みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
27.《ネタバレ》 大作で有るが故にやむを得ないのだが、本シリーズは作を重ねる毎にスケールが際限なくアップ、ついに本作ではトム・クルーズ扮するイーサン・ハントは世界の危機を救える唯一の男にまでなってしまった。 内容に関しては他レビュアーの皆様ご指摘の通り、率直に言って上映時間が長くダレてしまう事は事実。 過去作との辻褄合わせもマーベル系映画の様に過去作をそれなりに丁寧に観ていないと「何の事?」となるのは必至。 イーサンの立ち位置が一エージェントを超えて地球を救う宇スーパーヒーロー的になってしまう展開含め、これは最終作であるが故の割り切りが無ければ有り得なかっただろう。 私個人的には一作目の気の毒な方の意外な再登場と活躍や、最後まで中身が明らかにされなかった三作目の「ウサギの足」が多少強引なれど意外な伏線となっていたのは興味深かった。 いずれにしても、公約通り本シリーズはこれで潔くスパッと終わらせて欲しいです。 最後に幾つか。 ・ホワイト・ウィドウが全く登場しない、何故? ・イルサ(前作)とルーサー(本作)が亡くなる展開はやはり寂しい。 ・過去の複数作で見られたユーモラスな描写が減ったのは少々残念。 ・中盤の米露潜水艦チェイスのシーン、米原潜を追いかける露原潜の後ろ姿があの「レッド・オクトーバー号」に見えて仕方が無かった。ほんの一瞬だけれど、これも何かのオマージュなのか? 【たくわん】さん [映画館(字幕)] 7点(2025-06-11 11:29:41) ★26.諸般の事情で吹替版を見に行くことになってしまったのですが、映画開始前にトム・クルーズの肉声の挨拶が聴けたのは、良かったです。本当にコレ、嬉しかった。作品の良し悪しとは関係ないけど。 映画の中に「走るシーン」、それも全力疾走のシーンが出てくると、昔からテンション上がっちゃうのですが、そういう嗜好というのか指向というのか、同様のこだわりを演じ手であるトム・クルーズの方でも持っているようで、これまでの作品でも何度も見せてくれた「走り」を、今回もたっぷりと披露してくれます。 しかしもう一つ、私が偏愛するのが、「疾走する乗り物に人間がしがみ付くシーン」というヤツでして。『カサンドラ・クロス』や『暴走機関車』がなぜここまで好きなのかというと、列車にしがみつくシーンがあるからなのか、それとも好きになる映画ってのはちゃんとそういうシーンも押さえてくれているということなのか。あるいは『レイダース/失われたアーク』のトラックのシーンとか。「ジョン・グレン監督の007映画」なんて、誰にも評価されていないかもしれないけれど(私も手放しで喜んでいる訳ではないけど)、ヘリにしがみつき飛行機にしがみつき列車にぶら下がり、いや、素晴らしいではないですか。 で、今回のお題は、複葉機。『トップガン』のトム・クルーズが、元祖トップガンたるサイレント映画『つばさ』の世界に舞い戻り、複葉機での空中戦を繰り広げます。しかしこれらの作品とは違って、彼はあくまで複葉機にしがみつかねばならぬ。と来れば、やはり私の愛する『カプリコン・1』、なのですが、、、この『~ファイナル・レコニング』で展開されるのは、あの空中戦を撮ったハイアムズですらさすがにここまではできなかった、という、もはや自分の目が信じられなくなるような、「頭おかしい」級の驚愕の空中スタントの数々。 スタント映画の神様がついに舞い降りた、と思う瞬間でありました。 まあ、別の場所で展開される物語と、このアクロバティック過ぎる空中スタントとが並行して描かれるのは、ある意味「引き延ばし」であって、限られた映像素材でいかに長くクライマックスを持続させるか、ということでもあり、結果的にややスピード感が阻害される要因になってしまった感も無きにしも非ずですが、そうであれ何であれ、「えっもう終わり?」とだけは絶対に言わせない満腹感充分のクライマックスになっています。この空中での戦いを表現するのに、どういう映像のショットで見せるのか、に対して、どういうショットが映像化可能なのか、どういうスタントが人間に可能なのか、の究極のせめぎ合い。 