映画『SAYURI(2005)』の口コミ・レビュー

SAYURI(2005)

[サユリ]
Memoirs of a Geisha
2005年上映時間:146分
平均点:6.60 / 10(Review 95人) (点数分布表示)
公開開始日(2005-12-10)
ドラマ伝記ものロマンス小説の映画化
新規登録(2004-11-13)【rothschild】さん
タイトル情報更新(2025-04-12)【イニシャルK】さん
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監督ロブ・マーシャル
助監督ジョン・デルーカ〔振付〕(第二班監督)
演出ダグ・コールマン(スタント・コーディネーター)
アレン・ロビンソン(スタント・コーディネーター)
キャストチャン・ツィイー(女優)さゆり
渡辺謙(男優)会長
役所広司(男優)
ミシェル・ヨー(女優)豆葉
桃井かおり(女優)おかあさん
工藤夕貴(女優)おカボ
コン・リー(女優)初桃
ケネス・ツァン(男優)鳥取少将
ツァイ・チン(女優)おばちゃん
マコ(男優)サカモト
ケイリー=ヒロユキ・タガワ(男優)男爵
大後寿々花(女優)少女時代のさゆり
ユージニア・ユアン(女優)こりん
カール・ユーン(男優)コウイチ
テッド・レヴィン(男優)デリックス大佐
渡辺謙会長(日本語吹き替え版)
湯屋敦子初桃(日本語吹き替え版)
唐沢潤豆葉(日本語吹き替え版)
役所広司延(日本語吹き替え版)
桃井かおりおかあさん(日本語吹き替え版)
工藤夕貴おカボ(日本語吹き替え版)
脚本ロビン・スウィコード
音楽ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]
編曲コンラッド・ポープ
撮影ディオン・ビーブ
製作ダグラス・ウィック
ルーシー・フィッシャー
スティーヴン・スピルバーグ
ジョン・デルーカ〔振付〕(共同製作)
ドリームワークス
コロムビア・ピクチャーズ
製作総指揮ゲイリー・バーバー
ロジャー・バーンバウム
配給松竹
ブエナビスタ
特撮カフェFX社(視覚効果)
美術ジョン・マイヤー(プロダクションデザイン)
グレッチェン・ラウ(セット装飾)
ガーソン・ユー(タイトル・デザイン)
振付ジョン・デルーカ〔振付〕
衣装コリーン・アトウッド
編集ピエトロ・スカリア
録音ケヴィン・オコンネル[録音]
ゲイリー・A・ヘッカー
ワイリー・ステイトマン
グレッグ・P・ラッセル
字幕翻訳戸田奈津子
スタントエリザ・コールマン
西脇美智子
その他奈良橋陽子(キャスティング)
あらすじ
下女として芸者館に売られた9歳の女の子の千代(大後寿々花)は、芸者の初桃(コン・リー)の苛めに遭いながらも、会長さん(渡辺謙)と出会ったことをきっかけに芸者の道に進む決意をする。そして15歳になった千代(チャン・ツイィー)は、一流芸者の豆葉(ミシェル・ヨー)に見込まれ「さゆり」と名乗ってその類稀なる才能を開花していく。想像を絶する映像美を背景に、いま女たちの戦いがはじまる!
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💬口コミ一覧

