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1.   《ネタバレ》 
非常によくできた政治サスペンス 2時間飽きずに引き付けられる映画はそうざらにあるものじゃないが、これはその1本だろう。  暗殺事件までの異様な雰囲気、そして事件後の展開。 ときどき入るフラッシュバックや音楽、余計なシーンがほとんどないカットなど、随所がうまく作られている。  そして後半に判事が猛然と追い込みをかける。 孤高のヒーロー的に次々要人を告訴していくのは圧巻。 そして満足して終わろうかというところであのニュースのラストで絶望へと追い落とされる。 しかしこれが現実だともいえる。  全体のテンポがよく、うまくまとまった秀作。   最後に これを「左翼はもっと頑張らねば」的に読んでいる人が(ここにはいないようだが)巷には多かったりもするのだが、それはこの映画を根本的に取り違えている気がする。 監督が批判しているのは「全体による圧制」であって、右とか左とかの話ではない。 あえて右左でいいたいならば、いまどき政府の弾圧とか起きるわけもなく、「第四の権力」マスメディアが主力を左翼が牛耳っており、ちょっと危ないことを言うと「軍国主義、戦争賛美、危険人物」的な取り扱いを受ける(実際それで大臣の首が飛ぶこともままある)この日本で、「全体」の側に立っているのは一体どっちかを考えてみて欲しい。実際、言論弾圧法案である人権擁護法は左翼の側から出されているのだし。 さらに言えば、この監督は次に共産主義を痛烈に批判する映画を撮っている。そして今ある共産主義国(中国とか北朝鮮とか)を応援しているのは左右どちらだろうか。
[地上波(字幕)] 10点(2008-08-14 23:15:35)
2.  日本のいちばん長い日(1967) 《ネタバレ》 
日本人であるならば一度は見ておきたい映画の一つ。  敗戦、という未曾有の事態を、ドキュメント的ながら決して中だるみしないタッチで描いている。 敗北という、まさしく最悪の決断を全責任をもって下さねばならない、そしてそれを突き通さねばならない、その苦しさ、大変さがにじみ出ている。  大体の学校の歴史教科書では「御前会議→玉音」で終わりなのだが、この「→」の間の一日が壮絶だというのは初めて知った。 軍による宮内庁占拠、玉音盤争奪作戦などはこの映画で初めて知った。    さて、今日の日本の政治家で、かのように全責任をもって重大な決断を下せる人間はいったいどれほどいるだろうか。 皆、人が言ったから、のような責任転嫁ばかりしそうである。 いや、それ以前に、アメリカの言いなり、中国の言いなり(これは与野党ともだからたちが悪い)、などであっては何の決断が下せようか。 仲良く、とか、和、とか言っていたのではダメなことが政治の世界には多々あるのだから。  また、日本人は平和というものを「守る」意志をどれだけ持っているのだろうか。 「護憲!」「平和」「憲法改悪は戦争への道」などとバカみたいに騒ぎ立てることが平和を守ることだと誤解してやしないか。 国民一人一人が、民主主義的プロセスにおいて政府をきちんと監視し、不断の努力でもって政府に平和への道を歩ませるべきなのだ。 すなわち、国民一人一人が常に義務を持つべきであって、「憲法が禁じているから」などといって憲法にお任せしてしまおうというのは怠惰以外の何者でもない。  多数の日本人の犠牲の飢えに今の日本は成り立っているということは、もう少し感じてもいいだろう。
[DVD(邦画)] 10点(2008-03-25 07:54:42)
3.  椿三十郎(1962) 《ネタバレ》 
96分というコンパクトさで、テンポがよく、軽めで、笑いも多い。 実のところはギャグ映画ではないか、というくらいコミカルだし、登場人物全員どこかネジが一本違っちゃってるようで何かおかしい。「金魚の糞」もそうだし、「赤でも白でも、どっちでもいいだろ」(これは伏線だが)とかもわりと面白い。ラストの決闘は確かに名シーン。長く間を置いて一瞬で決まる。だけどあの血の出かたも、本当はああいう風になるのかもしれないけど、なんかギャグな感じ。 ということで私的にはギャグ映画という認定ですが何か(笑)
[DVD(邦画)] 10点(2007-07-13 20:27:20)
