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亜酒藍さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 271
性別 男性
年齢 82歳
自己紹介 定年後、以前にまして映画を観るようになりました。シニア料金制度万歳です。やや人とは異なったと自覚する死生感を持っているので、少々変わったコメントをアップするかも知れません。
宜しくお願いいたします。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  バンド・オブ・ブラザース<TVM> 《ネタバレ》 
確かに皆様方が絶賛するような、今までに観た事もないような、戦場の臨場感に溢れた 映画でした。人が人を殺すという虚しさをも感じさせ、かつ自分が今この状況で何を すべきかと言う事を常に感じつつ生きなければならないと言う事を教わった気がしました。まあ、あまり気に食わない数巻もありましたが、それらを超えた感動を一杯貰いました。米軍は何故、帝軍(日本帝国軍)に見られた様な、イライラ感がなったのかは未だに分かりません。でもビン・ラディン暗殺に成功した後に湧き上がった恐怖感は、この映画を観て少し感じました。一番の好みは「衛生兵」でした。
[DVD(字幕)] 10点(2011-05-04 01:55:47)
2.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
これぞ「ターミネイター」の続編でした。あの時は、マイケル・ビーンも凛々しく、リンダ・ハミルトンも可愛く、シュワちやんも恐ろしく、皆昔は素敵でした。所詮、人間と機械との戦いの中に、余計な情けは必要がありません。でも、その中間のアンドロイドが出てくるとは予想もしませんでした。抗癌剤の副作用丸出しの性格の悪そうな女が出てきたら、その女の甘い言葉に騙されて、自分の身体を売ってしまった男が最後に目覚めて、捧げて死んでゆくという美学に泣きました。
[映画館(字幕)] 10点(2009-06-07 03:07:18)(笑:1票)
3.  グラディエーター 《ネタバレ》 
この映画評論に投稿100編目という事で、多分20数回目にあたる 鑑賞をしました。冒頭のゲルマニア戦線の凄さは最近の映画に まったく遜色ありません。その後の、家族の焼け爛れた屍体に触れ、 号泣するところでは、何時もの事ながら、ウルウル状態になってしまいました。 まあ、この映画を封切りでみた2000年6月19日の自分の精神状態をも 思い出し、ずいぶん時間も経ったのだな、と言う事を実感しました。 最後にジャイモン・フンスーが言う「We will see you again. But not yet」を 戸田奈津子さんが「また会えるのだから。何時か」と名訳され、それを エッセイに書かせて頂いた事なども思い出しました。
[DVD(字幕)] 10点(2008-01-19 19:56:43)
4.  ブラックブック 《ネタバレ》 
最後のキブツでのシーンで聞こえたのは、砲撃の音で、キブツの兵士達が銃をとっていました。まだ戦争が続いている事を暗示していたのでしょう。キブツというのは若者のみが入植する組織ではない事がこの映画で分かりました。しかし、本当にこれぞ映画!といった映画でした。こんな体験は映画のみの話でしょう。まず、一番強烈な印象は、最初に出会った2人の女性達の戦時下を生き抜いてきた逞しさにあっけにとられました。▼惚れてしまったナチ将校が処刑された事を知らされて、インスリン大量投与をされる前に云う台詞「苦しみに終わりはないの?」の後の演技は過呼吸症侯群を思わせる鬼気せまる迫真の演技でした。本当の悲しみを表していました(ゴッドファーザーⅢ程でないにせよ)。その後、チョコレートを貪り食べて、低血糖状態を脱するなんて中々やるもんです。窓から飛び降りた後、一番の悪の医者ハンスが追いかけようとしても、英雄扱いされて逃がしてしまうところなどは、強烈な嫌味で、胸がすく思いがしました。その後の医者が入っている逃亡用の棺おけ(自分も入った事がある)のネジを自分の家族の写真が入ったロケットで締め上げて行くところなど、かなりサディスティクと感じました。▼同監督の他の映画でもややあっけらかんとセックス場面が描かれていましたが、本作品ではさらに磨きがかかったえぐさでした。拷問、殺戮(色々な方法による)、被弾した弾抜き、糞尿をかける場面、砂丘に埋まった屍体を掘り出す場面描写などなどオランダ人の感覚なのでしょうか?相当なものです。▼それにしても久々に凄いレジスタンス映画でした。オランダの人々に敬意を表して満点です。
[DVD(字幕)] 10点(2007-12-08 20:00:02)
5.  ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 
最初の投稿が文字化けしてしまい、もう一度書く気力がないので、簡単な感想のみにさせていただきます。エンドロールでMOBYのextreme waysが流れ始まったとたん、涙があふれ出てしまいました。それだけ感動させられてしまいました。