で、作品全体としてはどうかというと、これはもう、間延びしてしまってます。『フォールアウト』あたりから顕著になってきていた映画の長さが、今回はついに169分という長さ。それも、前作『デッドレコニング』が「2部作の1作目」という(当初の)位置づけに乗っかって「話のオチはつけるけど収束はさせない」という自由度でもって長尺を乗り切ったのに対し、今回の作品は、MIシリーズ自体の集大成ですとばかり、やたらと過去に遡っては「実はああでした」「実はこうでした」とやりまくる。そんなこじつけみたいな話をいくら聞かされてもなあ、と。お陰で、映画の尺は延びる、テンポは悪くなる。 だけどまあ、この「歳月の流れ」みたいなもの自体が、今回の作品のテーマの一つでもあるんですよね、きっと。トム・クルーズを含め、みんな歳を重ねて。シリーズ初期の、かつての若かった頃の映像が何度も挿入されるたびに、あの若かった時代というものはもう戻ってこないんだなあ、と思わされつつ、それでも年輪を重ねたトム・クルーズが「歳食ってなお」限界に挑み続ける。 などと思っていたら、一緒に見に行った高校生の息子(彼と時間的な都合を合わせるために今回、吹替版になったのだけど)も、要するにこれってそういう映画なんでしょ、みたいな事を言ってて、ああ、同じようなコトを感じてるもんなんだなあ、と。 という訳で、それなりにしみじみともする作品で、しみじみとさせんがために(要は昔の映像を出さんがために)蛇足的な贅肉もついてしまった作品でもあるのですが、そしてまた、登場人物を増やし過ぎていささか手持無沙汰な様子も見られちゃったりもするのですが、そうは言っても、これだけ素敵な数々のシーンがあれば、不満はありません。 中盤の潜水艦のシーンなんて、クライマックスの空中戦とは対照的に、スピード感と言えるようなものは無いのですが、しっかりと、じっくりと、緊迫のシーンを描きつくしていて。 ああ、この映画、見て良かった、と思います。 【鱗歌】さん [映画館(吹替)] 8点(2025-06-08 09:15:52)(良:2票) 25.《ネタバレ》 決して「面白くなかった」とは言いません。。ただ、両手放しで面白かった!というには個人的に前半があまりにも厳しすぎた。 作り手の「アクションだけじゃなくてドラマパートもしっかり作りたい」という気概は伝わってくるのだが、あまりにも説明が多くてその割にアクションは少なく、見ているのがとっても辛かった前半。まるで「八甲田山」(高倉健主演)を観ているような息苦しさに体力を消耗した。 前半説明に重きを置くのであれば、せめてもう少し笑わせるとかなんとかしてメリハリが欲しかった。 勿論このMIシリーズがそういったギャグとかに頼る趣の作品でないことはわかるのだが、なんか全体的にギャグも大人向きというか、軽くフフフと笑わせる程度で(オープニングシークエンスが流れる直前とか)笑わせるならもっと思いっきり、子供も笑えるくらいはっきりして欲しく、ここがトップガンとの違いか。最初から最後までアクションで突っ走るならギャグも必要ないとは思うが。 ただ後半はいつも通りすごくって、とても面白かった。 セスナ機のチェイスのあたりから眠気も吹っ飛んで(すみません前半は気絶しそうになるのを堪えるのに必死でした) まさに手に汗握る展開でとても楽しめた。 それが故に前半もっとどうにかならなかったのかと非常に残念。 【rain on me】さん [映画館(字幕)] 5点(2025-06-02 14:26:15)(良:2票) 24.《ネタバレ》 正直ね。レコニングの1作目でもうついてけないと思ったんだけど、今作のファイナルレコニングは面白かった。 ミッション自体は複雑なんだけど、目的は単純。敵の大将を捕まえて毒薬USBを取り戻し、沈んだ潜水艦を見つけて元祖のコードを持ち帰る。わかりやすくて、純粋にアクションを楽しめた。このシリーズはそうでなくては。 まあ次から次へと危機の連続。 潜水艦の魚雷発射管から脱出するあたりは、助かるってわかってても手に汗握ってしまったぜ。 