映画『隠し剣 鬼の爪』の口コミ・レビュー(2ページ目)

隠し剣 鬼の爪

[カクシケンオニノツメ]
2004年上映時間:131分
平均点:6.45 / 10(Review 103人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-10-30)
ドラマ時代劇小説の映画化
新規登録(2004-06-20)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2024-03-04)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督平松恵美子
キャスト永瀬正敏(男優)片桐宗蔵
松たか子(女優)きえ
緒形拳(男優)堀将監
小澤征悦(男優)狭間弥市郎
吉岡秀隆(男優)島田左門
田畑智子(女優)志乃
神戸浩(男優)直太
近藤公園(男優)数馬
北山雅康(男優)長谷川
小市慢太郎(男優)広田
赤塚真人(男優)矢崎
笠井一彦(男優)須藤
松田洋治(男優)教官
志乃原良子(女優)
岡田千代(女優)
松野太紀(男優)
綾田俊樹(男優)島田文右衛門
笹野高史(男優)医者
小林稔侍(男優)大目付 甲田
高島礼子(女優)
光本幸子(女優)伊勢屋の女将
田中泯(男優)戸田寛斎
田中邦衛(男優)片桐勘兵衛
倍賞千恵子(女優)
原作藤沢周平「隠し剣鬼の爪」/「雪明り」
脚本山田洋次
朝間義隆
音楽冨田勲
浅梨なおこ(音楽編集)
撮影長沼六男
製作石川富康(製作代表)
大谷信義(製作代表)
松竹(「隠し剣 鬼の爪」製作委員会)
日本テレビ(「隠し剣 鬼の爪」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「隠し剣 鬼の爪」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「隠し剣 鬼の爪」製作委員会)
水田伸生(「隠し剣 鬼の爪」製作委員会)
中川滋弘(「隠し剣 鬼の爪」製作委員会)
奥田誠治(「隠し剣 鬼の爪」製作委員会)
製作総指揮迫本淳一
プロデューサー深澤宏
山本一郎〔プロデューサー〕
配給松竹
美術出川三男
西岡善信(美術監修)
江川悦子(特殊造型)
倉田智子(美術助手)
原田哲男(美術助手)
衣装黒澤和子
編集石井巌
録音岸田和美
深田晃(音楽録音)
北田雅也(効果助手)
東京テレビセンター(オプチカルレコーディング)
西尾昇(デジタル光学録音)(デジタル光学録音)
照明中岡源権
その他松竹衣裳株式会社(協力)
東京現像所(現像)
文化庁(支援)
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💬口コミ一覧