[映画館(字幕)] 10点(2007-11-12 18:06:08)
6.  ハンニバル(2001) 《ネタバレ》 
「羊たちの沈黙」を知らずしてこの「ハンニバル」をTVでみて、脳髄をハンマーで叩かれたような衝撃を受けて以来レクター博士の大ファンになってしまった1人です。今回「ハンニバル・ライジング」を観た後、十数回目の「ハンニバル」を観てみました。種々の新しい事象がみつかり、またまた嬉しくなってしまいました。バッハの「ゴルトベルグ変奏曲」は、「羊・・」ではカセットで、「ライジング」ではレコードで、そして「ハンニバル」では博士自身がハープシコードで自演、とそれぞれ異なっていたことにも何か意味があるのでは?と疑っています。また、これまでは、掏り男を殺し、殺し屋の弟を殺したあの鋭利な刃物は、始めは「整形外科で使用する骨切断メス」だと思っていたのですが、今回、ある筋からの情報で、 あれは米国スパイダルコ社のフォールディングナイフィだという事が分かりました。でもあの刃物の持ち方は、明らかに外科系医師のちょっと特殊なメスの持ち方でした。何故、博士が外科系医師から精神科医師へ変わったのかは、未だに不明です。それにしても「ハンニバル」は、本当に最高級の知識と教養をもった悪魔を描いた映画であると再認識しました。「ライジング」と「レッド・ドラゴン」の間には、まだまだ幾つかの物語がありそうな気がしてきました。
[DVD(字幕)] 10点(2007-08-27 17:34:46)(良:1票)
7.  第9地区 《ネタバレ》 
出だしの、ルポ風インタビューが手持ちのカメラで続いたときには「あれ?こんなに語らせると碌な 映画ではないのか?」と思っていました。しかし、全てを見終わった後には、そのヴィクスの小役人 的な雰囲気を伝える為の手段とわかり、実に新鮮な構成であったのだと思いました。それやこれやで 今までの映画にはなかった新鮮な驚きの連続で、皆様の種々の評価の高さの基になったことが 理解できました。▼あの、特殊地区の特殊な雰囲気は、他の映画でみたような(ブラック・ダイヤモンド? 他の映画?)記憶は確かにありました。しかし、どのようなスラムにも極悪はいるものでナイジエリア人の 車椅子に乗った「オビサンジュ」は、自身の体の為か、エイリアンの肉体に憧れていたようで妙に親しみ (?)が沸きました。それにしても「ヴィカス」の体の変化をエイリアンとまぐわった為と疑い、かなり 卑猥な質問を浴びせていて、くすくす笑いを誘いました。▼エイリアンの科学者の名が「クリストファー・ジョンソン」 とは!クルストファーとは「クリスト=キリスト」ではないですか!!なんというユーモァ。吃驚しました。 ▼それにしても追い込まれ、不安で悲しみの極致に突き落とされたためでしょうか、「ヴィクス」の 頭には、500円硬貨より大きな円形脱毛症が2個もあったのには、演出の細かさに驚嘆しました。 極めつけは、最後に人間の体に戻れる希望は殆ど無い(?)と思われる程、完全にエイリアン化して しまった「ヴィクス」が、妻のために青いブリキでバラの造花を作っている場面で、思わず落涙して しまいました。 
[DVD(字幕)] 9点(2010-10-11 16:46:12)
8.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
これぞまさに映像革命でした。何度も何度も00が縮みあがるような映像で、疲れました。シガニー・ウイーバーがまた、リプリーみたいに大活躍かと思っていたら、非常に美味しい役をやっており、ほっとしました。ワシントンはT4に引き続き、ヒーロー役で、さすがに眼で売りだした(?)俳優さんでした。サルダナさんは、美人顔なのでナヴィ族の顔のみではなく、人間の顔も画面で観たかった(?)です。演技もなかなかうならせるものでした。大佐の右顔面の引っかき傷が、赴任当日に付いた状況を知りたくなりました。  話はパンドラを舞台にした「西部劇」で、やや最後の集団祈祷の場面で白けてしまい、1点減点となりました。
[映画館(字幕)] 9点(2009-12-25 19:42:54)
9.  ザ・シューター/極大射程 《ネタバレ》 
監督の解説を聞いた後にもう一回見直しました。 ▼オープニング・ロールのバックには、アフリカ・エリトリアの惨殺・焼却された村が写り、河に沿った石油パイプラインが映し出されていたとは、解説を聞かなければ判らなかった, この物語の一番重要な伏線でした。▼漫画「ゴルゴ13」が好きで好きで、初期の「ブラッディ・ブリッジ」などから狙撃の魅力に取り付かれていました。映画では、「ジャッカルの日」などでも狙撃手が出てきましたが、この「ザ・シューター」みたいに狙撃に関して詳細な映画はあまり類をみなかったような気がします。▼FBIでの査問後に、悪徳上院議員などの殺し方はやや、あっさりしすぎていた感もありますが、溜飲は下げることができ、後味は良くなりました。▼最後の主人公達が車で去って行く道路と風景は「ターミネーター」のエンディングでも観たような気がしたのは小生だけだったのでしょうか?