95.やっぱり一番好きなのはこの映画だな、と実感。
評判は低めなのですが、私がぜひ観てほしい!とおすすめするのがSAYURIです。

なんといっても映像の美しさ。和風を好む方なら気に入ること間違いなしです。
紆余曲折しながらのハッピーエンド。私は涙なしには観れませんでした。

俳優さんに関する豆知識を入れてから再度観ると、
また違った発見ができます。
らんまるさん [DVD(字幕)] 10点(2013-03-16 00:12:01)
👍 1
94.色々と突っ込みどころはあるものの、とても綺麗な映画であると思う。
日本の伝統や日本の文化を楽しむというより、
あくまでも「日本的な美」を楽しむ作品だろう。
そういった視点で観ると、驚くほど美しい映画であることが分かる。
内容もさほど悪くは無く、純粋に楽しめる映画なのでお勧めしたい。
あと、登場人物の中でもコン・リー演じる初桃に特に注目して欲しい。
正直、彼女の演技に凄く感銘を受けました。
功聖良さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2014-04-03 22:14:35)
93.なんと言っても、この映画で圧倒的にいいのは、陰翳ですね。ほんと谷崎ですね。・・・・・・夜の暗さと、灯りの濃淡、陰翳です。芸者ものといえば、例えば溝口なのかもしれませんが、白黒映画では、この陰翳は鮮やかにはでません。相撲のところのシーンもいいですね。その後の後半の舞台でのチャンツィーの踊りも、いってみれば女歌舞伎風で創造的です。とにかく、全編、絵だけはいいですね。・・・・曲がった路地は全く京都には見えないけど。・・・・・ただ、貧しさ、姉妹の別離、女の嫉妬、戦争、置屋、初恋、顔の醜さ(延)、などなど色々なテーマを入れ込もうとするものだから、いったい何が言いたいのかわかりませんね。メインは芸者の純情というものかもしれませんが、他の要素に埋もれてしまって、鮮明ではありません。・・・・・それにアメリカ的な標準的なモラルを前提にすると、この世界は、実は全く描けないし、説明できないのではないかなぁ。ほんとに描こうとすれば、色々と批判を受けて商業的に失敗してしまうでしょう。・・・・・・・・あと、渡辺謙と役所広司の対決では、役所広司でしたね。というか、この作品では、渡辺謙は全然演技できていないというか、ほとんどイモでした。役所広司の不戦勝というところでしょうか。まあ主役の女優陣を盛り上げようとはからいなのかもしれませんし、この脚本だと、どう演技していいかわからないかもしれませんけど。
王の七つの森さん [DVD(字幕)] 9点(2006-07-20 00:06:06)
92.ハリウッドの戦争ものでは、ドイツ兵やロシア兵も平気で英語をしゃべっている。日本兵ですら。日本を舞台にした作品でも、結局はアメリカの映画である。それにしては、芸者の世界をよく描いている。原作がしっかりしているからか。日本の文化であっても、庶民には遠い世界であり、同じ日本人でも、あの進駐軍と同じ目でしか見れないのかもしれない。私自身もほとんど知識がないのが正直なところではある。なるほど、こういう独特の文化があるんだな、と、中国人が演じるアメリカ映画で感心している日本人がいる。
パセリセージさん [DVD(字幕)] 9点(2006-07-18 23:06:17)
91.注目はやはりアジアンビューティーことチャンツィイーであり、彼女がいまや問答無用の大御所になっていることは周知の事実なのですが、圧倒的な美的感覚に優れた映像を通して神々しいまでの彼女の美しさがひしひしと観客に伝わったことでしょう。その貫禄と風格は「厳か」という他ありません。チャンツィイー以外の俳優のすべてが彼女の下僕に見えて仕方ありませんでした。ところで無名のころのチャンツィイーは、キラリと光る原石のような天然の魅力があり、自分の美しさにまったく気がついていない無垢な「美」があったと思います。当時は末恐ろしい女優だと思ったものですが、ところが「SAYURI」では、絶頂を極めた彼女が、まさにアジアナンバー1と呼ばれる自分の美しさを自覚し、そしてその類い稀なる美貌を自ら思う存分に魅せようとしている、そして彼女には他を寄せ付けない圧倒的な武美があり、ゲイシャという役柄を通して、その端麗な容姿から縦横無尽の立ち振る舞いを惜しげもなく披露する、それはまさにこの映画がチャンツィイーの、チャンツィイーによる、チャンツィイーのための作品だということを誇っているように思う。その彼女の恋愛相手となるべく日本男児は、別所・渡辺謙。彼らは日本ではかなり有名な俳優ではあるが、チャンツィイーの前ではもはや奴隷に等しい。彼女の圧倒的な存在感は他の俳優の追随を許さない。ロブマーシャルの魅せる耽美な世界観と世界を美貌で屈服させたチャンツィイーによる美の競演に酔わずにはいられない。ブラボーチャンツィイー
花守湖さん [DVD(字幕)] 9点(2006-07-14 22:42:24)
90.言いえて妙だけれど、“一国の文化”というものは、他国のそれと交じり合うことで、初めてその「本質」と「価値」が見出されるものなのではないか、と思う。
異国の捉え方と表現方法によって、自国の人々が“知らなかった”価値が生まれることもあるのだ。そういうことをこの映画は、燦然と見せつける。
「芸者」という女の生き方。望まぬままにその「運命」へと導かれ、その道程を生き抜いていく一人の女の様があまりに激しく、あまりに美しい。
辛苦の末にようやく手に入れた待ち望んだ“ぬくもり”。
しかし、それでも彼女は「芸者」なのだ。その人生には、もはや神々しさすら覚える。
必ずしも日本という国と芸者という文化を「リアル」に描こうとせず、その文化がもつ本質的な「美意識」を最大限に優先して描かれた映画世界が素晴らしい。
台詞の中に、英語と日本語が混在する脚本&演出方法にも、全然違和感がなく、演者の表現力を最大限に引き出す効果へと繋がっていると思う。
冒頭にも言ったが、他国の文化との“混じりあい”が、素晴らしい世界観を生み出した要因だ。
この作品は、どうやったって日本人だけでは、描ききることができない「日本映画」だと思う。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-14 01:59:59)
👍 1
89.日本の美しさを大切にして下さっていると、とても嬉しくなりました。
ロブ・マーシャル監督のこだわりの映像が実に美しい。
そして女優さんたちの迫真の演技とも相まって、ぐいぐいと引き込まれました。
私はミッシェル・ヨーさんのファンですが、本作でも本領発揮です。カッコいい~!
そしてコン・リーさんのキレっぷり、ここまでやれるのは流石です(尊敬)
マーシャル監督は女の戦い、女の本性を描くのが実に上手い。
長年女をやっているので、「こういうことあるある~。」と頷くことしきりでした。

