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1.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 
家族や友人など描写が丁寧で、登場人物に共感をもって鑑賞できた。 母親のつらさを抱え込んでる感じはみていてつらかったので、 家族がいい方向に向かっていけてよかった。佐野さんもいいキャラだと思う。 自殺した主人公が記憶を失った状態で自分の体に戻るのだが、いつ記憶が戻るのか、というミステリー的な展開ではなく、さまざまな経験を経て自然と自分自身に戻っていく描写が良い。 ただ、エンドロールで流れる曲は「青空」より「僕が僕であるために」の方が あっていたのではないだろうかと思う。両方ともとても良い曲だが、「青空」は 差別に満ち溢れたこの場所から、差別のない場所へ思いをはせるような イメージで悲壮感を感じるが、「僕が僕であるために」はこの場所で 生きていく決意を感じる。この映画のラストの感情は後者の方が近いと思う。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2012-09-24 10:35:13)
2.  さや侍 《ネタバレ》 
冒頭の殺し屋に致命傷を負わされても、死ぬことも無く まったく意に介さず逃げてしまう野見は、妻に先立たれ 侍としての矜持も捨て去った状態だった。 しかし、三十日の行を行ううちに 侍としての自分を取り戻し、切腹をして果てる。 なにをされても死ななかった男が、自分を取り戻すことで やっと死ぬことができた、という点に「百万回生きた猫」という 絵本を思い出した。 冒頭の殺し屋は、最初は不要な描写と思ったが、野見が死ぬというラストまでみると 冒頭の殺しても死なないという描写はラストと対をなす描写として必要だと思う。  野見は、藩を勝手に抜け出した罪で三十日の行を申し付けられる。 自分の犯した罪の償いとして、三十日の行を受け入れ、恥を晒すことを 受け入れ、そして三十日の行を失敗した時点で、自らの行為の結果として 野見は死を受け入れたと思う。  だから、ラストの辞世の句で笑いを取るとるという、殿の情けを受けるために 恥を晒す行為は、受け入れることが出来なかったと思う。 それが侍としての野見の矜持・意地なのだ。松本の笑いに対する姿勢にも つながるのではないかと思う。 ずっと侍の娘として振舞ってきたたえは辞世の句を言わない野見に「なんかいって」 と叫ぶ。この言葉使いは侍の娘のものではない。この瞬間、たえは父の娘に戻ったのだと思う。  腹に突き立てた刀をさやに戻し、野見は侍として死んでいく。この描写は いままで見たことが無い、すごい描写だと思う。 作品としては、冒頭の殺し屋の登場時に、殺し屋の名前がテロップで出るとか、 エンドロールのカメオ出演などの描写がマイナスに感じた。そして野見が自害するシーンでたえのモノローグが入るが、これではたえに言われたから自害したように感じられる。 たえのモノローグは不要だと思う。しかし、描こうとしている ものは決して嫌いじゃない。 あと、熊田聖亜は演技がうまいと思う。 
[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-09-24 09:08:14)
3.  崖っぷちの男
私の映画の評価方法の一つに「予想を裏切るが期待を裏切らないのがよい映画、期待を裏切るが予想を裏切らないのが悪い映画」というのがあります。この基準で言うと、悪い映画です。
[映画館(字幕)] 4点(2012-07-25 02:12:15)
4.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》 
最近のアニメは、生きる理由に「誰かを助けたい」というのが多い。 そして誰かを助けることができるように、主人公が誰かを助ける力、 たとえば巨大ロボットを操縦する唯一の資格者とか、魔法が使えるとかそういう特殊能力を持っている設定が多い。 特殊能力を持っていて、かわいそうな人たちがいて、 すべてが用意された、受動的で薄っぺらい人生観だと思う。  この映画には、理由や説明はほとんど用意されていない。 花とおおかみおとこが付き合い始めた理由も、おおかみおとこが死んだ理由も、 先生が死ぬ理由も説明がほとんどない。 雪は、元気に自然を駆け回っていたが、人間界を選択した。 雨は、小学校にも通ったが、自然界を選択した。 物理的に出会うことと、魂が出会うことは全く別だ。 雪の魂は人間界を選択し、雨の魂は自然界を選択した。 理由などないし、なぜかなんてどうでもいい。 魂の感じるままに状況から行動を選択し、全うするだけである。 理由があるから生きるのではない。魂の求めるままにただただ生きるのだ。 生きる理由や助ける誰かを用意されないと生きていけないそこらのアニメの主人公より この映画の登場人物は何百倍も力強い。  あと感心したのが、花と韮崎の交流の描写だ。 花は雪と雨を育てるために山奥に暮らし始め、一人で畑を耕し始める。 うまくいかなくても、一人で耕す。花に特技があってそれが地域の人の助けになった なんてことは無い。花は自分の人生をひたすらがんばる。そういう姿を見て、韮崎は助言はする。が手助けはしない。花にやらせる。花も助言を受け、自分で畑を耕す。 助けてくれとは言わない。そうやって自分の畑を自分でつくり、そして地域の人たちとの交流が始まる。自分で動き自分の生活を自分で立てて、初めて他の人間と交流ができるのだ。できない理由を他に求めない、できなければできるまでやるだけなのだ。 最後に、鑑賞した映画館の呼び込みの人が「おおかみおとこの雨と雪」といってたのも おそらくなんの理由もないだろう。
[映画館(邦画)] 9点(2012-07-25 02:03:01)(良:2票)
5.  告白(2010) 《ネタバレ》 