[DVD(字幕)] 9点(2007-09-25 16:52:32)
10.  マイ・ボディガード(2004) 《ネタバレ》 
「ハンニバル」の監督の弟が監督というイメージでまたみなおしました。▼音楽に「月の光」やら「トゥランドット」の音楽などが効果的に使われていたのが印象的でした。▼悪役?が多かった凄みのある目つきのクストファー・ウォーケンの優しげな眼が友情と信頼にあふれていて素晴らしかったです。▼サラマンダーの会長を襲撃するときに入り込んだお年寄りの部屋で「教会ならば許せと諭す」と言った意味が少しは判りましたが、やはり復讐は止められない気がします。▼ダゴタ・ファニングをこの映画で始めて見たのですが、何回もみても やはり、凄い女優さんだと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2007-09-11 18:06:14)
11.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 
少し感想をみなおし,変更しました。「ハンニバル」で、レクター博士の悪魔らしさに強く惹かれていました。本作品では、発展途上と言う事もあってか、あまり悪魔らしいスタイリッシュな所や、人間の奥底まで見通す怖さまでは感じられませんでしたが、それなりにグイグイと画面に引き込まれました。気がついた事を整理しました。▼せっかく日本女性が大きな役割を果たすという美味しい配役なのに、日本女優が採用されないことに不満を持っていました。しかし、コン・リーをみているうちに、この女優さんに勝る人を探すのはほぼ不可能であったろうと思えるほど、控え目でいながら強い意思を持った唯一のレクターの味方を演じきっていたと感じました。▼日本的な些細な事;ハンニバルの母親の大切にしていたものの一つに真珠のネックレスがありました。お馴染みの拘束用マスクとダブらせた、兜の面靤も日本的でした。▼医学的な事;敵の名前を思い出させず、イソペンタールを使用した深在意識を呼び起こす(ラボナールインタビュー)で自己静注したのには、少々びっくりしました(「ナバロンの要砦」でドイツ軍が使用したスコパラミンとの差は不明ですが)。▼猪あるいは豚を巡る事;レクター城の壁に猪の紋章が彫られていたのには気がつきませんでした。猪の紋章と言えば「リチャードⅢ世」の紋章も猪でした。他に今回は多分2箇所に出来たと思います。「ハンニバル」では、フイレンツェで豚の噴水が出てきて、バージャーを食い千切ってしまうのも豚でした。このレクター博士シリーズの象徴みたいに感じまた。▼音楽;ゴルドベルグ変奏曲はSPレコードで下宿で流れていました。音楽の一部担当であった「梅林茂」さんは、「TV 雲霧仁左衛門・山崎努」のあの印象深い音楽を作曲した方と分かり、国際的活躍をさらに期待するものです。▼いずれにせよ、久々に最後まで引き込まれた映画でした。この続きは多分、「レッド・ドラゴン」の前の日本での出来事のような気がしています・・・?
