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プロフィール
コメント数 127
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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21.  カズン cousin 《ネタバレ》 
いくえみさんの他の作品に比べると切実さに欠ける分、いくぶん読み応えが弱い気もする。  ただ、さえない女の子が発奮して変身するというところまではありふれているものの、そのあとも容易く幸せになれるわけではない、というリアルさが珍しい。頑張って自分を変えてからが実は最大の試練である、という。主人公のたるんだ裸をさらっと絵にしてしまう筆が、シビアだなあと思う。  そんな作品中、体重がリバウンドして戻ってしまったときの「経験があるんだからまるっきり元通りにはならない」、という励ましの言葉がいちばん力のある台詞じゃないだろうか。  等身大の主人公の成長を通して読者にエールを送る一方で、単純に読者の願望を満たして、甘やかすだけの作品には終わっていない。少女漫画の世界にはこうした描き手がもっともっと必要だろうと思う。
7点(2008-04-15 16:04:13)
22.  おひっこし
普通に面白かった。大学生活のぬるま湯的な空気が上手く表現されている。遠藤浩輝の青春ものの短篇なんかとは違って、肩の力がいい具合に抜けているのが◎
8点(2008-04-13 09:42:12)
23.  彼岸島 《ネタバレ》 
絵、下手。人体がリアルじゃない画でグロ描写されても、なんかなー、微妙なんだよなー。しかも途中からバトルものになってきて、真面目に読めなくなった。嫌いではないけれど、なんとも言い難い。とりあえず続きを読む気は失せた。
4点(2008-04-12 23:08:08)
24.  大原さんちのダンナさん――このごろ少し神経症
エッセイマンガが増殖する中、ひときわインパクトが強かったのがこれ。潔癖症から縁起恐怖までさまざまな神経症を抱えたダンナさんとの日々を、変に深刻ぶらずに愉快に綴る。シンプルでしっかりした絵柄も可愛らしく、読みやすい。  ダンナさんの強烈なキャラクターのおかげで単純に読み物として面白くって、それでいて読み終えた頃にはやんわりと価値観が変えられている。こういう生き方も、ありなんだなあと。いやー、こんなダンナさんみたいな人が身近にいたら楽しいだろうなあ。変人といえば変人だけど、言い方を変えれば恐ろしく感受性が鋭くて、才能豊かな人だと思う。あと、何気に著者自身のキャラクターもかわいい。  唯一気に入らないのが、家庭科の教科書みたいに華のない装丁のデザイン。ちょっと地味すぎて、インパクトのある内容に相応しくない。帯に載っていたせっかくの推薦文も効果的に使われているとは言い難く、すごくもったいない。こんなにいい作品なんだから、もっと上手にプロデュースしてあげてほしい。
9点(2008-01-08 14:53:59)
25.  大原さんちのムスコさん―子どもが天使なんて誰が言った!? 《ネタバレ》 
旦那さんを超える素質の持ち主、息子さんのキャラの強さが半端じゃなくて、他人事じゃなければ笑えない。大笑いしたけど。  一番笑ったのは旦那さんのオムツを替えたあとの行動。アルコール中毒に継ぐアルコール中毒。下手な飲食店より厳密(笑)。  ラストは予想外にぐっときた。さんざん育児に奮闘するようすを読まされてきたせいか、子どもが胎内にいたときの記憶を語るだけなのに、不思議なほど胸に迫る。なんというか、それは今まで経験したことのない種類の感動で、まるで著者の母親としての幸せが伝わってくるかのようだった。  楽しく読める一方で大切なことがさりげなく描かれている。そうしたところは前作と変わず、上手いと思う。
8点(2008-01-08 14:50:13)
26.  BLEACH
ベタ過ぎる展開もあるし、中だるみ感も否めないよなあと思いつつ、ジャンプを手に取るとつい真っ先に開いてしまうマンガ。  ときどき洋楽を絡めた英語の章題や、単行本の表紙のセンスが好き(そもそものタイトルがNIRVANAなのが個人的に超好印象)。他の方も言及なさっているように「卍解」の視覚的なインパクトが強烈で楽しい。  ただ、物語が進む毎に戦闘描写がどんどん派手になっていくので、この調子だとそのうち怪獣大戦争になっちゃうんじゃないかと不安になる。話を無闇におっきくしないで、適度なところでまとめてくれると嬉しいなと思う。
7点(2008-01-08 14:24:11)
27.  君に届け 《ネタバレ》 