しかしね、今回の悪役ガブリエルは本人になかなかたどり着けないだけで、いざ対峙したら弱いのなんの。飛行機でのアクションも結局尾翼に激突して自爆って。ラスボスとしての魅力とか腹立たしさがあんまり感じられなくて、倒した時のスカッと具合も足りなかったのは残念。 いやしかしね。 イーサンに全世界の運命がかかってるって。 それはさすがに興ざめだわよ。 このシリーズってそもそもそんな大きな話じゃなかったじゃん。欲張りすぎだぜ、トム。 なんてことを考えながら鑑賞したものの、アクションには大満足。 ヒロインとしては、グレースよりもフランス人のパリスの方が魅力的だなあと思いつつ、そこに加点。 追記。 アメリカ大統領が自国が核を意図的に使用したことを疑われないように、各国の主要都市に加えて、アメリカ国内の大都市にも核を落とす決断を迫られるシーンが出てくるのだけど。 このシーンはどうしても「未知への飛行」と重なる。 結局イーサン頼みで核を使用する決断はできなかったのだが、「未知への飛行」でのニューヨークに核を落とす約束をクレムリンと交わすジェーン・フォンダの苦悩たるや、想像を絶するものがあった。 本作はそのドラマを描き切るタイプの映画ではないし、その苦悩を持て余した感が否めなかった。自国に(他国にもだけど)核を使用するかどうか考えるなんて、映画とはいえ、我々とハリウッドの核に対する感覚はかなり異なることを改めて感じた次第。 【roadster316】さん [映画館(吹替)] 8点(2025-06-01 22:53:39)(良:1票) 23.前作から2年、長かったけど、復習してから鑑賞したので戸惑うことなく観ることができました。 過去作のキャラクターやキーワードが出てきて、ファイナルとして相応しいと思う。30年弱続いたシリーズが終わると思うと少し寂しいです。 【あきぴー@武蔵国】さん [映画館(字幕)] 7点(2025-06-01 22:19:52)(良:1票) スポンサーリンク
全体としてはその様な感想であるトコロで、もう二点だけ申し上げるならば、アクションの質感とシリーズもの(の締め括り)としての意味合い、という点になりますかね。前者は、シリーズのここ数作の特色から変わらず、なるたけCGに頼らない(=トム・クルーズがひたすら頑張る)というコンセプトを含むモノであり、個人的には特にオーラスのプロペラ機のシーンは非常に好ましくハラハラと観れていました。他方、シリーズ過去作とリンクしてゆく様なシーンは、個人的にソコまで本シリーズへの思い入れが強くない+ゆーて30年近くやってるシリーズで単純に覚えてない(+そもそも前作までだってソコまでそ~んな感じだったっけ?)ということもあって、あくまで個人的には「ワリとどうでもいい」的な眺め方にはなっちゃってましたかね。なので、もしご覧になるならその辺をちょっとお浚いしてから観た方がより楽しめるって作品かな…とは思います(⇒7作観るのは正直シンドイですケド)。 【Yuki2Invy】さん [映画館(字幕)] 7点(2025-06-01 16:41:01)(良:2票) 21.《ネタバレ》 【The Final Reckoning】《最終精算》。前作と同じ“レコニング”って単語を使っているけど、意味合いが違ってきますね。【PART TWO】にしなかったことも含め、様々な紆余曲折や台所事情なんかがあったんでしょうね。 今回、前作の予習をしないで観たため、誰がどういった役割だったかとか、結構忘れてしまってました。相変わらずエンティティを“それ”と名付けたのは、字幕を追う際の大きな足枷になってます。 世界中を飛び回るイーサン・ハント。前作はコロナ下で溜まった海外旅行欲を満たすかの如く、世界を跨ぐ大規模なロケ感を感じさせてくれました。本作では海中から大空と、トムの身体を張ったアクションが見所です。相変わらずスケールはデカいんだけど、潜水艦セットの撮影と、ジャングル上空での撮影がメイン。この手のアクション映画ではお決まりの、大都市でのカーチェイス的なものが無かったためか、ちょっとこじんまりとした印象を受けてしまいました。 過去作のキーワードやキーパーソンを絡めるのは、ファイナルらしかったです。