1. フィラデルフィア
普通ならここらへんはぼかすか削除するかなというところも逃げずに描かれていて、表面的な奇麗事で終わらせない表現が映画にリアリティを与えている。主演がトム・ハンクスとデンゼル・ワシントンということも大きく、映画全体の説得力を上げている。見ごたえのある映画。 [DVD(字幕)] 10点(2006-04-25 18:23:02)(良:1票) |
2. ショーシャンクの空に
内容については今更語る必要もない。文句なしの名作。数少ない、出会えてよかったと思える作品。ビデオ、TV、DVDと色々観たが、字幕が結構違う。おととし買ったDVDでは好きだったセリフが変な感じに訳されていて、ちとショック。表示のタイミングも含めて、字幕の質って大切だよな、と再認識。 [DVD(字幕)] 10点(2006-04-18 07:37:30)(良:2票) |
3. ターミネーター2/特別編
若干シーンが追加されてるけど大きな変化はないので、今観るんならこっちがいいのかな。 [DVD(字幕)] 9点(2006-06-23 10:18:00) |
4. ターミネーター2
《ネタバレ》 前作がターミネーターvs人間であったのに対し、今作はターミネーターvsターミネーター的な構図になったこともあってか、前作に比べると娯楽色が強まった印象。今観てもCGは遜色ないし、これ以上効果的な使われ方はないでしょう。ところどころに現れるコミカル色が好みに合わないけど、十二分に面白く、時代を超えた名作です。 [DVD(字幕)] 9点(2006-06-23 10:11:38) |
5. ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
何度も観る機会があったのに理由もなく敬遠していたんだけど、いざ観てみたらとても面白かった。かなり好み。1時間強という短さも良い。これ以上長いと、きっと感想もかなり違ったものになるだろう。 [DVD(字幕)] 9点(2006-05-06 11:00:58) |
6. フォロウィング
十二分に面白い。時間軸を崩して成功している映画。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-25 18:40:47) |
7. アダムス・ファミリー(1991)
ブラック風味の映画は数々あれど、この映画は格別。味付けの方向性が好みに合う。展開もろもろ良い味で、テンポ上々。当時は役者さんの名前を意識してなかったけど、今観ると何気にファミリーみんな名優揃いだったりする。そりゃぁ巧いはずです。 [ビデオ(字幕)] 8点(2007-06-19 21:05:56) |
8. Kids Return キッズ・リターン
《ネタバレ》 北野作品にしてはバイオレンスは若干控えめだったり、他の作品とは一味違う。青春の儚さがとても良く出ています。馬鹿な男は常に馬鹿ばかりして、親友は常にその友達に流される。友達が居なくなると、今度は悪い先輩に流されて、自分を持てずに実にフラフラとしている。しかしこのどうしようもないところが良い。脇の小さな話も様々な面からしっかりと映画を支えています。そしてやはり最期の台詞が良い。この台詞が膨らんで一本の映画が出来たのだと思わせてくれます。 [DVD(邦画)] 8点(2007-03-13 18:30:32)(良:1票) |
9. プリティ・ウーマン
《ネタバレ》 ドタバタコメディに出来そうなネタを、そっち方向には走らずにファンタジーな恋愛ものとして上手くまとめてあります。冷静に考えれば、今日は会社を休んで一緒にいてなんて言う女は大抵男をダメにするもんだし、最後の買収に関連する決断も、あれで会社が上手くいくかは結構微妙。まあそれでも、飽くまでも映画として、主人公のあの判断はOKなのです。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-12-04 21:09:13)(良:1票) |
10. クール・ランニング
笑いのセンスが良いし、テンポも上々。人間性の成長、シリアスな人情面との混ぜ合わせ加減も程良い。実話が元でも、内容は殆どがフィクションくさいが、仮に全部がフィクションでもこれは良い。 [DVD(字幕)] 8点(2006-07-17 14:30:06) |
11. 羊たちの沈黙
普通に会話をしているだけなのに常に緊張感が存在していることが凄いです。いくつか甘いと感じる部分もあるけど、不思議な緊張感が最後まで持続している貴重な映画。 [DVD(字幕)] 8点(2006-07-17 12:47:50) |
12. ガタカ
《ネタバレ》 刑事が捜査の初歩中の初歩を省いていたり、つっこみどころはいくつかあるけど、それは些細なこと。と思えるほど、心にしみてくるものがある。 [DVD(字幕)] 8点(2006-04-27 22:11:37) |
13. 学校