不満と言えば・・私の観た時間は字幕版しかなく、「どうして渡辺謙さんと日本の子が話すのを英語で聞かねばならんの?」とは思いました。
芸者のお話しなのですから、DVDが出たら日本語で聞きたい。
たんぽぽさん [映画館(字幕)] 9点(2005-12-13 20:26:46)
88.暗い、文学的な映画だと思って見に行ったのですが、予想以上にすばらしい映画でした。物語のはじめからグイグイ引きこまれて時間は長めの映画ですが途中でだれることも無くストーリーにひきつけられ最後に盛り上がるところも有り、私は好きです。後から監督はシカゴを撮った人だとわかり、なるほどなあと思いました。日本人でないチャン・ツィイーが主役をやることもまったく違和感がありませんでした。さゆりをいじめる初桃役のコン・リーがとても良かったです。他の俳優では、桃井かおり、渡辺謙、主人公の子供時代を演じる大後寿々花の演技もよかったです。ただし、時代考証とか細かい所で気になるシーンはあります。でも私はそれ以上にストーリー展開に引き込まれてそんな点もそれなリに楽しめました。個人的にはイングリッシュペイシェントやドクトルジバコを見た時と同じイメージを感じました。私がアカデミー賞選考委員なら1票入れます!
Takshiiさん [試写会(字幕)] 9点(2005-10-31 18:54:11)
87.米国映画の「SAYURI」なのだから日本人である私たちから見れば違和感があるのは当然だろう。だけど日本語吹き替えで見ると何とか見れるし、物語自体は悪くない。むしろ芸者というものを世界に紹介する上で貢献したのではないかと思う。配役は国際色豊かでさすがに多民族国家米国を彷彿させる。日本人が子役で大人になると向こうの人が演じるというのもなかなか、こういったのを是とするか否とするかで評価は大いに変わってこよう。少なくとも米国映画SAYURIとしてはアカデミー賞に値すると思う。役者としてはコン・リーが私好みなのかなかなか良かったと思うし、子役大後寿々花が光る。そして目立たぬがナレータが断然すばらしい。そう思ったのは私だけだろうか。
ESPERANZAさん [DVD(吹替)] 8点(2012-11-14 19:03:06)
86.ネタバレ 予想外に面白く感じた作品でした。どう考えても妙なキャスティングで違和感ありまくり?かな?と不安を感じつつも、吹き替え版と字幕版どちらも鑑賞させて頂いた結果。褒める場所も多ければ、けなしたくなる箇所も多かったのも事実です。長くはなるが1つ1つ上げてみよう。コン・リー意外に下手(コラ)チャン・ツイィー案外上手いが、下手。ミッシェル・ヨーこれ又ビックリバリバリ上手い!演技力の凄さに腰抜けた。桃井さんいつもと変わらぬ漫画(劇画から抜け出したような迫力には脱帽)な演技は安心出来た。物語の進行は、あくまでも外人の目から見た京都置屋なイメージなのか実際の所、本当はどうなのかを知らぬ無知な1鑑賞者としてはコメントしづらい。金融列島のお兄さんはやはりハリウッドクラスで上手いし、バットマンビギニンズのお兄さんも良い味出していてサイコー。ただどうしても違和感が拭い去れないのは、置屋文化(お茶屋とするべきか?)が秘めたる場所であるのが最大の要因かも知れない。時代背景もイマイチぴんとこないし。そう言った意味では駄作でもあると言えるが、名作とも感じました。ただ、とても印象的なのが、日本人俳優の演技力は中国人俳優を越えていると思えたことが一番嬉しかった。セリフだと一番生きているのが終盤あたり。いつまでも惚れた女を待てるハンケチのお兄さん(鼻緒結びだったかな…)の長い時間をかけた情愛行動が、中国数千年の歴史よりも永く大きな日本の情の深さだと思わせるあたりは流石スピルバーグ(ドリームワークス)だなぁ、って感じ。点数の全てはミッシェルに差し上げたい。 でも本当はマコさんが全てなのだよ(笑)
成田とうこさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-10-31 20:40:51)
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85.キレイな映像で、エンディングも良かった。ついでに舞の海も良かった。
山椒の実さん [DVD(吹替)] 8点(2007-10-21 21:39:13)
84.ネタバレ 予想に反してハーレクイーンロマンスでした。そして、これも予想に反してハーレクイーンロマンスを苦手な私が楽しく見てしまいました。最初、英語を話す日本の話というのでピンと来ないかなと思っていたけど、ロシアなのに英語で話している「ドクトルジバゴ」同様に映画にはまりました。外から見て描いた日本がとても美しく豪華で、イツァーク・パールマン、ヨー・ヨー・マの音楽と相まって酔わせてくれました。「初恋の来た道」のころは、どこがいいのか少しもわからなかったチャン・ツィイーですが微妙な感情表現で、ミシェル・ヨーの押さえた演技ともども、うまいなあと思いました。ただ、惜しむべきはコン・リー。本来の彼女なら、もっと迫力のある芸者を演じられたのではないかと思ってしまいました。主役じゃなかったから力を抜いたのかな・・。
omutさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-05-22 04:12:09)
83.♪三味とォ(オ、オ、オ)踊りはァ(ア、ア、ア)
 習いもするがァ(アーー//ーー)
 習わなくても 女は泣ける
 つらーいい さだめのォ(オ、オ、オ)
 花街育ちーー
 義理が 絡んだ はーー//ーーなーばかりーー
(♪「下町育ち」by笹みどり・・中年以上のかた、御同唱ありがとうございます。)