特に「あ、この人ってあの人か!」ってなった時は気持ち良かったですね。でも3のアレを出すのは無理やりな気もしましたが…こんな所も作品のこじんまり感に拍車をかけている気がします。 シリーズも8作目ともなると、イーサンだったらどんなピンチも乗り越えてしまうのは大前提です。あとはどれだけ“ピンチをギリギリすり抜けるか?”に期待するんですが…そこがちょっと肩透かしに思えました。“あれだけ注意事項沢山の○○。死に物狂いで〇いだ。さぁどう助かる?”“ただ探すだけでなく、犬〇〇の扱い方から猟銃まで渡されて…さぁどう見つける?”“〇秒で大爆発。さぁどう切り抜ける?”“○○が無い??さぁどう脱出する?”この辺の処理が立て続けに雑だったように思えました。アクション上のスリルはあったけど、脚本上のスリルが欠けていたように思えました。 黒人の女大統領に女の空母艦長。イーサンのチームも人種のるつぼ。大作映画から創りたいものをそのまま創る自由度がどんどん奪われている気がします。それでもトムの身体を張ったアクションは、この時代に、一見の価値はしっかりとあったと思います。 【K&K】さん [映画館(字幕)] 6点(2025-06-01 00:11:06) 20.《ネタバレ》 うーん、前作のデッドレコニングまでは大好きなシリーズだったんですけどねー。今作は上映時間が長くて、個人的にアガる展開になるまでかなりの時間がかかっていたので寝そうになってしまいました(ミッションインポッシブルシリーズで眠気がするなんて!!)。 【良くなかったところ】 ・前半はやたらと会話シーンばかりで、しかも説明台詞が多い ・The Entityを「それ」って訳すのすげえわかりにくい。どうせマクガフィンなんだから「エンティティ」でもいいでしょ。 ・キャラクターが味方も敵も生彩を欠いている。あのベンジーですら・・・ あとパリスはやっぱり敵側でこそ輝くキャラですよ。前作での「嬉しそうにカーチェイスするシーン」のようなはじけっぷりが全然無かったし。 ・妙に人物のアップが多用されていて、それも眠気を誘った一因かも。 ・劇伴がうるさ過ぎ。 【良かったところ】 ・沈没した潜水艦へ単身乗り込むシーン。私はジェームズ・キャメロン監督の「アビス」が大好きなので。でもそれを言うなら、アビスの「沈没した潜水艦へ単身乗り込むシーン」の方が数倍良かったなあ。 ・ラストの複葉機バトルのシーンはさすがに「カラダ張ってる感じ」が凄かったけど、でもフォールアウトのヘリバトルの方が良かったなー。 【ebcdic_ascii】さん [映画館(字幕)] 5点(2025-05-31 19:18:40) 19.おもしろかったです。 でも、不満点がいろいろあります。 1.まず、上映時間が長過ぎる。 まあ、アクション映画なのでいろいろとトムの活躍シーンは見せたいんだろうけど... 2.環境や組合などを配慮してなんだろうけど、出演者は白人オンリーでまとめた方が見やすいよ。 黒人、アジア系、米大統領が黒人女性なんて、どこからも突っ込みを入れられないように配慮しましたよ感が満載で楽しめない。 3.ハラハラとドキドキは違うんじゃないのかな? もっとワクワクとハラハラが見たいんだけど、アクション満載でドキドキばかりに感じる。 4.トムも歳なんだから、裸になるのはやめなよ。 確かに年齢よりは若く見えるけど、裸になると全体的に年相応のだらしなさがあるよ。 結論を言うと、おもしろいですが、粗い内容に映像で、リピートは無いなあ。 【ミスプロ】さん [映画館(字幕)] 7点(2025-05-29 16:39:51) 18.《ネタバレ》 パラシュートはないぞ!絶体絶命か!? どんな機転で切り抜けるんだ!! て、おい!あるやんけ!パラシュート!(笑) ルーサーが急に病気になってたけど、元々だっのか?でも前作の「デッド・レコニング」ではそんな素振り見せてなかったよな〜…シリーズのどこかでそうなっていたとしても忘れてるよそんなの。そこんとこの配慮がほしかったな〜…。 今にも世界が滅びるかもしれないというのに、終始ガブリエル、ガブリエルで、ちょっと変化球がなさすぎるのがやや単調に感じてしまう。