83.ネタバレ 町人である商家へ嫁いだ昔の奉公人を救いに行く武士なのです。この部分が好きです。波長の問題でしょうが、自分にはこれで充分でした。結局、映画を見るたびに粗を探すような見方をせずに済む作品でした。ありがたい。
monteprinceさん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-30 00:12:05)
82.確かに「たそがれ清兵衛」と似たようなストーリー展開で、新鮮味はなかったが、こちらのほうが山田洋次らしい映画だったように思えて、個人的には山田作品としては「たそがれ清兵衛」よりも良かった。出演している役者陣ではきえ役の松たか子が実にいい。実は芝居をしている松たか子を実はこれで初めて見たのだが、アイドルのイメージが強かった(って、何年前の話だよ。)ので、予想以上にいい演技をしているのを見て驚いた。ところで、山田監督の次回作はまた藤沢周平原作の時代劇だそうで、楽しみではあるが、主演がキムタクとのことなのでちょっと心配。
イニシャルKさん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-01-10 03:35:45)
👍 1
81.基本的にチャンバラなんていらない。観たいのはそこに住んでいた人達の生き方や生き様や、それを取り巻く町の様子や世界の様子が観たいのだ。この作品は僕が求めていたそれらにピッタリと合致し、僕に大きな感動と喜びを与えてくれた。変わり行く時代の変化、そこに住む人達の様子、そして侍の心。何もかもが日本にしかない、日本だけの匂いを感じさせ、日本と云う国の歴史や文化の原点を観させてもらったような心境。時代劇の中に登場するチャンバラは最後の最後に少しだけ見せれば良いと思う。黒澤監督の『椿三十朗』のように、ほんの一瞬で伝わる刀の強さや繊細さ。この作品はまさにそれ。美しい映像、演技、音楽。今のこの時代にこれほどまでに洗礼された時代劇を観れた事に感激。同じでも構わない、もっとたくさん観たい。
ボビーさん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-19 10:03:46)
👍 1
80.確かにたそがれで観たようなシーンもありましたが、これは面白い。問題の隠し剣もアリ。人間ドラマもいいし、上司の悪っぷりも時代劇に必要不可欠なほど腹立つので良し。楽しめました。
マキーナさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-16 12:59:55)
79.たそがれと比較すると、私はこちらのほうが好みです。主人公の永瀬正敏は、なかなかよかったです。松たか子は浮くのか、思いましたが結構芸達者です。前回の出演者の多くがまたでていましたが、師匠役になった俳優は、前回は上意打ちを受けた侍でしょうか。顔はどちらも暗くて分かりにくかったのですが、声が似ていました。緒方拳の家老は、あれは結構どこでも見かける上司ですね。
ジブラルタの星さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-05 16:51:41)
78.世間一般の評価、国内外での評価も前作「たそがれ清兵衛」の方が上みたいですが、個人的には今回の作品の方が圧倒的に好きです。山田洋次監督のファンであると共にそれ以上に寅さんファンの私からしたら絶対に「たそがれ清兵衛」よりも「隠し剣 鬼の爪」の方が遥に上です。前作との比較でよく耳にする。または聞いたりするけど内容が似ているとか、二番煎じで新鮮味が無いとか、それは違うと言いたい。山田洋次監督はこの作品の中に「男はつらいよ」の世界、つまり人情というものを入れて心温まる人情喜劇的な作品にしようとしたかったに違いない。私はそう思っています。主人公にしても前作よりも今回の主人公の方が人間味があると思います。ラストシーンでの松たかこ演じるきえとのやりとり、会話、これは山田洋次監督らしい優しさに満ち溢れていて、どう考えても「たそがれ」よりも今回の作品のが良いと思う。山田洋次監督らしさという意味でも今回のがある。そんな気がしてなりません。「たそがれ清兵衛」派の人には申し訳ないけど「たそがれ清兵衛」のが良いという人の気持ちが私には全く解りません。
青観さん [映画館(邦画)] 8点(2005-06-19 20:34:04)
👍 2
77.ネタバレ 初めて映画館で観た時代劇で、朝一の時間帯だったせいか、周囲はお年寄りが多く、途中でお手洗いに行かれる方が多かったことなど、ほのぼのとした劇場の雰囲気が新鮮だった。ストーリーも、喜怒哀楽に加えスリルもあり、結末はハッピーエンド。これが、日本の娯楽映画なんだなぁと、肌で感じた作品です。
kikiさん 8点(2005-01-31 00:40:04)
76.山田監督お願いです、この路線でもう一本作ってください。三部作の格好になれば作品が「二番煎じ」と言われななくなります。
y_osukaさん 8点(2004-12-19 00:29:49)
😂 1
75.「家族」の後に「故郷」、「幸福の黄色いハンカチ」の後に「遙かなる山の呼び声」、そして今回の「たそがれ清兵衛」の後の「隠し剣鬼の爪」。山田洋次監督には、このように傑作やヒット作が出ると、続けて同工異曲の作品が出る例が多いですね。もちろん寅さんみたいにシリーズ化される作品もありますし。その一番の理由は、やはり映画会社(松竹)の要請でやむを得ず、ということなんでしょうね。その結果、前二例と同じく、今回も前作には及ばない、厳しく言えば「二番煎じ」な作品だと思います。けれど、個人的には前作より、こちらの方が好きです。わざと寅さんメンバーを揃えたり、笑える場面が多かったり、山田監督の肩の力が抜けた遊びごころが見えて、「清兵衛」とは色合いの違う楽しい娯楽映画になったと思います。キセルの「あ、首がとんだ」の場面は、寅さん映画ですよね。
とらおとめさん 8点(2004-11-18 23:05:39)
👍 1
74.ネタバレ 最近、サムライを辞める侍の映画が増えてきた。時代は幕末とはいえ、欲深な家老VS下級武士という構図は、日本の経済発展を支えてきた企業の構図とほとんど同じ。企業に縛られて生きていくのに疑問を感じる人にとっては他人事ではない。だから、『ラストサムライ』のサムライ礼賛とは違って、そもそもサムライという肩書きを背負うことへの疑問の視点をもったことでこの映画はひとつ深いところにある気がする。『たそがれ…』が老成した大人の映画だったのに対し、『隠し剣…』は青春映画である。『たそがれ…』にあったぎらぎらした緊張感や、理想的に洗練された立ち振る舞いはこの映画にはない。でも、サムライという肩書きに徹しきれない所(友人の狭間も、最後は鉄砲に殺されて、サムライとして死ねなかった)や、友人討ちを拝命する時の逡巡する態度、たまにがさつで不器用な立ち振る舞いに若者らしさがでてる。この味わいも悪くない。「もう2度と人を殺したくない」というのは、間違いなく若者の台詞である。大人なら「そういう運命も仕方がない」になりそうだから。がんばれ若者。僕も含めて。
wunderlichさん 8点(2004-11-05 09:08:26)
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73.素晴らしかったのは、二人で海を見に行く場面。片桐の数歩後ろをついていく松たか子は、まさに古き良き日本の女性。どこから見ても夫婦なのに、あんなに近くにいるのに、二人の間には大きな壁がある・・・。