[DVD(字幕)] 9点(2007-08-25 19:47:45)(良:1票)
12.  キングダム・オブ・ヘブン 《ネタバレ》 
バリアンが、エルサレム明け渡しの交渉が済み、最後の別れ際にサラディンに 「エルサレムの価値は?」と聞くと「無だ。」「しかし、全てだ!」と答えましたが、 それが、この映画の全てを語りつくしていると感じました。それにしても いつもながら、凄まじい位にスケールの大きな映画で、観る度に色々な 事が分かりつつあります。エルサレム攻城戦の映像は特に凄かったです。 攻城塔を銛を打ち込んで引っ張って横倒しにする、などの防御法は 初めてみました。▼自殺した妻の十字架のネックレスを埋めたのは キリストが処刑されたゴルゴダの丘だったのですね。最後に故郷で眺めていた 花は桜の花だったような?ボードワン4世の崩御時のバックに流れた音楽は、 同じリドリー・スコット監督の「ハンニバル」の野外オペラシーンで使用されたパトリック・ キャシディ作曲の「ダンテス・ラ・ヴィダ・ノーヴァ」で、「あらら?同じ監督だだから、こんなのもありなのなのかなぁ?」と思ってしまいました。まあ、違和感はなく、むしろ高貴な悲愁感を漂わせていて非常に良かったのですが・・・・。最後に「この村にくると、バリアンに会えるといわれたのだが?」と尋ねたのは獅子心王リチャードだったのですね。まだまだ色々な事が分かって来そうな気がします。
[DVD(字幕)] 8点(2008-05-30 20:22:02)(良:1票)
13.  フィクサー(2007) 《ネタバレ》 
アカデミー賞最多ノミネート作品でかつ助演女優賞獲得作品ということで観てきました。さすがに迫力満点でした。受賞したカレン役も凄い演技でしたが、弁護すべき企業の、企業モラル堕落の決定的証拠を握ってしまったが為に精神的にバーン・アウトしてしまい、最後は殺されてしまうアーサー役の方が鬼気迫る迫力でした。自分が仕事としてやっている事と、人間としてやらねばならない事にズレがみつかり、選択を迫られる場面は人生に幾度かは起こる事件だと思います。しかし、足の指の間に麻薬(?空気注入はあんなには簡単に筋注できませんので)を注射して殺すなんて、通常は結構荒っぽい米国の暗殺者にしてはやや手が込んでいたような・・・。▼丘の上に3頭の馬がいて、それを見るために車を降りた故に命拾いした、ということに何か意味があったのでしょうが、今回は理解できませんでした。最後の、携帯で飛ばされた話を録音され、その上写メまで撮られてしまったカレンが、唖然として崩れ落ちる様でカタルシスを覚えたのは、私だけだったのでしょうか?
[映画館(字幕)] 8点(2008-04-12 14:11:49)
14.  アポカリプト 《ネタバレ》 
冒頭からのバク狩りに引き続いた獲物の内蔵分けで、「ああ、結構エグそうな映画!」 と覚悟はしました。不妊症の男に獲物の睾丸を食わせ皆で笑う、そのあとの「すり込む と効くぞ」と渡したトウガラシ様粉末などで村中で笑い物にするなどと、 原始時代には、性が大きな笑いになっていた事を思い知らされました。 その様に原始的な生活をどのように表現したかを幾つかあげてみます。 ▼穴に落ちた息子の足の切傷を大蟻に咬ませて縫合する、石器はエリート のみの持ち物であった、ボディ・ペイントの色で階層が区別されていた、奴隷売買は 女性のみであった、などでした。加点2 ▼ひたすら逃げるのみで、ラストにスペイン艦隊が現れ、あれほど周りの部族を 恐れさせていたマヤ族も滅亡の悲劇をすぐ味わう事になるんだ、という事は 頭では分かっていても、なぜかすっきりしない終り方でした。減点3。 それにしても疫病にかかり、マヤ族の滅亡を予言する少女は、「砂の惑星」 のポールの妹を思い出させました。もっとオドロオドロシイ方が面白かったのに! ▼あのモブシーンや大規模なセットは、CGではなかなか出来そうにもない感じがして、 やや点数が加算されました。加点4 (通常の映画への点を5点と計算します):総計8点
[DVD(字幕)] 8点(2008-04-06 01:52:45)
15.  ロング・エンゲージメント 《ネタバレ》 
究極の純愛物と感じました。多くの斬新なショットや場面展開が真新しく素晴らしかったです。セピア色に染まりながらも、違和感を感じさせなかったのは、話の内容に引き込まれていたからだと思いました。▼印象に残った幾つかの出来事をあげて見ます。 パリの市場の場面は、CGの凄さにあっけに取られていたら、さらにあのジョディ・フォスターが出て来たではないですか!噂には聞いていましたが、彼女がキーパーソンであるからトップの役者を据えたのだと思いました。それにしても、かなり生々しいラブシーンがあり、それにも驚きました。その後マチルドがチューバで吹いた曲はグリークの「ペールギュント」の内の「オーセの死」ではないですか。これは帰らぬ恋人の死を悼む曲ですので、意識的に選曲されたのだなと感じました。その他、多くの空撮も印象に残りました。墓地の場面、汽車の驀進する場面、砲撃場面などそれぞれ「お!」と思わせました。また、5人の自傷兵士を無意味に中間地帯に投げ出した上官どもをマチルドに代わって凄まじい殺し方をし、ギロチンにかけられるティナも、ある意味では、純愛を貫いた女性だったのかも知れません。 ▼最後の再会場面も、男が記憶喪失の為か、マチルドも涙を流して静かに座って眺めているだけ、というのも、ガツガツした感じがなく、本当に、死に物狂いに探し当てた恋人という感じで素晴らしかったです。  