期待していたのはA.I.との頭脳戦みたいなやつ。なのにガブリエルばっか追いかけ捕まり逃げて追いかけで意外性がなさすぎる。それに核爆弾をああも簡単にホイ!て用意出来ちゃうのって反則やん!おかしいやん!ガブリエルくん、あんた本当に何者よ!というかガブリエルくん、世界中の核ミサイルが発射されそうな状況なのに、なに呑気にフライトしてるねん。あんたも死んじゃうんだよ。この人は分かってんのか今の状況を┐(´д`)┌ヤレヤレ てかそんな宿敵ガブリエルくんの死に方が…あそこは笑う所なの? 深海・潜水艦でのシーンはたしかにハラハラドキドキはするんだけれど、この映画のウリがトム自身によるマジのスタントだから、CGやセットでの撮影は若干だけどそのハラハラドキドキの熱量が下がるのよね。 トムとヒロインがイチャイチャ関係にならなかったのは個人的には◎まる。あそこまで密着しているにも関わらずなのがまた良い。この映画で唯一の意外な展開でしたね。 このシリーズもこれで終わりなのかな?トムも年だし…でもチーム、リニューアルされたんだよな〜…う〜む…スリのスゴ技あるし戦闘のプロもいるしテクノロジー分野のスペシャリストもいるから、この新チームでの活躍もうちょっとだけ観たいかも。 【Dream kerokero】さん [映画館(字幕)] 5点(2025-05-29 15:16:46) 17.私が好きなのは「スパイ大作戦」のような綿密な作戦で不可能を可能にする頭脳戦であって、「ミッション:インポッシブル」のような力技ではないんだなと言う事を再確認させられました。 本作はこれまでのシリーズのファン向けの作品なのでしょう。私のように過去作をろくに観てないのに「トップガン マーヴェリックが大傑作だったから、もしかしたら本作も面白いのでは?」と期待して観ると期待ハズレになるかも知れません。 IMAXレーザーGTで見たので映像の迫力はありましたけどね。 【alian】さん [映画館(字幕)] 6点(2025-05-27 00:58:07) 16.《ネタバレ》 2025.5.26観賞。 シリーズ第8弾。最終章との呼び声が高い。最後の戦いに臨むオイラ。ヒロインは前回同様の小柳ゆきっぽいアタシ。もう一度観る。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2025-05-26 21:53:01) 15.《ネタバレ》 前作で出てきた万能AIさん、今作は割とポンコツでかわいかったというか。 結局やることが核ミサイルでの人類絶滅なんですね。なんかこうひねりが無いなとは思いましたが、わかりやすい人類の脅威というのはやはり核に頼らざるを得ないのかと。殺人ウイルス等よりもわかりやすい凄みを持ってるからねぇ。 たったワンミスで首を切るエンティティはひでぇやつだなぁと思う反面、ガブリエルもエンティティの目的がわかったら裏切るのは間違いないんじゃないかなと思いました。 総じて舐めプばかりやってるから足元救われたガブリエルがアホっぽくて、どうしようもないやつでしたね。 まあシナリオは全般的にアホっぽくて「そんな無茶な」という事が多すぎるけど、やりたいアクションが先にあって、シナリオはアクションに付随するという製作方法なのでそこは致し方ないか。 海中アクションもやってることはすごいんだけど、個人的にはここはあんまりおもろなかったなぁという印象。結局素潜りで解決とか、イーサンあまりにも超人過ぎる。 でも飛行機アクションは良かったね。アクションとしてすげぇよかったなと思えたのはここでした。 アクションの連発あたりはまあ楽しく見れてたんだけど、前半の会話での長々とした説明パートがつまらなくて。意識がぼーっとし始めて、結局3作目に出てきたラビットフッドが何だったのか、聞いていたけど全然頭に入ってこなかったや。 かといって理解のためにもう一度見るかと言われれば、そこまでって感じでもなかったので、ネットで解説サイトでも漁りますかね。 過去にイーサンがやってきたことがエンティティ誕生につながったと強引な後付けが多かったのは「えー、今更そんなこと言われても・・・」って感じだったけど、過去作の意外なキャラも出てきて、過去作とのリンクがちょこちょこあったのは楽しかったか。