幕末という時代もあってか、抗うことの出来ない大き力が随所に見られた。それは身分であったり、上からの命令であったり、迫り来る近代化の波であったり。そんな流れに呑み込まれそうになっても、自分自身の「信念」に従い、自らの足で生きる姿。そんな片桐の生き様に、剣の腕だけではない人間としての「強さ」を感じたのです。

確かに『たそがれ清兵衛』と共通する部分が非常に多いけれど、なぜそれがいけないのだろう、というのが自分の正直な気持ち。むしろ、変わってもらっては困る。毎年田舎に行くように、二、三年に一度、山田洋次監督の藤沢周平時代劇を見続けていきたい。故郷に帰ったような暖かさがあるし、何より、自分の世代にはそういう映画が無いから。
紅蓮天国さん 8点(2004-10-30 17:29:40)
👍 2
72.本作も十分に面白い映画ではありますが、同じ監督作品とは思えないくらいに「たそがれ清兵衛」の完成度が高すぎました。本作は脚本の練り方も「たそがれ」ほど時間をかけていないようで、かなり無理な設定や話運びが目立ちます。また比較するのは酷ですが「たそがれ」の眞田広之×宮沢りえ×田中泯の完璧布陣と比較してしまうと、どうしても役者の格の違いを感じずにはいられません。例えるならば「たそがれ」=世界基準、「鬼の爪」=邦画基準、「武士の一分」=昼ドラ基準といったところでしょうか。

ただし、鬼の爪を使うラストのワンカットはやたらとカッコいい。このワンカットを見る為だけにこの映画を手に取っても間違いではないでしょう。でも実のところ友を斬るために教わった「実用的な立ち回り」と、「秘伝 鬼の爪」はどちらも結構ショボい技で、姑息は言い過ぎにしても極めて侍の精神に反する戦い方であったといわざるを得ません。また小澤征悦扮する(狭間弥市郎)の妻、高島礼子のエピソードが無駄に主張していて浮いているように感じました。そもそもこのシーケンスは本筋上は無理に入れなくても問題無いエピソードで、ちょっと盛り込み過ぎてしまった感じさえ受けます。(結局のところ高島礼子自体がミスキャストではなかったか?)