4.  切腹 《ネタバレ》 
いや、ホントに引き込まれるいい映画。白黒で古臭く、音響もほとんどない。でもまず脚本がうまい。回想でだんだんと真実がわかっていくのはホント上手。そして役者陣もみんな演技がうまい。 一応善悪はきちんと分かれているけど、ご家老によってきちんと事実がもみ消されてしまうのは「歴史は勝者が作る」にぴったり。家名の前には家臣もなんら意味を持たず「病死にしておけ」で終わりとは。 千々岩求女、最初と最後と全然違って見える。最初のはだらしない浪人だったけど、最後のほうは腰の座った人という感じが出ている。それにしても竹光で切腹は厳しい。痛そう。見てるこっちまで痛さが伝わってくる。多少しつこいし直接的描写だけど、あのぐらい描くからこそ悲劇性やその後の主人公への感情移入を容易にしているのであろう。 武士道はいろいろと本も出てて、いわゆる普通の武士道イメージと合戦の武士はかなり離れていたらしいが、そんな武士道の虚構性に着目していて、特にその中で切り捨てられていく浪人武士にスポットを当てている。「畳の上の水練」も、実際の合戦(だまし討ち、卑怯な手、はざら)と本の武士道(正々堂々)との差がよくわかる。津雲半四郎も最後はすべてを投げ打ってかかってくる。最後の殺陣はしつこすぎる感もあるけど、こうした思いを反映していると思えば納得できる。 この映画、カンヌでいい評価受けたらしいけど、やっぱり日本イメージを大きくねじ曲げたよね。やっぱ切腹シーン強烈だもの。
[DVD(邦画)] 10点(2007-07-11 20:24:58)(良:1票)
5.  天国と地獄 《ネタバレ》 
これは10点つけるしかない。 最初の重役との会議から一転して誘拐が発生。身代金を払ったら会社を追い出されると分かっているのでその間での苦悩。そして身代金の受け渡し。ここまでが前半戦。 そして今度は子供が帰ってきたので警察が執念の捜査。ホームズやコロンボみたいに誰か一人が天才的に解決するのではなく、みんなが足で稼ぐ。そうした地道さがたまらない。あの有名なピンクの煙、そして犯人のめぼしをつけてからの徹底した追い込み。そしてあのラスト。犯人の絶叫、シャッターが下りて終わる映画。 サスペンスとしても人間ドラマとしても楽しめる一品。
[DVD(邦画)] 10点(2007-01-05 11:55:03)(良:1票)
6.  未知への飛行 《ネタバレ》 
場所はほとんど3ヶ所(会議室・司令室・通信室)なのに、この緊迫感は何!軍の協力が得られなかったらしく、それが原因だろうが、見えないことによる恐怖がすごい。電話のあのキーンという音で背筋が凍りました。 ヘンリーフォンダの苦渋の決断。重い、重すぎる。今の大統領にはとてもじゃないが無理ですね。
[DVD(吹替)] 10点(2006-12-19 08:36:46)
7.  穴(1960) 《ネタバレ》 
脱獄ものでは一番というのも納得です。 最初の掘るシーンだけでもう釘付け。本当に緊迫したシーン続きですごい。一方でおかしなシーンもあり、手足を作ってごまかすところや、途中の柱を肩車で回るところとかは思わず笑ってしまいました。それにしてもあのラストは・・・
[DVD(字幕)] 10点(2006-12-18 17:54:33)
8.  飢餓海峡 《ネタバレ》 
重厚な映画。戦中戦後の壮絶な時期と、そこにおける人間の悲哀を、一本の事件を軸にして10年という歳月にまたがって描き出している。  ■前半の事件から、八重に助けられて八重が東京に出ていくまでのシークエンスは、人間の苦境、愛、悲しさ、欲望、そうしたものがうまく映し出される展開。そして後半が、まさに犬飼が捨て去ったはずの「過去」を知る存在として八重が現れ、彼女のそのけなげな気持ちが逆に当人の死を招くという皮肉。ラストの飛び込みは戦慄。 だが、10年後の展開は、特に書生を殺すところなどあまりに乱暴だし、犬飼の幼少期と事件前後の心境はもっときちんと描き出してほしかった。警察の動きはサスペンスとしてもぞんざいだし、人間ドラマならばもうちょい縮めていい部分。  ■他のレビュワーさんも触れているが、やはりこれは「砂の器」と比較したくなる作品。隠しておきたい過去、過去を捨て去っての成功、過去を知る善良な人を殺す運命といった展開は、まさに「砂の器」を彷彿させられる。 しかし、だからこそ、だからこそ10年後の八重殺しをめぐる犬飼の心境と、最初の事件までの犬飼の苦境とをもっと描き出してほしかった。  ■とはいえ十分満足の作品ではあるが