途中見てない作品もあるにはあるので、過去作も見直そうかなと思わされた作品でした。 ファイナルとタイトルについているけど、まだまだ続く可能性もあるみたい(製作者がまだ続ける案があるとかなんとか言ってるらしい)。 エンティティもなんか手元にあるし、エンティティを使った続編が出るのか。それともエンティティは関係ない続編が出るのか。 まあトムクルーズもさすがに年が年だし、これで終作にしてしまっても良い気がしますが・・・ 【みーちゃん】さん [映画館(字幕)] 7点(2025-05-26 10:12:12)(良:1票) 14.まず本作全体で表されていたものは、シリーズ全8作品を包括した、イーサン・ハントの“決断”とその“功罪”が織りなす集大成だった。 主人公が、命を賭して果敢に挑み続け、積み上げてきた“ミッション成功”。その結果として存続したこの「世界」は、果たして本来あるべき姿だったのかという、映画世界内における痛烈なアンチテーゼ。 唯一無二の諜報員が突きつけられたものは、世界という「現実」と、それが生み出した新たな「敵」、そして多大な傷みを伴う「決断」だった。 そして、この二部作では、そういった決断とそれに伴う功罪を、主人公イーサン・ハントに限らず、敵味方一人ひとりのキャラクターに課し、ストーリーを紡いだのだと思う。 そこに内包されていたものは、現実の世界情勢に対する、“映画人”トム・クルーズの苦慮と憂鬱だったようにも思える。 前作「デッド・レコニング」の製作開始以降、現実の国際世界は混迷を極め続ける。コロナ禍と戦争、紛争が立て続けに巻き起こり、本国アメリカそのものが混沌の中心に突き進んでいる。 そんな世界、社会環境の中で、「娯楽」としての映画を製作し続けるトム・クルーズの心中は、決して安閑としていないだろう。 現実の「戦争」を目の当たりにしながら、世界の滅亡を防ごうとするスーパー諜報員の活躍を描くというジレンマ。それはそのまま、イーサン・ハントの憂鬱にも直結していたようにも見えた。 本作のイーサン・ハントは常に悲壮感を携え、ギリギリの精神状態で、“不可能なミッション”に挑み、闘い続ける。 それはシリーズ全作のプロットに通じるもののはずだけれど、まったく「異質」なものに感じられた。 ストーリー序盤では、前作から引き続き圧倒的脅威であるAI“エンティティ”に翻弄され、その暴走をなんとか食い止めようと奔走し、画策し、各方面への説得に終始する。そんな冒頭のストーリーテリングには、痛快な娯楽性などはほぼ皆無で、観客側としてもひたすらに“我慢”を強いられる。 後半、ようやく展開される大アクションシーンにおいても、決して安直なカタルシスは得られない。 極限状態の潜水艦潜入シーンも、複葉機に捕まり続ける前人未到のスタントシーンも、アクションシーンとしては当然ながら物凄いし、息を呑み続ける。 ただそれが、映し出される映像と、ストーリー上の緊張感そのままに、“息が詰まる”シーンとして突きつけられていると感じた。 それはトム・クルーズやクリストファー・マッカリー監督の意図通りのシーンであり演出だったのだと思う。 ただそれが、本当にこの映画を鑑賞に来た観客が求めるものだったのかというと、疑問符が生まれる。 個人的な価値観であることを前提として敢えて言うと、「ミッション:インポッシブル」というスパイアクション映画に求めるものは、無論主演俳優が自ら体を張ったアクションシーンもその筆頭だけれど、それ以上に、騙し合いの驚きや痛快さ、そしてイーサン・ハントもといトム・クルーズの会心の“スマイル”だと思うのだ。 もちろん、本作のイーサン・ハントも笑顔は見せるけれど、本作全体が纏う重々しい空気感、それがもたらす、文字通りの“酸欠状態”が、その魅力を半減させてしまっていると感じた。 多くのものを失い、傷つき、満身創痍になりながらも、当然イーサン・ハントは勝利する。ただそこには、過去作のような爽快感や、カタルシスは薄く、一方で大きな疲労感を感じてしまった。 前述の通り、そこにはトム・クルーズの映画製作者としての真摯すぎる姿勢が作品全体に色濃く影響を与えたのだと思う。 