というお話をアチャラ味でコッテリ撮ってくださったのですね。
京都のおかたは怒ってはるか、呆れてるか、笑いこけてるか、の
いずれかもしれませんね。
でも、ハリウッド製だから、コトバが、着付けが、舞いが、、
あれこれと違和感のある箇所を直して満足しよう思ったら
この映画のキャスト・スタッフ・専門業者?さんたち
(呉服商さん、小間物商さん、着付け髪結いの先生、等々)
をオール京都人・京都ロケで作る以外にないのでは、などと思います。
なので、素直に負けを認めよか?(笑)。
中国人陣も最強ですやんかぁ・・(毎度ながら細部まで上手いコンリー姐、10数年前なら千代を演じたかったでしょう。/予想外によかったヨー姐、日本人みたい、、何着ても似合うわ、素敵。/この役は彼女しか思いつかないかもの笹みどり<関係ないか>顔系チャン・ツイィー。可哀想な感じしないのが難。笑/置屋のおばちゃん、文句なし。/♪ヨーヨー・マで〆。たまらんわ♪)
日本勢は、、寿々花ちゃんと橋の上の会長さんの笑顔にやられたわ(単純ー)。
最後も同じように見つめ合い、わかり合い、微笑み合ったら、もっと嬉しかったかな私はね。(日本人んー。)