[DVD(字幕)] 9点(2011-02-13 00:13:21)(良:1票)
9.  アラビアのロレンス 《ネタバレ》 
壮大な、あまりに壮大な映画。このようなスペクタクルの映画は、現代においてはもはや撮れないであろう。  ■タイトルからはいかにもロレンスという人間を描くのかと思わせているが、意外とロレンスの人間像の掘り下げは浅い。彼の心情やその変化についての描写があまりなく、事実をつないだ感じになっているのはわりと残念。  ■しかしその代わり、アラビアの壮大な砂漠や、そこに生きるアラブの民族の描写は素晴らしかった。冒頭の陽のシーン、それに続く砂漠をひたすら進むシーンだけでもうお腹いっぱい。ひたすら広がる雄大な光景は、3時間半という長尺にもかかわらず全く飽きさせられることはなかった。  ■しかし砂漠って魅力的だなぁ
[DVD(字幕)] 9点(2011-01-04 13:14:13)
10.  妻は告白する 《ネタバレ》 
サスペンスとして見るとなんてことはないのだが、しかし某登場人物同様、結局女心が全く分かってないんだなぁという感覚は抱かされた。  ■怨念か緊急避難か、という軸で持っていきながら、土台をひっくり返す心理はなるほどと思うし共感できる。ラストはまさに某登場人物と一緒に呆然と立ち尽くしてしまった。  ■しかし、裁判中の二人の行動はあまりにも軽率だし、そういう話だったら保険金を使ってさっと高級アパートに引っ越すのはどうなのよと思ってしまう。そうすれば喜ぶと思っているとしたらそれはそれであまりに「分かってない」でしょうよと。そこらへんいろいろと引っかかる。
[DVD(邦画)] 8点(2013-11-14 23:24:21)
11.  SOS北極.../赤いテント 《ネタバレ》 
白い大地での壮絶な戦い、人間ドラマ。タイトルがえらく安っぽいのだが、中身は全く安っぽくない。  ■構成はトリッキーだが、内容は完全に正統派真っ向勝負で、極限状態での人間のエゴと心理をうまく描き出していると思う。そんなにノビレが責められるべき状況なのか(結果的にはテントの隊員は助かっているようだし)は謎だけど。  ■しかし、カットが切り替わるごとに揺れる画面、あれはよくない。自分のDVDだけかもしれないが。
[DVD(字幕)] 8点(2011-06-02 00:18:36)
12.  世界大戦争 《ネタバレ》 
世界戦争になっていく状況を、一般市民の生活にスポットしながら描いた作品。 ただ、この映画のメッセージは勿論反戦なんだろうが、この映画では結局「日本政府は武力によらないでひたすら平和のためのメッセージを発し続けるが、それは意味がなかった」わけで、だとすると、軍事的背景のない口先で唱えているだけの平和にはなんの意味もないともいえよう。実際、状況を何も見ずに日本政府の発した「ともかく戦争をやめてください」みたいなメッセージは相当空虚に感じた。最後のテロップも、具体的方向性なくただ「平和を」では話にならない。戦争はみな「平和のため」と称して起こすのだから。 ただ、そうした点を除いても、描写それ自体のリアルさなどは迫ってくるものがあったので高い点をつける。  最後に。この映画がツタヤの「特撮」コーナーにおかれるのは、理解はするにせよ、やはり普通のドラマのところに置いてほしい
[DVD(邦画)] 8点(2009-04-12 18:44:15)
13.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》 
さすがに落ちは読めました。しかし、まさかタイトルまでが伏線になっているとは・・・ ストーリーは秀逸です。かなり巧妙ですね。  なんか説明しちゃうとよくないので、細かいことは言いません。見てください。  あ、ビデオパッケージ、ストーリー書きすぎです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-09-20 23:36:43)(良:1票)
14.  十三人の刺客(1963) 《ネタバレ》 