現実問題として、実際に傷つき、明確に命を失っていく“未知なる人々”の存在を目の当たりにして、この世界の危機を安直なエンターテイメントに仕上げなかった、仕上げられなかった彼の苦悩はとても理解できる。 それでも、僕は、トム・クルーズには「映画」で「世界」を救ってほしいと思う。 たとえ映画世界の中で、“ギャンブラー”だと揶揄され批判されようとも、イーサン・ハントには、諜報員らしい手段とアイデアで、混沌とする世界を出し抜いてでも、痛快に勝利して、最高の“スマイル”を見せてほしかった。 それは、悲痛な現実に対して、「映画」に許された“マジック”だと思うのだ。 「ファイナル・レコニング」というタイトルが示すものが、本当に“最終作”という意図なのか、真意は分からないけれど、個人的には信じない。 常軌を逸した「映画娯楽」を生み出し続けてきたトム・クルーズであれば、この“憂鬱”の先にこそ真のエンターテイメントを創出してくれると信じて、待ちたい。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 6点(2025-05-25 21:48:27) 13.《ネタバレ》 トム・クルーズのイーサン・ハント最終作と言うことで気合を入れてIMAXで鑑賞。 冒頭いきなりトム君のコメントから入る。相変わらずサービス精神旺盛だ。 前作の続編という扱いにせず前作を見なくても話に入っていけるように、いきなり長いテープ再生から入った。 この辺りは苦肉の策だろう。その後もシリーズの集大成とばかりに過去作の引用が多いが、場面の引用であり別に過去作を見てストーリーを頭に入れておく必要はない。 「こんな場面あったなー、もう一度見たいなー」で充分な作り。この辺りはマーベルと違って親切設計だ。 全体を通して充分楽しめる力作であった。トム君、長い間お疲れさまでした。 が、エンディングが若干引き気味だったのがちょっと引っかかる。まだシリーズ継続に未練があるのかな? 本作で完結で良いと思う。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 8点(2025-05-25 11:32:11)(良:1票) 12.期待し過ぎたのかも。 説明導入が長すぎるのと、中弛みは否めない。 この方法しかないとか、説明しながらとか、せっかくのメンバーがもったいない。 【HRM36】さん [映画館(字幕)] 6点(2025-05-25 00:19:16) 11.《ネタバレ》 <ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE>があまりにも良作すぎたので、期待大で観に行きましたが、結果は不満足でした。この内容なら、前作で完結しておくべきだったと個人的には思います。風呂敷広げすぎて、見辛くて仕方なかったです。薄ーいカルピスを大量に飲まされている感じ。 もう、映画冒頭から説明に次ぐ説明で、お腹いっぱい。導火線のオープニングは毎作高揚感あったのに、今回は拍子抜けだった、この辺りでちょっと嫌な予感はしていたんだけど…。 ルーサの扱いが雑すぎるのもモヤモヤするし、イルサの代わりのグレースは圧倒的に魅力が薄い。ヴィラン?のエンティティ(AI)も魅力に欠ける、というか引っ張りすぎて飽きてしまった。ラビットフットや、ブリッグスはジム・フェルプスの子供等々、後付け設定を出してくるのも好みではない。(ただ、ダンローは良かった) 全体的に画面も暗く、ストーリーも鬱鬱とする展開に、「果たしてこれはミッションインポッシブルを観ているのだろうか」とさえ思った。いやいや、一般的なアクション作品としてみれば十分面白いんですけど、ミッションインポッシブルとしてみれば、シリーズで一番面白くなかったです。ちなみに、前作はシリーズで一番好きでした。 【はりねずみ】さん [映画館(字幕)] 5点(2025-05-24 20:16:45)(良:1票) 10.《ネタバレ》 トム・クルーズもそろそろいい歳だし、シリーズの大風呂敷をたたむにはちょうど頃合いの今作。