工藤夕貴の誕生日に逝ってしまった♪井沢’八’郎に合掌して
8点。やんちゃ親父は本作に関係ない?いやいや、、
♪くじけちゃならない 人生が
 あの日ここから 始まった
(♪「あヽ上野駅」)・・いまや、舞妓さんがインターネットで税申告・納税するようになりましたが、芸を磨き、お客様に尽くす姿は舞妓はん・芸者さんの世界だけだけじゃないはず・・みんなこういう気持ちでがんばればいいんよねー。おカボちゃん、永ぅお悔やみ。

かーすけさん [映画館(字幕)] 8点(2007-01-24 15:14:23)
82.ネタバレ ラストサムライが全然受け入れられなかったのと、原作読んで面白くなかったので、期待しないで見たのがよかったのか、2時間30分あまり退屈することなく楽しめました。単調な話のようでいてテンポがいいので飽きません。出演者がみんな英語なんで、祇園が舞台の映画を見ている、というより「千と千尋」のようにどこか空想上の街が舞台の映画を見ている不思議な感覚も気持ちよかったです。ただ、おねえさんとの後日談が映画ではあるんだろうなと期待していたんですが、そこだけ「はたき込まれ」ました。あと流し目で殺されるなら、やっぱヨーよりもツィーだなあ。
かけさん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-06 23:06:14)
81.どうせ、「ラストサムライ」と同レベルだろう~と、期待せずに観たのですが..いやはや、それは間違いでした..面白かったです..脚本が良かったですね~ 映像はハリウッドだけあって文句なし..出演者も好演..(少女時代の千代を演じた大後寿々花、すごくハマってました) 期待以上の出来に、驚き!! (日本人としては、皆さんご指摘の ゴ~ン はないですね..)
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-10 12:20:07)
80.ハリウッド製作で主人公をはじめ芸者役が日本人ではなく、チャン・ツィイー、コン・リー、ミシェル・ヨーという中国人女優ということで観る前は多少不安があったのですが全く違和感なく見ることができました。渡辺謙、役所広司、桃井かおり等の日本人俳優もそれぞれいい演技をしていましたが、さゆりの少女時代を演じた大後寿々花が一番輝いていました。シカゴの監督らしく映像や踊りのシーンや音楽は素晴らしかったです。あと相撲観戦のシーンに舞の海が出ていましたね。
ジムさん [DVD(吹替)] 8点(2006-07-10 11:20:45)
79.ネタバレ スピルバーグが製作に行き詰ってたこの作品を、見事「シカゴ」のロブ・マーシャルが映像化したなあと、まずはその世界に感心しました。そして悲恋が苦手な私としては、ハッピーエンドで個人的に救われました(笑)チャン・ツィイーの青い目の恥じらう芸者、とことん敵役のコン・リーの初桃の妖艶さ。そして豆葉を演じたミシェル・ヨーの着物の似合いっぷりと貫禄。とことん紳士なケン・ワタナベ。さほどの存在感も無かった延さん役の役所、敗戦後の格好が「ブレードランナー」のレイチェルにしか見えなかったおカボ役の工藤夕貴。おかあさん役がまさに適役の桃井かおり。これらのキャスティングがしっかりしてたので、中国人が日本を舞台に芸者を演じるアメリカ映画にさほどの違和感を持たず、しかもシナリオが面白かったので中だるみも感じませんでした。ただ、やはりヨーヨー・マの音楽、引きの画で目立つ街並みは「中国系日本」という感じは否めませんでした。それでもそこを割り切ってしまえば十分に楽しめる作品でした。でも何と言ってもチャン・ツィイーのしおらしさに「初恋のきた道」が久しぶりに重なりました。爺さんや外人が皆モノにしようと頑張ってましたが、最後は初恋の人と相思相愛になれて良かった良かったw
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-09 20:59:29)
78.英国で見ました。見る前は主役は中国人だし・・とか思ってたけど、すごい良かった。ゴメンネ、チャン・ツィイー。てか・・コン・リー綺麗すぎですよね。年齢を知って超びっくりしました。そして中途半端に日本語!最初のシーンは字幕もなしに日本語喋るからびっくりしたよ。こちらの国の人わかんないじゃん!と。あー。雅な国だなぁ日本って・・。
ネフェルタリさん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-05 06:36:24)