前半がちと冗長だが、後半はがぜん盛り上がってくる。  宿場全体を罠として待ち、数で負ける敵を襲う。 上から槍でついたり、丸太落としたり、弓で打ったりと、ちっとも武士道っぽくないのも、逆に味がある。 それにしても、あの宿場全体の罠はスゴイの一言。そして30分にもなる殺陣もすごい。 武士道っぽいところと、口先だけの武士道とが同時に見られて、複雑な心境・・・  きわどい位置にある映画のためか、今のところ10点はなし。私も9点どまりか。 (追記:やっぱり9点は高すぎた気がした)
[DVD(邦画)] 8点(2008-04-12 23:11:28)
15.  大脱走 《ネタバレ》 
エンターテイメントとして普通に楽しめる映画。高評価も納得。  ただ皆さん書いているように、捕虜収容所のドイツ軍がぬるすぎ。捕虜が全然苦痛そうに見えない。捕虜が官吏をからかってたりするし。普通1回脱獄したら死刑でしょ。何独房って。  逃げ出した後が意外と長い。1時間ぐらいある。 そしてみんな捕まっちゃう。逃げ切れた人があまりいない。バッドエンドでもないけど、あまりスカッとは終わらない。  トンネルが短かったのは不幸だね。ここの部分は歴史事実だから、実際はそうとうショックだっただろうに。  リアルな脱獄劇を見たい人は「穴」をオススメ。「大脱走」はエンターテイメントに絞って見たい人向き。
[地上波(字幕)] 8点(2007-11-18 18:52:04)
16.  レマゲン鉄橋 《ネタバレ》 
どちらの立場を賛美するでもない、淡々とした戦争映画。橋の奪い合いを中立的な視点で描いている。  ■戦闘シーン、特に街の破壊シーンは確かに見ごたえがある。しかし、それ以外のシーンはいささか間延び感が否めない。  ■そして何より、ドイツ軍が英語の段階で興醒め。あれは何とかしてほしかったなぁ。。。  ■悪くないが今一歩という感じの作品。まあ時代性でしょうか
[DVD(字幕)] 7点(2013-10-30 00:16:12)
17.  奇跡の人(1962) 《ネタバレ》 
いい話だし、ヘレン・ケラーとサリバン先生が本当に大変だったのはわかるけど、その事実に負い過ぎてしまっていて、映画そのものとしての深みというか、そういう部分が弱かった気がする。  ■ただし考えさせられたのは、教育と愛、哀れみの対立。サリバン先生のやり方よりも、良心のやり方の方が「優しい」けど、それは甘やかしているだけで結局全く当人のためになっていない。当人を思えば心を鬼にするしかない。という難しさ。自分にも子供ができたらこういうことに悩むのかなあと思った。
[DVD(字幕)] 7点(2013-02-04 00:22:34)
18.  黒い十人の女 《ネタバレ》 
横で少し見てた母親の「こんな男が10人もの女と関係を持つようには到底見えない」が一撃必殺すぎた。
[DVD(邦画)] 7点(2011-06-26 11:45:25)
19.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
ブラックユーモアってゲラゲラともクスクスとも笑うものとは違う気はするけど、なんか肌に合わなかった。笑ったのはコーラのシーンぐらい。これならシリアスな「未知への飛行」の方が断然いい。  ■セラーズの三役はお見事としか言いようがない。が、この作品で一人三役である必要性ってあったのかなぁ
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-31 02:26:23)
20.  ラ・ジュテ 《ネタバレ》 
全編静止画&ナレーションで徹底してドライに作り、ワンカットだけ動画を挟み込むという画期的映画。のちに「12モンキーズ」でリメイクされている。ニコ動に英語字幕のしかなかったので仕方なくそれで鑑賞。  ■けど、画期的であるので一度見る価値はあると思うが、二度見るかと言われると多分みない。英語字幕というのもあるけど展開に追いつけないのと、なんか内容はそこまででもないのと。  ■というかしっかり見てないと普通に動画になるワンカットを見逃す。動くのってラストじゃないのね・・・
[インターネット(字幕)] 7点(2010-08-30 01:17:26)
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