね。愛のために出来る自己犠牲とできない自己犠牲があるだろうし。尼さんも人間なので感情をすべて捨てろって言ってもなかな難しいだろうなと思います。特に侵略受けたり、肉親殺されたりすれば、内心穏やかではいられないでしょう。よって皆多少は自分をごまかしている部分はあるのでは?でも作品にあるように「自分は騙せない」ので本当に自分に厳しい人間は、自分を騙す事ができずに、尼さんを辞めちゃう?よって尼さんを続けているのは自分に甘い人間???などと考え出すとキリがなく禅問答みたいになってしまいます・・・。 <追記>18年ぶりに再見。感想は特に変わらずだが、そもそも尼僧になった理由が神に仕えるというより、医療や慈善活動にあったのだとすると、こういう結果になるのは必然だったのかと。同僚が殺されても平静でいられたのに、肉親が殺されるとそうではないというのが対照的に描かれていて、その辺に「俗」な部分が残っていたとも言えるのかもしれない。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-21 19:13:14)
17.  ガンヒルの決斗 《ネタバレ》 
カークダグラスがどこまでもカッコいいなあ。絞首刑の説明の行はとても迫力があるし(聞いているだけでも怖い)、アゴのワレ具合もなんとも言えない。妻の仇ではなく、あくまでも保安官として、法の裁きを受けさせるために、妻殺しの犯人を追う。女が味方したくなるのもわかるよ。でも、最後は汽車には乗らなかったねえ。女心は複雑ですね。
7点(2004-04-09 02:29:03)(笑:2票)
18.  浪花の恋の物語 《ネタバレ》 
惚れた遊女のために商売の金を横領して身を崩すという300年前にあった実話。その実話を近松がそばで見聞きしながら脚色し、「冥途の飛脚」を完成させていくという中々面白い作り。(ココでの実話にもおそらく脚色はあるわけだが・・・)。私は女のために会社の金を横領しようと思った事はないので(しかも当時は死罪)、主人公には共感できず、作品に入り込めなかった。錦之助は抑えた演技が続くので、ファンとしてはやや物足りないのだが、封印切あたりから抑えた感情が表面化してくる辺りは流石で、凄みが感じられる。有馬稲子もTHE遊女という感じで、妖艶さに満ち溢れている。2人は駆け落ちして実の親に会う直前に捕まるのだが、近松が「わしの筆はそこまで不人情(親に会えないで捕まる事)にはなれない」と、実話と異なるラストになるように脚色を加える(親に会えるようにする事)ところは考えさせられる。これは見る側の好みの問題だが、実話をベースとする場合、徹底的に現実に即して脚本化されるよりも、近松のように多少は夢や救いのある脚色がなされた脚本の方が私は好みです。
7点(2004-04-06 15:37:06)(良:1票)
19.  幕末太陽傳
人間の欲望にはニーズがあり、そこにビジネスチャンスがある。人間の欲望を仲介し、その中を渡り歩く事により、集金を重ねていく左平次に「商いの原点」を教わった気がする。各々の欲に邁進する人々とそれを利用する左平次。左平次のはなむけの言葉「けっして人を信用しちゃいけませんよ」は、人間の欲望を見続けてきた諦観から生ずる、一種の「優しさ」の表れなのだろうか?
7点(2004-03-20 13:57:03)
20.  東京物語 《ネタバレ》 
所詮映画は作りモノですが、これはどこにでもありそうな世界のようでいてかなり異質な世界なのでは?と思う。この映画をみて「ある、ある、ある」って思うのか?「ない、ない、ない」って思うのか?私は後者だ。そもそも「忙しい、忙しい」っていってるのはダイタイ暇なヤツが多いし、単に面倒なだけでしょ?上京した親の相手が面倒な気持ちもわからないでもないし、上京時の扱いはまだ許容範囲としても、母が危篤→死の過程での子供達の反応・言動はちょっとひどい。「ない、ない、ない」って思う。よって青いと言われようが、香川京子を断固支持する。原節子の心情の吐露は誠実さの表れで、映画的には悪くは無いのだが、妻を亡くし落胆する義父にワザワザ言う必要はないのでは?と感じる。普通は言わないだろう。散々凹まされたラストの笠智衆の姿は「人間最後は一人なんだ」という事を切実と感じさせる。いろいろ考えさせられる作品ではあるが、かなり後味の悪い作品だ。家族は各々独立して然るべきで、ベタベタする気は無いけれども、これをみて「家族なんてこんなもの」と訳知顔にはなりたくない。 <追記>20年ぶりに再見。印象はさほど変わらないが、年を取ったせいかやや「ある、ある、ある」感が増したような。オチを知った上での再見の収穫としては、単なるよき父という印象であった笠智衆が「場末の医者」に甘んじている長男を期待ハズレと感じていたこと。あとは義母が泊まりにきた時の「ズルイ女」原節子の電気を消すシーンの表情が何とも言えず意味深であったことかな。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2004-03-19 23:25:37)
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