但しお目当てはトムではなく前作で最凶の仇役として大暴れしたパリスことポム・クレメンティエフ姐さんがイーサンと組んでどれだけ活躍するか、だったのだけど、なんでもっと大暴れしてくれないかなーと不完全燃焼。 「お前を殺そうとした私をなぜ助ける?」で終わった前作ラストからこっち、優しくされることに慣れていないパリスがいちいち戸惑う様子がも~う初々しいったら!負傷したベンジーに手当の経験を聞かれて殺したことしか無いと答えるごもっともなやりとりもマル。例えるなら「鎌倉殿の13人」で山本千尋演じる女アサシン・トウのキャラに通じるギャップが彼女の魅力であり、だからこそ射撃も格闘も相当な腕前の彼女の活躍をもっと観たかった。いっそスピンオフでパリスを主役にした話をやれば絶対面白いのに。 スリ・グレースの今作の役回りは観客寄りの立ち位置で、たとえスリの特殊技能を持っていてもまともじゃ無いくせ者揃いのミッションチームの中では素人同然、短期間で格闘訓練は受けたのだろうけど、イルサやパリスには遠く及ばないところがご愛敬。ローグ・ネイションを思い出す拷問部屋で、イーサンと手下の格闘を映さずグレースの表情と物音・苦痛の悲鳴だけでどんだけ容赦ないんだと思わせる演出も楽しい。ラスボス・ガブリエル?いいんです、あんなの。 総括すれば以前登場した人物たちのその後がいろいろ判って「そーか、そーいうことだったのか」と答え合わせするのが今回のテーマだった最終作だった。大仕掛けと派手なアクションがあれば映画ってそこそこ観客を呼べるだろうけど、これからのトム・クルーズの挑戦とは優れた脚本とアクションに頼らない演技力でどれだけ客を呼べるか、かも知れない。 【rinzou】さん [映画館(字幕)] 8点(2025-05-24 01:33:49)(良:1票) 9.《ネタバレ》 エンディングが格好良すぎる 【SODOMOJO】さん [映画館(字幕)] 9点(2025-05-23 20:19:16) 8.《ネタバレ》 数ヶ月前に公開日がニュースになってから、首を長くして待っていました。同時に、これを観てしまうとおそらくはイーサン・ハントの新たな雄姿を見ることは二度とないのだろうという、寂しさも抱えての鑑賞になりました。インディの最後の聖戦(スカルやダイヤルではない)や、007ノータイムトウダイを観るときと同じ気持ちですが、なんといっても、期間がとてつもなく長かったことから今回が最も感傷的になってしまいました。 結果、期待に違わぬ、これでもか!といわんばかりのアクション満載の3時間弱を堪能できました。 正直、ストーリーはそれほど語るべきことはありません。イーサンに、タイムリミットと何かしら目標となるアイテムを与えるだけのものでしかないです。それが今回のアンチウィルスであり、前作の鍵であり、その前の起爆装置であり、ラビットフットであり・・・。せっかく今回はサイバー空間に巣くうAIという最強の敵を用意したのだから、それを欺くような頭脳戦でもあるのか?とも期待しましたがそれとは逆で、最新技術を使ってしまうと太刀打ちが出来ないから、むしろ体一つで勝負だ!という方に全振りでした。 しかし、そういう物足りないものがあるとしても、心情的にこのシリーズの(おそらく)最終作から減点をするということは、私には恐れ多くて出来ません。 間違いなく、トム・クルーズのようなスターは、今後2度と現れないでしょう。その彼の全盛期と自分の人生が重なっていた幸運に感謝したいと思います。 (追記)いっそのこと、もう1時間映画を長くして、インターミッション入れてくれればよかったのに。トム・クルーズのファンには同世代も多いので、そろそろ3時間近くトイレを我慢してじっとしていることがミッション・インポッシブルになりつつあります。ちらほら途中退出している人がいましたよ。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 10点(2025-05-22 00:43:05)(良:1票) (笑:1票) スポンサーリンク
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