とても評判がいいので読んでみました。初めの方こそ風早くんのキャラにちょっと引いてしまったけれど、だんだん面白くなってくる。とくに二巻のクライマックスなんかはもう、涙腺がやばい。  君に届けというタイトルは何も恋愛に限った話じゃなくて、不器用すぎる主人公が頑張って人と絆を繋いでいこうとする姿に重ねているんですね。爽子の真っ直ぐさがあまりにも健気で痛々しく、切ない。見た目がどうであれ、実は爽子という名前はこの子にぴったりなんだよね。明るくて誠実で、純粋すぎるくらい純粋で。  いかにも女子に嫌われそうなタイプのライバルも登場するけど、しまいには全然憎めなくなってしまうのがいい。こういうキャラクターにも愛情を持って公正に描いているところに、作者の人柄を感じる。
8点(2008-01-05 00:30:23)
28.  デトロイト・メタル・シティ
何かを誤魔化そうとして泥沼にはまっていくというタイプのコメディは好きになれない。途中まで読めば先がわかってしまうし、予定調和的というか、話ができすぎている感が強くて白けてしまう。それ以前に、単純にギャグがつまらないと思う。心地良いくだらなさではあるが、大笑いできるような冴えたネタはほとんどない。有名な割には、たいして笑えない作品。
4点(2008-01-04 02:58:16)
29.  シグルイ
そんなバカな、というキャラと必殺技のオンパレードだけど、驚異の演出力でぐいぐい引っ張る。残酷でエロもある異色作ではあるけれど、一気読みは必至の面白さ。敵役よりも主人公位置にいる藤木源之助のがろくでなしに思えるのは気のせいか? ていうか敵も味方もばけものばっかりだ(とくに岩本虎眼がやばい)。巻を追うごとにテンションは上る一方で、新刊がほんとうに待ち遠しい。
8点(2008-01-01 21:22:45)
30.  LA QUINTA CAMERA ~5番目の部屋~
個性的な絵柄がいいですね。でもエピソードによってあたりはずれがあって、面白いものもあれば当たり障りのないものもある。最近大人気のオノナツメさんだけど、個人的には物足りなく感じることが多いです。もう一歩、なんだよなあ。
6点(2008-01-01 21:01:05)
31.  範馬刃牙 《ネタバレ》 
読んでいると、超強烈なトンデモ本の誕生にリアルタイムで立ち会っていることを実感する。ある意味、面白い。  きっと作者は刃牙と勇次郎を、完璧に世界最強の存在にしたいのだろう。銃や爆弾を持ってきても殺せない、国家権力ですらただの腕力でねじ伏せてしまう、絶対無敵の格闘家に仕立て上げたいんだろう。でもはっきりいってそんな発想はひどく子どもじみているし、そんなばかげた空想を真面目に語っても誰もついてきてくれやしない。  王牙を初めとする各人物のエピソードは完全に常軌を逸している。勇次郎が走っただけで人工衛星にズレが生じるとか、生まれたその日に世界各国のトップが核の保有を決意したとか……なんというかもう、失笑という言葉では生易しいくらいに失笑もののエピソードが満載。はったりに関してはドラゴンボールよりすごい。  カマキリとの対決にも唖然としたけど、のちに原人ピクル編とクロスした時点で、完全に白けた。これまでSF的な世界観をまったく創り上げてこなかったくせに、いきなりジュラ紀(白亜紀?)から甦った原人を出されたって、読者が受け入れられないのがわからなかったのか? 全体的に支離滅裂だけれども、とくにピクルの登場はシリーズ中最悪の愚挙。マスターベーションにも限度がある。  第一部から読んできた者としては、「バキ」が単なるギャグマンガに成り下がってしまったことが、残念で仕方がない。
4点(2007-12-11 01:42:54)
32.  もやしもん
さまざまな菌が描きこまれた絵も細かいんだけど、欄外までびっしりと各菌についての註が載っていて、雑誌掲載時の登場人物の紹介まで毎回違ったコメントという始末(その紹介を単行本まで載せているというのも初めて見た)。単行本の「地」の部分にも小さな遊び心があったりして、情報量の多さはげっそりするほど。少なくとも立ち読みには向きません。  アニメ化が進んでるそうだけど、どうかな? この楽しさを再現するのは動画では難しいと思うけど。けっして上手な絵ではないけど、丁寧で緻密な描き込みは見れば見るほど面白い。たまに菌ドラマのパートのが面白くて、人間ドラマがどうでもよくなったり……。
7点(2007-12-09 22:00:16)
33.  未来日記
未来予知の道具を与えられた12人が、最後の1人になるまで殺し合う、というサドンデスゲーム。それぞれの予知能力が持つ異なる特性を利用して互いに知略を巡らせる、というアイディアは面白いんだけど、『デスノート』や『ジョジョ』のあとに読むと二番煎じという印象も否定はできない。  けれどこの作品にはもう一点面白いところがある。それはヒロイン由乃の、完全にイッちゃってる人物設定だ。強力な能力であるはずの未来予知をも、彼女の狂った発想が上回ってしまう。予知能力ですら狂人の思考回路についていけない、というのがなかなかに痛快だ。  リアリティを拒否するような作風がちょっと苦手(十八歳少女の爆弾テロリストが出てきた時点でひいた)だけど、こういうノリじゃなかったら矛盾点に突っ込みたくなったかもしれない。細かい荒はマンガらしい良い意味でのいい加減さ、として受け流そうと思う。  今のところ人に薦めたくなるほど良い作品だとは思わないが、どうやら作者はラストまで明確な構想があるようだし、このイカれた女の子にどんな着地点を用意しているのかによっては、現時点より点数を上げてもいいなーと思っている。