あと、この作品を邦画レベルに落としてしまった最大の汚点は、松たか子扮する(きえ)とのぬるい恋愛模様でしょう。(本作においては)悪い意味で山田洋次監督らしい癖がここで出てしまいました。藤沢周平原作の映画化なのでここはグッと辛抱して、表情だけで心情が判る物悲しい描写もしくは清々しい描写を期待したかったところですが、ベタな少女趣味の流れになってしまいました。しかしこの部分を否定してしまうと本作を全否定したことにも繋がりかねず、なかなか難しいバランス感覚ではあります。まあ結局のところ「たそがれ清兵衛」が良すぎただけなのかもしれません。松たか子の愛らしさに免じて少し甘い評価で。
アラジン2014さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-10-20 16:40:09)
71.ネタバレ 『たそがれ清兵衛』は観ていないのでともかくとして、『必死剣鳥刺し』には展開が似ていると思いました。しかし、ラストが大きく違う。ラブコメか!?とツッコミを入れたくなりますが、朴訥な剣の使い手が不幸になって終わる作品を観すぎているので、これは一服の清涼剤と言えます。
次郎丸三郎さん [DVD(邦画)] 7点(2021-08-22 22:35:54)
70.「それはご命令でがんすか」というセリフが三度繰り返され、最後は封建思想を抜け出たときの冗談めいた言葉になっていて、そのうつろいが山田さんの思想の表明なんだろう。この監督はいつも終わりの着地の地点がダラダラし緩くなってしまうものだったが、今回はサッと引いていていい。高島礼子が訪れてくるところも、意外に凄味があって見直した。底に流れているのは砲術の時代の侍の気分。なんじゃあれは、と昔気質の人には言われている。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 7点(2014-02-16 09:39:18)
69.<原作未読>なにか特別唸るような展開がある訳ではないし、派手な演出もないが、丁寧な作りが素晴らしい。山田洋次監督の映画作りに対する真摯な姿勢が見応えに繋がった。俳優陣も良い。緒形拳になんつー役をやらせるんだ!って思いはちょっとあるけど、とにかく雰囲気をぶち壊すようなヘタクソは一人もいないし、なんと言っても永瀬正敏がこんなに良い役者とは知らなかったなー。出番は少なかったけど意地悪女将も上手い。。なんて思ってたら「男はつらいよ」シリーズの初代マドンナの女優さんと知ってビックリ。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-02-04 17:31:28)
68.たそがれ清兵衛を観た事がある人は、だいぶ間を置いてから見た方がいいかも。話の流れが似ているので。でも、これはこれで十分面白い。そして、非常にかっくいい。
ケンジさん [DVD(邦画)] 7点(2012-11-24 23:49:49)
👍 1
67.ネタバレ 隠し剣はまさに隠れていた!「鬼の爪を受け継いだのだろう。見せてみろ。」「お前との果し合いに使うような剣ではない。」うん、その通り。使えばひんしゅくものですね。で、どこで使うのだろうと思っていたら、そこかぁー。そんでそう使うのかぁ。まさに隠し剣!でも隠し剣使われちゃうほど、ひどいことをしているとも思えなかったのですが、まぁいいか。他に使うとこありませんし。「たそがれ~」を見てみようと思っています。みなさんのレビューを拝見すると、見なくても良いような気がしてきて、むしろ見ないほうが正解のような気さえしてきたので、逆に見てみようと思います。
たきたてさん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-09 20:24:44)
👍 1
66.ネタバレ なかなかよかったです。情緒ある笑いを織り交ぜることで、作品自体が重くならない。山田洋次の熟練っぷりが遺憾無く発揮されているなと感じました。それと、役者さんたちのズーズー弁がとっても上手だなと思いました。皆さんかなり練習されたんじゃないかしら。
あろえりーなさん [地上波(邦画)] 7点(2009-11-23 22:58:27)
65.仲代の切腹と比較してはいけませんが、現代の時代劇もいいですね。
TVのビデオ録画で視聴したのですが、3倍&古いテープに撮ってしまったようで、画面がチカチカだったのが残念(俺が悪い)。

たそがれ…にも挑戦してみます。
にゅうたいぷさん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-06-22 18:01:59)
64.ネタバレ 映画としての深みとかは足りない気がしましたが自分の好みだったのでちょっと甘め。
たそがれ清兵衛の方は未見なので比較できませんが、武士の一分と同じ様な空気が流れていて何だか似てるな~と思いました。
山田洋次監督はこのパターンを撮るのが好きなんでしょうか?
主人公もストーリーもずーっと地味なまま進んでいくので松たか子の華が凄かったです。
2人の恋愛も悪く言えば表現不足で良い意味で純な感じがでてて私は好きでした。
ただ決闘シーンの鉄砲はいらなかったかも・・・どうしても腕が吹っ飛んだり大げさに血が出ると嘘くさい感じがします。どうせなら立ち回りをもっと派手にした方が良かったんじゃないかな~
ただどうしても田中邦衛と吉岡秀隆のシーンで純!となってしまい北の国からに引き戻されてしまいました。ある意味ミスキャストだったんじゃないかと;
ハリ。さん [地上波(邦画)] 7点(2009-03-07 12:54:49)
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 103人
平均点数 6.45点
010.97%
121.94%
200.00%
332.91%
454.85%
51413.59%
62322.33%
72423.30%
82423.30%
954.85%
1021.94%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review8人
2 ストーリー評価 6.50点 Review12人
3 鑑賞後の後味 7.08点 Review12人
4 音楽評価 5.80点 Review10人
5 感泣評価 5.00点 Review10人

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