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1.  空気人形
是枝裕和は教えてくれる。映画にはまだ仕事があるということを。非常に日本であって、グローバル。映画は国境を越えるのか?それはわからないが、とてもすごい。  メタファー等についてはさんざん書かれているので私が悪い頭で余計なことを書くこともなかろう。  スタッフ、キャストの力によるこの作品。有機的に絡み合って見事な作品として結実した。  結構映像のディテールまでこだわっているのにそれを見せつけるようないやらしさはない。主題ではない「映画・レンタル屋」もなかなか楽しい。話題に上る実在の映画からこの映画の年代をある程度推定できるが、決定的に時期を特定するシーンはなかったのでは。実在のソフトを写すときには焦点をぼかしてある。一方で実在しないと思われるパロディな映画ポスターなども出てくる。いやぁ、これは、映画、愛だなぁ。  私はこの映画を愛しているし、映画も愛している。うん。
[映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2009-11-11 23:33:41)
2.  母なる証明 《ネタバレ》 
母の強さは正しさなのか。何にせよ、ポン・ジュノの映像から役者の演技の引き出し方から見事。  狂気の愛である。しかし、普遍の愛でもある。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』から10年近く。ダークが完全にファンタジーであるのに対して、本作はどこまでリアルなのか。  いや、警察の見込み捜査もひどいもの。ジンテもわけがわからない。そこがつっこみどころなのかリアルさなのか、微妙な綱渡り。そのバランスの結果、思わせぶりで先に進んでいく。  結局の所「唯一の真実」はそれほどはっきり描かれないので、標準的な解釈以外の解釈の余地が残ってないわけではない(真犯人は本当は誰なのか?)。しかしながら、「標準の解釈」で良いのだろう。この辺りのバランス感覚がミステリー演出の妙なのだろう。  そして、踊る。トリアーを意識したものなのか?いや、韓国人は良く踊るのである。あのようなシチュエーションで踊るというのは、見事な演出としか言いようがないのであるが。  イ・ビョンウの音楽も・・・。OSTを買うかな。
[映画館(字幕)] 10点(2009-11-11 23:32:33)
3.  四月の雪 《ネタバレ》 
これは暖かい「四月」なのか、冷たい「雪」なのか。日常なのか、非日常=外出なのか。  劇的であるよりは日常を撮ってきたホ・ジノが、より感情がぶつかり合う、出来事も非日常的である、原題「外出」にはそんな意味も込められているという。「妻が事故に巻き込まれたと聞いてかけつけてみれば、妻は不倫相手と事故にあったのだと、その相手の妻と不倫に」という枠組みだけで言えば、劇的で、ドロメロにでも何にでもなる。これをホ・ジノがやるとどうなるか。  配偶者が事故で重傷で目も覚まさない状態の中で、不倫相手の配偶者と会話を交わさなければならなくなったとき、さて自分ならどうんな行動を取るのか。主演の二人も答えを捜しながら演じたというが、当然わかるわけがない。次の台詞がまったく読めないにもかかわらず、画面に現れる台詞の一つ一つは、「わかる」。いや、わかるなんてきっと嘘なのだろうけれど、映画という嘘なのだろうけれど。非日常映画のはずなのに、台詞の一つ一つが、類型的過ぎず、劇的に裏切ることを目指したものでもない、意外であり、等身大である。まったくもって見事。  この映画のプロットの二番目の核となるのが、 ペ・ヨンジュン とソン・イェジンという同じ境遇で出会った二人の、その境遇の違いである。彼女は専業主婦で、見合い結婚。新婚の時期は幸せだったが、夫が離れて行っていたという。この構図があるからこそ、夫の不倫には憤りを感じるが、ペ・ヨンジュンには惹かれてしまう、というのに結びつく。その後、ソン・イェジン夫は命を失い、ペ・ヨンジュン妻は回復する。すでに日常には戻れないソン・イェジンと選択を迫られるペ・ヨンジュンでドラマになる。男女を入れ替えてしまうとこの物語はたぶん成り立たない。男の側から見た実に都合のよい設定なわけであるが、最終的に、監督の言うところの、他人なら不倫、自分ならロマンス、という愛の形へ迫っていけたのだから、それでよいというべきだろう。二人が最後どうなるかは描かれないが、死を選択するだけの説得力がある。  ライブ感のある演技もさることながら、前作では主人公の職業という形で作品の前面に出た「音響」も健在。この小さな音も軽視しない音作りは是非劇場など、音にこだわった環境で見てもらいたい。4年間のブランクの間にホ・ジノが撮った二作の短編も見事なものだったけれども、私はまだまだ彼に付いていく。無条件に。
[映画館(字幕)] 10点(2007-01-22 21:05:31)(良:1票)
4.  春夏秋冬そして春
ちょっと狙いすぎの気もするけど、人生の春夏秋冬を描ききったあまりに深すぎる一作。
10点(2004-11-10 15:45:52)
5.  テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる
笑おう。
10点(2004-04-15 16:18:04)
6.  殺人の追憶
完全ノックアウトすげーこえー
10点(2004-04-15 16:16:48)(良:1票)
7.  少林サッカー
10点(2003-12-22 17:17:10)
8.  クライング・フィスト
男の魂を贅肉をそぎ落としたように淡々と描くこういう映画が評価されないのは残念という他ない。監督リュ・スンワン天才!