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-03 00:05:46)
16.  トリスタンとイゾルデ 《ネタバレ》 
文字化けも直ったので改めて再投稿です。5~6世紀の物語ですが、風景の素晴らしさに圧倒されていました。イゾルデ姫に英国を指して「悪と悲哀の土地ですよ」と乳母が言うシーンなどは津軽海峡をも思わせるような沈潜な雰囲気を漂わせていました。また、フグの肝から取った毒でトリスタンは仮死状態に陥ってしまうなど、もうあの頃にそんなテトロドトキシンの知識があったということにビックリしました。その毒がアザミと樹皮で解毒できるとは思いませんが・・・。▼時を遡っても、女は「愛」求め、男は「名誉、義理、忠義・・・」などを求めるという宿命はまったく変化していないようで、その求めるもののズレが引き起こした悲劇と感じました。しかし、マーク王を演じた役者さんの眼の力には、大きな力を感じさせました。大好きな映画の1本になりました。
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-14 19:52:20)(良:2票)
17.  ワイルド・レンジ 最後の銃撃 《ネタバレ》 
一番新しい久々の本格的西部劇だと思います。唯、独立系シアターで上映されたためか、ご覧になった方が少ないのは残念です。▼何しろ風景が抜群の美しさでした。まあ、観方によっては冗長とも取られ兼ねない位ゆったりと撮っていたと感じました。特に印象に残ったのは、草の飛び散る夕日に向かって撮ったショットで、草の匂いを感じるような見事なカメラワークだと思いました。誰方かもお書きになっていましたが、米国国民の独特な正義感が出ていて(特に決闘は終わっているのに、逃げ回る牧童にとどめを刺すシーン)、しらけてしまったのも事実です。ボスがその前に結構ヒューマニティ溢れた事をしていたのにです。そのため減点1です。▼最後の数分間の人物のやりとりは全て省いて、チャーリーは去って行き、プリンセス模様のティーカップセットだけアップにすれば、もっとカッコ良くなったと思うのですが・・・。やや蛇足ぽいクドサに減点1です。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-15 19:25:48)
18.  シャーロット・グレイ 《ネタバレ》 
ウウウ!さすが女王陛下のイギリス女性の映画でした。こんなに凛と出来る女性はあまりいないと思います。バック音楽のCDをわざわざ米国Yahoooから取り寄せた価値があったと自画自賛いたしております。たまたま本日42Chでやっていた「チャーチル」を観ていてそう感じました。でも自殺はぜぇ・・・ったいに許されません!本日も又そのように感じました。
[DVD(字幕)] 8点(2007-10-02 00:44:06)
19.  麦の穂をゆらす風 《ネタバレ》 
緑に溢れた美しい風景とは裏腹に、あまりにも切ない戦争映画と感じました。「マイケル・コリンズ」の時にも理解不能でしたが、やはりこの映画でも理解できないままでした。日本ではこのように同じ民族が2つに分かれて戦うという歴史的事実がなかったのは本当に幸せだったのかもしれません。何故、国土を二分してまで争うのかが理解できませんでした。宗教的な背景があるとは聞いていますが・・・。あまりに切なくてもう二度とは観たくない映画です。
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-30 13:49:35)
20.  RETURNER リターナー 《ネタバレ》 
邦画にしては、テンポも速く、時代設定よりはさらに遡った日本での出来事?と思えば、それなりに流れも理解しえたので、お気に入りの邦画の1つです。3回目の鑑賞ですが、新鮮味は落ちていません。鈴木杏さんという女優さんのちょつと中性的なところが生きていた映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-21 00:56:17)
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