6点(2007-12-09 21:24:19)
34.  SUGER
新井英樹が描くだけあって、他に観たことのないような斬新なボクシングものになっている。キャラクターもそうだけど、単純に表現として衝撃的な手法も多くて、読んでいて驚かされることもあった。  主人公の石川凛はボクサーとしてはまごうかたなき天才で、でも超おしゃべりのお調子者で、あほで……というかなり片寄った人物。ようするに才能としてはずば抜けていても性格的には並、というかそれ以下のところもそなえている普通の少年が、誰にも予想のつかない形で成長していく。才能に振り回されているだけだったのが重い授業料を払って、いつしか真の能力を覚醒させていく。天才の成長譚という、『はじめの一歩』とはまったく違った作品となっている(まあこれは考えすぎかもしれないけど、一時期の『一歩』は意識していたんじゃないかという雰囲気があった)。  ちなみに個人的には凛より中尾会長の救いのないキャラクターが大好きです。
9点(2007-12-06 02:38:47)
35.  どうにかなる日々
マンガエロティクスFに連載されていたバラエティ豊かなシリーズ。お得意の同性愛ネタから幽霊もの、主婦や子どもが主役の割と地味なお話まで、どれも面白い。長編もいいけど、この連作短篇はいろんなアイディアで自由に遊んだおもちゃ箱のような印象で、作者自身もきっと楽しんで書いたんだろうなという感じがする。志村さんは短編作家としてもとても秀でていると思う。  ちょっとHな部分も全然エグくなく(第一話は別か?)、むしろ可愛らしい。登場人物の営みとして素直に受け止められた。物語は常にやんわりと着地する。ときにはつげ義春の某有名短篇を思い出させるような気の抜けた感じで。とくにしんちゃんとみか、志乃と民子のカップル、あとひとりで悶々とするゲイの高校教師のエピソードが好きだ。  長編連載を追うのもいいけれど、こういう質の高いコレクションもまたそのうち読んでみたい。
9点(2007-12-04 03:44:34)
36.  ラヴ・バズ 《ネタバレ》 
志村作品のなかでも相当にマイナーだけど、好き。ヘタレすぎる女子プロレスラーの主人公キャラがいい。明るくて体力バカで、まるで違う漫画家が考えたみたいだと思っていたら、例の逃走シーンでやっぱり志村さんにしか生み出せないキャラクターなのだとわかった。負け続けるのを通して成長を描く、という珍しいスポコン。地味だけど面白かった。
7点(2007-12-02 00:00:20)
37.  臨死!!江古田ちゃん 《ネタバレ》 
明日をも知れぬ孤高の女、江古田ちゃんのなんとも筆舌に尽くし難い感じの日常を描いたインパクト抜群の四コママンガ。シニカルかつシビアな笑いのキレは相当レベル高いです。たぶん非常に女性受けのいい作風だと思うので、アフタヌーンに掲載されているのがちょっと不思議。さまざまなバイトに手を出しつつ経済的死線をかいくぐり、いつもろくでもない男にあっさり体を許してしまう江古田ちゃん。見ていていたたまれないほどたくましい。たまに「あんたがほしいのは母親か愛玩動物だもんね」と男心を突き刺すこといってくれたりして、油断なりません。
8点(2007-11-30 15:52:10)
38.  お茶にごす。
今のところ茶道はあまり関係なくて、人口における不良の割合が異常に高い相変わらずの西森ワールドで、強面の主役が殴ったり殴られたりしている。茶道は文字通りお茶をにごすような感じでしか扱われてなくて、なぜこんな拡げにくそうな題材を選んだのか、ちょっと不思議だ。や、普通に楽しいのは確かだけど。
7点(2007-11-30 00:37:56)
39.  ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
なんともいえない独特のけれん味が好き。可愛らしいものは可愛らしく、不気味なものは不気味に、という自由自在の画がいい。非常に個性的な画風で、たまにジョジョのスタンドっぽい質感の化け物までいる。毎回この世ならぬものたちのが召喚される際の、おどろおどろしい演出がまた楽しい。好き嫌い別れる作風とは思うけど、個人的にはかなりツボにはまっている。
7点(2007-11-25 01:38:23)
40.  アイシールド21
王道だけど、優れた画力と演出の上手さで読ませる。筋書きは目新しさがないようにも感じられるけど、日本人には全然馴染みのないスポーツをここまで普通に面白く語りえているというのは、やはり並々ならぬ力なのだと思う。現在のジャンプ連載ではもっともバランスがとれていて、いい意味で癖がない。とても少年マンガらしい少年マンガで、素直に面白いと思う。
7点(2007-11-25 00:22:16)
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