原作未読です。 もし、この映画が毒にも薬にもならない映画だったならば 「絶対松たか子は最後に『なーんてね』と言うだろうな」 と思いながら見たと思います。 が、この映画は毒にも薬にもなる強烈な映画だったので、 そんなことを思うことも忘れ最後まで見てしまい、 あまつさえ松嶋奈々子の『なーんてね』に不快感すら感じてしまいました。 つまりは、完全にこの映画にのめり込んでしまった訳です。 (ほんとに最後に『なーんてね』と言うのかどうか、鑑賞後にわざわざ本屋で 原作の最後のページを確認してしまいました) ここまでのめりこむことは最近の映画では稀だったので、 とても有意義な106分でした。 また、ここまで自由でしかも計算された構成を 構築できる才能は素直にすごいと思います。
[映画館(邦画)] 9点(2010-07-21 00:25:01)
6.  ゆれる 《ネタバレ》 
人間というのはなんて不安定なんだろう。自分は相手を信じていると思っていても、相手から否定された時、今までの信頼が簡単に憎しみに変わってしまう。人間は相手がいないと一人では生きていけない生き物なのに、相手がいればいたで相手に影響されて、自分というのがどんどん変わってしまう。「本当の自分」なんて言えるのだろうか?人間という存在は常にゆれている。猛が帰ってきた事により、稔も智恵子もあっけなくゆれる。稔に「触らないで」と叫ぶ智恵子。猛にガラス越しに唾を吐きつける稔。稔のゆれを受け、猛もまたゆれ、裁判で稔に不利な証言をする。人間というものの不安定さを映画はこれでもかと見せつける。映画は最後に、ゆれるが故に戻る事もできる、と救いの手を差し伸べる。が、猛の呼びかけに稔が振り向いた所で映画は終わる。人間というのは答えの出ない、どこまでもゆれる存在だ。なんて事を考えました。
[映画館(邦画)] 8点(2006-09-05 02:16:59)(良:1票)
7.  ゲド戦記
宮崎吾朗監督は、自分の中の表現したいものと格闘していないと思います。何を表現したいのか、それを相手(観客)により深く伝えるにはどうしたらいいのか、という事に対してもがき苦しんだ様子が作品からまったく感じられません。確かに話はうまくまとまっていますが、人物を都合良く配置し、起承転結に沿って話をセリフで転がしているだけだと感じました。 「心の闇」というものについてのたうち回る位に真剣に考え、その葛藤がそれこそフィルムになすりつけらている位に表現されていたら、父殺しの理由の具体的な説明が無くても全く構わないと思います。説明がない、辻褄があわない、というのは大した問題じゃありません。 しかし、映画からは「心の闇ってさ~」と喫茶店で友人に話している位のテンションしか感じませんでした。表現したい対象と向き合う覚悟が、駿監督とは決定的に違うなと思います。 有名タレントがちょっと格闘技を習ってPRIDEに出ているような映画に感じます。もし本気で監督を目指し二作目を作る気なら、マスコミも見向きのしないアマチュアの格闘技大会から出直す位の気持ちで作って欲しいです。
[映画館(邦画)] 3点(2006-09-05 01:12:56)(良:1票)
8.  ハウルの動く城
宣伝コピーについて・・・。「二人が暮らした」っていうのでてっきりトトロみたいな、生活描写にファンタジー描写を取り入れた作品かと思ってました。「もののけ姫」で対立のある世界で生きること、「千と千尋」で自力で生き成長することを描いてきて、今度は限りある生、老後を生きることをテーマとしたのかな~着眼点いいな~、と自分の中では期待大でした。しかし、この作品に「暮らし」はありませんでした。最近、ハッタリ宣伝コピーが多い中(ター○ネー○ー3とか)、宮崎作品は作品を豊かにイメージさせる宣伝コピーが多く今回も期待していましが、その点が残念です。
4点(2004-11-26 01:41:49)
9.  ペテン師とサギ師/だまされてリビエラ
これは面白かったです。 題名で損をしている度では「恋はデジャブ」に匹敵すると思います。 冒頭から話はどんどん展開していき、対照的なキャラクターのケインとマーティンの 足の引っ張り合いも物語に拍車をかけ、あっという間に見れます。 マーティンのそこまでやるかのペテンぶり、ケインのダンディでクールで底意地の悪い マーティンへのいじめっぷりが爆笑ものです。最後のどんでん返しも2転3転して、 キャラクターに感情移入していた分、本当にハラハラしました。 脚本の段階でしっかりと練られている作品だと思います。 また、演出が余計なことをせず、あまり出しゃばっていないのもいい方向に働いています。 (そのせいで地味な印象なのですけど。加えてこのタイトル・・・リビエラってどこ?) 古さを感じさせない、いつ見ても面白い映画です。
8点(2004-09-07 03:46:33)
10.  独立愚連隊西へ
一つの場所で緊張が高まっていく構成の前作と異なり、奪われた軍旗を取り返す話である 今作は移動が多い展開になっています。また、作品全体の雰囲気も、どちからというと アクションよりコメディータッチになっています。 個人的には前作の方が好きだったので、好み的なところであまり合いませんでしたが、 悪くない作品だと思います。 最後の中国軍との戦いのオチも平和的で好きです。 
6点(2004-09-07 03:15:59)
11.  LOVERS 《ネタバレ》 
前半の、チャンツィーと金城武の逃避行の部分は面白かったのですが、 後半は殆ど3人しか出てこないので、展開が単調で失速している。 飛刀門という組織の描写があまりないので、その組織に縛られた人間の、組織と愛情との 狭間で揺れる心情がいまいち響いてこない。 あと、ナイフ?が自由に飛びすぎで、ちょっと笑ってしまった。ちょっと自動追尾機能が 効きすぎです。
5点(2004-09-07 02:54:31)
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