77.劇場で見てきました。この映画は、大正末期から昭和の戦後までを駆け抜けた一少女(あえて一女性とは言いません)を描いたものです。・・・って、さっき書店に行ったらこの映画の原作書いた人って、純正アメリカ男性やん!正直びびりました。原作:アメリカ人、製作:ハリウッド、監督:アメリカ人とくると、今までの経験では、激しい勘違のある珍妙な日本に爆笑できる作品ばかりだったと思うのですが、この映画は日本人が作る以上の「和」を見事に画いています。すべてが美しく描かれており日本人としてうれしい限りです。皆さんが言っている「神社で鈴引いたら鐘がゴーン」で、少し椅子からズリそうになった以外は全く違和感がありませんでした。2時間40分という長時間(終わった後に知りました)ですが、全くだれる瞬間がありませんでした。文芸作品としてはすごいことです。映画が進むにつれ、使われている言葉が英語だということすら全く気にならなくなっていったのは不思議な感覚でしたね。。とはいえ、主役級の女性に日本人が配置されていないのは寂しい限りです。工藤夕貴さんはハリウッドがメインの活躍の場だし、桃井さんは無国籍^^;な女優さんなんで、日本発の女優さんっていなかったような。監督曰く、日本の女優さんは踊りが踊れなかったから配役しなかった、とのこと。それにしても、ツィイーにしろ、ミッシェルヨー、コンリーにせよ、違和感なく日本の風景に溶け込んでいましたね。おみごとです。日本の女優で唯一強力な存在感を主張したのはSAYURIの子役の大後寿々花ちゃんでしたね。鳶色の瞳(コンタクトだろうけど)で見事な英語での演技をする彼女はお見事でした。日本の映画界は彼女のような金の卵を大事に育てていくべきでしょうね。せめて日本の作品の主演女優は日本女性にやっていてもらいたいものです。
ぐっきいさん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-24 20:51:35)
76.この映画のつくる世界観にどっぷり浸れた。とりわけチャンツィイーに和のテイストを加えた姿は本当にきれいで心を射抜かれた。日本の伝統的な着物やしぐさなどに心を奪われたということは私も日本人であったということか。外国の人が見てどれだけ心を動かされるのかはわからないけど、この映画がアメリカ人によって描かれたことを考えると、和の美しさは世界に通用するのだろう。しかし、せっかくアメリカ人のつくった日本の美に魅了されていたのにアメリカ軍の登場により、うちくだかれてしまったのは残念。そこから少し冷めてしまった。それと、主要人物は3人の芸者だと思うが、日本人役なのに、それを日本人が演じていないことも重ねて残念。主役を張れるような世界に通じる日本人女優が出てきて欲しい。ま、とにかく、見所はたくさんあるけれど、一番はやはり芸者役を演じるアジア女優達のふるまいの美しさでしょう。和風の上質な色気にうっとりすること請け合い。
日向夏さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-05 11:18:14)
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【点数情報】

Review人数 95人
平均点数 6.60点
000.00%
100.00%
200.00%
322.11%
444.21%
51414.74%
62526.32%
72425.26%
81818.95%
977.37%
1011.05%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.30点 Review13人
2 ストーリー評価 6.31点 Review16人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review16人
4 音楽評価 6.53点 Review15人
5 感泣評価 6.21点 Review14人

【アカデミー賞 情報】

2005年 78回
撮影賞ディオン・ビーブ受賞 
作曲賞(ドラマ)ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]候補(ノミネート) 
音響効果賞ワイリー・ステイトマン候補(ノミネート) 
音響賞グレッグ・P・ラッセル候補(ノミネート) 
音響賞ケヴィン・オコンネル[録音]候補(ノミネート) 
美術賞グレッチェン・ラウ受賞 
美術賞ジョン・マイヤー受賞 
衣装デザイン賞コリーン・アトウッド受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2005年 63回
主演女優賞(ドラマ部門)チャン・ツィイー候補(ノミネート) 
作曲賞ジョン・ウィリアムズ[音楽・1932年生]受賞 

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