内容は単に生徒たちの背景を断片的に見せていくだけのものだが、様々な事情を抱えて夜間中学へやって来ているということだけで興味を引かれる。基本的に見せるだけなので、突っ込みは浅いが、それらをどうこう解決しようとかいうタイプの映画ではないのでこれで良し。西田敏行と荻原聖人のやりとりも楽しい。学校の本義というのは勉強だけではなく人と人との触れ合いにあるのだと語りかけるような映画だった。 [DVD(邦画)] 7点(2009-09-01 05:18:56) |
14. ロング・ウォーク・ホーム
《ネタバレ》 キング牧師が登場しそうな感じだったが登場せず。つまりはそんなメジャーな中枢の話ではなく、飽くまで一般の黒人や白人の無名な人たちの話としてこの問題を描きたかったということだろう。全体に淡々としているが、だからこそいい。激しい特別なことをしているわけではないということが重要なのでしょうから。黒人側からみた差別は当然悲惨だが、差別している側の中で一人正常な感性でいる白人の主人の立場も非常に悲惨なものだ。周りが全て異常な中で一人正常なことをするというのはとても勇気のいること。孤独への不安も身の危険も感じずにはいられないだろう。そういった白人側の戦いも描いてあることがこの映画の優れたところだろう。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-04-06 21:02:23) |
15. エドtv
「トゥルーマンショー」は創られた世界からの中継だったが、こちらは現実社会での生活の中継。こんな企画をする番組があってもおかしくは無い。というか、限られた空間でだけなら似たようなものは実際ありました。こんな短期間にかなり波乱が生まれるのは現実的ではないけど、そうでもなければ映画にならないので許容範囲。ちょこちょこっとした何気ない言い争いが現実に良く見る光景だったり、現実の風味付けがしっかり出来ているのも大きい。まあそれよりなにより、兄弟のアホさ加減が馬鹿馬鹿しくてとても楽しい。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-13 18:49:08) |
16. ニキータ
元は安直に警官を殺したアホ女なのでちょっと感情移入がしづらいが、それを割り引いてもなかなか楽しめる。暗殺のシチュエーションや主人公が追い詰められて過程の作り方が上手い。アンヌ・パリローが素晴らしく、彼女なしではこの映画は考えられないでしょうね。そしてあのラストなくしても考えれない。想像力を刺激され、余韻を存分に楽しめます。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-05 18:40:16) |
17. アウトブレイク
《ネタバレ》 感染の原因や広がり方が現実的で、他人事ではないウイルスの恐怖を感じる。多くの要素をぶち込んだ割りにちゃんとまとまっているし、水準レベルには達していると思う。ただ運頼みに過ぎる猿の捕獲の成功など、後半はご都合感がちらちらする。プロであるはずの研究班のメンバーが単純なミスをして感染してしまうというのも興醒めだ。まあそれでも、こういうありえそうな話でウイルスの恐怖を強く感じさせてくれただけで個人的には満足。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-11-04 16:50:07) |
18. マスク・オブ・ゾロ
《ネタバレ》 ちょっと岩窟王の香りもするゾロ物。アンソニー・ホプキンスのゾロは飽くまでカッコよく、バンデラスのゾロはずっこけ気味というのはバランスがとても良い。娯楽作品として十分及第点。ただ娘のアホな行為がゾロが死んでしまうという結果を導いてしまうという展開が残念。別に死なんでもよさそうなもんだが、やっぱり無理なんですかねぇ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-29 23:10:26) |
19. 12人の優しい日本人
《ネタバレ》 日本的に翻訳した良質のパロディ。オリジナルと違い、本作は無罪から有罪へと振れてから再び無罪に揺れ戻すという流れ。これが非常に味が良い。この揺れ幅があるために、ひとつの証拠の見方を変えることでこうも捉え方が変わっていくのかということがオリジナルよりも判り易くなっている。何を是として、何を非とするかは主観が多分に関わってくる。それがうまく表現されています。パロディでありながらこの辺がしっかりしてるって所に、オリジナルへの敬意を感じますね。今観ると出演者も馴染みの顔が多く、やっぱりみんな若いなあ。 [DVD(邦画)] 7点(2007-09-17 18:18:34) |
20. キリクと魔女
《ネタバレ》 民話調の会話やストーリー展開が実に心地良い。キャスティングや喋りのトーンなど含めてこの心地良さがあるので、高畑さんの功績は大きい。キリクが山の賢者に会いに行こうという冒険辺りからエピソードが長くなるが、長くなった分ちょっとダレた感じを受けるのが残念。終盤の展開は正直びっくりだが、非常に味のある良い映画でした。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2007-08-21 23:49:23) |