[映画館(字幕)] 9点(2007-01-22 21:33:24)
9.  復讐者に憐れみを
ブラック。暗すぎる。なのに、リズムは一流。そこまでやるか。気迫にあっぱれ。
[映画館(字幕)] 9点(2007-01-22 20:37:29)
10.  親切なクムジャさん
濃密な映像。独特のリズム。笑いとスリルのバランスは上々。これだけ緻密な映画もそうはない。
[映画館(字幕)] 9点(2007-01-22 20:36:05)
11.  グエムル/漢江の怪物
怪獣より米軍の方が怖くなってからが怖さ百倍。一般市民が怪獣と戦って普通に勝つのにこんなに感情移入できてしまうのにブラボー。
[映画館(字幕)] 9点(2006-09-03 17:11:39)
12.  サマリア
道を外れた少女の姿がイタイのだが、それが感動。
[映画館(字幕)] 9点(2006-06-23 09:45:09)
13.  うつせみ
ちょっと嘘っぽいけどやっぱりリアルという微妙な怖さ。
[映画館(字幕)] 9点(2006-06-23 09:44:00)
14.  ブラザーフッド(2004)
戦闘シーンを利用したお涙頂戴攻撃の激しさで体力を消耗してしまう。でも、このパワーは、ランボーすれすれの主人公二人のぶったまげた行動も、感動の兄弟愛として迫ってくる。。。降参しました。泣かせて頂きます!
9点(2004-07-29 17:27:10)
15.  オアシス
イ・チャンドンはただの小説家あがりじゃなくて、映像作家としてもすげー!
9点(2004-04-15 16:15:44)
16.  アメリ
9点(2003-12-22 17:30:59)
17.  友へ チング
9点(2003-12-22 17:19:20)
18.  春の日は過ぎゆく 《ネタバレ》 
男女の関係も、ほんの些細なやりとりから、近づいたり離れたりする。そしてまた違う明日の自分が作られる。  直接には言葉に出さない葛藤が、間接的な台詞と、台詞を抑制してつくられた「間」で表現される。  結婚に一度失敗し、恋愛はできても結婚には躊躇するウンス。そこから生まれたすれ違いは、最後は二人の間を広げてゆく。  ウンスとの別れを通して、新たな出発をするサンウ。  最後のウンスとサンウの別れで、映像の焦点が外れたままいつまでも遠ざかりつつ写り続けるウンスと焦点のハッキリあったままのサンウとの対比が、二人の距離が遠ざかるのを印象づける。  子供を抜けて、でも大人になりきらない青年の恋の葛藤を描いた傑作。  撮影監督ユ・ヨンギルを失ったホ・ジノが選んだパートナーは、彼の弟子で、すでに『スプリング・イン・ホームタウン』『イ・ジェスの乱』『ペパーミントキャンディ』で韓国人の原風景を撮る男として実績を積んだ キム・ヒョングだったか。  主演の候補に間違いなかったシム・ウナが引退状態で、同系統の容姿のイ・ヨンエが主演となったが、このウンスの心の陰を表現するにはイ・ヨンエで成功だったかもしれない。
[映画館(字幕)] 9点(2003-12-22 17:03:56)
19.  ほえる犬は噛まない
ブラックなのにすがすがしさ満点。
9点(2003-12-22 16:59:31)
20.  カンナさん大成功です!(2006) 《ネタバレ》 
外見の美しさって何なのか。内面の大切さを語りつつも整形だっていいじゃないかとも同時に語る、たったそれだけのことなのに何でこんなに物語は美しいのだろうか。  キム・アジュンは演技も、素の外見も文句なし。  外見故に苦しみ、友人すら気づかせないほどの全身整形に挑む。鼻だけ整形し直すシーンがあるが、パンフに稿を寄せた高須クリニックの院長は「鼻は整形前後で変わってない」と見抜いているが、特殊メイクの具合から言えばそれは当然とかいう所がちょっとおかしかったり、整形前に「イ・ヨンエみたいに」とか注文していたのだがどこがイ・ヨンエに似ているのか全然分からないとか、つっこみどころは満載なのだが、その後の物語の見事なこと。  彼女に整形を決意させたチュ・ジンモ の言葉「利用しておけ」というのは、ソ・ユンを慰めるために言った言葉なわけで、どこまでが本音なのかは不明なのだが、パンフなんかは「本音」と断言している。しかしながら、リアリティはある。  さぁ、整形してからが映画の本番。整形美人故に驚き、だまされ、そのコミカルな様の実にキュートなこと。そして、過去を捨てる。過去におびえながら、美しくなった外見を利用して頑張ろうとする様のこのけなげなこと。そして、最後に、過去と向き合い、今を受け入れる。  …たったそれだけの物語なのだけれども、ストーリーテリングがしっかりしている。さすがキム・ヨンファ。今後も期待しているよ。  …それにしても、声が商売なんだろチュ・ジンモ 、声で気づけよ。
[映画館(字幕)] 8点(2010-01-12 14:55:28)
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